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近代軍事施設の歴史遺構を眺めながら猿島内部を散策! ラピュタの世界を感じることができました ~横須賀・猿島日帰り旅(3)~

旅行記
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いよいよ猿島の散策に出かけます。見どころは、何といっても、「ラピュタの世界」を感じられるということで話題になった歴史遺構です。それに、海岸に出れば、東京湾を一望することもできます。まさに、歴史と自然の両方が楽しめるところですね。

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猿島内部の歴史遺構を見学

売店やトイレがあるボードデッキを出ると、すぐに発電所があります。

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ボードデッキ近くの発電施設 現役で稼働しています

これは歴史遺構ではなく、現役です。猿島には電気が来ていないので、この建物の中にある発電機で発電をして、電気を賄っているのだそうです。建物の中では、大きな発電機が轟音を立てて動いているのが見えました。

兵舎や弾薬庫などの要塞跡が並ぶ

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切通しの通路

切通しのようになった通路を進んでいきます。

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猿島の歴史遺構 一番の人気スポットで観光客がたくさん

5分もしないうちに、要塞のあった歴史遺構に到着です。この切通しの両側に、レンガ造りの兵舎や弾薬庫などが並びます。

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レンガ造りの兵舎跡

これは兵舎の跡です。窓は埋められてしまっています。レンガ造りが歴史を感じさせます。昔の兵士たちは、ここに寝泊まりして、東京湾の防衛にあたっていたのでしょうね。

このレンガの積み方を「フランス積み」というそうで、日本には数か所しか残存していない貴重なものだそうです。レンガの長辺と短辺を交互に並べる積み方です。

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弾薬庫跡

先ほどの兵舎と似たような建造物ですが、こちらは弾薬庫の跡です。兵舎跡とは異なり、窓がないのですね。

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こちらもフランス積みのレンガ造り

こんな建造物もありました。島の内部、海から見えないところに要塞を築いて、敵の攻撃に備えていたということでしょうか。このあたりは、フェリーが到着した桟橋からかなり登ったところですが、木々に覆われていて、猿島の外からは全く見えませんでした。

レンガ造りの歴史遺構に、木々が生い茂っている様子は、まさにラピュタそのものですね。

レンガ造りのトンネルへ

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ラピュタ感満載のレンガ造りのトンネル

兵舎跡や弾薬庫跡が並ぶエリアを過ぎると、歴史遺構のハイライト、レンガ造りのトンネルがあります。レンガ造りのトンネルとしては、日本で最も古いものの一つだそうです。

ちょっと観光客が多いですが、「ラピュタの世界」を最も感じられる場所でもありますね。

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レンガがいい雰囲気を醸し出すトンネルの内部

トンネルの内部にも、司令部跡などの遺構が残っています。このトンネル、結構長くて、このような遺構があちこちに見られました。

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トンネルを抜けるとまたトンネル…?

長いレンガ造りのトンネルももう少しで出口ですが、その先には別のトンネルが見えていますね。島の東部には大小合わせて3つのレンガ造りのトンネルが残っていました。

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石造りのとても短いトンネル

短いトンネルです。こちらはレンガ造りではなく、石を積み上げて作ったようです。

ということで、あっという間に歴史遺構エリアを抜けてしまいました。でも、これだけの遺構がよく残っていたものです。もちろん保存に努めたということもあるでしょうけれど、無人島だったことも影響しているのかもしれません。

三連休の中日だったことや、天気が良かったこともあり、観光客がかなり多かったです。それでも、散策するのに困るほどの混雑でもなく、ゆっくりと見てまわることができました。ただ、歴史遺構をじっくり眺めたいならば、観光客が少ない平日のほうがよさそうですね。

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釣りや磯遊びができる浅瀬へ

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猿島北東端の砲台跡

歴史遺構のエリアを抜けると、海が見えてきます。猿島の北東端にあたります。上の写真の丸い遺構は砲台跡です。猿島の海が見渡せるところには、このような砲台跡が多く残っています。

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岩場に下りると釣り人がたくさん

この砲台跡がある見晴台から、階段を下りていくと岩場に出ます。このあたりは浅瀬になっていて、「ヨネノ根」というフィッシングポイントになっているようです。実際に釣りを楽しんでいる人も多く見かけました。

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対岸の富津市も何とか見えます

少し霞みがかったような空になっていましたが、対岸の房総半島を見渡すことができました。猿島から最も近い対岸は千葉県富津市。距離にして4キロくらいしかないそうです。

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島中央部の広場から

島の中央部の広場からの景色です。左側の団地のような建物が並んでいるところが米軍基地、その右奥が追浜あたりだと思います。この写真ではよく見えませんが、そのさらに向こうには八景島があるはずです。

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浦賀水道を行き交う船がたくさん見られます

猿島の南東の端にある「オイモノ鼻」と呼ばれるところです。ここも釣りのポイントになっているようで、岩場で釣りをしている人が目立ちました。

右側に見える半島の先が観音崎、その左側が浦賀水道です。浦賀水道は太平洋から東京湾の入口にあたる海域で、世界でも有数の船の通り道です。この写真でも多くの船が行きかうのがわかると思いますが、実際に見ていても、巨大なタンカーやコンテナ船から、ボートや漁船などの小さな船まで、実にいろいろな種類の船が行き交うのが眺められました。


というわけで、これだけゆっくり散策して、猿島を全て周ってみたわけですが、かかった時間は2時間弱でした。天気が良く、歩いていると汗ばむ陽気でしたが、岩場では潮風が気持ちよかったですね。

観光客が多く、レジャーの島という印象でした。歴史遺構をじっくり堪能したいならば、空いている時期の平日に訪れたほうがよさそうですね。

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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