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【2018年夏のJR臨時列車】 189系の臨時列車を多数運転、中央西線への乗り入れも! 夜行快速「ムーンライトながら」「ムーンライト信州」は運転日減! 山陰本線観光列車「あめつち」も注目!

ノウハウ
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JR各社が2018年夏(2018年7月~9月)の臨時列車・増発列車の運転計画を発表しました。夜行快速列車「ムーンライトながら」「ムーンライト信州」は今夏も運転されますが、いずれも運転日数が減っているのが気がかりです。注目は、京都発のサンライズ出雲の臨時列車や、7月1日にデビューする山陰本線の観光列車「あめつち」でしょう。この記事では、乗り鉄的に気になる臨時列車や、観光に使える観光列車をご紹介します。

※2018.05.26更新(快速飯田線リレー号を追加)
※2018.05.19投稿

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2018年夏の臨時列車・増発列車の運転計画を発表

2018年5月18日、JR各社が2018年夏(2018年7月~9月)の臨時列車、増発列車の運転計画を発表しました。

各社のリリースへのリンクは以下の通りです。

(注意)JR西日本のリンク以外はニュースリリースのPDFファイルが開きます。

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夜行快速「ムーンライトながら」「ムーンライト信州81号」は無事運転も運転日数減

青春18きっぷユーザ御用達の夜行快速列車「ムーンライトながら」と「ムーンライト信州」は、この夏も無事に運転されます。

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「ムーンライトながら」に利用されている185系電車

  • 快速「ムーンライトながら」(運転日数:23日)
    • 下り(東京→大垣)
      • 運転日:2018年7月27日(金)~8月18日(土)
      • 運転時刻: 東京 23:10発 → 大垣 05:50着
    • 上り(大垣→東京)
      • 運転日:2018年7月28日(土)~8月19日(日)
      • 運転時刻: 大垣 22:48発 → 東京 05:05着
    • 運転車両:185系10両(全車指定席)

「ムーンライトながら」の運転日数は、昨夏の30日から大幅減の23日となってしまいました。昨夏は7月21日から運転されていたので、運転開始が一週間遅くなりました。

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189系電車(写真は信越本線普通「妙高」 2007年撮影)

  • 快速「ムーンライト信州81号」(運転日数:13日)
    • 運転日:
      • 2018年7月13日(金)、14日(土)、20日(金)、21日(土)
      • 2018年8月3日(金)、4日(土)、10日(金)、17日(金)、18日(土)
      • 2018年9月14日(金)、15日(土)、21日(金)、22日(土)
    • 運転時刻: 新宿 23:54発 → 白馬 05:40着
    • 運転車両:189系6両(全車指定席)

「ムーンライト信州81号」の運転日数も、昨夏の17日から13日へと減っています。昨夏は、8月上旬に毎日運転される期間がありましたが、今年は基本的に金曜・土曜発のみとなっています。

車両の廃止・更改で今後の運転がどうなるか注目!

これらの夜行快速列車に利用されている車両は、いずれも古いもので、いつ廃車になってもおかしくありません。

「ムーンライト信州」に利用されている189系電車は、中央線の臨時列車等で活躍していた2編成が3月に引退したばかり。残存している189系は「ムーンライト信州」に利用されている編成のみです。

引退した189系の代わりに、中央線の臨時列車では、房総方面の特急列車だったE257系500番台(5両編成)が利用されています。「ムーンライト信州」の189系が引退したら、こちらもE257系500番台が利用されるのでしょうか。

一方、「ムーンライトながら」に利用されている185系電車の行方も気になります。中央線特急では、E353系が続々と投入されていて、すでに全車が引退したE351系に加えて、E257系も置き換え始めています。

www.kzlifelog.com

このE257系をリニューアルして、東海道線へ導入することも発表されています。

東海道線の特急「踊り子」などで利用されている185系を置き換えるのでしょう。そのときに、「ムーンライトながら」もE257系での運転となるのでしょうか? 「ムーンライトながら」は、JR東海エリアも走行しますので、JR東日本の都合だけで車両を変更するわけにはいかないという事情があります。

夜行快速列車は「ムーンライトながら」「ムーンライト信州」の2つしか残っていません。車両の更新を無事に乗り越えて、今後も運転されることを祈りたいですね。

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登山客向けの早朝特急「山かいじ号」

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中央線の臨時列車として、立川発 小淵沢行きの特急「山かいじ号」が運転されます。

  • 特急「山かいじ号」
    • 運転日: 2018年7月28日(土)、8月4日(土)、11日(土)、12日(日)
    • 運転時刻: 立川 05:10発 → 小淵沢 07:01着
      • 停車駅: 八王子・大月・塩山・山梨市・石和温泉・甲府・韮崎
    • 運転車両: E257系5両(全車指定席)

