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【青春18きっぷで東海道線を楽に移動する方法】静岡県内のおすすめ乗り継ぎを紹介します!

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青春18きっぷで東海道線を移動するときに難所となるのが、短い編成の列車が多いわりに比較的混雑している静岡県内です。静岡県内を普通列車で抜けるには3時間半くらいかかります。この区間で快適に移動することができる乗り継ぎ方法を、実例とともにご紹介します。ポイントは、始発駅から乗車することと、できるだけ長距離の列車を選ぶことです。

【結論】青春18きっぷでの東海道線静岡県内の乗り継ぎ おすすめパターン

まず結論から書いてしまいます。

  • できるだけ長距離を走る列車を選ぶ ことで、乗り換えを極力減らす。
  • 次に乗り継ぐ列車の始発駅で乗り換える ことで、座席を確保できる確率がかなり上がる。
  • 下り(熱海→豊橋)は、熱海発浜松行きの列車がベスト だが午前中は本数が少ない。次善の策は、熱海から島田行きの列車に乗車し、途中の興津で下車、興津始発の浜松行きに乗り継ぐ パターン。
  • 上り(豊橋→熱海)は、浜松発熱海行きの列車がベスト だが日中時間帯は本数が少ない。次善の策は、浜松から興津行きの列車に乗車し、島田で下車、島田始発の熱海行きに乗り継ぐ パターン。

以下では、2018年1月に、青春18きっぷでの下り方面の乗り継ぎを実施したときの実例を踏まえて、詳しく説明します。

青春18きっぷでの東海道線の乗り継ぎが「難所」と呼ばれている理由

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よく青春18きっぷを利用する方はご存知かもしれませんが、東海道線の静岡県内は、青春18きっぷでの乗り継ぎの難所と呼ばれています。

一般に、難所と呼ばれているところは、運転本数が極端に少ない場合が多いのですが、東海道線に限っては異なります。最も運転本数が少ないところでも、1時間に4本程度は運転されています。

では、なぜ「難所」と呼ばれているのでしょうか? その理由は以下の通りです。

編成が短いわりに乗客が多い

静岡県内の東海道線の列車は3両~6両が多いのですが、それに対して乗客が多く、日中時間帯でも座席が埋まることがよくあります

熱海からみると、沼津、三島、富士、清水、静岡、焼津、掛川、浜松といった具合に、中規模の都市が続きます。これらの都市圏の利用者が多いため、他の路線のように車内が空いてくる区間が少ないのですね。

青春18きっぷで乗りとおす乗客が多い

青春18きっぷのシーズン、特にお盆休みや年末年始には、帰省などで東京~名古屋や大阪を東海道線経由で乗りとおす乗客も多いです。

沿線の都市圏の利用では乗降が頻繁にあるため、座れるタイミングは多くあるのですが、青春18きっぷで乗車している乗客は途中下車しません。ですので、座れないと終点まで立ちっぱなしということにもなりかねません。

前後の区間との落差が激しい

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豊橋から乗車した特別快速大垣行き クロスシートの8両編成

東海道線の静岡県内の区間は、前後の区間と比べると列車の編成の長さや列車の本数でかなり落差が大きくなっています

熱海から東京寄りのJR東日本の区間は、10両や15両の電車が頻繁に行き来する区間です。すべての列車に青春18きっぷ+グリーン券で乗車できるグリーン車が連結されているので、ロングシートでの移動に疲れたらグリーン車を利用することもできます。

一方、愛知県側の豊橋から名古屋寄りの区間は、6両や8両の新快速や特別快速が頻繁に走っています。すぐの乗り継ぎの列車で座れなくても、15分も待てば次の始発列車で座席を確保することは容易です。

ロングシートの電車が多い

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211系のロングシートの電車

東海道線の静岡県内の区間は、ロングシートの電車が多いです。

熱海から東京寄りの区間でもロングシートの車両が多いですが、一部ボックスシートの車両があるほか、前述の通りグリーン車も連携されています。

愛知県側の豊橋から名古屋寄りの区間では、同じ普通列車でも、ボックスシートやクロスシートの列車が多く運転されています。

いずれも、需要や地域の状況に応じてこのような状況になっているのでしょうから、ある意味仕方のないことではあります。

青春18きっぷで東海道線を楽に移動するポイント

それでは、東海道線の静岡県内を青春18きっぷで楽に移動するには、どうしたらよいのでしょうか?

