ひさの乗り鉄ブログ

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西武鉄道が2019年度の設備投資計画を発表! 「Laview」5編成を増備、池袋線特急をすべて置き換えへ! 新宿線特急車両更新の検討も!


西武鉄道が2019年度の設備投資計画と、2019~2021年度の中期経営計画を発表しました。車両面での注目は、新型特急車両「Laview」(001系)の増備、ロングシートの40000系の増備、そして、新宿線の特急車両更新の検討でしょう。また、有料座席指定列車の増発についても触れられています。

西武鉄道が2019年の設備投資計画、2021年度までの中期経営計画を発表!

西武鉄道は、2019年5月14日、2019年度の設備投資計画と、2019~2021年度の中期経営計画を発表しました。

2019年度の設備投資計画としては、主に以下の内容が挙げられています。

  • 2020年度までに練馬、西武新宿、高田馬場、所沢、国分寺の5駅にホームドアを設置
  • 新宿線 中井~野方駅間連続立体交差事業(地下化)
  • 新宿線 東村山駅付近連続立体交差事業(高架化)
  • ひばりヶ丘駅、所沢駅、多磨駅のリニューアル
  • 新型特急車両(001系)Laview を5編成増備、池袋線・秩父線の特急列車をすべて置き換え
  • 40000系車両(ロングシートのみ)を2編成増備

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西武鉄道の新型特急車両「Laview」(001系)

車両面での注目は、池袋線・秩父線の特急列車を全て「Laview」化することでしょうか。2019年3月にデビューしたばかりの「Laview」ですが、デビューから1年もたたないうちに、池袋線・秩父線の特急「ニューレッドアロー」をすべて置き換えてしまうようです。

オーソドックスな特急車両の「ニューレッドアロー」に対して、エクステリアもインテリアも大胆なデザインを取り入れた「Laview」。ソファのような座席に、BGMの流れる客室内は、落ち着いた喫茶店にいるような雰囲気です。

Laviewの乗車記を以下の記事で公開しています。2019年のゴールデンウィークに運転された飯能~所沢~本川越の臨時特急列車です。

www.kzlifelog.com

中期経営計画にある「新宿線の特急車両更新検討」とは?

池袋線・秩父線の特急列車は今年度中にすべて「Laview」に置き換えられますが、新宿線はどうなるのでしょうか?

「Laview」は、もともと7編成が製造されることになっていました。2018年度中に2編成が完成、2019年度に新たに5編成を製造すると、計画していた7編成がすべて完成することになります。となると、新宿線の特急列車を「Laview」に置き換える計画は、現時点ではないことになります。

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ニューレッドアロー(10000系)

そこで、今回発表された中期経営計画のほうにある「新宿線の特急車両更新検討」の内容が気になってきます。

これから3年間の間に「検討」するということなので、実際に運転が開始されるのは2021年度以降かもしれません。現時点で考えられる可能性としては、

  1. 池袋線・秩父線と同じ「Laview」(001系)を製造、置き換え
  2. 新宿線用に、「Laview」とは異なる、新たな特急車両を設計・製造
  3. 新宿線からは特急専用車両を廃止し、ロング・クロス転換の通勤型車両(40000系の後継?)でライナーを運転

がありそうです。

これまで、池袋線と新宿線では、同じ特急車両が使われてきましたので、1.の「Laview」投入が順当かなと思います。ですが、わざわざ「検討」とするからには、何か違うことを考えている、とも読めます。

鉄道ファンとして期待したいのは、2.の新たな特急車両を新宿線用に製造するという案でしょう。池袋~西武秩父特急「ちちぶ」の所要時間は1時間半ほどですが、新宿線の西武新宿~本川越の特急「小江戸」は45分~50分くらい。乗車時間が短いのと、池袋線の特急よりも観光利用の比率が少なく、通勤利用の比率が高いように思いますので、それに合わせた特急車両を製造するということは考えられそうです。

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40000系を本川越へのライナーに利用することもあるかも?

所要時間が短い、通勤利用が多い、という点からすると、3.の案も懸念されます。新宿線では「拝島ライナー」が運転されていますが、同じ車両(または後継の車両)を用いて、特急「小江戸」を、「川越ライナー」(仮)に置き換えるというものです。かなりデグレになってしまうので、さすがにないかな、とは思いますが…

有料座席指定列車の増発

中期経営計画には「有料座席指定列車の増発」という記述もあります。

これは、2017年に運転を開始した「S-TRAIN」や、2018年に運転を開始した「拝島ライナー」のような、ロングシートとクロスシートを転換できる車両を用いた列車のことです。

「S-TRAIN」と「拝島ライナー」は、運転開始から現在まで、運転本数は以下のように変わってきています。

  • S-TRAIN(平日: 所沢~豊洲、休日: 西武秩父~元町・中華街)
    • 2017年3月運転開始: 平日上り4本・下り3本、休日2.5往復
    • 2018年3月ダイヤ改正: 平日上り6本・下り5本、休日2.5往復(平日2往復増発)
    • 2019年3月ダイヤ改正: 平日上り2本・下り5本、休日2.5往復(平日上り1本増発・5本廃止)
  • 拝島ライナー(平日のみ: 西武新宿→拝島)
    • 2018年3月運転開始: 平日下り5本
    • 2019年3月ダイヤ改正: 平日下り6本(1本増発)

基本的に増発されてきてはいますが、需要がなかった平日夕方以降のS-TRAINの上り列車(所沢→豊洲)は、2019年3月のダイヤ改正で5本すべてが運転取り止めとなりました。

今後、増発するとしたら、

  • S-TRAINの平日朝の上り列車、平日夕方以降の下り列車の増発
  • S-TRAIN休日の4社直通列車(西武・東京メトロ・東急・横浜高速鉄道)の増発
  • 拝島ライナーの平日朝の上り列車を新設、下り列車を増発

あたりが考えられます。

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S-TRAINに使われているロング・クロス転換の40000系電車

S-TRAINの休日の西武秩父~元町・中華街間の列車は、運転開始以来、1本も増発されていません。あまり需要がないのか、4社にまたがって運転されるために増発しにくいのか、何か理由があるのでしょう。

ちなみに、西武秩父~元町・中華街の所要時間は2時間15分~2時間40分。特急用の車両が最も必要とされている列車は、休日運転のS-TRAINでしょう。2時間以上も乗車するのなら、座席がリクライニングしない通勤型の車両よりも、特急用に作られた車両のほうがいいですね。

そういえば、「Laview」には、「ニューレッドアロー」にはなかった前面の貫通扉があるそうです。これは地下鉄乗り入れの際に必要になる設備です。S-TRAINの休日運転の区間に「Laview」を走らせることも想定しているのでしょうか。


以上、『西武鉄道が2019年度の設備投資計画を発表! 「Laview」5編成を増備、池袋線特急をすべて置き換えへ! 新宿線特急車両更新の検討も!』でした。一番気になるのは、新宿線の特急車両更新検討ですが、果たしてどうなるでしょうか?