ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

【水郡線 周遊ルート】 久慈川の清流を楽しめる路線! 沿線の観光スポットも紹介します! ~青春18きっぷ おすすめ日帰り旅3~


青春18きっぷで日帰り旅シリーズ、今回は水郡線です。奥久慈の自然の中を走る水郡線は、久慈川に沿って進む川の路線です。沿線には日本三大名瀑の一つ「袋田の滝」もありますので、滝見物とあわせての汽車旅がおすすめですよ。

※2019.04.06更新

水郡線とは?

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水郡線を走るキハE130系列車(常陸大子駅)

水郡線は、茨城県の県庁所在地である水戸駅と福島県の郡山駅(正確には安積永盛駅)を結ぶ137.5kmの非電化ローカル線です。水戸と郡山の近くでは、それぞれの都市の近郊路線としての役割がありますが、それ以外の大半がローカル色の強い路線です。「奥久慈清流ライン」の愛称のとおり、久慈川の清流に沿って走る川の路線です。

水郡線へのアクセス

首都圏から水郡線の起点となる水戸へのアクセスは、常磐線が便利です。上野東京ラインの開通によって、品川始発の列車も多く設定されています。

普通列車で水戸へ行く場合には、水戸行きか勝田行きの列車に乗車しましょう。おおむね、1時間に2本程度あります。品川や上野から水戸まではおよそ2時間の旅となりますが、取手より先に行く常磐線の普通列車(青い帯に入ったE531系という電車)には、グリーン車(自由席)が連結されています。青春18きっぷ+グリーン券で乗車できますので、ゆったりと旅をしたい方にはおすすめです。

普通列車に連結されているグリーン車については、以下の記事をご覧ください。

www.kzlifelog.com

青春18きっぷで日帰り可能! 首都圏発水郡線周遊ルート

首都圏(上野)を出発して、水郡線に乗車、途中下車して袋田の滝を観光して、郡山経由で帰京する青春18きっぷでの周遊ルートを紹介します。所要時間は青春18きっぷで乗車できる普通列車での時間です。

路線 区間 所要時間
常磐線 上野 → 水戸 約2時間 グリーン車がおすすめ
水郡線 水戸 → 袋田 約1時間10分 袋田駅から路線バスで
袋田の滝を見学
水郡線 袋田 → 郡山 約2時間 久慈川の流れを見ながら
のんびり汽車旅!
東北本線 郡山 → 上野 約4時間30分 新白河・黒磯・宇都宮で乗り換え


青春18きっぷでの日帰り旅としては、かなり乗車時間が長くなります。なるべく朝早く出発することをおすすめします。

久慈川の車窓が見どころ! 水郡線の車窓・観光スポット紹介!

水郡線の車窓の見どころは、清流といわれる久慈川の流れです。奥久慈を流れる久慈川は、福島県・茨城県を流れる一級河川で、鮎の釣り場としても有名です。

水郡線は、そんな久慈川の流れに沿って走ります。何度も久慈川を渡りますので、窓側であればどちらに座っていても、久慈川を車窓に見ることができます。

そんな水郡線の車窓の見どころをご紹介します。

山方宿~常陸大子間が久慈川の見どころ!

水戸から郡山方面への水郡線に乗車すると、すぐに川を渡りますが、これは久慈川ではなく、那珂川です。久慈川は、水戸から1時間ほどの山方宿(やまがたじゅく)駅あたりから車窓に見えてきます。

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水郡線では久慈川の清流を眺めながらの汽車旅が楽しめます

列車の中からでも川底が見えるほどの澄んだ水です。

水郡線の列車は、久慈川と並んで走ったり、久慈川を渡ったり、車窓の右へ左へと頻繁に移動していきます。蛇行する久慈川を、水郡線が真っすぐ横切っていくという感じです。もっとも、地図で見ると、水郡線の線路もかなりぐにゃぐにゃとしていますが。

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久慈川の周囲に広がるのどかな風景が美しい水郡線の車窓

水郡線の沿線は、それほど険しい地形ではないので、秘境という感じではありません。久慈川のほとりには集落が点在していますし、久慈川に近い土地には田畑が多く見られます。

水郡線の車窓の魅力は、久慈川の沿線に暮らす人々の息遣いが聞こえてくる里山の風景でしょう。そんな車窓を眺めながら、のんびりと汽車旅を楽しむのにちょうどよい路線です。

日本三大名瀑の一つ「袋田の滝」へ

水戸から乗車すると、車窓に久慈川の流れが見えるようになってからしばらくすると、袋田駅に到着します。ここで途中下車して、「袋田の滝」を見に行くとよいでしょう。

袋田の滝は、「華厳の滝」「那智の滝」と並んで、日本三大名瀑の一つに数えられる滝です。

新観瀑台からの袋田の滝全景

華厳の滝、那智の滝が、高いところから水が流れ落ちる滝なのに対して、袋田の滝は、水が「滑り落ちる」と表現したほうがよさそうな美しい流れが特徴です。

袋田の滝へのアクセスは、袋田駅からの路線バス(1日4便)、タクシー(1,000円程度)、徒歩(約3km, 40分)などがあります。時間があえば路線バスで、バスがない時間帯であれば、タクシーを呼ぶか徒歩でもアクセスがよいでしょう。

水郡線の本拠地、常陸大子駅で小休止

水郡線の運転所や車庫があるのが、袋田駅の次の駅、常陸大子(ひたちだいご)駅です。

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水郡線の本拠地!? 常陸大子駅

駅構内は広々としています。常陸大子駅の郡山方には車両基地や水郡線運転所があります。

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常陸大子駅では増結・解結の作業が行われます

水戸方面からは、この常陸大子駅止まりの列車も多くあります。また、常陸大子駅では、郡山方面へ向かう列車の車両を一部切り離したり、逆に、水戸方面へ向かう列車に増結したりする作業が行われます。

そのため、常陸大子駅で数分の停車時間がある列車が多いです。ホームに降りて駅構内を見学したり、車両の増解結作業を見学したりすることができます。

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常陸大子駅前に保存されている蒸気機関車「C12 187」

駅前には、C12形蒸気機関車「C12-187」が静態保存されています。1938年製の蒸気機関車で、九州の各路線で活躍したあと、晩年は水戸機関区で運行されていました。

停車時間中に見に行く場合は、乗り遅れないように注意しましょう。

また、常陸大子駅から徒歩圏内の観光スポットしては、もみじ寺として知られる「永源寺」(えいげんじ)があります。

www.ibarakiguide.jp

常陸大子駅から徒歩10分ほどですので、途中下車して訪ねてみるのもよいでしょう。

のどかな風景が続く水郡線北部

水郡線は、常陸大子駅や袋田駅から南側は、沿線住民の利用や観光客の利用がそれなりにありますが、常陸大子駅から北側は、ぐっと乗客が少なくなります。この先は茨城・福島の県境がありますので、人の流動が少ないためですね。

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水郡線の北部ではのどかな風景が続きます

この先も、しばらく久慈川の流れを見ることはできますが、線路からはやや遠ざかってしまいます。その代わり、このようなのどかな風景がひたすら続きます。

これといった絶景を見られるところはないのですが、ガラガラの車内でのんびりと景色を眺めながら旅をするにはちょうどよい区間ですね。

福島県に入り、終点が近づいてくると、郡山の生活圏内に入ってきます。朝夕は通学の高校生で賑わいますし、沿線住民の利用もそれなりにあります。

安積永盛(あさかながもり)駅から東北本線に入ると、終点の郡山はすぐです。

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水郡線の列車は、終点郡山では切り欠きホームにちょこんと停車します

郡山駅に到着しました。郡山駅では、本線のホームの端に設けられた切り欠き部分に、水郡線専用のホームがありました。

東北本線を乗り継いで帰路へ

郡山からは、東北本線を乗り継いで帰路につくことになります。

普通列車を乗り継ぐ場合、新白河、黒磯、宇都宮での乗り換えが必要になります。郡山から上野までは、順調に乗り継いでも4時以上かかりますから、途中下車して食事をしたりするのもよいでしょう。

今回ご紹介したルートは、約475km、普通運賃で7,880円もします。青春18きっぷであれば、1日分の2,370円で済み、5,000円以上もおトクになります。その分、途中下車しての観光やグルメを楽しむことができますね。

水郡線、特に、常陸大子~郡山間は列車の本数が少ないので、あらかじめ計画を立てておくことをおすすめします。


以上、『水郡線 周遊ルート! 久慈川の清流とのどかな風景を楽しめる路線! ~青春18きっぷ おすすめ日帰り旅3~』でした。日帰り旅としては、かなり長い行程なのですが、その分、鉄道旅行の醍醐味を味わえるルートになっています。

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