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2020年夏の青春18きっぷで乗りたいおすすめの路線・列車5選!

ノウハウ
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2020年夏の青春18きっぷシーズンが7月20日から始まります。新型コロナウイルスの影響で、観光列車・臨時列車の運転が少ないなど、例年とは状況が異なりますが、それでもせっかくの夏の青春18きっぷシーズンを楽しみたいですよね。この記事では、2020年夏の青春18きっぷシーズンに乗りたい・乗っておきたい、筆者おすすめの列車や路線を紹介します。

例年とはちょっと違う? 2020年夏の青春18きっぷシーズン

緊急事態宣言が解除され、県間をまたぐ旅行の自粛も緩和されました。一方で、外国人の入国制限が続いていたり、日本人の国内旅行の需要もまだ回復していない状況もあり、2020年夏の青春18きっぷシーズンは、例年とは少し状況が異なるようです。

とはいえ、せっかくのシーズンですので、感染症対策を万全にしたうえで、旅に出てみましょう。

この記事では、今年の青春18きっぷシーズンに乗りたい・乗っておきたい列車や路線をご紹介します。

豊肥本線が8月8日、4年ぶりに運転再開! 阿蘇観光とセットでの乗車がおすすめ!

2020年夏の青春18きっぷシーズンに乗っておきたい路線としては、まずJR九州の「豊肥本線」が挙げられます。

2016年の熊本地震で被災、懸命の復旧工事が進められていましたが、4年ぶりに全線での運転再開にこぎつけました。

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これまで、熊本方面から阿蘇へは鉄道でのアクセスができなくなっていましたが、8月8日からは可能になります。

そこで、阿蘇観光をしつつ、青春18きっぷで復旧後の豊肥本線の乗り鉄を楽しむプランはいかがでしょうか?

豊肥本線の運転再開と同時に、特急列車の運行体系も一部変更されます。観光特急「あそぼーい!」が熊本~大分・別府間で運転されるようになります。青春18きっぷでは乗車できないため、別払いとなりますが、普通列車の本数が少ない区間で「ワープ」に使うのもありかと思います。

豊肥本線の運転再開のニュースについては、以下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

外国人観光客不在の富良野線、富良野・美瑛をゆったり観光するチャンス!

2020年夏の観光シーズンは、インバウンドの観光客が不在である点が例年と大きく異なります。そして、普段、外国からの観光客が多い北海道の観光地は、今年は人出が少ないことが予想されます。

そんな北海道の観光地の中でも、アジア系の観光客に大人気なのが富良野・美瑛です。日本への入国制限が解除されていない状況が今後もしばらく続くと思われますので、今年の夏、富良野・美瑛を訪れるのは日本人観光客だけでしょう。観光地としては厳しい状況が続きますが、日本人観光客にとっては、ゆっくりと観光するチャンスでもあります。

美瑛パノラマロードの最寄り駅「美馬牛駅」
美瑛パノラマロードの最寄り駅「美馬牛駅」

富良野線の列車の中からでも、北海道の雄大な風景を楽しむことができますが、おすすめは美瑛駅や美馬牛駅で下車して、レンタサイクルで美瑛の丘を巡る観光です。特に筆者のおすすめは、美瑛駅の隣の美馬牛駅。2020年夏の青春18きっぷのポスターにもなっている趣のある駅です。

どこを切り取っても絶景だらけの「美瑛パノラマロード」
どこを切り取っても絶景だらけの「美瑛パノラマロード」

美馬牛駅の近くには「美瑛パノラマロード」があります。美瑛駅近くのパッチワークの丘に比べると観光客は少なめで、あまり観光化されていない丘の風景を眺めることができます。

美馬牛駅からのサイクリングの様子は、以下の記事をご覧ください。天気さえよければ、素晴らしい景色を眺めることができますよ。

富良野線の旅におすすめの「富良野・美瑛ノロッコ号」
富良野線の旅におすすめの「富良野・美瑛ノロッコ号」

旭川から富良野・美瑛へのアクセスや、富良野~美瑛間の移動には、夏のシーズン中に運転されるトロッコ列車「富良野・美瑛ノロッコ号」がおすすめです。

富良野・美瑛への鉄道でのアクセスやおすすめの観光スポットについては、以下の記事で枠しく紹介していますので、ぜひご覧下さい。

廃止危機の留萌本線、日常の雰囲気を味わうなら今のうち?

かつての栄華を思わせる広い構内の留萌駅
かつての栄華を思わせる広い構内の留萌駅

JR北海道が「単独で維持困難な線区」にあげていて、その中でもバス転換等が適当とされている路線の一つが留萌本線(深川~留萌)です。

2016年12月に末端部の留萌~増毛間が廃止になったばかりですが、現在残っている深川~留萌間の存続も危うい状況になってきています。

北海道に旅行に行かれるのであれば、今のうちに留萌本線に乗車しておくのもありでしょう。

筆者は2年前の2018年8月下旬の平日午後に乗車しましたが、深川近辺では帰宅する高校生が多少乗車していましたが、それ以降はガラガラ。地方のローカル線の厳しい状況を目の当たりにしたのでした。

鉄道ファンとしては廃止にしてほしくはないと思いつつも、乗客数や、車窓に見える高規格な道路のことを考えると、何とも複雑な気持ちになったものです。

留萌本線の乗車記については、以下の記事をご覧ください。

避暑&観光にピッタリ! 標高1300メートルの高原鉄道、小海線!

