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青春18きっぷ+フェリー夜行便で北海道へ行こう! 夜行列車代わりにフェリーを利用して北海道へ上陸する乗り継ぎプランを紹介!

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北海道新幹線が開業してからの青春18きっぷユーザーの悩みは、どうやって本州~北海道を行き来するかという点に尽きます。普通なら「北海道新幹線オプション券」を購入するところですが、この記事では、青森と北海道を結ぶフェリーの夜行便の利用を提案します。お得感もさることながら、かつての急行「はまなす」のように、寝ている間に移動できるのもメリットです。

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青春18きっぷ・北海道&東日本パスでの本州~北海道間の移動手段は?

青春18きっぷを利用して、本州(青森)~北海道(函館)を移動する手段は、これまでどのように変化してきたでしょうか?

時期 列車・区間 乗り継ぎ 追加出費
~2002年12月 快速海峡 なし
(青森~函館間直通)
なし
~2016年3月 特急スーパー白鳥・白鳥
蟹田~木古内
青森~蟹田~
木古内~函館
なし
2016年3月~ 北海道新幹線
奥津軽いまべつ~木古内
青森~新青森~
津軽二股(徒歩)
奥津軽いまべつ~
木古内~函館
2,300円
北海道新幹線
オプション券

青森~函館間を直接結んでいた「海峡」

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2002年の東北新幹線八戸延伸時までは、青森~函館間に「快速海峡」が運転されていました。快速列車ですので、青春18きっぷだけで乗車できます。ちなみに、この快速海峡、電気機関車牽引の客車列車でした。

蟹田~木古内に特例が設けられた在来線特急「スーパー白鳥」「白鳥」

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その後は、青函トンネルを通過するのが特急列車のみとなってしまったため、青函トンネルを含む蟹田(青森県)~木古内(北海道)間が特例区間となり、この区間のみの乗車の場合は、青春18きっぷだけで乗車できました。蟹田、木古内での乗り換えが必要になりすし、乗り継ぎもイマイチでしたが、追加出費はなく、青春18きっぷだけで移動することができました。

追加出費が必要になった北海道新幹線

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その状況が変わったのが、2016年3月に北海道新幹線が開業してからです。青函トンネルを通る在来線の定期旅客列車は全廃されてしまいました。この時に、救済措置として設けられたのが「北海道新幹線オプション券」(2,300円)です。このオプション券を購入すれば、奥津軽いまべつ~木古内間の北海道新幹線に乗車でき、さらに、木古内~函館(正確には五稜郭)間の三セク「道南いさりび鉄道」にも乗車できます。

ただし、北海道新幹線オプション券は、青春18きっぷとは別に購入する必要があります。結果的に、追加出費なしでは本州~北海道間を行き来することができなくなってしまいました。

さらに、奥津軽いまべつ、木古内に停車する北海道新幹線の列車が限られていること、青森~津軽二股間のJR津軽線の列車本数が極端に少ないことなどから、現実的な時間で乗り継げるパターンは限られてしまいました。

北海道&東日本パス+北海道新幹線特急券、使い勝手は良いが特急券が高い!

青春18きっぷの北海道&東日本版「北海道&東日本パス」を利用すれば、別途特急券を購入することで、北海道新幹線の新青森~新函館北斗間に乗車できる特例が設けられています。新青森、新函館北斗には、当然のことながら北海道新幹線の全列車が停車しますし、途中駅での乗り継ぎがない分、青春18きっぷ北海道新幹線オプション券よりも、断然使い勝手は上です。

ただし、新青森~新函館北斗間の特急料金は4,450円(通常期)と、かなり高いです。北海道&東日本パスが、7日間有効で10,850円と格安なのに比べると、特急料金の高さが目立ってしまいますね。

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青森~北海道を結ぶ夜行フェリー利用の提案

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そこで、青森~北海道を行き来するときに、鉄道ではなく、フェリーの利用を提案します