運転される時期や時間帯からして、八ヶ岳などへの登山客向けの臨時特急列車でしょう。

小淵沢から先に乗り継ぐ場合は、以下のようになります。いずれも普通列車です。(土休日ダイヤ)

  • 中央本線 (甲府 06:46発)→ 小淵沢 07:25発 → 松本 08:32着
  • 小海線 小淵沢 07:49発 → 小海 09:00着/09:19発 → 小諸 10:28着

立川の発車が5時10分と早いため、利用できる人は限られそうです。中央線沿線からは、以下の列車から乗り継ぐことができます。

  • 快速 武蔵小金井 04:30発 → 立川 04:40着
  • 快速 中野発 04:25発 → 立川 04:576着

中野より西側の駅からなら、特急「山かいじ号」に乗れそうです。

中央東線~中央西線乗り入れの臨時特急列車「木曽あずさ号」「諏訪しなの号」

本来は、塩尻から松本へ向かう中央東線の特急「あずさ」と中央西線の特急「しなの」を、それぞれ中央西線、中央東線に乗り入れる臨時列車です。

  • 特急「木曽あずさ号」
    • 下り
      • 運転日:2018年7月28日(土)、8月25日(土)
      • 運転時刻: 新宿 09:24発 → 南木曽 13:50着
    • 上り
      • 運転日:2018年7月29日(日)、8月26日(日)
      • 運転時刻: 南木曽 16:02発 → 新宿 20:42着
    • 運転車両:189系6両(全車指定席)

「木曽あずさ号」は、首都圏から木曽路への観光などに便利な列車です。土曜日に下り、日曜日に上りの運転なので、上下とも指定席が確保できれば、1泊2日の週末旅行にピッタリです。木曽川や中山道の宿場町など、観光スポットもたくさんあります。

「木曽あずさ号」は残り1編成となった189系電車での運転。普段は乗り入れない中央西線での運転も注目です!

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飯田線リレー号と同形式のJR東海313系電車(写真は身延線@甲府駅)

  • 快速「飯田線リレー号」
    • 上り
      • 運転日:2018年7月28日(土)、8月25日(土)
      • 運転時刻: 辰野 12:30発 → 駒ヶ根 13:24着
    • 下り
      • 運転日:2018年7月29日(日)、8月26日(日)
      • 運転時刻: 駒ヶ根 16:33発 → 辰野 17:34着
    • 運転車両:313系3両(全車指定席)

「木曽あずさ号」に接続する飯田線の臨時列車、快速「飯田線リレー号」が運転されます。JR東海の313系電車で運転されますが、全車指定席なので指定席券が必要です。

伊那路への観光向けの列車ですが、10分ほど後を普通列車が追いかけてきますので、駒ヶ根で後続の普通列車(天竜峡行き 駒ヶ根13:34発)に乗り継げます。さらに、天竜峡では、豊橋行きに乗り継げます。

  • 辰野 12:30発 → 駒ヶ根 13:24着(快速「飯田線リレー号」)
  • 駒ヶ根 13:34発 → 天竜峡 15:09着(飯田線 普通列車)
  • 天竜峡 15:11発 → 豊橋 18:24着(飯田線 普通列車)

新宿から「木曽あずさ号」、辰野から「飯田線リレー号」に乗車したあと、飯田線の乗り鉄も楽しめますね。

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「諏訪しなの」と同じJR東海の383系電車(写真は特急「しなの」)

  • 特急「諏訪しなの号」
    • 上り
      • 運転日:2018年9月8日(土)
      • 運転時刻:名古屋 07:02発 → 小淵沢 09:45着
    • 下り
      • 運転日:2018年9月9日(日)
      • 運転時刻:小淵沢 14:02発 → 名古屋 17:14着
    • 運転車両:383系4両(全車指定席)

「諏訪しなの号」は、名古屋から諏訪方面の観光に便利です。さらに、終点の小淵沢では、小海線の観光列車「HIGH RAIL 1号」(小淵沢 10:30発 → 小諸 12:31着)に接続します。小海線沿線の清里、野辺山といった避暑地への観光にも便利な列車ですね。

小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」については、以下の記事をご覧ください。乗車レポートもあります。

www.kzlifelog.com

189系での運転!快速「木曽路満喫号」

  • 快速「木曽路満喫号」
    • 運転日:2018年7月1日(日)
    • 運転時刻
      • 長野 08:35発 → 中津川 12:15着
      • 中津川 14:53発 → 長野 18:18着
    • 運転車両:189系6両(全車指定席)

