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釧網本線「快速しれとこ摩周号」に指定席を試験的に導入! 将来の観光列車導入へとつなげてほしい取り組みです

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JR北海道は、釧網本線の快速「しれとこ摩周号」に、期間限定で試験的に指定席を導入すると発表しました。WILLER社が9月~10月に運行する「摩周湖周遊レストランバス」「知床探検バス」に接続する列車への指定席導入という試みです。観光客が多い釧網本線には、嬉しい取り組みです。

釧網本線 快速「しれとこ摩周号」に指定席を導入

JR北海道の発表によると、釧網本線の快速「しれとこ摩周号」(網走発釧路行き)を2両編成で運行し、2号車の一部を指定席として発売するとのことです。

発売期間、対象列車、発売区間等は以下のとおりです。

  • 発売期間: 2018年9月1日(土)~10月31日(水)
  • 対象列車: 快速「しれとこ摩周号」 網走発釧路行き
  • 発売区間: 網走~釧路の快速「しれとこ摩周号」停車駅相互駅間
  • 発売価格: 520円
  • 発売箇所: 全国のみどりの窓口、主な旅行会社等

快速っぽくない「しれとこ摩周号」に指定席導入!

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快速しれとこ号(2005年に撮影、現在は快速「しれとこ摩周号」に改称)

釧網本線の全線(釧路~網走)を走破する列車は、1日5往復しかありません。そのうちの1往復が、快速「しれとこ摩周号」です。

快速といっても、釧路~網走間の27駅のうち、停車しないのは3駅のみ。他の普通列車と同様、1両の気動車で運転されていて、あまり「快速」感はありません。

今回、対象となる網走発釧路行きの快速「しれとこ摩周号」のダイヤは、

  • 網走 10:24発 → 知床斜里 11:11発 → 川湯温泉 11:56発 → 摩周 12:16発 → 標茶 12:40発 → 釧路 13:33着

となっています。

快速「しれとこ摩周号」は、釧路発網走行きの列車もありますが、こちらは指定席はありません。

WILLER社「Eastern Hokkaido Nature Pass ~北海道縦断絶景レイル&バス~」キャンペーンに対応した施策

今回の指定席の試験導入は、WILLER社が9月~10月の2ヶ月間実施する、「Eastern Hokkaido Nature Pass ~北海道縦断絶景レイル&バス~」キャンペーンに対応したものです。

キャンペーンの内容としては、

  • 車内で簡単な食事ができる「レストランバス」で摩周湖を周遊する「摩周湖周遊レストランバス」への乗車(1回のみ)
  • 知床方面への路線バス乗り放題、定期観光バスへの乗車(1回のみ)
  • 釧網本線全線(網走~釧路)に2日間乗り放題

を合わせて、9,800円で提供するというものです。

今回の釧網本線への指定席の試験導入は、このWILLER社のキャンペーンと連携したものです。摩周、川湯温泉の両駅で、快速「しれとこ摩周号」と「摩周湖周遊レストランバス」(要予約)が接続するようになっているようです。

観光客向けの施策としては、なかなか良い取り組みだと思います。

釧網本線に観光列車がほしい!

道東には、国内屈指の観光資源があるにもかかわらず、公共交通機関の整備がイマイチで、レンタカーがないと観光しづらい状況になっています。

普段クルマを運転しない方や、外国からの観光客の方は、レンタカーを借りるのはハードルが高いでしょうから、今回のWILLER社のキャンペーンは、面白い取り組みだと思います。

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釧路湿原周辺の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」

一方で、釧網本線自体の魅力を高める施策も必要ですね。今回は指定席の試験導入ということでしたが、1年を通して釧網本線全線で運転される観光列車がぜひほしいところです。

夏季の「くしろ湿原ノロッコ号」や、冬季の「SL冬の湿原号」が運転されてはいるのですが、摩周湖や屈斜路湖、川湯温泉までは行かないのですよね。

釧網本線は、観光路線として存続することができるだけのポテンシャルを持っているはずなので、JR北海道はそれを活かす施策をぜひ検討してもらいたいところです。


以上、釧網本線「快速しれとこ摩周号」に指定席を試験的に導入するという話題でした。WILLER社との連携は、コストを掛けられないJR北海道にとっては良いことですが、将来の観光路線化に向けて、次に進んでほしいところです。