ランチのあとは、高岡駅から徒歩10分ほどの瑞龍寺(ずいりゅうじ)を観光します。
瑞龍寺は、江戸時代に、前田利長の菩提寺として建立されました。上の写真の山門に加えて、仏殿、法堂が国宝に指定されています。
前田利長の菩提寺 国宝「瑞龍寺」
入場料を払って総門をくぐると、まず、山門が視界に飛び込んできます。この大きさに圧倒されてしまいますね。最初の山門は、1645年に建てられたそうですが、火災で焼失、現在の山門は1820年に再建されたそうです。それでも江戸時代の建築物ですね。
山門をくぐると、仏殿が現れます。これも国宝に指定されている由緒正しい建造物です。47トンもある屋根を、総けやきの組もので支える構造が素晴らしいとのこと。素人目にも、大きな屋根をたくさんの梁で支えているのがわかります。
こちらは、仏殿の後ろ側にある法堂です。これも国宝です。こちらも総けやき造りです。
こちらは回廊です。仏殿や法堂がある伽藍を取り囲むように配置されています。伽藍を取り囲むような回廊が残っている寺院は極めて少なく、貴重だそうです。
この一直線の回廊の雰囲気がたまりませんね。白壁と木の茶色のシンプルなデザインも、回廊の長さを引き立たせているようです。
北陸のローカル線 氷見線
高岡駅に戻ってきたら、次は氷見線に乗車します。氷見線は、高岡~氷見を結ぶ全長16.5kmの短距離のローカル線です。上の写真のようなキハ47系、キハ40系が通常は1~2両で走っています。
高岡13:29発の氷見線に乗車。車内は半分程度座席が埋まるくらいです。高岡を出ると住宅街を抜け、途中の能町駅付近は工場が目立つ工業地帯になっています。その工業地帯を抜けると、富山湾に面して進むようになり、一気に景色が良くなります。有名な雨晴海岸の最寄り駅、雨晴駅付近が、氷見線の車窓のハイライトでしょう。この付近は海水浴場や公園が整備されていて、地元民や観光客にも人気のスポットになっているようです。今日は天気もよく、すがすがしい陽気だったため、午後のひとときを海に面した公園で過ごしている人もちらほら見られます。また、富山湾の向こう側に、雪をたたえる立山連峰を眺めることができました。時間が許せば、途中下車したいところでしたが、今回は残念ながらパス。終点の氷見まで乗りとおしました。
氷見には13:58着。わずか30分足らずの汽車旅ですが、住宅地から工業地帯、富山湾と目まぐるしく変わる車窓を眺めているとたいくつすることはありませんでした。
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