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東武鉄道が2019年度の設備投資計画を発表! 有料着席サービス、SL2機体制に向けたDL購入・下今市機関庫拡張が注目!

汽車旅
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最近、何かと攻めている東武鉄道が、2019年度の設備投資計画を発表しました。既出の情報が多いですが、注目は、日比谷線直通列車への有料着席サービスの導入と、SL2機体制に向けてのディーゼル機関車購入、下今市のSL機関庫の拡張でしょう。

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東武鉄道が2019年度の設備投資計画を発表

東武鉄道は、2019年度の設備投資計画を発表しました。

駅設備の整備・改修や、ホームドアの設置、高架化推進など安全面の投資が多いようですが、注目は、日比谷線直通列車への有料着席サービス用車両(70090系4編成)の導入と、SL2機体制に向けての準備でしょう。

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日比谷直通有料着席サービス用70090系を4編成投入!

東武鉄道は東京メトロ日比谷線との直通列車に、有料着席サービスを2020年度に開始することを発表しています。

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東武伊勢崎線(スカイツリーライン)~日比谷線直通列車は、緩行線を走る各駅停車の列車ばかりなので、一般的には通勤ライナー的な列車として快速運転されることが多い有料着席サービスの導入には驚きました。

運転区間、停車駅、料金などはまだ発表されていませんが、有料着席サービス用の車両として、近年導入を進めている70000系をベースに、ロングシート・クロスシート転換の設備を設けた70090系を新造することを公表していました。

今回の設備投資計画では、2019年度に70090系を4編成新造することがわかりました。

有料着席サービス自体は2020年度に開始予定ですが、2019年度に新型車両を投入して、ロングシート状態で運用するのでしょう。

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SL2機体制に向けてディーゼル機関車を購入!

東武鉄道は、2017年からSL「大樹」を運転していますが、早くも2機目のSLの導入を計画しています。

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SL大樹と同じ「C11」という形式の蒸気機関車ですが、今度は、静態保存されているものを、東武鉄道自ら復元に挑戦するということで話題になっています。

2019年度の設備投資計画では、SL2機体制に向けての準備を進めることが明記されています。

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東武鉄道「SL大樹」の補機として活躍するDE10ディーゼル機関車

まずは、「SLの補機となるディーゼル機関車の購入」が挙げられています。ディーゼル機関車というのは、上の写真の赤い機関車です。ディーゼルエンジンで動く機関車で、SL列車の最後尾に補助機関車(補機)として連結されたり、客車の入れ替え(駅構内でSLと客車を連結する前に、客車だけを移動させるなどの作業)や、SL自体の運搬、SLが運転できないときに客車をけん引する機関車としての利用など、さまざまな用途に使われます。

客車を新たに購入することは書かれていないのですが、SLが2機になることで、ディーゼル機関車も1機では足りないということなのでしょうね。

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下今市のSL機関庫を拡張!

2機目のSL導入の発表があったとき、これはあるかなと思っていたのが、下今市の機関庫の拡張です。今回の設備投資計画で明記されました。

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下今市駅にあるSL機関庫

機関庫というのは↑これのことです。SLの整備などを実施するための施設です。下今市駅にあります。

機関庫の前に転車台があり、転車台に蒸気機関車を乗せて回転させ、機関庫への線路に合わせます。

今回の発表では、「下今市SL機関庫の拡張等」としか書かれていないのですが、この機関庫自体を拡張したり、拡張した部分への線路の敷設、下今市駅構内の配線の改良などが実施されるのではないかと思います。

おそらく、別途発表があると思いますので、それを楽しみにしましょう。

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客車の調達は?

SLを2機体制にする目的は、1機が検査を実施しているときでも、もう1機でSL列車を運転することで、通年でSLの運転を可能にするということです。現在の「SL大樹」は、検査機関中はディーゼル機関車がけん引する「DL大樹」として運転されています。それはそれでレアだと思うのですが、やはり一般的にはSL(蒸気機関車)の人気には及ばないのでしょうね。

SLを通年で運行するという目的からすれば、客車を新たに調達する必要はなく、現在の客車をそのまま利用すればよいわけです。

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「SL大樹」に使われている14系客車

実は、東武鉄道は、真岡鐡道から、蒸気機関車「C11-325」を購入することになっています。そうなると、SL3機体制となるわけです。SLが3機になるのであれば、単なる予備というだけでなく、SL列車の運転回数を増やしたり、運転区間を延ばしたり、といったことを期待してしまいます。(もしかしたら、JR北海道から借り受けている「C11-207」を返却するのかもしれませんが…)

そのためには、新たな客車が必要になります。

とはいえ、現役の(?)客車は各社がSL列車を運行するのに利用していますし、製造されてから40年以上を経ているものが多く、老朽化も進んでいます。ここは、新たな客車を新製してほしいものですね。

東武鉄道は、今年(2019年)4月から、JR北海道より譲渡された14系客車「ドリームカー」の連結も開始しました。

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これだけSLに積極的に投資している東武なら、客車の新製もそのうちやってくれるかも、という気もしますね。


以上、『東武鉄道が2019年度の設備投資計画を発表! 有料着席サービス、SL2機体制に向けたDL購入・下今市機関庫拡張が注目!』でした。ここ数年、何かと新しいことに取り組んでいる東武鉄道。今後も、目が離せませんね。

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「SL大樹」の乗車記です。鬼怒川温泉駅や下今市駅での転車台でのSL回転や、客車の入れ替え作業なども詳しくレポートしています。

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乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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