ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

JR東日本が三陸鉄道直通列車「TOHOKU EMOTION SPECIAL」を八戸~釜石間で運転! 新生リアス線とJRの初の直通観光列車です!


TOHOKU JR東日本は、2019年6月8日・9日に、八戸~釜石間でレストラン列車「TOHOKU EMOTION SPECIAL」を運転します。普段は八戸線(八戸~久慈間)で運転されている同列車ですが、三陸鉄道リアス線の釜石まで延長運転する形になります。旅行商品専用の団体臨時列車ですが、JR東日本と新生三陸鉄道を直通する初の観光列車となります。

JR八戸線・三陸鉄道リアス線直通のレストラン列車「TOHOKU EMOTION SPECIAL」を運転!

JR東日本盛岡支社は、2019年6月8日・9日に、八戸~久慈間で「TOHOKU EMOTION SPECIAL」を運転すると発表しました。

  • 運転日: 2019年6月8日(土)・9日(日)
  • 運転時刻
    • 8日(土): 八戸 11:05発 → 久慈 12:52着/13:24発 → 宮古 15:09着/17:17発 → 釜石 18:43着
    • 9日(日): 釜石 09:36発 → 宮古 11:17着/11:35発 → 久慈 13:40着/14:20発 → 八戸 16:07着
  • 運転車両: 「TOHOKU EMOTION」(キハ110系気動車 3両編成)

「TOHOKU EMOTION」は、八戸線(八戸~久慈)で運転されているレストラン列車です。

この「TOHOKU EMOTION」の特徴は、きちんとした厨房を備えていて、列車の中で調理された食事が提供されることです。3両のうち、中間の2号車がライブキッチンスペースやバーカウンタになっていて、調理される様子を見ることができます。

「TOHOKU EMOTION」については、JR東日本の専用サイトをご覧ください。

www.jr-morioka.com

新生三陸鉄道リアス線開通後、初の直通観光列車

なぜこの列車の話題を取り上げたかというと、今回運転される「TOHOKU EMOTION SPECIAL」が、今年3月に運転を開始した三陸鉄道リアス線と、JR東日本の初の直通観光列車だったからです。

三陸海岸沿いの、宮古~釜石間(旧JR山田線)は、東日本大震災の津波被害の影響で、ずっと運休となっていました。2019年3月にようやく復旧、同時にJR東日本から三陸鉄道に移管されました。これまでの北リアス線(久慈~宮古)、南リアス線(釜石~盛)と合わせて、久慈~釜石間を「リアス線」として、再出発を切ったところです。

www.kzlifelog.com

宮古~釜石間の運転再開で期待されるのが、JR東日本との直通列車の運転です。東日本大震災前までは、頻繁にJR東日本と三陸鉄道を直通する列車が運転されていました。東日本大震災後、同様に津波被害で運休していた三陸鉄道北リアス線・南リアス線が一足早く運転再開しましたが、宮古~釜石間が運転できない状態では直通運転のメリットは半減してしまいます。

同区間が復旧し、三陸鉄道への移管が完了した今なら、観光客の周遊に便利な直通列車が運転されるだろうと期待していたところに、今回の「TOHOKU EMOTION SPECIAL」が運転されるという発表があったというわけです。

ランチとデザートブッフェ両方が楽しめる「TOHOKU EMOTION SPECIAL」

「TOHOKU EMOTION」は、前述の通り、ふだんは八戸線の八戸~久慈間で1往復運転されています。通常の乗車券では乗車できず、旅行商品を購入する必要があります。

「TOHOKU EMOTION」2019年4~9月の商品概要は以下のようになっています。いずれも片道1時間50分前後の所要時間です。

コース 食事 料金(おとな)
【片道利用】八戸→久慈 ランチコース付き 7,900円
【片道利用】久慈→八戸 デザートブッフェ付き 4,500円
【往復利用】八戸⇔久慈 往路:ランチコース付き
復路:デザートブッフェ付き
11,900円


(出典)TOHOKU EMOTION 2019年度上期のシェフと旅行商品設定について(JR東日本プレスリリース 2019年2月9日)

これに対して、今回発表された「TOHOKU EMOTION SPECIAL」は、

  • ランチコース、デザートブッフェの両方が提供される
  • 八戸→釜石のコースは所要時間が約7時間半、釜石→八戸のコースは約6時間半

となっています。

「TOHOKU EMOTION SPECIAL」の乗車(食事付き)のみのプランは、22,500円となっていて、通常の「TOHOKU EMOTION」の往復利用の2倍近い料金になっています。食事の内容は変わらないはずなので、三陸鉄道の運賃を考慮しても、少し割高に設定されているように見えます。

八戸→釜石は宮古駅で2時間以上、釜石→八戸は久慈で40分の停車時間がありますので、このときに何かイベントやミニ観光などが予定されているのかもしれません。

「リゾートうみねこ」「お座敷車両(36-Z形)」の直通運転もあるか?

今回の「TOHOKU EMOTION SPECIAL」は八戸線との直通運転ですが、八戸線には観光列車「リゾートうみねこ」が週末を中心に運転されています。一方、三陸鉄道には、「36-Z形」というお座敷列車があります。

観光に向いたこれらの車両を活用して、JRと三陸鉄道の直通運転をどんどん実施してもらいたいですね。

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八戸線は八戸駅で、山田線は盛岡駅で、東北新幹線に接続しています。この両駅から、三陸鉄道に直通列車が運転されるようになれば、関東や東北各地から三陸鉄道へのアクセスが格段によくなります。

新たに「リアス線」として生まれ変わった今だからこそ、積極的に直通列車を運転して、東北新幹線沿線からの集客に努めてほしいところです。今後の展開に期待したいですね。


以上、『JR東日本が三陸鉄道直通列車「TOHOKU EMOTION SPECIAL」を八戸~釜石間で運転! 新生リアス線とJRの初の直通観光列車です!』でお届けしました。車内にキッチンを持ち、温かい料理を提供してくれる「TOHOKU EMOTION」が三陸鉄道へ直通運転するというだけで魅力的な列車ですね。今後もJRと三陸鉄道で協力して、直通列車をバンバン走らせてほしいところです。