2018年11月の下旬、身延線沿線を旅行してきました。下部温泉に宿泊し、身延山、富士宮と定番のコースではありますが、晩秋の山梨・静岡を楽しんできました。
紅葉を求めて山梨へ
なんとなく温泉に行きたい気分だったのと、この時期に紅葉が見られそうなところをあわせて考えてみたところ、山梨県南部ということになりました。
宿泊は、はてなブロガーのゆうさんイチオシの下部温泉に決定。
ということで、初日は甲府経由で下部温泉まで。翌日に身延山と富士宮を観光して帰宅することにしました。
連休前日の特急かいじで甲府へ! E257系の中央特急は乗り納め?
連休前日の平日、通勤ラッシュがだいぶ収まった午前10時過ぎの新宿駅へ。それでも、さすがに日本一の乗降客数を誇るターミナル駅。コンコースは人で溢れています。
中央線の特急が発着する10番線ホームへ。普通列車がほとんどやってこないこのホームだけは、落ち着いた雰囲気です。
これから乗車する「かいじ103号」は、かいじでは残り少なくなったE257系での運転。来年(2019年)3月のダイヤ改正では、中央線の特急列車は全て新型のE353系に統一されます。
9番線には回送となったE257系。ホームの両側にE257系が停車しているこの風景も、見られるのはあとわずかです。
10時30分、半分くらい席が埋まったところで新宿駅を発車。平日ということもあって、出張利用が多いのかと思ったらそうでもなく、外国からの観光客がかなり乗車していました。
三鷹、立川、八王子と停車して、少しずつ席が埋まっていきます。が、外国からの観光客は大月で大半が下車。富士急行線に乗り換えて、河口湖や富士山観光に向かうのでしょう。来年のダイヤ改正では河口湖までの定期特急列車が誕生することになっていますが、それだけの需要があることがわかります。
山間部の紅葉は既に終わりでしょうか。雨がポツポツと落ちてくるあいにくの天気もあって、ちょっとくすんだ色合いです。
晴天なら甲府盆地を一望できる勝沼付近の車窓も、この日はもやがかかったような様子でちょっと残念。
12時10分ごろ、定刻よりやや遅れて終点の甲府駅に到着。ちょうど新宿行きのスーパーあずさが出発していきました。E353系とE257系の並びも、あと数ヶ月で見られなくなってしまいますね。
セレオ甲府「信玄」でランチ
ちょうどお昼なので、甲府駅の駅ビル「セレオ」でランチに。5階レストランフロアにある「そば ほうとう 郷土料理 信玄」へ。山梨のお土産で有名な桔梗信玄餅の桔梗屋の系列のお店だそうです。

