4日目も相変わらず早朝からスタート! 昨日、断念した美馬牛駅からのサイクリングにリベンジ! 最初は曇天だったものの、次第に青空が広がり、素晴らしい景色を眺めることができました。
早朝の富良野線で美馬牛駅へ
昨日は網走から旭川経由で美馬牛へやってきましたが、突然の雨でサイクリングを断念。代わりに留萌本線の乗り鉄を楽しんだのでした。
旭川のホテルを午前6時前にチェックアウトし、旭川駅へ。昨夜は賑わっていた駅前の通りも、この時間では人が少なく、静まり返っています。
荷物をコインロッカーに預けて、身軽になって富良野線のホームへ。
6時40分発の富良野行きに乗車。キハ150の2両編成です。土曜日の早朝ということもあってか、通勤・通学客も観光客も少なく、車内は空いています。一人がけの座席を確保して出発!
途中駅での乗降はほとんどなく、35分ほどで美瑛に到着。昨日のお昼頃は観光客で賑わっていましたが、午前7時過ぎでは閑散としていました。
7時27分に美馬牛駅に到着。ちょうど、旭川行きの列車と行き違いになりました。左側が乗車してきた富良野行きの列車、右側が旭川行きです。
このときは、どんよりとした曇り空でしたが、天気予報では次第に晴れてくるとのこと。天気予報を信じて、レンタサイクル「ガイドの山小屋」さんへ向かいます。
美瑛パノラマロードで絶景サイクリング!
開店時刻の8時ちょうどに到着すると、ちょうどお店を開けるところでした。早速、手続きをしてレンタル料を支払い、電動自転車を借りました。
10時27分の旭川行きの列車に乗る必要があるため、サイクリングに費やせる時間は2時間ほど。2時間で周れるおすすめのコースを教えてもらい、出発します。
最初は曇っていましたが、徐々に雲が切れ、青空が広がってきました。9時を過ぎると、全天の半分くらいは青空に! こんなに素晴らしい景色に遭遇しました。
教えてもらったおすすめコースは、富良野線の線路の北側までまわるコースでしたが、途中で写真撮影に夢中になり、とても時間が足りず。一緒に教えてもらったショートカットコースを通って、戻ったのでした。
美瑛パノラマロードでのサイクリングの様子は、以下の記事にまとめていますので、よろしければご覧下さい。写真をたくさん載せていますので、どんな景色を眺められるかがわかると思います。
列車の発車時刻の10分前に自転車を返却。ずっと自転車を漕いでいるか、写真を撮っているかだったので、とても疲れました。最後は、ちょっと時間を読み誤って焦りましたし。
それでも、こんなに素晴らしい景色を眺められるなら、早起きして来たかいがあったというものです。とにかく、あちこちから絶景を眺めることができます。美瑛観光というと、美瑛駅からパッチワークの路へというのが定番ですが、美馬牛駅からパノラマロードを走るのもホントにおすすめです!
富良野線のキハ40で旭川へ
美馬牛駅に戻ってきました。朝、美馬牛駅に到着したときの曇天とは打って変わって、青空に夏らしい雲が浮かぶ美馬牛駅と富良野線の列車を見ることができました。
やってきた2両編成の列車に乗車。JR北海道では、ワンマン列車は、乗車も降車も一番前の扉です。前の車両は、美馬牛駅にやってくるときに乗車したキハ150、後ろの車両は、国鉄時代の古い気動車、キハ40でした。当然(?)キハ40のほうに乗車。
大勢の観光客を乗せて、旭川には11時12分に到着。記念にキハ40をパチリ。JR北海道は新型気動車の導入を見送ったので、キハ40はもう少し頑張らないといけません。
満員の特急ライラックで札幌へ
旭川では一旦改札を出て、コインロッカーに預けた荷物を引き取ります。そして、次の列車の中で食べる駅弁を購入。12時ちょうど発の特急ライラック22号に乗車しますが、「ひがし北海道フリーパス」では自由席にしか乗車できないので、早めにホームへ。
ライラック22号が入線してきました。789系0番代の6両編成です。北海道新幹線が開通する前は、青函トンネルを通って、新青森と函館を結ぶ特急「スーパー白鳥」として活躍していた車両です。北海道新幹線開業後、札幌~旭川を結ぶ特急列車として運転されています。
6両のうち自由席は3両。窓側の座席を確保しましたが、発車時間が近づくにつれてどんどん混雑が増してきて、満席になりました。さすがにJR北海道のドル箱特急路線です。
12時ちょうどに旭川を出発。早速、先ほど購入した駅弁をいただきます。
旭川駅立売商会さんの「味わい弁当」(850円)です。北海道では珍しい幕の内弁当で、焼鮭、すき焼き、焼売がメインのおかずです。あまり北海道らしくないのですが、味はなかなか。駅弁でこの内容で850円なら安いです。
旭川の市街地を抜けると、田園風景が続きます。金色の穂が出始めているので、もうすぐ稲刈りの時期でしょうか。
深川、滝川、砂川と「川」がつく駅に連続して停車。乗客は増える一方で、ついに立ち客も出るほどの混雑になりました。
岩見沢に13時ちょうどに到着。室蘭本線との分岐駅です。デッキは立ち客でいっぱい!
