ひさの乗り鉄ブログ

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熊本デスティネーションキャンペーン 臨時列車・観光列車まとめ! 注目は夜行列車「サロンカー明星号」、復活急行「阿蘇号」!

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2019年7月~9月に開催される「熊本デスティネーションキャンペーン」の詳細が発表されました。JR九州の観光列車の特別運行など、臨時列車もたくさん運転されます。中でも、注目は、夜行列車として運転される「サロンカー明星号」、そして、復活急行「阿蘇号」でしょう。この記事では、「熊本デスティネーションキャンペーン」の臨時列車・観光列車をまとめて紹介します。

「熊本デスティネーションキャンペーン」とは?

2019年7月~9月の3か月間、熊本デスティネーションキャンペーン(以下、熊本DC)が開催されます。

「デスティネーションキャンペーン」(DC)というのは、JR旅客6社と自治体、地域の観光事業者が共同で実施する観光キャンペーンです。

熊本でDCが開催されるのは8年ぶり、熊本県の単独開催は22年ぶりだそうです。

キャッチコピーは「五感、ひびく、観動旅 もっと、もーっと!くまもっと。」 「観動」というのは、「観る」「観光」「感動」を組み合わせた造語だそうです。

詳しくは、JR九州のニュースリリースをご覧ください。

そんな熊本DCに合わせて、JR九州やJR西日本が臨時列車を多数運転します。以下では、乗り鉄にとって気になる臨時列車・観光列車の特別運行について、まとめて紹介します。

なお、いずれも旅行商品としての発売のみです。窓口などできっぷだけ購入して乗車することはできませんので、旅行を主催する旅行会社でツアーを申し込みましょう。

大阪~熊本間の寝台特急が復活!「サロンカー明星号」

一番の注目は、大阪と熊本を結ぶかつての寝台特急「明星」のリバイバル列車として運転される「サロンカー明星号」でしょう

  • サロンカー明星号
    • 往路
      • 運転日: 2019年8月23日(金)
      • 運転区間・時刻: 大阪 16:18発 → 熊本 翌11:17着
    • 復路
      • 運転日: 2019年8月25日(日)
      • 運転区間・時刻: 博多 16:00発 → 大阪 翌06:06着
    • 使用車両: 14系欧風客車7両(サロンカーなにわ)
    • 主催: (株)日本旅行

往路・復路ともに夜行列車としての運転です。復路は熊本発ではなく博多発ですね。

在来線で客車列車とはいえ、大阪→熊本に19時間もかかるはずはありませんので、途中で長時間停車がありそうです。夜間帯の時間調整か、昼間であればミニ観光やイベントなどがあるのかもしれません。

この列車に利用される「サロンカーなにわ」は、全車グリーン席の豪華な客車列車です。列車名のとおり、サロンカーが連結されていて、車内でイベントを実施したり、ゆっくりくつろいだりすることができます。

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「サロンカー明星号」に利用される客車(サロンカーなにわ)

(出典)熊本デスティネーションキャンペーン 「五感、ひびく、観動旅もっと、もーっと!くまもっと。」の開催について(JR九州ニュースリリース 2019年5月24日)PDF

「明星」は、もともとは東京~大阪を走る列車の名称でしたが、1968年に大阪~熊本の寝台特急の愛称となりました。その後、西鹿児島行きの列車などを統合して、最盛期には1日に7往復も運転されていました。山陽新幹線の全線開通後(1975年)は、徐々に本数を減らし、1986年に定期列車としての運転を終了、1990年には臨時列車としての運転も終了し、「明星」の列車名は消えてしまいました。

そんな歴史のある寝台特急のリバイバル列車。「サロンカーなにわ」は寝台列車ではなく座席の客車列車ですが、2008年に絶滅した関西~九州間の夜行列車の雰囲気を味わうことができそうです。

青い12系客車で復活運転! 往路は筑豊本線経由! 復活急行「阿蘇号」

戦後、東京~熊本を結ぶ急行列車につけられた愛称が「阿蘇」でした。その後、新大阪~熊本間に夜行列車として運転されたこともありました。そんな「阿蘇」の愛称が復活します。

  • 復活急行「阿蘇号」
    • 往路
      • 運転日: 2019年9月28日(土)
      • 運転区間・時刻: 広島 09:19発 → 熊本 18:50着
      • 折尾→原田間は筑豊本線経由で運転
    • 復路
      • 運転日: 2019年9月29日(日)
      • 運転区間・時刻: 博多 14:00発 → 広島 20:37着
    • 使用車両: 12系客車6両
    • 主催: (株)日本旅行