前後を、青春18きっぷや北海道&東日本パスで移動することを前提に考えると、利用できるフェリーは以下の3社になります。

運行区間 所要時間 便数 料金(2等相当)
シルバーフェリー
(川崎近海汽船)
八戸港~苫小牧港 7~8時間 4往復/日 5,000円 ※1
津軽海峡フェリー 青森港~函館港 3時間40分 8往復/日 2,220~3,190円
青函フェリー 青森港~函館港 4時間 8往復/日 1,600円~2,000円

※1: インターネット予約で10%割引き(5,000円→4,500円)

八戸港~苫小牧港を結ぶシルバーフェリーは、インターネット予約割引適用でも4,500円と、北海道新幹線の特急料金よりも高いですが、夜行便があり、乗船時間も7時間以上と、夜行列車代わりにするにはもってこいです。宿代も浮きますので、そう考えるとお得感は高そうです。

青森港~函館港を結ぶフェリーは、津軽海峡フェリー、青函フェリーを合わせて16往復/日も運航されていますので、旅程に合わせやすいです。

所要時間は4時間程度、駅や市街地からフェリーターミナルまでのバス移動などを含めると、5時間程度は見ておく必要があります。鉄道よりもかなり時間がかかりそうに見えますが、青春18きっぷ+北海道新幹線オプション券で乗り継ぐと、青森~函館間の移動に4~6時間を要します。実は、フェリーの所要時間と大差ないのですよね。

シルバーフェリーは夜行列車代わりにおすすめ! 札幌への移動にも便利!

関東地方や東北地方の太平洋側から北海道を目指す場合は、八戸港~苫小牧港を結ぶシルバーフェリーがおすすめです。

おすすめの理由は以下の通りです。

  • 夜行便があり寝ている間に移動できるうえ、宿代も浮く
  • 苫小牧港に到着するため、札幌や道央・道東方面への移動に有利

シルバーフェリーは、1日4往復運航されていますが、以下の3便は夜行列車代わりに利用できます。

区間・時刻 料金
八戸港 22:00 → 苫小牧港 06:00 5,000円 ※1
苫小牧港 21:15 → 八戸港 04:45 同上
苫小牧港 23:59 → 八戸港 07:30 同上

※1: インターネット予約で10%割引き(5,000円→4,500円)

既にJRの夜行列車はほとんど運転されていませんし、本州~北海道間の夜行列車も、2016年3月で廃止されてしまいました。フェリーの夜行便は、夜行高速バスもない本州~北海道を、寝ている間に移動できる貴重な交通手段です。

シルバーフェリーの4,500円という価格は、北海道新幹線オプション券の約2倍、北海道&東日本パスの特例で北海道新幹線に乗車するために必要な特急料金4,450円とほぼ同等です。

ただし、前述の通り、夜行便を活用すれば、大幅に移動時間を短縮できるうえに、宿代わりにもなりますので、価格差以上のお得感があることは間違いなしです。

首都圏→札幌 青春18きっぷ+シルバーフェリーの乗り継ぎ例

シルバーフェリーと、青春18きっぷや北海道&東日本パスを利用して、首都圏(東京)から札幌までの乗り継ぎは以下の通りです。ダイヤは変更になる可能性がありますので、実践される場合は、くれぐれも最新のダイヤをご確認ください。

【東京 → 札幌】(2018年3月ダイヤ改正後の平日ダイヤ)

  • 東京 07:50発 → 上野 07:57発 → 宇都宮 09:27着(東北本線 快速ラビット)
  • 宇都宮 09:31発 → 黒磯 10:21着(東北本線 普通)
  • 黒磯 10:26発 → 新白河 10:50着(東北本線 普通)
  • 新白河 10:53発 → 郡山 11:32着(東北本線 普通)
  • 郡山 11:39発 → 福島 12:27着(東北本線 普通)
  • 福島 12:40発 → 仙台 13:55着(東北本線 快速仙台シティラビット5号)
  • 仙台 14:35発 → 小牛田 15:20着(東北本線 普通)
  • 小牛田 15:35発 → 一ノ関 16:23着(東北本線 普通)
  • 一ノ関 16:30発 → 盛岡 18:04着(東北本線 普通)
  • 盛岡 18:15発 → 八戸 20:05着(いわて銀河鉄道・青い森鉄道 普通 乗車券3,040円)
  • 八戸駅前 20:25発 → 八戸港フェリーターミナル 21:05着(シャトルバス 500円)
  • 八戸港 22:00発 → 苫小牧港 06:00着(シルバーフェリー 2等 5,000円)
  • 苫小牧港フェリーターミナル 06:50発 → 苫小牧駅 07:07着(道南バス 250円)
  • 苫小牧 07:26発 → 札幌 08:34着

