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【青春18きっぷの基本】青春18きっぷの値段や利用可能期間、使い方と、乗車できる列車・特例などの基本的なルールを解説します!

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JR全線の普通列車・快速列車に乗車できるフリーきっぷの王様「青春18きっぷ」。使ってみたいけど購入方法や利用方法がよくわからない、どの列車に乗車できるのか知りたい、といった青春18きっぷビギナー向けに、青春18きっぷの値段や利用可期間といった概要と、乗車できる列車や特例などの基本的なルールをわかりやすく解説します!

※2017.10.01更新(秋の乗り放題パスの情報を追加)

青春18きっぷとは?

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「青春18きっぷ」は、いわゆるフリーきっぷの一つです。主な特徴は以下の通りです。

  • 全国のJR線全線の普通列車・快速列車に乗り放題!(私鉄や地下鉄、新幹線・特急列車には乗車できない)
  • 5回分(5日分)セットで11,850円(1日あたり2,370円)
  • 例年、春・夏・冬の3シーズンで利用可能

北海道から九州までの日本全国のJR線に乗り放題の、とても夢のあるきっぷなのですね。新幹線や特急列車に乗車できないという制約はありますが、1日あたりたった2,370円で乗り放題ですので、いろいろな使い方ができます。

この記事で、ルールを理解して、鉄道の旅を楽しんでみましょう!

利用可能期間・発売期間

青春18きっぷはいつでも利用できるわけではなく、春、夏、冬の特定の期間に限って利用できます。例年、同じ期間に利用できます。

  • 春季 利用可能期間:3月1日~4月10日(発売期間:2月20日~3月31日)
  • 夏季 利用可能期間:7月20日~9月10日(発売期間:7月1日~8月31日)
  • 冬季 利用可能期間:12月10日~1月10日(発売期間:12月1日~12月31日)

利用可能期間と発売期間が異なるので注意が必要です。特に、利用可能期間の終わりのほうでは、発売期間が終了してしまって、青春18きっぷを購入できないということもあり得ます。利用を考えている場合は、発売期間の間に購入するようにしましょう。

青春18きっぷの秋バージョン「秋の乗り放題パス」は、例年10月上旬~下旬に利用可能です。2017年版の利用可能期間、発売期間は以下の通りです。
【秋の乗り放題パス】
  • 利用可能期間:2017年10月7日~10月22日
  • 発売期間:2017年9月16日~10月20日

有効期間

青春18きっぷの有効期間は以下の通りです。

  • 5回分(5日分)

5回分セットでの販売となり、1回分(1日分)ずつの購入はできません。

5日間ではなく「5回分」としているのは、利用可能期間内であれば、連続した5日間でなくても利用できる ためです。例えば、夏季の青春18きっぷを以下の例のように利用することができます。

  • 8月10日~12日に2泊3日の旅行で3回分を利用
  • 8月21日に日帰り旅行で1回分を利用
  • 9月3日に日帰り旅行で1回分を利用

ちなみに、青春18きっぷは、利用可能期間ごとに発売され、利用可能期間をまたがっての利用はできません。例えば、夏季(7月20日~9月10日)に利用可能な青春18きっぷを購入して、1日分余ってしまったからといって、冬季(12月10日~1月10日)に利用することはできません。あくまで、利用可能期間ごとに独立した別のきっぷとして発売されます。

「秋の乗り放題パス」は連続する3日間利用可能です。青春18きっぷとは有効期間のルールが異なるので注意しましょう。

お値段

青春18きっぷのお値段は以下の通りです。

  • 11,850円(税込)(5回分)

前述のとおり5回分(5日分)セットでの価格ですので、1回分(1日分)あたり2,370円 ということになります。

なお、青春18きっぷには、おとな用、こども用といった区別はありません。 こども(小学生以下)でも青春18きっぷを利用できますが、おとなと同額になる点は注意しましょう。

「秋の乗り放題パス」のお値段は以下の通りです。
  • おとな用:7,710円(1日あたり2,570円)
  • こども用:3,850円(1日あたり1,283円)
1日あたりの値段は青春18きっぷより若干高めですが、こども用があるのがメリットです。

購入方法

主な購入方法は、以下の2つです。

  • JRの主な駅の窓口(みどりの窓口)で購入
  • JR駅の指定券券売機などで購入

基本的には、JRの駅での購入ということになります。駅にきっぷを販売する窓口があれば、その窓口で青春18きっぷを購入できます。

また、窓口がなくても、新幹線や特急列車の指定券を購入できる券売機(指定席券売機)があれば、青春18きっぷを購入できます。JR各社で券売機での扱いが異なりますので、事前に各社のWebサイトなどで調べておいたほうが良いでしょう。

