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K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

JR北海道が特急列車の車内販売を大幅廃止、在来線の車内販売は風前の灯です!

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JR北海道の特急北斗

JR北海道が特急「スーパーおおぞら」の車内販売を、3月4日のダイヤ改正から全廃すると発表しました。これで、札幌から道東方面へ向かう特急列車の車内販売がすべてなくなることになります。JR各社では在来線特急の車内販売を次々と廃止しています。

JR北海道がスーパーおおぞらの車内販売を廃止

JR北海道は、3月4日のダイヤ改正から、札幌~釧路の特急「スーパーおおぞら」の全列車と、札幌~函館の特急「スーパー北斗」「北斗」の一部列車(早朝・夜間)の車内販売を廃止すると発表しました。

平成29年3月4日ダイヤ改正以降の客室乗務員による車内販売について(JR北海道プレスリリース 2017年2月2日)

すでに、札幌~稚内のスーパー宗谷・サロベツ、札幌~網走のオホーツクなど、JR北海道の他の在来線特急列車では車内販売が廃止されていますので、3月4日のダイヤ改正以降、車内販売が残るのは、札幌~函館のスーパー北斗・北斗の日中時間帯の列車のみとなります。

JR各社で続く車内販売の廃止、新幹線・首都圏の在来線特急以外は風前の灯

JR北海道に限らず、ここ数年、JR各社の特急列車で車内販売の廃止が相次いでいます。

現在、車内販売が残っている列車は以下の通りです。(観光列車・リゾート列車は除く。下記の列車でも、時間帯・区間によっては車内販売がない場合もあり。)

ご覧のように、新幹線は速達列車・長距離の列車では車内販売が健在ですが、在来線特急では、首都圏発着の特急列車を除くと、JR北海道のスーパー北斗・北斗、JR東日本のいなほ、JR西日本・四国のしおかぜ・南風しか車内販売がありません。

特急列車には、ふつうは車内販売があるというのは、とっくに過去の話になっているようです。本数が多く、それなりに乗客も乗っているであろう、サンダーバード(大阪~金沢)、しらさぎ(名古屋~金沢)、かもめ(博多~長崎)でも、すでに車内販売が全廃されているのは驚きです。しかも廃止されたのは、ここ2年ほどの間です。

在来線特急の食事情は悪化する一方

特急列車から食堂車が消えてずいぶん経ちますが、今度は車内販売までも絶滅寸前となっています。日本の列車内での食事情は悪化の一歩をたどっています。

列車の速度が上がり乗車時間が短くなったから、エキナカなど駅の店舗が充実したから、など理由はいくつか考えられますし、品切れのリスクがある車内販売をあてにしないで、事前に購入して車内に持ち込むほうがよいということもあるかと思います。売り上げが落ちているのもその通りでしょう。

売れなければ車内販売は赤字なので廃止する、というのは、ある意味合理的な判断かもしれませんが、乗客から見ると、特急列車のサービス低下にしか見えません。特に、3時間を超えるような特急列車、例えば、JR北海道のオホーツク(札幌~網走、約5時間)、スーパーおおぞら(札幌~釧路、約4時間)、JR西日本のサンダーバード(大阪~金沢、約3時間)などは、特急列車のサービスとして維持すべきと思います。のどが渇いたときに、お茶やコーヒーの一つも購入できないというのは、今どきの乗り物としてどうなのでしょうか? 安い料金を売り物にしている夜行高速バスでさえ、有料・無料は別として、何らかの形で飲み物のサービスがある便が多いのです。

通常の特急列車はただの「移動手段」へ?

ここ数年、JR各社が力を入れている観光列車では、フルコースの料理が食べられるレストラン列車が次々と登場してきています。食事を売り物にした観光列車以外でも、バーカウンターやビュッフェなどを備える観光列車も多く出てきています。これらの列車は、移動手段というよりも、乗車すること自体で楽しみを提供する列車ですので、このようなサービスが充実しているのはわかります。

一方で、通常の特急列車は、飲食に関する限りは、どんどんサービスが低下し、単なる移動手段になってしまっています。高速バスと競合する路線では、鉄道のほうが速いが高い、というのが一般的ですが、速達性以外の面でサービスに差がついてしまうと、競争力を低下させる要因になることを忘れてはいけないと思います。高速バスではサービスエリアでの休憩がありますが、特急列車では長時間停車がない限りは、一旦乗車してしまうと、車内販売以外に食べ物・飲み物を購入することは難しいのです。

合理化→サービス低下→競争力低下→廃止、という負の連鎖に陥らないことを願います。