主なポイントは以下の二つです。

  1. できるだけ長距離を走る列車を選び、乗り換えの回数を減らす
  2. 乗り継ぐ場合には、次に乗り継ぐ列車の始発駅で乗り換える

1. できるだけ長距離を走る列車を選ぶ

東海道線の静岡県内(熱海~豊橋間)のダイヤはかなり複雑です。そのため、短距離の区間運転の列車から、熱海~浜松間を走る比較的長距離の列車まであります。

楽に移動する一つのポイントは、なるべく乗り換えを減らすことです。乗り換えを減らすことで、座席さえ確保できてしまえば、あとは寝ていてもOKです。

乗り換えがあるとずっと寝ているわけにもいきませんし、次に乗る列車で座席が確保できるとは限りません。

ということで、できるだけ長距離を走る列車を選ぶのがポイント です。

東海道線の静岡県内の区間では、上り・下りともに、熱海~浜松間を直通で走る列車がおすすめです。

2. 次に乗り継ぐ列車の始発駅で乗り換える

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興津始発 浜松行きの電車 興津から乗車がおすすめです

乗り換えがある場合には、いま乗車している列車の終点で乗り換えるのではなく、次に乗る列車の始発駅で乗り換える ことがポイントです。

一般には、「いま乗車している列車の終点駅=次に乗り継ぐ列車の始発駅」というパターンが多いのですが、東海道線の静岡県内ではこれは当てはまりません。

A駅 --- B駅 --- C駅 --- D駅

という路線があった場合、

  • A駅発C駅行き
  • B駅発D駅行き

という運行形態になっているところが多いのです。

A駅からC駅行きの列車に乗車して、終点のC駅まで行ったとしても、C駅始発の列車はありません。C駅では、B駅始発の列車を待つことになります。

そうであれば、A駅から乗車したC駅行きの列車をB駅で下車して、B駅始発のD駅行きに乗るようにしたほうが、座席が確保できる可能性は高くなります。

東海道線のおすすめ乗り継ぎパターン

上記の原則を踏まえて、日中時間帯に比較的多い運転パターンの列車で、どのように乗り継ぐと快適に移動ができるのかをご紹介します。

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東海道線 静岡県内のおすすめ乗り継ぎパターン

下り: 熱海 → 豊橋

熱海から豊橋方面へ向かう場合には、以下の2パターンの乗り継ぎがおすすめです。

  • 熱海 → 浜松 (浜松乗り換え) 浜松 → 豊橋
  • 熱海 → 興津 (興津乗り換え) 興津 → 浜松 (浜松乗り換え) 浜松 → 豊橋

熱海から浜松行きの列車に乗車するのがベスト です。熱海から浜松までは2時間半~3時間。この間、乗り換えなしですので、熱海で座席を確保できれば楽に移動できます。

ただし、熱海から浜松行きの列車は、7時台~13時台にはありません。東京を早朝~午前中に出発して乗り継ぐと、熱海では浜松行きには乗車できないのです。

そこで、次善の策としては、熱海から島田行き(または静岡行き)の列車に乗車し、途中の興津で下車、興津始発の浜松行きに乗り継ぐ 方法です。ポイントは、熱海から乗車した島田行き(または静岡行き)の列車を、途中の興津駅で下車 することです。こうすることで、興津始発の浜松行きの列車に乗り換えても、楽に座席を確保できます。

