ひさの乗り鉄ブログ

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東武線・東京メトロ日比谷線直通列車に有料着席サービスを導入へ! 2020年度に開始、70090系を新造!

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首都圏の大手私鉄で続々と誕生している通勤電車の有料着席サービスですが、今度は東武伊勢崎線~東京メトロ日比谷線の相互直通列車で開始されることになりました。TJライナーと同様のロングシート・クロスシート転換の座席を備えた70090系を新製、2020年度にサービスを開始します。運転区間、料金、停車駅はどうなるのでしょうか?

東武線・東京メトロ日比谷線直通列車に有料着席サービスを導入へ

東武鉄道は、東武線・東京メトロ日比谷線直通列車に有料着席サービスを導入すると発表しました。サービス開始は2020年度、ロングシートとクロスシートを転換できる70090系車両を新製します。

東武鉄道といえば、2008年から、東上線で有料座席指定列車「TJライナー」を運転しています。ロングシートとクロスシートを転換できる車両を初めて大々的に投入し、普通列車はロングシートで、有料座席指定列車はクロスシートで運転するという運行形態を確立したパイオニアでもあります。

70090系車両を新製して2020年度にサービス開始

今回、東武線~東京メトロ日比谷線直通列車で開始される有料着席サービスには、新たに製造される70090系が利用されます。

東武鉄道では、昨年から、東京メトロ日比谷線直通用に、70000系を投入しています。これまで、日比谷線直通の車両は、8両編成(3ドア、5ドア混在)でしたが、70000系を投入して7両編成(4ドア)に統一することにしています。東京メトロもほぼ同じ仕様の13000系を投入しています。

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TJライナーに利用されている50090系車内(クロスシート状態)

東武鉄道のリリースには、

東武鉄道「70000系」(東京メトロ日比谷線直通用車両)をベースとした ロング・クロスシート転換車両「70090型」を新造

(出典)東武線・東京メトロ日比谷線相互直通列車に有料着席サービスを新たに導入します!(PDF:240KB)(東武鉄道ニュースリリース 2019年3月26日)

とありますから、この70000系をベースに、座席をロング・クロス転換できるタイプのものに変更した車両を製造するということなのでしょう。

気になる運転区間・停車駅は?

今回は発表されませんでしたが、気になるのは運転区間と停車駅です。

運転区間は相互直通運転の範囲?

現在、東武線と東京メトロ日比谷線の相互直通運転は、中目黒~北千住~東武動物公園・南栗橋間で実施されています。

  • 東京メトロ日比谷線: 中目黒~北千住(全線)
  • 東武伊勢崎線: 北千住~東武動物公園
  • 東武日光線: (北千住~)東武動物公園~南栗橋

有料着席サービスを提供する区間については、おそらく現在の相互直通運転の区間がベースになるのではないかと思われます。

有料着席サービスの列車は各駅停車?

一方、気になるのは停車駅です。

東武伊勢崎線の北千住~北越谷間は、複々線、つまり、上り・下りにそれぞれ2本ずつ、合計で4本の線路があります。この区間では、各駅停車だけが走る緩行線と、急行や特急などが走る急行線に使い分けられています。各駅停車しか止まらない駅には、緩行線のホームしかありません。

現在は、日比谷線と直通運転している東武線の列車は、このうちの緩行線を走っています。つまり、各駅停車の列車です。

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急行線には多数の特急列車が走っています(リバティ@浅草駅)

一方、これまでの有料座席指定列車などを見てみると、主要駅にのみ停車する列車として運転されています。単に座席が保証されるだけでなく、所要時間も短くなるわけです。

東武線~東京メトロ日比谷線の、各駅停車しか運転されていない区間に有料着席サービスを提供する列車が走るとしたら、どうするのでしょうか?

  • これまでどおり各駅停車の列車として運転する
  • 緩行線を走るが快速運転を実施する(通過する駅がある)
  • 東武線の区間は急行線を走る

有料列車ということもあり、停車駅は絞る方向かなと思います。さらに、乗車可能な停車駅には座席指定券の販売機が必要になります。

ただ、東京メトロ日比谷線から東武伊勢崎線の緩行線へのルートがないような気もします。北千住駅は、急行線が1階ホーム、緩行線(日比谷線直通)が3階ホームとなっていて、そもそもフロアが異なります。

(このへんは詳しくないので間違っているかもしれません。詳しい方、教えてください m(__)m)

緩行線を急行運転するのか、緩行線~急行線の渡り線をどこかに設けるのか(既にあるのか?)、いろいろ気になることはあります。そもそも、急行線には、通勤客も利用できる特急列車が多数運転されていますし。また、日比谷線内はどの駅に停車するのか、というのも気になりますね。

座席は全席指定で? 料金は?

同じ東武鉄道の東上線で運転されている「TJライナー」は、これまで座席定員制でした。座席定員制というのは、定員分の整理券を発売しますが、座席は指定されていないので、早い者勝ちで空いている席に座る方式です。定員分しか販売しないので、着席は保証されます。

ところが、2019年3月のダイヤ改正から、座席が指定される「座席指定制」に変更になりました。

www.kzlifelog.com

おそらく、東武線~東京メトロ日比谷線直通列車の有料着席サービスも、東上線と同様の座席指定制になるのではないかと思います。

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TJライナー(50090系)の座席 70090系でも似たような座席になるでしょう

料金は、東上線と同じではないかもしれません。東武単独で運転されるTJライナーとは異なり、東京メトロと2社直通の列車になるためです。東武線~日比谷線をまたがって乗車すると、おそらくTJライナーよりは若干高い料金になるのではないでしょうか。

TJライナーは、上り460円、下り360円ですが、2社直通だと500円を超えるかもしれませんね。西武鉄道~東京メトロ有楽町線直通の有料座席指定列車「S-TRAIN」は510円なので、このあたりの価格帯になるのかもしれません。

朝の上り列車の運転はあるか?

ダイヤで気になるのは、朝の通勤ラッシュの時間帯に、上り列車の運転があるのかです。

各社の有料着席サービスは、夕方~夜間の帰宅時間帯が中心です。朝の時間帯は、運転があったとしても、本数が非常に少なくなっています。これは、朝のラッシュ時間帯のほうが列車の本数が多く、定員の少ない有料座席サービスの列車を走らせる余裕がないからですね。

今回、東武線の区間は複々線ですので、朝のラッシュ時間帯でも多少の余裕はありそうです。一方、日比谷線内は余裕がなさそうですね。北千住発の日比谷線の列車は、朝7時台に26分、8時台にも25本も運転されています。おおむね2分に1本という頻度なので、ここに新たに有料着席サービスの列車を割り込ませる余裕はなさそうです。

ということで、やはり、夕方~夜間の帰宅時間帯が中心になりそうですね。


以上、『東武線・東京メトロ日比谷線直通列車に有料着席サービスを導入へ! 2020年度に開始、70090系を新造!』でお届けしました。どんどん増えていく有料着席サービス。通勤がラクになるのでありがたいことではありますが、今回の東武線~東京メトロ日比谷線の直通列車への投入は、いろいろな意味で気になることが多いです。運転区間・停車駅などの発表が待ち遠しいですね。