ひさの乗り鉄ブログ

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常磐線、復旧に向けて富岡~浪江間で試運転を開始! 来年3月のダイヤ改正で全線運転再開&仙台直通特急デビューか?


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JR東日本は、東日本大震災時の原発事故の影響で運休している常磐線の富岡~浪江間で、12月18日より試運転列車の運転を開始すると発表しました。全線での運転再開は「2019年度末」とされていますので、来年3月のダイヤ改正に合わせての運転再開と、仙台への直通特急列車のデビューが濃厚です。最後まで残った東日本大震災の不通区間も、実に9年ぶりの運転再開が近づいてきました。

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常磐線 富岡~浪江間で試運転列車の運転を開始へ!

JR東日本は、東日本大震災の影響で現在まで不通となっている常磐線の富岡~浪江間で、2019年12月18日から試運転列車の運転を開始すると発表しました。

試運転列車の目的は、

列車を安全に運行するための設備等(線路設備、電力設備、信号・通信設備、など)の機能確認を行います。

となっています。

試運転列車が走るということは、これらの設備の復旧工事は既に終わっているということですね。

また、試運転のあとは、乗務員の技術習熟を目的とした訓練運転を実施するとあります。

いよいよ、常磐線の全線復旧が近づいてきました。

常磐線は東日本大震災の津波と原発事故の被害から徐々に復旧

常磐線は、2011年3月の東日本大震災により甚大な被害を受けてしまいました。

原ノ町から北側は津波の被害を受け、壊滅的な状態になってしまいました。旧来の線路から内陸へ1kmほどのところに、新たに高架の線路を建設して、2016年12月に運転を再開しています。

この区間の様子については、以下の旅行記で紹介しています。2017年1月に乗車したときのものです。

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一方、いわき~原ノ町の区間では、福島第一原発に近いところを通るため、原発事故の影響をもろに受けてしまいました。除染が進み、避難区域が縮小されるに伴って、常磐線も徐々に運休区間を狭めてきましたが、最後に残ったのが富岡~浪江間というわけです。現在は、代行バスが運転されています。

代行バスを含む常磐線の様子については、2019年1月に乗車したときのレポートをご覧ください。

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そんな常磐線ですが、2020年3月には、ついに全線での運転再開となります。

常磐線の全線運転再開は3月ダイヤ改正か? 仙台直通特急も同日デビュー?

今回のプレスリリースでは、全線運転再開の時期は明記されていませんでしたが、「2019年度末」を目指していることには変わりありません。

2019年度末=2020年3月ですから、復旧作業が順調に進めば、おそらくは3月14日に予定されているJRのダイヤ改正に合わせての運転再開になるのではないかと思われます。

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常磐線の特急「ひたち」「ときわ」に使われているE657系電車

そして、もう一つの注目は、仙台への直通特急列車の復活です。JR東日本が、2019年7月に、常磐線全線運転再開に合わせて、現在、「ひたち」「ときわ」に使われているE657系電車を利用して、首都圏から仙台への直通特急列車を運転することを発表しています。

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この時点の発表では、仙台直通特急の転開始時期は、「常磐線全線運転再開時(2019年末までを予定)」とされていました。

おそらく、仙台への直通特急列車の運転開始も、3月14日のダイヤ改正に合わせてくるのではないかと思われます。

東日本大震災前には、常磐線の特急列車をいわきで系統分離し、いわき~仙台には短編成の特急列車を走らせる計画で準備が進められていましたが、東日本大震災により棚上げに。常磐線の運転再開と同時にこの計画が再始動するのかと思いきや、東日本大震災前と同様に、首都圏~仙台の直通特急列車が復活することになったわけです。

常磐線の全線運転再開と、品川~仙台の直通特急列車のデビュー。品川駅のおとなり「高輪ゲートウェイ駅」の開業とともに、ダイヤ改正の目玉になりそうです。


以上、「常磐線、復旧に向けて富岡~浪江間で試運転を開始! 来年3月のダイヤ改正で全線運転再開&仙台直通特急デビューか?」でした。東日本大震災から9年。鉄道の被災区間としては最後まで残ってしまった常磐線ですが、いよいよ運転再開向けてのカウントダウンが始まります。福島の復興に向けて、常磐線の運転再開が強力な後押しになることを願わずにはいられません。