東京から八戸までの移動が、修行以外の何物でもないですが(笑)、東京を朝出発すると、翌日朝には札幌に到着します。苫小牧から札幌までは、普通列車でも1時間ちょっとの距離ですので、鉄道利用で函館に上陸するのに比べると、翌日の行動範囲が大きく広がります。

なお、青春18きっぷの場合は、盛岡~八戸間の三セク(いわて銀河鉄道、青い森鉄道)の乗車券3,040円が別払いとなります。北海道&東日本パスであれば、この区間の三セクにも乗車できますので、旅行するエリアが北海道・東日本エリアのみの場合には「北海道&東日本パス」がおすすめです。

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函館・道南へは津軽海峡フェリー・青函フェリーがおすすめ!

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目的地が函館や道南の場合には、青森港~函館港を結ぶ津軽海峡フェリー、青函フェリーの利用を考えてみましょう。

所要時間が4時間程度なので、無理に夜行便を選ぶ必要はなさそうですが、日中のJR普通列車での移動時間の確保や、宿代の節約などを優先する場合には、以下の夜行便が利用できそうです。

区間・時刻 料金 備考
青森港 23:30 → 函館港 03:20 1,600円~2,000円 青函フェリー
青森港 02:00 → 函館港 05:50 1,600円~2,000円 青函フェリー
青森港 02:40 → 函館港 06:20 2,220円~3,190円 津軽海峡フェリー
函館港 23:30 → 青森港 03:20 1,600円~2,000円 青函フェリー
函館港 00:30 → 青森港 04:10 2,220円~3,190円 津軽海峡フェリー


青森港、函館港ともに、フェリーターミナルは駅から離れています。バスでの連絡が可能ですが、深夜早朝時間帯はバスがありませんので、タクシー等の利用が必要になります。

首都圏→函館 青春18きっぷ+フェリー夜行便の乗り継ぎ例

首都圏(東京)から函館までの乗り継ぎ例です。

【東京 → 函館】(2018年3月ダイヤ改正後の平日ダイヤ)

  • 東京 07:50発 → 八戸 20:05着
    • 八戸までは東京→札幌乗り継ぎと同じ行程
  • 八戸 20:30発 → 青森 22:06着(青い森鉄道 普通)
  • 青森駅西口 → 青森フェリーターミナル(タクシー 900円)
  • 青森港 02:40発 → 函館港 06:20着(津軽海峡フェリー スタンダード 2,220円~3,190円)
  • 津軽海峡フェリー(停留所) 07:06発 → 五稜郭 07:30着(函館バス 240円)

参考までに、北海道&東日本パス+北海道新幹線での乗り継ぎ例も挙げておきます。最終の北海道新幹線に乗り継げます。ちなみに、青春18きっぷ+北海道新幹線オプション券では、当日中、もしくは、翌朝に函館に到着することはできません。

【東京 → 函館(北海道&東日本パス+北海道新幹線)】

  • 東京 07:50発 → 八戸 20:05着
    • 八戸までは東京→札幌乗り継ぎと同じ行程
  • 八戸 20:30発 → 青森 22:06着(青い森鉄道 普通)
  • 青森 22:19発 → 新青森 22:24着(奥羽本線 普通)
  • 新青森 22:32着 → 新函館北斗 23:33着(北海道新幹線 はやぶさ37号 特急券4,450円)
  • 新函館北斗 23:46発 → 函館 00:05着(函館本線 はこだてライナー)

以上、青春18きっぷとフェリー夜行便を利用して北海道へ乗り継ぐプランを紹介しました。料金や利便性だけでなく、旅情の点でもフェリーを利用するメリットはあると思います。青春18きっぷの旅だからと、鉄道だけでの移動にこだわらず、たまにはフェリーを利用してみてはいかがでしょうか。

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