鶴見線訪問記、後半は、もはやフォトジェニックなスポットとしておなじみになった「海芝浦駅」を訪問します。ですが、いったん鶴見駅まで戻り、駅前のコーヒーショップで時間調整します。
浅野駅で海芝浦支線に乗り換え
前半の国道駅、大川駅、扇町駅の訪問記は、以下の記事を御覧ください。
扇町駅でネコ達と戯れたあと、いったん鶴見駅まで戻ってきました。1時間ほど駅前のドトールで休憩したあと、再び鶴見17時45分発の大川行きに乗車します。
そう、大川駅訪問のくだりで触れましたが、土休日は1日3本しかない大川駅に行くとても貴重な列車です。でも、目的地は大川駅ではありません。
海芝浦支線との分岐駅、浅野駅で下車します。
浅野駅は、上の写真のように、本線と海芝浦支線が分岐したあとにホームがあります。手前側のホームが海芝浦支線、右側のちょうど電車が入ってきたホームが本線です。
浅野駅の広いホームにもネコが。鶴見線は本当にネコ遭遇率が高いです。
海芝浦行きの列車がやってきました。鶴見駅を17時52分、先ほど乗ってきた大川行きの7分後に出発する列車です。これに乗れば海芝浦まで乗り換えなしなのですが、浅野駅を見てみたかったので、1本早い列車に乗ったのでした。
下車できない駅「海芝浦駅」
浅野駅から2駅、わずか4分で海芝浦駅に到着です。
この駅、「下車できない駅」としても有名です。駅のすぐ横には東芝の事業所があります。改札を一歩出ると、そこは東芝の私有地のため、東芝の社員や関係者の方しか下車できないというわけです。
ちなみに、ホーム上に「出場」「入場」と書かれた簡易Suica改札機があるので、「出場」のほうにタッチしてから、「入場」のほうにタッチすればOKです。
ホームの先にある「海芝公園」からの絶景!
ホームの先(改札内)には、「海芝公園」という小さな公園が整備されています。海や工場の絶景を見に来る観光客のために東芝が整備してくれた公園。無料で開放してくれています。ありがたいことですね。
海芝公園のすぐ横は東京湾につながる運河です。その向こうには、首都高速湾岸線の「鶴見つばさ橋」や大黒ふ頭にある「大黒PA」、それに、工場群を眺めることができます。
だいぶ日が暮れてきました。鶴見駅で時間調整したのは、夕暮れどきに海芝浦駅を訪問したかったからです。日没時刻と時刻表を見比べて、乗る列車を選んだのでした。
上の写真が、首都高速湾岸線の「鶴見つばさ橋」です。湾岸線はたくさんの運河を越えて埋立地を結んでいるので、このような橋がたくさんありますね。
日没の時刻を過ぎました。首都高速の橋や周囲の工場群の灯りが目立ってきました。左奥の明るいところは、大黒ふ頭にある大黒PAのようですね。
ホームからの眺めも最高!
次の電車がやってきました。この折返し列車に乗って帰りますが、まだ20分ほど時間がありますので、ホームからの夜景を楽しみます。
だんだんと暗くなり、鶴見つばさ橋の横にある工場の夜景もサマになってきました。とはいえ、運河を挟んでいるので、工場は小さくしか見えません。工場夜景だけを目的にするのはいまいちかもしれません。ここは、運河と工場、高速道路など、臨海地域の風景を楽しむ場所でしょう。
ちなみに、Googleマップさんによると、この工場のような建物、東京ガスと昭和シェル石油が共同出資して設立した「(株)扇島パワー」という会社のLNG火力発電所のようです。
大黒ふ頭方面は目立って明るい印象です。首都高速湾岸線と大黒線の複雑なジャンクションがあり、その真ん中がパーキングエリアになっています。
鶴見つばさ橋より東側も、少し明かりが見えますが、何があるのかわかるほどではありません。再びGoogleマップさんに尋ねると、JFEスチールの工場か、扇島太陽光発電所のようです。
まもなく18時50分発の鶴見行きの電車の発車時刻です。最後に人の少なくなったホームと電車、海をフレームに入れてパチリ。
その後、鶴見線、京浜東北線などを乗り継いで帰宅しました。
1時間弱、1本次の電車までの短い時間の滞在でしたが、海芝浦駅からの運河と工場、高速道路の景色を楽しむことができました。夕暮れから日没の時間帯は、空の色がオレンジから青、そして藍色に変わっていき、工場や高速道路の明かりが存在感を増してきます。晴天の日の黄昏時の訪問をおすすめします。
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