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東武鉄道が真岡鉄道の「C11 325」を譲受、2020年12月に営業運転開始へ! SL2機体制で「SL大樹」の行き違いが実現!


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東武鉄道は、真岡鉄道から蒸気機関車「C11 325号機」の入札に応札、2020年7月30日に真岡鉄道から譲受し、2020年12月の営業運転開始を目指していることを発表しました。また、JR東日本から譲受したディーゼル機関車「DE10 1109」、JR北海道から譲受した14系客車「スハフ14 501」の運用を2020年8月から開始することも発表しました。いよいよ、「SL大樹」2機体制の開始が近づいてきました。

東武鉄道が真岡鉄道から「C11 325号機」を譲受、SL2機体制へ

東武鉄道は、真岡鉄道から蒸気機関車「C11 325号機」を譲受し、2020年12月の営業運転開始を予定していると発表しました。また、JR東日本から譲受したディーゼル機関車「DE10 1109」、JR北海道から譲受した14系客車「スハフ14 501」の運用を2020年8月から開始することも発表しました。

今回発表された内容は以下のとおりです。

  • 真岡鉄道から「C11 325号機」を7月30日に譲受、2020年12月から運用開始予定
  • JR東日本から譲受された「DE10形ディーゼル機関車 1109号機」を2020年8月から運用開始
    • 寝台特急「北斗星」、急行「はまなす」を牽引していたDD51形ディーゼル機関車の塗装(青色の車体に金色の帯と流星マーク)に変更
  • JR北海道から譲受された「14系客車 スハフ14 501号車」を2020年8月から運用開始
  • 下今市SL機関庫を改修
    • SL増備に伴い、下今市SL機関庫に新たに1番線を増築、SL2両に対応

2020年12月に「SL大樹」2編成へ! SL同士の行き違いも実現!

鬼怒川温泉駅で発車準備をする「SL大樹」
鬼怒川温泉駅で発車準備をする「SL大樹」

今回の発表の最大のトピックは、これまで「2020年度中」とされていたSL2機体制での運行開始が、2020年12月に決まったことでしょう。

これまで、「SL大樹」は1日3往復(6本)の運転でしたが、2020年6月のダイヤ改正で、「SL大樹」2往復(4本)+「DL大樹」2往復(4本)の合計4往復8本に変更されました。

※2020年7月現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「DL大樹」の運転は中止されています。

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現在は、蒸気機関車が「C11 207号機」1機しかないため、ディーゼル機関車牽引の「DL大樹」も合わせての運行となっていますが、2020年12月に、今回真岡鉄道から譲受した「C11 325号機」の営業運転が開始されれば、4往復8本全てが「SL大樹」として運転されることになります。

これが実現されれば、鬼怒川線内で、「SL大樹」同士がすれ違う様子を見ることができます。

現在のダイヤでは、以下の2本がほぼ同時刻に、逆方向に運転されています。東武鬼怒川線は単線のため、途中駅での行き違いがみられることになりそうです。

  • SL大樹5号: 下今市 13:00発 → 鬼怒川温泉 13:48着
  • DL大樹4号: 鬼怒川温泉 12:54発 → 下今市 13:29着

また、これら以外にも、下今市駅や鬼怒川温泉駅で、2編成の「SL大樹」が並ぶ様子を見ることもできそうです。

「SL大樹」については、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

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真岡鉄道「SLもおか」は「C12 66号機」で引き続き運転!

真岡鉄道を走る「C11 325号機」(「SLもおか」終着の茂木駅にて)
真岡鉄道を走る「C11 325号機」(「SLもおか」終着の茂木駅にて)

「C11 325号機」は、同じ栃木県の真岡鉄道(下館~茂木)で運行されていた「SLもおか」に利用されていました。

真岡鉄道には、もう1機、「C12 66号機」という蒸気機関車が在籍しているため、「SLもおか」は引き続き運転されています。やはり小規模な三セク事業者の真岡鉄道には、SL2機を維持・管理するコストがばかにならなかったのかもしれません。

ただ、蒸気機関車が1機しかないことになると、故障したときや、全般検査のときには、長期間、SL列車を運転できないことになります。

SLのメンテナンスは難しく、各鉄道会社ともに苦労しています。予備の部品などないに等しく、いったん故障すると、部品の製造から始まるため、数か月の修理期間となることも珍しくありません。

東武鉄道は、現在運行している「C11 207号機」の故障時や全般検査時にも「SL大樹」を運行できるように、SL2機体制に踏み切りました。

ディーゼル機関車「DE10 1109号機」、14系客車「スハフ14 501」は2020年8月に運用開始!

