K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

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きれいに整備された女川駅、復興を機に観光地としての魅力が増しました ~南東北一周の旅(5)~

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仙台から仙石東北ライン・石巻線と乗り継いで女川までやってきました。女川駅やその周辺は東日本大震災の津波により、最も大きな被害を受けた地域の一つです。今回の旅では、石巻線が全線復旧し、復興に向けて進む女川駅周辺を見てくることも目的の一つでした。

最大20メートルの津波に襲われ、9割近くの家屋が被害を受けた女川町

女川駅のある女川町は、女川湾に面しています。特に女川駅周辺の市街地は、女川湾の奥まったところにあるため、津波が高くなり、甚大な被害が出てしまいました。最大で20メートルにも及ぶ津波が襲ったそうです。女川町全体で、家屋の9割近くが被害を受け、6割以上が全壊というすさまじい状況でした。

そんな東日本大震災から4年かかって、2015年にようやく石巻線が全線復旧しました。津波被害のなかった小牛田~石巻は2か月ほどで復旧したのに対して、石巻~渡波は2012年3月、渡波~浦宿は2013年3月、最も被害の大きかった浦宿~女川は、女川駅を内陸に150メートル移設したうえでかさ上げ工事を実施したため、復旧まで4年間を要し、2015年3月に復旧しました。

女川町のWebサイトには、東日本大震災の記録がまとめられた資料がアップロードされています。津波被害の詳細から復興の歩みが、かなり細かく書かれていますので、ぜひご一読することをおすすめします。

女川町 東日本大震災記録誌 | ActiBook

女川駅は温泉施設・交流スペース併設の新駅に!

新しい女川駅の全景

移設のうえ新設された女川駅は、温泉施設「ゆぽっぽ」を併設したきれいな駅に生まれ変わりました。今回は時間の関係で温泉施設には入りませんでしたが、併設されている売店でお土産を購入しました。また、駅前は広場になっていて、イベントスペースとしても利用されているようです。駅前には足湯も設置されていました。

女川駅のホーム

女川駅の温泉施設の上からみた女川駅のホームです。ホーム1本のかわいらしい駅ですが、仙台からの仙石東北ラインが1日1本ある関係で、4両編成の列車が停車できるようになっています。

女川駅前の商業施設は観光客にも地元民にも対応

女川駅前のプロムナード

女川駅前の広場から道路を渡ったところに、プロムナードを中心に「シーパルピア女川」「地元市場ハマテラス」「女川町まちなか交流館」があります。プロムナードはかなり幅広くとられていて、ゆったりしています。

地元市場ハマテラス

地元市場ハマテラスです。新鮮な海産物を販売する店や、海の幸を味わえる食堂が入っています。事前にわかっていたことですが、まだ営業時間前なので、残念ながら今回はパス。今回の旅程で唯一悔やまれるところです(笑)。暖かい時期にもう一度訪れてみたいと思いました。

こういった施設は、観光客向けのものが多いのですが、ここ女川町の施設は観光客だけでなく地元の方々のニーズにも対応しているようです。観光客と地元の方々が利用する商店を一つにまとめて商業施設化したような感じです。観光案内所や、観光客向けの海の幸を味わえる食堂があったかと思えば、床屋や調剤薬局、スーパーなども入っています。復興を機にコンパクトな街づくりを目指したということですが、今後の地方都市の街づくりのお手本になるのではないかと思いました。

石巻線で小牛田へ

10時09分女川発の小牛田行きに乗車します。キハ110系の2両編成ですが、車内はがらがらです。それでも、途中駅で少しずつ乗客が増え、小牛田到着時には席がそこそこ埋まるくらいの乗車になりました。女川から1時間ちょっと、適度な時間の汽車旅で、11時11分に小牛田に到着しました。

それにしても、1月上旬という真冬の時期にもかかわらず、まだ一度も雪を目にしていません。宮城県の太平洋側はそれほど雪が降るわけではありませんが、この時期であれば残雪があちこちにあってもよいはずなのですが…。今年は寒くなるのは早かったですが、その後は雪が少ないようです。

小牛田からは陸羽東線に乗り換えて新庄を目指します。(つづく)

南東北一周の旅 旅行記リンク

常磐線代行バスに乗車、原発事故の被害は続いていますが着実に復興に向かっています ~南東北一周の旅(1)~

常磐線原ノ町~小高、原ノ町以北と切り離された枝線のようでした ~南東北一周の旅(2)~

昨年12月の復旧区間 相馬~浜吉田を乗車、まるで新規開業路線のようです ~南東北一周の旅(3)~

仙石東北ライン・石巻線で女川へ、空いている列車で快適な汽車旅です ~南東北一周の旅(4)~