スポンサーリンク

夕暮れの高山本線を北上、閑散としたローカル線から帰宅ラッシュへ! ~2018冬 飛騨・信州一周の旅(6)~

旅行記

飛騨古川を観光したあとは、再び高山本線普通列車の旅に戻ります。夕暮れの走る列車の中から、雪景色の宮川をぼーっと眺める贅沢な時間でした。

スポンサーリンク

猪谷行きの普通列車はロングシート!

古川の町を3時間半ほど観光したあとは、青春18きっぷの旅を再開します。

f:id:kzlife:20180202234208j:plain
飛騨古川駅の長いホーム

飛騨古川駅は特急停車駅なので、ホームが長いです。奥のほうに見えるのが、先ほどホームの写真を撮影した跨線橋です。

16時09分発の猪谷行きの普通列車に乗り込みます。高山始発のこの列車は2両編成のロングシート。2両目に乗り込みます。高山からわずか20分ほどのはずですが、数少ない乗客は既に眠り込んでいる人が多く、車内は何となく気だるい雰囲気に包まれています。ロングシートの窓際に陣取ります。

f:id:kzlife:20180202234254j:plainf:id:kzlife:20180202234258j:plain
高山本線の車窓から見える宮川 何度も宮川を渡ります

列車は蛇行する宮川に付き合って、何度もカーブしながら進みます。途中駅で乗降する人は少ないうえに、ワンマン列車の2両目からは乗降できないので、駅に停車しても車内は静まり返ったまま。50分弱の乗車で、終点の猪谷(いのたに)駅に到着しました。

スポンサーリンク

山あいの駅に夕暮れが迫る、JR境界駅にして無人駅の猪谷駅

f:id:kzlife:20180202234415j:plain
猪谷駅に到着したJR東海の普通列車

猪谷駅に到着した普通列車。このまま折り返して美濃太田行きになるようです。

既に時刻は17時。1月上旬のこの時期は日が短く、このあたりは山に囲まれているため、すでにあたりは暗くなっています。

f:id:kzlife:20180202234644j:plain
猪谷駅の懐かしい雰囲気の駅舎

乗り換えの列車まで少し時間があったので、改札の外に出てみます。猪谷駅の駅舎は昔ながらの懐かしい感じがします。駅の周りは閑散としているのに比べて、駅舎はかなり大きいと思いますが、この駅、無人駅です。

f:id:kzlife:20180202234759j:plain
ホーム側から見た猪谷駅の駅舎 雪国の駅という感じ

ホーム側から見た駅舎も。

かつては、神岡鉄道神岡線(昔は国鉄神岡線)が分岐していた乗換駅だったのですが、残念ながら2006年に廃止されてしまいました。現在は、JR東海とJR西日本の境界駅です。境界駅なのに無人駅なのですね。

f:id:kzlife:20180202234855j:plain
富山行きの列車はJR西日本のキハ120

ここからは、JR西日本のキハ120という気動車に乗車します。富山行きのこの列車は2両編成。車両の半分はロングシート、もう半分はボックスシートになっています。もちろん、ボックスシートの窓側に陣取ります。

f:id:kzlife:20180202234940j:plain
日が暮れてあたりは真っ暗に

猪谷駅を出発するころには、もう真っ暗に。電灯のあかりだけが輝いています。

スポンサーリンク

富山行きの列車は帰宅ラッシュに!

猪谷駅から乗車したのは、ほぼ全員が先ほどまで乗車してきた列車に乗っていた乗り換え客。つまり、猪谷駅から乗車する人はほとんどいないのですね…。

17時18分に猪谷を出発。すでに外は真っ暗で車窓も見えません。

f:id:kzlife:20180202235009j:plain
楡原駅のホーム

猪谷の次の駅、楡原(にれはら)駅です。猪谷駅よりも人家が多そうですが、暗くてよくわかりません。

地図を見ると、猪谷から北側は、神通川(じんづうがわ)に沿って進みます。高山市内を流れていて、猪谷まで車窓に見えていた宮川は、神通川に注いでいます。

乗降する客は少なく、近くのボックスに座っている高校生くらいのグループ客のしゃべり声だけが聞こえます。

こんな車内の雰囲気が一変したのは、越中八尾(えっちゅうやつお)駅に到着したときです。サラリーマンらしき人たちが一斉に乗車してきて、車内は一気に立ち客が出るほどに。ここから先は、富山市の都市圏のようで、帰宅ラッシュになっているようです。

その後も、途中駅からの乗降がそれなりにありつつも、車内はかなり混雑したまま、18時18分、猪谷からちょうど1時間で、終点、富山駅の真新しい高架ホームに到着しました。

f:id:kzlife:20180202235044j:plain
あいの風とやま鉄道の413系電車 そろそろ見納めなのでしょうか

富山駅の隣のホームには413系の姿が! 残念ながら今回の旅では乗車する機会はありませんでした。521系という新しい電車が投入されつつありますが、今後、この413系に乗れる機会はあるのだろうか…。

スポンサーリンク

夕食には「白えび天丼」をテイクアウト

今日の旅はここまで。駅近くの宿にチェックインし、夕食を買い出しに出かけます。

f:id:kzlife:20180202235202j:plain
富山駅の駅ビルにある「白えび亭」

富山といえば白えび。ということで、駅ビルの中にある「白えび亭」へ。実は東京駅にも店舗があるのですが、名物はその土地で食べるのがよいということで。

www.shiroebiya.co.jp

観光客向けの店なのでしょうが、店内には誰もいませんでした。店内で食べてもよかったのですが、朝から早起きして疲れたので、テイクアウトしてホテルの部屋で食べることにしました。

f:id:kzlife:20180202235227j:plain
白えび天丼をテイクアウト! 白えびが山盛りで美味でした!

ということで、白えび天丼(1,200円)をテイクアウト。白えびは6~8センチくらいの小型のエビで、量が捕れるのは富山湾だけなのだそうです。

早速いただいてみると、殻ごと揚げられた白えびはサクサクして、わずかに甘みがあります。衣は薄めで、白えびのほのかな甘みが味わえるように揚げてあるようです。天丼のタレと相まって、なかなかの美味でございました。天ぷら単品で、塩をまぶして食べてもおいしそうです。


ということで、青春18きっぷの旅2日目は、岐阜から富山まで、高山本線全線を完乗しました。高山や古川での観光も充実していて、観光しながら汽車旅をするにはおすすめの路線ですね。

青春18きっぷの旅は、いよいよ最終日へ(つづく)。

スポンサーリンク

関連記事

「2018冬 飛騨・信州一周の旅」旅行記の目次です。

旅行記汽車旅汽車旅-JR東海汽車旅-JR西日本
スポンサーリンク
この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

ひさをフォローする
ひさをフォローする
ひさの乗り鉄ブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました