K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

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常磐線代行バスに乗車、原発事故の被害は続いていますが着実に復興に向かっています ~南東北一周の旅(1)~

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正月明け早々、南東北を一周する汽車旅に1泊2日で出かけてきましたので、何回かに分けて旅行記を投稿していきます。初日の目的は、東日本大震災の被害から徐々に復旧しつつある常磐線の様子を見に行くことでした。

特急ひたち1号でいわきへ

常磐線特急 E657系電車

汽車旅のスタートは、特急ひたち1号です。いつもならば青春18きっぷを利用するところですが、1日に2本しかない常磐線代行バスの午前中の便に乗り継ぐためには、ひたち1号に乗車しないと間に合わないのです。

平日の朝7時前に上野駅に到着し、エキナカで朝食を調達したあと、再びホームに上がります。ひたち1号は品川始発のため、上野駅の上野東京ラインのホームに到着します。

7時ちょうど発のひたち1号に乗り込みました。ビジネス需要が多い常磐線特急ですが、さすがに出張にはまだ早いのか、車内は2~3割程度の乗車率です。土浦、水戸と下車のほうが多く、水戸を出るとがらがらになってしまいました。9時18分にいわきに到着です。

特急ひたちの乗車レポートは下記の記事をご覧ください。

www.kzlifelog.com

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常磐線普通列車E531系

いわきからは、4分の乗り継ぎで普通列車の竜田行きに乗り換えます。E531系の5両編成の列車でした。ドア横の座席に座って、30分ほどの乗車で竜田に到着です。

常磐線代行バスに乗車

代行バスは浜通り交通の運行

常磐線の代行バス(浜通り交通バス)

竜田からは常磐線の代行バスに乗車します。上の写真が代行バスです。浜通り交通がJRからの委託を受けて運行しているようです。バスの後ろに写っている青い帯の列車が、いわきから乗ってきた常磐線の普通列車です。

竜田駅で代行バスに乗車したのは22名。二人掛けのシートにちょうど一人ずつ座るくらいの乗車率です。バスの扉の前でJRの乗車券を見せて乗り込みます。普通列車と同じ扱いですので、青春18きっぷでも乗車可能です。

バスには、運転手のほかに添乗員も乗車していました。出発してすぐ、このバスは帰還困難区域を通過するため、窓開けは厳禁との注意がありました。

国道6号線を北上、帰還困難区域へ

10時05分に竜田駅を出発。細い道路を何度も曲がり、ようやく国道6号線に出ます。

復旧作業中の常磐線(代行バス車内より)

竜田駅の少し北側、現在は運休中の常磐線の線路脇では、復旧作業が進められているようでした。このあたり(竜田~富岡間)は、2017年内に復旧予定と発表されています。

竜田駅のある楢葉町は、人通りこそ少ないものの、営業している店舗なども点在していて、普通の地方都市の様子と変わらないように見えました。しかし、富岡町に入ってしばらく進むと、帰還困難区域を示す看板があり、警察官が立っていました。

帰還困難区域の看板

帰還困難区域に入っても、一見、何も変わったようには見えません。以前、気仙沼線のBRTに乗車したときには、津波の被害にあった地域を通過したため、明らかに大災害に遭ったとわかる状況でしたが、こちらはそうではありません。

東日本大震災では、震度6以上の大きな揺れがあったためか、屋根瓦が少し落ちている家や、ブロック塀が崩れているガソリンスタンドなどがたまにありましたが、完全に倒壊している建物はほとんどありませんでした。

しかし、よく見ると、窓ガラスが割れていたり、室内が荒らされたりしている建物も見られます。それに、建物や家の入口にはバリケードが設置され、立ち入れないようになっています。小さな脇道にも入れないようにバリケードが設けられています。車が通行できる道路の入口には検問が設けられていて、通行証がないと入れないようになっているようです。

一見、何の災害にもあっていないように見える町が、今は人が住めない場所になっているという、原発被害特有の光景を目の当たりにして、原発事故の恐ろしさを再認識したのでした。

とはいうものの、帰還困難区域以外では、着実に復興に向けて進んでいます。常磐線の復旧がその助けになればよいと思います。

除染された土の置き場?

国道6号線の脇には、何か所かで、上の写真のような、除染した土を入れたと思われる黒い袋が大量に積まれていました。また、帰還困難区域以外でも、道路わきのあちこちで除染作業が実施されていました。これも日常生活を取り戻すためには必要な作業なのです。

小高駅を経由して終点の原ノ町駅へ

竜田駅を出てから50分ほどで小高駅に到着です。常磐線の不通区間は竜田~小高の間だけですが、この代行バスは2駅先の原ノ町まで行ってくれます。

原ノ町駅

小高駅で5分ほど停車しましたが、ここで降りた人はいなかったようです。小高を出ると20分ほど、ほぼの定刻通りの11時20分に終点の原ノ町に到着です。

このあと、常磐線の復旧区間を乗車します(つづく)