岩見沢を出てしばらくすると、川を渡ります。江別のあたりだったと思いますが、このあたりで夕張川や千歳川が石狩川に合流します。この川は夕張川だったかな?
こんな北海道らしい車窓が続きます。江別を過ぎると次第に住宅や市街地が目立つようになってきます。列車の本数が多いところに入ってきたのか、ライラック22号のスピードも控えめに。
定刻どおり、13時25分、札幌に到着したのでした。北海道は、ホントにどの路線に乗っても景色がいいですね。
快速エアポートのuシートで新千歳空港へ!
札幌からは、13時50分発の快速エアポートに乗車。今回の旅では、札幌は乗り換えするだけになってしまいました。まあ、札幌は、今後も旅行する機会があるでしょうからいいでしょう。
ここは指定席「uシート」を奮発します。快速エアポートは15分毎に走っているのですが、それでもいつも混雑しています。
新千歳空港までは40分弱で到着。これで、「ひがし北海道フリーパス」で、石勝線→根室本線→釧網本線→石北本線→函館本線→千歳線と、北海道の道央から道東をぐるっと一周してきました。
バニラエアの成田行きはやや遅延
空港のターミナルでお土産を購入し、バニラエアのチェックインカウンターへ。お土産の分だけ荷物が増えたのですが、なんとか機内持ち込み7kg制限をクリア。
16時過ぎの搭乗時間が、機材準備の影響とかでやや遅れ。それでも15分くらいの遅れで搭乗できました。
空港のまわりは晴れているらしく、機上から北海道の雄大な景色に別れを告げます。
苫小牧港の上空を通過。そういえば、苫小牧港から茨城県の大洗港へのフェリーで帰京したこともあったなぁ、と思い出しつつ。ちなみに、細長い水路のようなところの右側(内陸側)には室蘭本線が走っています。
結局、成田空港には30分ほど遅れて到着。まあ、あとは家に帰るだけですし、翌日は日曜日なので、多少の遅れは気にしません。
成田空港からの帰宅には、成田エクスプレスを利用しようと思っていたところ、みどりの窓口や指定席券売機には、外国人の長大な列が。これは次の列車には間に合わないだろうと考え、またスカイライナーになったのでした。(おわり)
以上、「北海道・道東周遊の旅 2018夏」 の旅行記でした。全般的に天候がイマイチでしたが、久々の道東旅行を楽しんできました。今回、夏の北海道を満喫できたので、今度は復興応援も兼ねて、冬の北海道に行ってみたいなぁ、と思っているところなのでした。
この旅行から帰宅した5日後、北海道胆振東部地震が発生、北海道は観光客の減少に苦しんでいます。2018年10月下旬の時点で、鉄道は日高本線の一部を除いてほとんど復旧、観光地も震源にごく近い場所を除いて、そもそも被害はありません。2018年度末までは「北海道ふっこう割」が使えますので、今が北海道旅行のチャンスですね。ぜひ北海道を訪れてみて下さい。本州など他の地域にはない、素晴らしい自然やグルメがたくさんありますので。
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コメント
ひささん、こんにちは。
美瑛の丘はキレイですよね!
私もちょうど北海道3泊4日旅行から昨日帰って来たところです。
色々と参考にさせていただきまして、ありがとうございます!
ハヤトさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
美瑛の丘の景色が大好きで、北海道に旅行にいくたびに訪れています。
ハヤトさんも北海道へ旅行されたとのこと、ブログの記事を楽しみにしています!