「SL大樹」2編成(12月までは「SL大樹」と「DL大樹」の2編成)での運用に必要となるのは、蒸気機関車だけではありません。補機や客車の入れ替えに利用するディーゼル機関車や、SLに牽引される客車の増備も必要です。

東武鉄道は、すでに、JR東日本からディーゼル機関車「DE10 1109号機」を、JR北海道から14系客車「スハフ14 501」を譲受しており、今回、これらの運用開始が2020年8月であることが発表されました。

2020年7月現在、「SL大樹」のみが運転され、「DL大樹」が運休となっていますが、8月中には「DL大樹」の運転も再開されるのでしょう。それに伴って、ディーゼル機関車と14系客車も運用開始ということになるのだと思われます。

JR東日本から譲受する「DE10 1109号機」は北斗星カラー!
JR東日本から譲受する「DE10 1109号機」は北斗星カラー!

(出典)真岡鐵道で運行していたSL(C11形325号機)を2020年7月30日に譲受します!(東武鉄道ニュースリリース 2020年7月20日 PDF)

JR東日本から譲受した「DE10 1109号機」は、青森駅構内の入換作業などで活躍していたディーゼル機関車です。

DE10形といえば、赤いディーゼル機関車というイメージがありますが、今回の譲渡にあたって、かつての寝台特急「北斗星」や急行「はまなす」を牽引していたDD51形ディーゼル機関車の塗装に変更されています。

JR北海道から譲受された「スハフ14 501」は急行「はまなす」として利用されていた客車
JR北海道から譲受された「スハフ14 501」は急行「はまなす」として利用されていた客車

(出典)真岡鐵道で運行していたSL(C11形325号機)を2020年7月30日に譲受します!(東武鉄道ニュースリリース 2020年7月20日 PDF)

JR北海道から譲受した14系客車「スハフ14 501」は、北海道内の急行列車などで活躍したのち、最後は2016年3月に廃止された急行「はまなす」で利用されていた客車です。

前述の青い塗装の「DE10形」ディーゼル機関車とあわせて「DL大樹」として運転されれば、急行「はまなす」の再現になりそうですね。

2020年冬を目指して復元中の「C111」、完成は2021年冬に延期へ

東武鉄道は、3機目の蒸気機関車として、静態保存されていた「C111」の復元に取り組んでいます。2018年の発表では、2020年冬を目途に運転開始とアナウンスされていました。

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今回、「C111」の修繕や新規に部品を作製する箇所が想定よりも多いことや、新型コロナウイルスの影響で復元工程が遅れていることなどから、完成目途を2021年冬に延期すると発表しました。

東武鉄道が、この「C111」をどのように活用するのかは興味深いですね。現在、「SL大樹」に利用している「C11 207号機」はJR北海道から借り受けているものですので、これを返却して2機体制のままいくのか、あるいは、SL3機体制とするのか。どうなるでしょうか?


以上、『東武鉄道が真岡鉄道の「C11 325」を譲受、2020年12月に営業運転開始へ! SL2機体制で「SL大樹」の行き違いが実現!』でした。「SL大樹」のプロジェクトが発表されたときには驚いたものですが、まさかここまで東武鉄道がSLに力を入れるとは思いませんでした。今後も目が離せませんね。

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「SL大樹」の乗車記です。乗車時間は短めですが、下今市駅、鬼怒川温泉駅での転車台のイベントなども楽しめるものになっています。

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関東地方のSL列車のまとめ記事です。首都圏からの日帰り旅におすすめです。

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