バスを輪島駅前で下車し、荷物をロッカーに預けて、輪島観光に出かけます。輪島はされほど大きな町ではないため、主だった観光スポットを徒歩で巡ることができます。
輪島塗会館で輪島塗の製作工程をお勉強
輪島といえば輪島塗が思い浮かんだので、まずは輪島塗会館へ。
輪島塗会館は、1階が漆器販売コーナー、2階が資料展示室になっています。1階の漆器販売コーナーをざっと眺めます。輪島塗については全くと言っていいほど知識がないのですが、お値段も手ごろなものから高価なものまで、いろいろと揃っています。平日ということもあって、年配のお客さんが多いようですが、店員さんに相談されている方が結構いらっしゃいました。
次は2階の資料展示室へ。300円の観覧料を払って入ります。輪島塗の製作工程の展示は、100以上もある工程ごとに、それぞれの工程までの製作途中のお椀が展示されていて、見ごたえがあります。別の展示室には、輪島塗の歴史が説明されています。個人的には製作工程のほうに興味があり、じっくりと展示を見学してしまいました。
永井豪記念館で昭和漫画を堪能
次は、朝市の近くにある永井豪記念館へ。先ほどの伝統的な輪島塗とは打って変わって、サブカルチャーの世界へ突入です。永井豪は、「キューティーハニー」や「デビルマン」などの作者として有名な漫画家で、輪島市の出身です。
永井豪記念館は、さほど広くないスペースに、作品の一覧やパネル、キャラクターのパネル、パソコン上で読める漫画など、ところ狭しと展示品が並べられていて、とてもディープな空間です(笑)。あまり漫画を読みふけっていると、ここだけで観光が終了してしまうので、適当な時間で切り上げました。私の世代では、永井豪の作品はリアルタイムではなかったので、逆に新鮮な感覚でした。
輪島キリコ会館
本日最後の観光スポットは、日本海が間近に見える輪島マリンタウンにある「輪島キリコ会館」です。キリコというのは、能登地方のお祭りで、氏子たちがかつぐ大きな奉燈のことです。輪島キリコ会館には、この奉燈がたくさん展示されています。
これがキリコです。大きなものは、4階建てのビルと同じくらいの高さがあるそうです。輪島キリコ会館では、空中回廊があり、キリコを上から眺めることもできます。
スクリーンシアターもあり、能登のキリコ祭りの様子を大迫力のビデオで見ることができます。これは、ビデオと同期して展示されているキリコに赤い照明が当たっているところです。お祭りの臨場感を感じられるように工夫されています。
本日の観光はここまで。明日は早起きして、輪島名物の朝市を見学してから、汽車旅の再開です。(つづく)
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