前述の「サロンカーなにわ」と同様、復活急行「阿蘇号」に利用される12系客車はJR西日本所有のものが利用されるのでしょう。現在では、「SL北びわこ号」などで利用されている客車です。

かつての急行「阿蘇」に比べると運転区間はだいぶ短く、往路が広島から熊本まで、復路は博多から広島までとなっています。

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注目は、往路は博多を通らず、折尾から筑豊本線に入る運転経路になっていることです。折尾~原田間のうち、桂川~原田間は非電化路線です。復活急行「阿蘇号」は客車列車ですから、牽引する機関車が必要です。つまり、電気機関車とディーゼル機関車の付け替えが発生します。さらに、関門トンネルでも機関車の付け替えを実施します。2~3回の機関車の付け替えが見られそうです。

夜行列車であるという点で、前述の「サロンカー明星」は注目ですが、往年の急行列車の雰囲気を味わいたいのであれば、ボックスシートが整然と並ぶ「阿蘇号」のほうがよさそうですね。

SL人吉号が博多駅から延長運転!「DL&SL人吉リレー号」

JR九州のSL列車としておなじみの「SL人吉号」が、熊本DCのオープニング列車として、博多駅から延長運転されます。

  • DL&SL人吉リレー号
    • 運転日: 2019年7月1日(月)
    • 運転区間・時刻: 博多 09:43発 → 熊本 12:16着 → 人吉 16:12着
    • 使用車両: 50系客車3両
    • 主催: クラブツーリズム(株)

博多から熊本まではDL(DE10)による牽引、熊本から人吉までは「SL人吉号」同様に、SL牽引となります。

客車は「SL人吉号」に利用されている50系客車の3両編成。4人掛けのボックスシート、2人掛けのクロスシート、それに、ビュッフェや展望ラウンジなども備えています。博多から人吉まで、6時間以上にも及ぶ長い行程となりますが、八代~人吉間の球磨川沿いの美しい車窓に加えて、車内の充実した設備もあいまって、楽しく過ごせそうです。

JR九州おなじみの観光列車「A列車で行こう」が特別区間運行!

JR九州おなじみの観光列車「A列車で行こう」が、熊本DCのオープニング特別運行として、普段の運転区間(熊本~三角)とは異なる区間で運転されます。

  • 特急「A列車で行こう」 博多~三角 特別区間運行
    • 運転日: 2019年7月1日(月)
    • 運転区間・時刻: 博多 08:25発 → 三角 12:01着
    • 使用車両: キハ185形2両(「A列車で行こう」編成)
    • 主催: (株)阪急交通社
  • 特急「A列車で行こう」 熊本~人吉 特別区間運行
    • 運転日: 2019年7月2日(火)
    • 往路: 熊本 10:41発 → 人吉 12:39着
    • 復路: 人吉 14:04発 → 熊本 16:00着
    • 使用車両: キハ185形2両(「A列車で行こう」編成)
    • 主催: クラブツーリズム(株)

熊本DC開催初日は、博多から熊本間を延長運転し、熊本からは本来の運転区間である鹿児島本線から三角線へ。翌日の7月2日は、ふだんの運転区間とは異なる熊本~人吉を肥薩線経由で往復します。

「A列車で行こう」は、キハ185形という古い特急用の気動車を改造した観光列車。16世紀に天草地方に伝わった南蛮文化をモチーフにデザインされたインテリアは、とても古い特急車両とは思えないほど豪華なものになっています。

www.jrkyushu.co.jp

ふだんは有明海を臨む海沿いの三角線で運行されている「A列車で行こう」が、球磨川沿いの肥薩線を走りますので、また一味違った旅を楽しめそうです。

熊本DCオープニングの7月1日、博多駅から熊本方面へは、8時25分に「A列車で行こう」、9時43分に「DL&SL人吉リレー号」が発車します。平日の月曜日ですが、博多駅や、鹿児島本線の沿線は、鉄道ファンでにぎわいそうですね。


以上、『熊本デスティネーションキャンペーン 臨時列車・観光列車まとめ! 注目は夜行列車「サロンカー明星号」、復活急行「阿蘇号」!』でお届けしました。熊本DCということで、臨時列車の運行はJR九州が主体となりますが、JR西日本も協力して「サロンカー明星号」「阿蘇号」を運行します。鉄道ファンにも注目の熊本DCになりそうです。

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