ひさの乗り鉄ブログ

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2020年鉄道業界 個人的に気になる出来事トップ3! 新たな観光列車・夜行列車の登場に期待!


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みなさま、あけましておめでとうございます。2020年もこれまで以上に、乗り鉄に関する情報発信をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

新年最初の投稿となりますので、この記事では、2020年に予定されている鉄道業界での出来事のトップ3を、筆者の独断と偏見で紹介していきます。

「WEST EXPRESS 銀河」「36ぷらす3」、新たなジャンルの観光列車・夜行列車が誕生へ!

2020年、最も注目したいのは、新たなジャンルの観光列車の誕生です。

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「WEST EXPRESS 銀河」のエクステリアデザイン

(出典)新たな長距離列車の列車名・エクステリア・設備愛称名の決定について(JR西日本 PDFファイル)

まず、JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」が、2020年5月から運転を開始します。

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通常の指定席に加え、グリーン席相当の「ファーストシート」、B寝台のような「クシェット」、個室「ファミリーキャビン」「プレミアムルーム」と、さまざまな座席種別を備えた列車となります。

そして、うれしいことに、2020年5月~9月は、京都・大阪~出雲市間で夜行列車として運転されるます。

JR各社の夜行列車は絶滅寸前の状態ですが、その中で、夜行列車としても運転できる「WEST EXPRESS 銀河」がデビューすることの意味は大きいです。季節ごとにエリアや時間帯を変えて運転されるという点も、新しい試みです。

2020年代の新たな夜行列車のスタイルを確立してくれることを願っています。

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JR九州の新しい観光列車「36ぷらす3」(出典: JR九州ニュースリリース)

(出典)「36ぷらす3」車両レイアウトについて(JR九州ニュースリリース 2019年12月20日 PDF)

そして、2020年秋には、JR九州が、787系を改造した観光列車「36ぷらす3」の運転を開始します。

こちらは、5日間で九州を一周するルートで運行されますが、特徴的なのは、一日単位で乗車できる点です。5日間全て乗車して、九州一周の旅を楽しむもよし、特定の日にだけ乗車して、九州の都市間移動を楽しむもよし、という新たなスタイルの観光列車です。

787系からなくなってしまったビュッフェが復活するのもうれしいところです。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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「WEST EXPRESS 銀河」、「36ぷらす3」のいずれも、これまでの特定の区間で運転される観光列車とは違ったタイプの列車です。2020年代の新たな観光列車、夜行列車のスタンダードになるのか、注目ですね。

常磐線全線運転再開、東日本大震災の被災路線が全て復旧へ!

2011年3月の東日本大震災から9年、ようやく、被災した鉄道路線が全て復旧します(BRTによる復旧含む)。

2019年3月には、三陸鉄道(旧JR山田線)の宮古~釜石間の運転が再開され、新生「リアス線」が誕生したことは記憶に新しいところですが、それに続き、2020年3月には、常磐線の全線運転再開が予定されています。

常磐線いわき~富岡間で普通列車として運転されている651系
常磐線いわき~富岡間で普通列車として運転されている651系も見納め?

常磐線は、東日本大震災の津波と原発事故の被害で、多くの区間で運転を見合わせましたが、津波被害のあった区間から徐々に復旧。原発事故の影響で帰還困難区域などに指定されている区間が、最後まで運転見合わせとなっていました。

その最後まで残った区間である富岡~浪江間の運転が、2020年3月に再開される計画になっています。2019年12月には、すでに試運転が実施されています。

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そして、注目は、品川~仙台を直通する特急列車の運転開始です。

JR東日本は、常磐線の全線運転再開に合わせて、仙台への直通特急を運転することを発表しています。

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常磐線の富岡~浪江間の運転再開は、沿線の帰還困難区域の先行解除と歩調を合わせる形で進んでいます。報道によれば、先行解除は以下のような見通しとのことです。

  • 夜ノ森駅周辺(富岡町): 3月10日午前6時に避難指示解除で合意
  • 双葉町: 3月4日(見通し)
  • 大熊町: 3月5日(見通し)

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これが順調に進み、常磐線の試運転も問題がなければ、3月14日のJRのダイヤ改正に合わせて、運転が再開されるものと思われます。

個人的にも、この区間は、代行バスの乗車も含めて、震災以降、2度訪問していますので、全線での運転再開と、仙台への直通特急の運転開始は、とても楽しみにしていますし、ぜひ乗りに行きたいと思っています。

札沼線 北海道医療大学~新十津川間が5月6日で廃止! 日高本線の一部区間の廃止も決まるか?

2019年は、関西ではおおさか東線の全線開通、関東では相模鉄道~JR埼京線の直通運転開始がありましたが、2020年は、今のところ、新線開業は予定されていません。

一方、2020年5月6日の運転をもって、札沼線の北海道医療大学~新十津川間が廃止されます。2019年3月の石勝線夕張支線(新夕張~夕張)の廃止に続いて、JR北海道では2年連続の路線廃止となります。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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JR北海道が2016年に「単独で維持困難な線区」として挙げた路線・線区のうち、既に廃止された夕張支線、今年5月に廃止予定の札沼線の一部区間以外にも、留萌本線(深川~留萌)、根室本線(富良野~新得)、日高本線(鵡川~様似)が廃止の方向で協議が進んでいます。

日高本線(鵡川~様似)では、沿線の7町が廃止・バス転換に合意、個別にJR北海道と協議に入ることが決まっています。

2020年中には、正式にJR北海道から国土交通省に対して、廃止届が提出され、廃止日が決まる可能性が高そうです。

残りの、留萌本線、根室本線の一部区間も予断を許さない状況ですので、今年も「単独で維持困難な線区」の状況についてウォッチしていきたいと思います。


以上、「2020年鉄道業界 個人的に気になる出来事トップ3! 新たな観光列車・夜行列車の登場に期待!」でした。全区各地で運転されている観光列車、そして絶滅寸前の夜行列車に、新たな潮流が生まれつつある2020年。今後、鉄道の旅がどのように変わっていくのか、その転換点となるかもしれませんね。