こちらは長野から篠ノ井線、中央西線経由で中津川まで運転される臨時快速列車です。特急「しなの」が同じルートを1日に何本も走っているので、利便性という面ではありがたみはあまりないのですが、注目は189系で運転されるというところでしょうか。

上で紹介した「木曽あずさ号」とともに、189系電車が中央西線へ乗り入れますので、乗り鉄の方も、撮り鉄の方も注目の列車ですね。

中央西線~飯田線経由、ちょっと変わった経路の「伊那ツインアルプス号」

  • 快速「伊那ツインアルプス号」
    • 運転日:2018年9月2日(日)
    • 運転時刻
      • 名古屋 06:17発 → 伊那市 09:45着
      • 伊那市 13:50発 → 名古屋 18:00着
    • 運転車両:313系3両(全車指定席)

この「伊那ツインアルプス号」、JR東日本の臨時列車のリリースに載っていたのですが、名古屋発伊那市行き、313系での運転と、どう見てもJR東海の臨時列車。

よく見ると、塩尻・辰野経由、とあるので、この両駅間のわずか10分ほどは中央東線(JR東日本エリア)を通るのですね。

中央西線~中央東線~飯田線という珍しい経路の臨時列車です。

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京都始発の「サンライズ出雲93号」も運転!

繁忙期にコンスタントに運転されている臨時「サンライズ出雲」も運転されます。今年の注目は、京都始発の「サンライズ出雲93号」です。

  • 寝台特急「サンライズ出雲」
    • サンライズ出雲91号
      • 運転日:2018年8月11日(土)、16日(木)、24日(金)
      • 運転時刻: 東京 22:21発 → 出雲市 13:07着
      • 停車駅: 横浜、大阪、三ノ宮、姫路、岡山、倉敷、備中高梁、新見、米子、安来、松江、宍道
    • サンライズ出雲92号
      • 運転日:2018年8月10日(金)、15日(水)、23日(木)、9月14日(金)
      • 運転時刻: 東京 22:21発 → 出雲市 13:07着
      • 停車駅: 宍道、松江、安来、米子、新見、備中高梁、倉敷、岡山、姫路、三ノ宮、大阪、横浜
    • サンライズ出雲93号
      • 運転日: 2018年9月21日(金)
      • 運転時刻: 京都 22:14発 → 出雲市 9:20着
      • 停車駅: 大阪、三ノ宮、姫路、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道

「サンライズ出雲93号」は、翌朝の始発の新幹線で京都を出発するのに比べると、2時間近く早く出雲市に到着するダイヤとなっています。

  • 京都 06:56発 → 岡山 07:56着(のぞみ95号)
  • 岡山 08:04発 → 出雲市 11:04着(やくも3号)

運転日が1日だけなので、市場調査的な意味合いが濃い臨時列車かもしれません。今回の臨時列車が好調であれば、今後も京都始発のサンライズ出雲が運転されるかもしれませんね。

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山陰本線の観光列車「あめつち」運転開始!

2018年7月~9月に催行される「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせて、山陰本線の観光列車「あめつち」がデビューします。

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(出典)JR西日本 - 観光列車の旅時間 - 鳥取・島根エリア

「あめつち」の概要は以下のとおりです。

  • 快速「あめつち」
    • 運転日: 7月以降の土・日・月を中心に運行
    • 運転時刻
      • 鳥取 09:00発 → 出雲市 12:47着
      • 出雲市 13:41発 → 鳥取 17:36着
    • 運転車両:キハ47形2両(観光列車)
    • 全車グリーン車指定席で運転(青春18きっぷでは乗車できないので注意!)

詳しくは、JR西日本おでかけネットをご覧ください。

鳥取~出雲市を4時間近くかけてゆっくりと走る観光列車です。窓側を向いた座席や、2人がけ、4人がけのボックスシートがあるようです。グリーン車指定席として運転されるので、座席はとてもゆったりしています。

この区間は風光明媚なエリアで、日本海や大山、宍道湖などが車窓を彩ります。物販カウンターもあり、おいしい食事をとりながら車窓を楽しむことができそうです。

鳥取~出雲市という長距離を走る列車でもありますので、山陰本線の乗り鉄の旅では、ぜひ乗車したい観光列車です。


2018年夏のJR各社の臨時列車の中から、気になる列車を紹介しました。中央線では、「ムーンライト信州」をはじめ、189系の臨時列車が多数運転されます。いつ引退してもおかしくない車両ですので、この夏の汽車旅で乗車してみてはいかがでしょうか。

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2018年春(3月~6月)の臨時列車の記事です。

www.kzlifelog.com

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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