東京都北区にある飛鳥山公園は、東京の桜の名所の一つです。すぐ近くの音無親水公園は、桜の本数は少ないものの、夜はライトアップされ、幻想的な夜桜を眺めることができます。東京の桜が満開になった日に、夜の飛鳥山公園と音無親水公園を訪れてみました。
夜の飛鳥山公園へ!
このブログでも何回か登場している飛鳥山公園。京浜東北線の王子駅からすぐのところにある公園です。
八大将軍徳川吉宗が、江戸の庶民の行楽地とするために桜を植えたことが始まりと言われています。300年もの歴史のある桜の名所なのですね。
小石川後楽園で桜を眺めたあと、後楽園駅から地下鉄南北線に乗車して、王子駅を目指しました。
夕焼け空に桜が映える
飛鳥山公園に到着したのは18時30分頃。春分の日を過ぎて、だいぶ日が長くなり、西の空にはわずかに夕焼けが残っていました。そこで、夕焼け空をバックに桜を撮影。
西の空低いところには、一番星、宵の明星の金星が見えていました。
撮影した場所は、飛鳥山公園の北西の端。眼下の道路は国道122号線で、都電荒川線が道路を走る唯一の場所です。
ということで、都電荒川線の電車と桜を一緒に撮ってみました。が、都電荒川線は意外と速く走っているので、ブレてしまいますね。
桜の木で覆われた公園内へ
完全に日が暮れた後は、桜の木で覆われた公園内へ。
特別にライトアップされているわけではないのですが、照明がそれなりにありますし、お花見シーズン用に取り付けたと思われるぼんぼりも周囲を照らしていますので、それなりに明るいです。
先ほどの夕焼けを眺めたところとは反対側、東側のJRの線路側の通路には、桜並木が続いています。王子駅に近いこともあって、このあたりは夜桜見物の人で賑わっています。
公園の中心部に近いところでは、宴会を楽しんでいるグループもそれなりにいますが、日曜日の夜ということもあってから、思ったほど多くはありませんでした。どちらかというと散歩を楽しんでいる人のほうが多いくらいでした。
灯りに照らされた満開の桜がきれいです。
国道122号線のすぐ脇には、大きく広がった枝にたくさんの花をつけた見事な桜の木が数本ありました。
都電と桜の撮影に挑戦
先ほどの写真で後ろに見えていた歩道橋にのぼり、都電と桜の撮影に挑戦してみました。
うーん、なにか花が咲いていることはわかるものの、何の花なのかわかりにくいですね…。
少しホワイトバランスを調整して再挑戦。こちらのほうが、桜の花のピンク色がまだわかります。が、やはり昼間に撮影したほうがよさそうですね。写真はなかなか難しいです。
ライトアップされた桜が幻想的な音無親水公園へ
王子駅へ戻る道すがら、音無親水公園を散策してみました。
飛鳥山公園からは、先ほど都電と桜を撮影した歩道橋を渡った反対側にあります。
音無親水公園の上にかかる橋の上から。桜がライトアップされているだけでなく、旧石神井川の水路を再現した流路が青いライトで照らされているのも幻想的です。
音無親水公園に下りて、先ほどの写真を撮影した橋を見上げる方向を撮影。ライトアップされたソメイヨシノのピンク色が鮮やかでした。小さな東屋なんかもあり、お花見を楽しんでいる人も多くいます。
流路の脇にある散策路の横では、敷物を敷いて本格的にお花見(というかお酒)を楽しむグループが。それほど広い場所ではないので、場所を確保するのは大変そうです。
桜のピンク色と流路を照らす青色の対比が幻想的な雰囲気を作り出しています。
王子駅側から振り返って。音無親水公園には桜(ソメイヨシノ)が21本しかないのですが、効果的にライトアップされているので、思ったよりも「夜桜」を満喫できました。
以上、東京都北区、王子駅の近くにある飛鳥山公園と音無親水公園での夜桜見物の散策記でした。多くの桜の木があり、桜の屋根で覆われたような飛鳥山公園と、幻想的にライトアップされた音無親水公園。すぐ近くにありますので、両方とも訪れてみることをおすすめします。
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