K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

東京から一気に根室へ! 荒涼とした風景が続く花咲線に乗車 ~北海道・道東周遊の旅 2018夏(1)~

おすすめ記事Pick Up! 青春18きっぷ関連の記事はこちらから!

この夏は、LCC利用者限定のフリーきっぷ「ひがし北海道フリーパス」を利用して北海道・道東へ旅行に行ってきました。その旅行記をお届けします。

バニラエア+ひがし北海道フリーパスの旅へ!

久々に北海道に行きたくなって今回の旅行を計画しました。北海道新幹線が開業した2016年に函館には行きましたが、道東へは2008年以来、10年ぶりの旅行となりました。

今回は、JR北海道が発売する「ひがし北海道フリーパス」を利用します。このきっぷ、新千歳空港に到着するPeachもしくはバニラエアの搭乗券を提示しないと購入できない、LCC利用者限定きっぷです。

www.kzlifelog.com

このきっぷを使うために、フライトはバニラエアを選択。夏休みで、北海道の観光シーズンでもある8月は、LCCといえどもそれほど安くはありません。まあ、それでも、ANAやJALと比べると、3割くらいは安かったようです。

成田空港へは京成スカイライナーで!

さて、初日は、自宅最寄り駅を午前5時台の列車で出発。上野発06時20分の「スカイライナー3号」に乗車します。

f:id:kzlife:20180926195611j:plain
京成上野駅に入線してきたスカイライナー

予約していたライナー券を券売機で受け取り、ホームへ降りると、スカイライナーが入線してきました。京成上野から空港第2ビルまで2,470円! 特急料金のいらいない特急(?)なら1,240円、東京駅から出ている成田空港行きの高速バスなら1,000円なのですが、ここは所要時間を優先して奮発します。

f:id:kzlife:20180926195656j:plain
スカイライナーの座席は薄っぺらいですが足元は広々

早朝ということもあって、乗客は少ないようです。このスカイライナーの座席、薄っぺらいのですが、乗り心地はまあまあ。もっとも、所要時間は45分程度なので、座席の座り心地が気になるほどの時間ではないかもしれません。

上野を出ると、日暮里で乗客を少し乗せ、あまり速度をあげないまま、東京の下町を走っていきます。京成高砂を通過して、北総線区間に入ると、一気に時速130kmに! 線路が良いのか、車両が良いのか、時速130kmで走っていても、その速さを感じません。レール幅が新幹線と同じ標準軌(1,435mm)のためか、揺れも少なく乗り心地は抜群です。

印旛日本医大駅を過ぎると、2010年に新設・開業された「成田スカイアクセス線(成田空港線)」へ。この区間は、在来線では日本最高の時速160kmで走行します。新幹線に乗っていると聞こえるキーンという空気を切る音が聞こえ、高速走行していることがわかります。

あっというまに、成田空港(空港第2ビル駅)に到着。ここで下車します。

満席のバニラエアで北海道へ!

成田空港第2ビル駅(成田空港第2ターミナルにある駅)で下車、バニラエアが出発する第3ターミナルまでは1km弱あります。

第2ターミナルの外へ出ると、ちょうどターミナル間を結ぶバスが停まっていたので乗車。5分ほどで、第3ターミナルに到着しました。

f:id:kzlife:20180926195728j:plain
成田空港第3ターミナルにあるバニラエアのチェックインカウンター

バニラエアのチェックインカウンターへ。荷物のサイズと重さをチェックされ、チェック済みの札を付けてもらいます。これがないと機内へ荷物を持ち込めないそうです。

f:id:kzlife:20180926195758j:plain
フードコートで腹ごしらえ 今日2回目の(?)朝ごはん

チェックイン後は、大きなフードコートで腹ごしらえ。うどんとかしわ天です。

バニラエアの搭乗レポートは、以下の記事に詳しくまとめていますので、興味のある方はご覧ください。

www.kzlifelog.com

初めてのLCC搭乗でしたが、乗ってしまえば、多少座席が狭い以外は特に問題はありません。

f:id:kzlife:20180926195831j:plain
天気はいまいちでしたがバニラエアは時刻通り飛行

この日は、あまり天気が良くなく、ずっと雲の上でしたので、どこを飛んでいたのかよくわからず。新千歳空港着陸直前になって、ようやく陸地が見えました。ほぼ時刻どおりに着陸。

「ひがし北海道フリーパス」を購入

f:id:kzlife:20180907213435j:plain
念願の(?)「ひがし北海道フリーパス」を無事に購入

到着ロビーを抜け、急いで新千歳空港駅へ。改札口の横にある大きなみどりの窓口で、バニラエアの搭乗券を提示して、無事に「ひがし北海道フリーパス」を購入しました。

今日は、このあと、「スーパーおおぞら5号」で釧路へ向かいます。新千歳空港のお隣の駅、南千歳駅で乗車すればよいのですが、予定していたよりも早い列車に乗れたので、新札幌駅まで「スーパーおおぞら5号」を迎えに行くことにします。

f:id:kzlife:20180926195949j:plain
混雑した「快速エアポート」で新札幌へ

新千歳空港11時15分発の「快速エアポート」に乗車。運良く座れましたが、車内は通路までかなり混雑していました。JR北海道随一の高収益路線のはずですが、新千歳空港-南千歳間が単線であることや、南千歳での本線と平面交差していることなどがネックで、列車の本数が増やせないのですよね。新千歳空港駅を本線に組み入れる大工事の計画もあるそうですが、どうなるでしょうか?

