11月3日(木)~5日(土)の2泊3日で、大沼公園と函館へ旅行に行ってきました。北海道新幹線やはこだてライナーにも初めて乗車しました。家族と一緒の旅でしたので、若干鉄分は少なめですが、できるだけ汽車旅視点も交えながら、旅行記を書いていきたいと思います。
北海道新幹線に初乗車!
まずは大宮から「はやぶさ11号」で一気に新函館北斗へ向かいます。大宮10時ちょうど発の新幹線で、旅行に出るには少し遅めの時間かと思いましたが、乗ってみると満席です。
この「はやぶさ11号」は速達タイプの列車で、途中、仙台、盛岡、新青森のみに停車します。仙台に11時07分に到着。下車する客も多いですが、乗ってくる人も多く、車内はまだ混雑したままです。盛岡、新青森でも降車のほうが多かったですが、思ったよりも多くの乗客を乗せて、北海道新幹線へと入っていきます。
新在共用区間を減速して走行
新青森を出ると、順調に速度を上げていきます。北海道新幹線は、津軽線よりも内陸側を通っているため、陸奥湾はわずかに見える程度で、田んぼが広がる津軽平野を北上します。
新青森を出てから10分ちょっとすると、速度を落とし始めます。奥津軽いまべつ駅の少し手前、津軽線の大平駅の近くの新中小国信号場で、在来線と合流、新在供用区間に入ります。
在来線(貨物列車)と新幹線の両方が走行できるように、レールが3本の三線軌条になります。新在供用区間は、貨物列車とのすれ違い時の安全確保のため、現在は新幹線も最高速度が140km/hに制限されています。奥津軽いまべつ駅の手前で、在来線用の狭軌と、新幹線用の広軌のレールが分離し、駅を過ぎると再び合流します。新幹線駅には在来線や貨物列車を入れないようにして、駅の外側で退避できるようにしているのでしょうか。
新在供用の青函トンネルへ
奥津軽いまべつを過ぎると、間もなく青函トンネルです。車内放送でも青函トンネルの案内があり、青函トンネルの開通から28年の今年、ようやく新幹線が通るようになったということを伝えています。また、新幹線と在来線の両方が走行できる海底トンネルとしては世界唯一であることもアナウンスされました。
途中、上りの北海道新幹線「はやぶさ22号」とすれ違いましたが、貨物列車とはすれ違いませんでした。
なお、今は駅としては廃止されてしまった竜飛海底駅と吉岡海底駅を通過するときだけ、一瞬、携帯の電波が入りますが、それ以外は電波は入りません。ひたすら流れゆくトンネルの照明を眺めて、ここが津軽海峡の下を走っているんだということに思いを馳せます。それくらいしかやることがありません(笑)
車窓のハイライト、新幹線から眺める函館山
青函トンネルを抜けてしばらくすると、新幹線駅に生まれ変わった木古内駅を通過します。木古内駅で新在供用区間は終了し、再び新幹線は速度を上げていきます。
新しい新幹線の例にもれず、北海道新幹線もトンネルが多く、車窓はあまり期待できません。それでも、新函館北斗駅に近づくと、トンネルが少なくなり、高架を疾走します。このあたりからは、函館湾越しに、函館の街と函館山を眺めることができます。北海道新幹線の車窓のハイライトはこのあたりでしょう。
13時38分、定刻通りに、はやぶさ11号は新函館北斗に到着しました。大宮から3時間38分です。初乗車ということもあり、いろいろ眺めていたので、それほど飽きませんでしたが、1本の列車の乗車時間としては少々長いかもしれませんね。
ここからは、大沼公園を目指します。(つづく)
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