ひさの乗り鉄ブログ

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えちごトキめき鉄道が直江津駅構内にSL(D51 827)を導入、構内運転へ! トロッコ客車をつないでの構内運転も計画!


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えちごトキめき鉄道が、和歌山県の有田川鉄道公園に保存されている蒸気機関車「D51 827」を借り受け、直江津駅構内での運転を計画しているとの報道がありました。蒸気機関ではなく圧縮空気による動力での運転ですが、駅構内で動く蒸気機関車を見られることになれば、観光スポットとして人気が出そうです。

えちごトキめき鉄道、蒸気機関車D51を借り受け直江津駅構内で運転へ

報道によりますと、えちごトキめき鉄道は、蒸気機関車「D51」を借り受け、直江津駅構内で運転する計画があるとのことです。

上記ニュース記事によりますと、借り受ける蒸気機関車は「D51 827」(上記ニュースの画像から判別)。「D51 827」は、現在、和歌山県の有田川鉄道公園に保存されています。

www.town.aridagawa.lg.jp

2017年に有田川鉄道公園にやってきた「D51 827」は、不定期で乗車体験や運転体験などを実施していたようですが、最近は運転されていなかったようです。

報道では、国の観光振興事業に採択され、2020年11月にも和歌山から直江津駅へと陸送する計画だそうです。

国の観光振興事業「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業に採択!

えちごトキめき鉄道は、国の観光振興事業『「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業』に採択されました。

www.mlit.go.jp

観光庁のホームページに公開されている情報によると、事業名は「直江津駅扇形機関庫を中心とした魅力創出推進事業(鉄道のまち直江津~D51機関車 SLロマンに想いを馳せて~)」とのことです。

観光庁の公募要領によると、本事業の目的は以下のようにあります。

観光庁では、地方公共団体、観光地域づくり法人(DMO)等が観光イベント・観光資源をより安全で集客力の高いものへと磨き上げるために実施する実証事業を公募し、これらの実証事業の支援を行うことを通じて、我が国における誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成に向けた取組の方向性の調査・検証を行います。

(出典)「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業における採択事業の公表(第一次) | 2020年 | トピックス | 報道・会見 | 観光庁

あとで紹介しますが、直江津駅に残っている扇形機関庫と転車台、そして、D51蒸気機関車がやってくれば、これ以上はない「コンテンツ造成」になりそうですね。

「鉄道の町」直江津にSLがやってくる! トロッコを連結して乗客を乗せての運転も計画!

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今回、えちごトキめき鉄道が借り受ける蒸気機関車「D51 827」ですが、有田川鉄道公園では、圧縮空気による動力で動かしています。石炭を燃やして動力を得る、いわゆる蒸気機関による運転ではありません。

それでも、日本のSL代名詞「デゴイチ」が駅構内を動くということになれば、大きな観光資源になりそうです。

報道によると、直江津駅構内や、直江津駅に隣接するえちごトキめき鉄道の運転センターとの間など、数百メートルの構内を運転させる計画だとのことです。構内での運転であれば、いわゆる「遊具」扱いになりますので、法規制等の観点からの実現は容易でしょう。

いずれは、トロッコ車両を連結して観光客が乗れるようにする計画もあるとのことです。これを目的に直江津駅を訪れる観光客が増えれば、えちごトキめき鉄道の増収にもつながるということでしょう。

転車台・扇形機関庫が残る直江津駅に蒸気機関車がやってくる!

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直江津は、かつて「鉄道の町」として栄えました。北陸本線の起点駅であるとともに、関東・信州と新潟を結ぶ信越本線の主要駅の一つでもありました。

直江津駅は、そんな鉄道の要衝にある駅でしたので、鉄道遺産ともいえる構造物が多く残っています。その代表的なものが、転車台と扇形機関庫です。

転車台、扇形機関庫は、ともに蒸気機関車とは切っても切れない鉄道設備でもあります。このような設備が残っている直江津駅に、構内運転のみとはいえ、蒸気機関車がやってくるのは、大きな意味があります。

転車台は、つい最近まで現役として使われていたようですので、蒸気機関車の構内運転時に、転車台での回転が見られるかもしれません。

経営が厳しい三セク「えちごトキめき鉄道」の救世主となるか?

「えちごトキめき鉄道」は、北陸新幹線金沢延伸開業時に、JR東日本・JR西日本から経営分離された並行在来線を引き受けるために設立された第三セクター会社です。

同時に誕生した「IRいしかわ鉄道」(石川県)、「あいの風とやま鉄道」(富山県)が、金沢、富山、高岡など県内の主要都市を結ぶのに対して、「えちごトキめき鉄道」は、新潟県上越地方の地方鉄道といった趣です。当然、経営は厳しく、2020年に運賃を3割も値上げしています。

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JR西日本から引き継いだ旧北陸本線区間(市振~直江津)では、電化区間であるにもかかわらず、高額な交直流電車が必要であったり、電化設備の維持費を支払う必要があるといった理由で、気動車(ディーゼルカー)で運行されています。

このように経営が厳しいえちごトキめき鉄道ですが、直江津駅に蒸気機関車がやってきて、観光客が乗れるようなアトラクションになれば、沿線にメジャーな観光地が少ない同社にとっては、大きな観光資源になりそうです。同社が運行する観光列車「雪月花」とのコラボレーションも期待できそうですね。

それに、えちごトキめき鉄道の二本木駅(妙高はねうまライン)には、今では珍しいスイッチバックが健在です。直江津駅の蒸気機関車、転車台、扇形機関庫と合わせて、今では珍しくなった「鉄道遺産を見たり体験したりすることができる鉄道」としてアピールすることもできそうです。


以上、「えちごトキめき鉄道が直江津駅構内にSL(D51 827)を導入、構内運転へ! トロッコをつないでの構内運転も計画!」でした。圧縮空気による運転とはいえ、「鉄道の町」直江津に蒸気機関車が走るとなれば、大きな話題になりそうですね。

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えちごトキめき鉄道の乗車記です。市振~糸魚川間では日本海の車窓が、妙高高原近くでは妙高山をはじめとする山々の車窓が美しい路線です。

www.kzlifelog.com