「スーパーおおぞら5号」の自由席はガラガラ

新札幌駅で、お昼用にサンドイッチとおにぎりを購入して、「スーパーおおぞら5号」に乗車します。新札幌まで戻ったもう一つの理由が、自由席の座席を確保できるかが心配だったことなのですが、それは杞憂だったようです。

f:id:kzlife:20180926200020j:plain
スーパーおおぞら5号の自由席はガラガラ 終点釧路までこんな状態でした

「スーパーおおぞら」は、札幌~釧路を結ぶ特急列車ですが、指定席が4両、自由席が2両という編成です。その2両しかない自由席ですが、実際にはガラガラでした。指定席のほうが埋まっていたようです。

f:id:kzlife:20180926200455j:plain
北海道らしい広大な牧場の風景が続く

南千歳を出ると、千歳線と分かれて進路を北東へ。ここからは、石勝線(せきしょうせん)に入ります。石勝線は、昭和56年に全線開通した比較的新しい路線で、現在は、札幌と帯広・釧路を結ぶ大動脈となっています。

しばらくは、北海道らしい広大な牧場や田園の風景が広がります。

f:id:kzlife:20180926200633j:plain
来年3月で廃止される夕張支線が分岐する新夕張駅を通過

新夕張を通過。来年3月で廃止が決まっている夕張支線が分岐する駅ですが、スーパーおおぞら5号は通過してしまいます。この新夕張駅から新得駅の間は、特急列車しか走っていません。この区間は、青春18きっぷや乗車券のみで特急列車に乗車できるのですね。

長いトンネルを何本も抜けて、トマム、新得と停車。この区間は、駅間が異様に長いため、列車の行き違いができる信号場がたくさんあります。石勝線開業時は、信号場のいくつかを駅に昇格させる計画があったようですが、沿線の人口が増えず、現在も信号場のままです。

f:id:kzlife:20180926200825j:plain
十勝平野に入ると再び北海道らしい車窓が続きます

新得を出ると、山間部から抜け、十勝平野に入ります。広大な北海道らしい風景が続きます。残念ながら、小雨がぱらつくあいにくの天気ですが。

久々に大きな街が見えてくると、帯広に到着。自由席からも数名が下車。ただでさえ空いていた列車が、さらに閑散としてしまいました。

f:id:kzlife:20180926201037j:plain
車窓右側には太平洋が!

池田を出てしばらくすると、車窓の右側に太平洋が見えてきました。このあたりからは、太平洋の海岸線につかず離れず進んでいきます。

f:id:kzlife:20180912231353j:plain
4時間弱の長い旅を終えて釧路駅に到着

途中、数分遅れていましたが、終点の釧路駅には定刻どおりの15時56分に到着。結局、自由席はガラガラのまま、4時間弱の特急列車の旅が終わりました。

北海道らしい広大な牧場や田園風景、トンネルが続く険しい山間部、それに、太平洋が見える海岸線沿いの区間と、いろいろな北海道の車窓が楽しめる列車です。

以前、スーパーおおぞらに乗車したのは10年以上前ですが、そのときは、車両が壊れるのではないかと思うほど爆走していたのですが、現在の走りは、それに比べるとおとなしいものです。所要時間は30分以上伸びたのではないでしょうか。速度を落としたぶん、乗り心地は良くなりましたが。

花咲線で根室まで往復!

f:id:kzlife:20180912231441j:plain
花咲線の単行気動車で根室まで往復!

釧路からは、花咲線(釧路~根室)で根室まで往復することにします。「単独で維持困難な線区」の一つに指定されている花咲線。関東在住の私にとっては、北海道の最果てのこの路線には、そうそう乗る機会はありません。この機会を逃すと、もう乗れないかも、と思い、往復で5時間もかけて往復することにしたのです。

花咲線の乗車の様子は、以下の記事で詳しく紹介しています。

www.kzlifelog.com

車窓のハイライトは、厚岸(あっけし)駅の周辺でしょう。

f:id:kzlife:20180912231908j:plainf:id:kzlife:20180912231946j:plain
厚岸湾と別寒辺牛湿原の車窓 荒涼とした風景が続く最果ての路線!

厚岸の町を過ぎると、厚岸湾と別寒辺牛湿原の荒涼とした風景が続きます。まさに、最果ての路線。日没後の、根室からの帰りの列車からは、灯りが全く見えない、本当の暗闇の中を進んでいきます。

こんなところを通っているものですから、乗客は極めて少ないです。釧路から乗車した列車は、ちょうど高校生の下校時間にあたっていたようで、厚岸あたりまではそれなりに乗っていましたが、厚岸から先はガラガラ。帰りの根室発の列車の乗客は10名ほど。

とりあえずは、国からの補助で廃止を回避しましたが、先行きが心配される状況でした。


1日目は釧路に宿泊。東京からバニラエアで新千歳空港へ、その後、特急で釧路へ、さらに、普通列車で根室まで往復と、この日だけで10時間くらいは列車に乗っていました。いきなりハードな乗り鉄なのでした。(つづく)

関連記事

北海道・道東周遊の旅 2018夏の旅行記です。