熱海では、10両や15両の列車から、3~6両の列車への乗り継ぎになります。ダイヤ上は数分で乗り継げるようになっていますが、確実に座席を確保したければ、東京方面から1本前の熱海行きの列車に乗ったほうがよいでしょう。

上り: 豊橋 → 熱海

豊橋から熱海方面へ向かう場合には、以下の2パターンの乗り継ぎがおすすめです。

  • 豊橋 → 浜松 (浜松乗り換え) 浜松 → 熱海
  • 豊橋 → 浜松 (浜松乗り換え) 浜松 → 島田 (島田乗り換え) 島田 → 熱海

浜松から熱海行きの列車に乗車するのがベスト です。座席を確保したければ、豊橋方面から浜松へは、熱海行きに乗り継げる列車の1本前の列車がおすすめです。

ただし、浜松から熱海行きの列車は、朝と夕方以降のみ運転で、日中時間帯にはありません。

そこで、次善の策としては、浜松から興津行きの列車に乗車し、島田で下車、島田始発の熱海行きに乗り継ぐ 方法です。ポイントは、興津行きの列車を島田で下車することで、島田始発の列車で座席を確保することです。

下り列車(熱海→豊橋方面)の実践例

2018年1月上旬の平日に、青春18きっぷを利用して、東京から岐阜まで東海道線で移動しました。そのときの状況をまとめておきます。

このときに乗車した列車と、そのときの混雑具合などは以下の通りです。

東京 09:30発 → 熱海 11:25着(上野東京ライン・東海道線 熱海行き)

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根府川付近の車窓 海のすぐそばを通ります

グリーン車を利用。品川まではそれなりに混雑していましたが、横浜あたりでがらがらに。最後はほぼ貸し切り状態となりました。

熱海 11:38発 → 沼津 11:56着(熱海始発 島田行き)

313系の3両編成。熱海出発時点でほぼ座席が埋まる程度でしたが、三島で立ち客が出ました。沼津観光のため沼津で下車しました。

沼津 13:53発 → 興津 14:32着(熱海始発 島田行き)

211系6両編成? 沼津到着時点で座席はほぼ埋まっていました。何とか空席を見つけて座れましたが、沼津出発時点で立ち客もかなりいるような状態でした。

興津 14:45発 → 浜松 16:15着 (興津始発 浜松行き)

興津で前の島田行きを下車して、興津始発のこの列車に乗り換えた客もそれなりにいましたが、興津出発時点で車内はがらがら。211系の5両編成、ロングシートでした。

静岡で満席になり立ち客が出ましたが、その後それなりに乗降がありました。

浜松 16:20発 → 豊橋 16:56着(浜松始発 豊橋行き)

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夕暮れの浜名湖を渡る 写っているのは新幹線の橋

313系4両編成? クロスシートの座席でした。発車時点で立ち客が出るほどの混み具合でしたが、ぎりぎり座席を確保。途中の乗降はあるものの、終点の豊橋まで混雑していました。

島田行きの列車を興津で下車して、興津始発の浜松行きに乗車したため、一番乗車時間が長い興津→浜松で確実に座ることができました。本当にがらがらだったので、座席も選び放題。(ロングシートでしたが…)

浜松での乗り継ぎでは、豊橋まで30分強なので、座れなくてもいいかと思っていましたが、何とか座ることができました。この乗り継ぎパターンの場合、熱海と浜松で座席を確保できるかどうか、というところでしょうか。熱海には1本前の列車で到着し、浜松では1本後の列車を待てば、確実に座れると思います。いずれもそれなりの本数が運転されている区間なので、急ぐのでなければこのような方法を検討してみてもよいでしょう。


以上、青春18きっぷで東海道線を楽に移動する方法をご紹介しました。静岡県内をいかに快適に移動するかがポイントですね。まあ、ここまで徹底していなくても、乗換駅を工夫するだけで、だいぶ快適度が上がりますので、覚えておいて損はないですよ。