野辺山駅近くから八ヶ岳を望む
野辺山駅近くから八ヶ岳を望む

毎年夏になるとおすすめしているような気もしますが、やはり夏に乗りたくなる小海線。避暑にも観光にもおすすめです。

JR線の標高の高い駅トップ10に、実に9駅もランクインする小海線は、始発駅の小淵沢駅ですでに標高が900メートル近く。JR線標高No.1の野辺山駅は1,345メートルもあります。平地(標高0メートル)との気温差は約10℃。東京が猛暑日でも、野辺山は27~28℃くらいのことが多いですし、空気も爽やかなので、暑いのが苦手な方にピッタリです。

筆者のおすすめは、野辺山駅で下車しての観光。天気がよければ、レンタサイクルで駅のまわりを1~2時間走るだけで、高原の空気を感じることができます。

そして、小海線は車窓の変化も多く、乗っているだけでも飽きません。野辺山高原から眺める八ヶ岳、渓谷が美しい千曲川、そして、佐久盆地から眺める浅間山など、わずか2時間ほどの乗車時間の間に、車窓がどんどん移り変わっていきます。

そんな小海線の車窓については、以下の記事をご覧ください。

小海線の旅ならぜひ乗りたい観光列車「HIGH RAIL 1375」
小海線の旅ならぜひ乗りたい観光列車「HIGH RAIL 1375」

また、小海線に乗車するのであれば、ぜひ乗りたいのが観光列車「HIGH RAIL 1375」です。2両編成の小さな観光列車ですが、窓が大きく、小海線の車窓を眺めるのに最適です。そして、予約をしておけば、車内でブランチやスイーツなどをいただくこともできます。沿線のグルメを味わいながら、車窓を楽しむことができる最高の列車です。

「HIGH RAIL 1375」については、以下の記事をご覧下さい。

首都圏からであれば、日帰りでも小海線の旅を楽しむことができます。以下の記事では、筆者が青春18きっぷで何度も実践したおすすめのルートを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

善光寺平・安曇野・北アルプスの絶景! 大糸線・篠ノ井線「リゾートビューふるさと」

姨捨駅に停車中の「リゾートビューふるさと」
姨捨駅に停車中の「リゾートビューふるさと」

最後に紹介するのは、長野~松本~南小谷を、篠ノ井線・大糸線経由で結ぶ観光列車「リゾートビューふるさと」です。

「リゾートビューふるさと」は、座席と車端部の展望スペースのみ、2両編成のオーソドックスな観光列車ですが、その魅力は長野県の魅力的な車窓を満喫できること。

姨捨駅ホームからの善光寺平の絶景! 日本三大車窓の一つ!
姨捨駅ホームからの善光寺平の絶景! 日本三大車窓の一つ!

始発駅の長野を出ると、30分ほどで日本三大車窓の一つを眺められる姨捨(おばすて)駅に到着します。姨捨駅のホームからは、千曲川が流れる善光寺平を一望することができます。長野発の下り「リゾートビューふるさと」なら、姨捨駅で停車時間がありますので、ホームに降りて景色を眺めることができます。

姨捨駅の近くには棚田もあります。「リゾートビューふるさと」の停車時間では見学は難しいですが、早めに姨捨駅に到着して、散策後に「リゾートビューふるさと」に乗車することはできます。姨捨駅周辺の棚田や善光寺平のビューポイントについては、以下の記事をご覧ください。

長閑な安曇野の田園風景が広がる大糸線の車窓
長閑な安曇野の田園風景が広がる大糸線の車窓

松本駅で列車の進行方向が変わって大糸線に入ると、安曇野の長閑な田園風景が広がります。そして、西側には北アルプス。四季折々の車窓が美しい区間ですが、夏の青々とした田園風景が広がる様子も魅力的です。

「リゾートビューふるさと」は全車指定席の快速列車ですので、青春18きっぷ+指定席券(530円)で乗車できます。

長野から乗り換えなしで南小谷まで行けるため、青春18きっぷで長距離を移動したいときにも活用できる列車ですね。それに、週末を中心に通年コンスタントに運転されていますし、夏休み期間中はほぼ毎日運転と、運転日が多く利用しやすい列車でもあります。

「リゾートビューふるさと」については、以下の記事で詳しく紹介しています。運転日やダイヤに加えて、車窓も詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

夜行快速「ムーンライト」今夏は運転なし!

最後に、一つだけ注意しておきたいことがあります。青春18きっぷユーザーご用達の夜行快速列車「ムーンライトながら」ですが、残念ながら2020年の夏は運転がありません。

2020年春の運転では、新型コロナウイルスの感染が拡大している時期でもあったため、「ムーンライトながら」はかなり空いていたようです。ここ最近は、運転日が減少傾向で、「ムーンライトながら」の指定席券はプラチナチケットと化していました。そのような状況にもかかわらず空席が目立つ状況だったため、この夏の運転を見送ったのもやむを得ないでしょう。

気になるのは今冬以降の運転についてです。車両更新のタイミングを迎えていることもあり、これを機に廃止なんてことにならなければよいのですが……


以上、『2020年夏の青春18きっぷで乗りたいおすすめの路線・列車5選!』でした。この夏ならではの列車・路線に加えて、夏の青春18きっぷシーズンにぜひ乗っておきたい列車や路線を紹介しました。夏の青春18きっぷ旅の参考にしていただければと思います。

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青春18きっぷで乗れる観光列車10選の記事です。青春18きっぷ+指定席券(530円)で乗れる列車を紹介しています。車窓やグルメ、イベントなどの楽しみがいっぱいで、青春18きっぷの旅が格段に楽しくなります。

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