- ジャンル:郷土料理(その他)
- 住所: 甲府市丸の内1-1-8 セレオ甲府5F
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:Deep_throat)
郷土料理 信玄をぐるなびで見る | 甲府の郷土料理をぐるなびで見る
店内は、入口に近い側はカウンターがメインで一人客が多め。奥は6人がけのテーブルがメインで、観光客が多かったです。地元の人のランチにも、観光客にも対応できるようにしているようですね。
甲州名物「鳥もつ煮そば定食」に、甲州ワイン(白)のグラスをつけて。ほうとうも美味しそうでしたが、おそらく温泉宿の夕飯で出るだろうと思い、お昼は蕎麦にしたのでした。
甲州ワインは甘口でしたが、甘すぎず、お蕎麦によく合いました。鶏もつ煮には赤のほうがよさそうでしたが。ちなみに、お蕎麦のほうも、やや太めでコシがあって、美味しかったです。
特急「ワイドビューふじかわ」で下部温泉へ
甲府駅に戻り、自由席特急券を購入して、身延線のホームへ。まだ発車まで20分以上ありますが、既に「ワイドビューふじかわ10号」は4番線に停車していて、ドアが開いていました。早速乗車します。
JR東海の373系電車で運転される「ワイドビューふじかわ」ですが、いつ乗ったか思い出せないくらい、久々の乗車になります。昨年12月に同じルートで乗り鉄をしたときには、青春18きっぷだったので普通列車に乗ったのですよね。
今回は青春18きっぷが使えない時期なので、気兼ねなく(?)特急に乗車します。といっても、下部温泉までの特急料金は650円とお得です。
特急「ワイドビューふじかわ」の車内や乗車の様子は、以下の記事をご覧ください。平日の昼間ということもあってか、ガラガラでした。
ということで、40分ほどで下部温泉に到着です。
下部温泉 湯元ホテルに宿泊
すでに日が傾きかけている下部温泉に到着。このあたりはまだ紅葉が見られました。
本日宿泊する「湯元ホテル」までは、徒歩20分ほど。天気も回復してきたので、歩いてもよかったのですが、連れがお疲れのご様子だったので、宿に電話を入れて迎えに来ていただきました。
温泉街の奥にある湯元ホテルへ
下部温泉は、富士川の支流、下部川に沿って、温泉宿が並んでいます。少し坂を登ったところに湯元ホテルがありました。
ちなみに、湯元ホテルを選んだのは、ゆうさんのブログで、下部温泉の中でも泉質が良いと紹介されていたからでした。
ということで、さっそくチェックイン。2階のお部屋に案内していただき、お茶をいただきました。
川に面した広めのお部屋。二人で泊まるには十分すぎるほどの広さです。トイレと洗面台はありますが、お風呂はありません。
部屋の窓からはホテルの入口の橋が見えます。温泉街の通りから、この橋で川を渡って宿に入ります。小さな川ですが、水が流れる音がかなり大きく聞こえます。気になる人は気になるかもしれません。まあ、慣れてしまえば、問題ありませんでした。
下部温泉のぬる湯に挑戦
夕食の前に温泉へ。地下の大浴場と、1階の岩風呂があります。午前6時に男湯と女湯が入れ替わるとのこと。
大浴場はとても広く、源泉かけ流しのぬる湯と、源泉を加温した熱いお風呂があります。交互に入るのがよいそうなので、熱いお風呂に入ったあとで、ぬる湯へ。
熱いお風呂で温まったあとにぬる湯に入ると、水に入るかのような感覚で、かなり勇気が必要です。ぬる湯の温度は30℃そこそこ。熱いお湯のほうは40℃以上はありそうです。この10℃の差は大きい。
それでも、お湯に浸かってしまえば、それほど冷たさは感じません。長く入っていると、不思議と体が温まってくるような感覚になりました。体温より冷たいお湯なので、体が冷えるのではないかと思っていましたが、不思議なものです。温泉の成分のせいでしょうか?
夕食はほうとう!
夕食は、1階にある食堂でいただきます。この日は連休前の平日ということもあってか、宿泊客の年齢層は高め。年配の夫婦が多かったようです。


お刺身に天ぷら、川魚に茶碗蒸しと、温泉宿の定番の夕食。それでも、さすがに山梨の温泉宿。予想通りほうとうが出てきたのでした。
スタンダードなプランにしたので、特別に高級なものはないですが、どの料理も味はよく、美味しくいただくことができました。ほうとうは、麺が多くボリュームたっぷり。このあと「ご飯とお味噌汁もいかがですか」と言われましたが、とても食べきれずに断ってしまったのでした。
寒い朝の湯豆腐が美味しい!
翌朝7時半。朝食も、夕食と同じ1階の食堂です。


こちらも温泉宿の定番的な朝食ですが、寒い朝だったので、湯豆腐がありがたいですね。
ということで、下部温泉の湯元ホテル、源泉かけ流しの温泉は最高に良いですし、食事も美味しかったので大満足でした。建物や設備は古いですが、お部屋も共用スペースも清潔感がありました。3連休前の休前日、夫婦で泊まって、2食付き税込み18,000円(一人9,000円)。コスパ的にも満足感の高い宿でした。
つづく↓
コメント