新幹線や特急列車では、「〇月×日の〇〇号、△△駅から××駅まで、指定席で」のように、乗車したい列車や座席種別を伝える必要がありますが、青春18きっぷの購入はとても簡単です。「青春18きっぷ下さい」これだけです

購入には、現金、クレジットカードが利用できます。ただし、クレジットカードで購入した場合、払い戻しができる場所が制限されます。基本的は、購入したのと同じ会社でしか払い戻しができません。例えば、JR東日本の駅でクレジットカードを使って購入した青春18きっぷを、JR西日本の駅で払い戻すことはできません。

乗車できる列車(基本編)

青春18きっぷで乗車できる列車は、以下のとおりです。

  • 全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリー
  • 普通・快速列車として運転される列車の普通車指定席には、別途指定席券を購入することで乗車可能
  • 普通・快速列車として運転されるライナー列車は、ライナー券を別途購入で乗車可能
  • 普通・快速列車のグリーン車自由席は別途グリーン券購入で乗車可能(グリーン車指定席は乗車不可)

基本的には、普通列車(各駅停車)・快速列車の普通車自由席 にのみ乗車できるということです。普通列車を「各駅停車」と案内している路線もあります。また、特別快速、新快速など、快速列車の上位版のような列車もありますが、いずれも「快速列車」の仲間ですので乗車可能です。

普通列車・快速列車の「普通車指定席」に乗車したい場合は、指定席券を購入すれば乗車することができます。最近ですと、JR各社が力を入れている観光列車やリゾート列車、SL列車が、全車(普通車)指定席の快速列車として運転されている例が多くあります。これらの列車には、青春18きっぷ+指定席券で乗車可能です。

また、主に首都圏の普通列車(東海道線・横須賀線・総武快速線・常磐線・高崎線・宇都宮線・湘南新宿ライン・上野東京ライン)に連結されているグリーン車自由席(2階建ての車両)には、別途グリーン券を購入すれば乗車できます。

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なお、一部の観光列車などで「グリーン車指定席」が連結されている場合がありますが、グリーン券を購入しても青春18きっぷでは乗車できません。

少しわかりにくいですが、

  • 普通・快速列車のグリーン車自由席: 青春18きっぷ+グリーン券で乗車できる
  • 普通・快速列車のグリーン車指定席: グリーン券を購入しても青春18きっぷでは乗車できない

というルールになっています。

乗車できる列車(特例編)

基本は前述のとおりなのですが、青春18きっぷには、特急列車やJR以外の路線の乗車できる特例が一部あります。

一部の三セク路線には乗車可能

青春18きっぷでは、特例として、一部の三セク(第三セクター)路線に乗車することができます。東北新幹線や北陸新幹線の開業に伴って、従来はJR線だった路線が、第三セクターの鉄道会社に移管されています。その影響で、他のJR線と接続していない、孤立したJRの路線ができてしまっています。JR東日本の大湊線・八戸線や、JR西日本の氷見線・城端線・七尾線などが該当します。

このような「孤立したJR線」に乗車できるようにするために、一部の三セク路線への乗車を認めています。具体的には以下の3線区です。

  • 青い森鉄道 青森~八戸の通過利用(青森・野辺地・八戸で下車可能)
  • あいの風とやま鉄道 富山~高岡の通過利用(富山・高岡で下車可能)
  • IRいしかわ鉄道 金沢~津幡の通過利用(金沢・津幡で下車可能)

注意しなくてはならないのは、前述のように、あくまで孤立したJR路線に青春18きっぷだけで乗車できるようにすることが目的ですので、特例で認められた区間を超えて乗車したり、区間内であっても指定されたJR線との接続駅以外で下車したりすることはできません。その場合は、別途、三セク路線の乗車券が必要となります。

例えば、青森から三セクの「青い森鉄道」に乗車して、大湊線への接続駅の野辺地や、八戸線への接続駅である八戸で下車することはできますが、それ以外の「青い森鉄道」の駅で下車することはできないのです。

少し難しいルールですが、対象となる三セク路線は、現在のところ上記の3つだけですので、これらの路線に乗車する場合には、この特例が適用されるかを気にしておけばよいでしょう。

一部区間の特急列車には乗車可能

青春18きっぷでは、特急列車には乗車できないと書きましたが、こちらもごく一部ですが例外があります。普通列車が走っていない、あるいは、普通列車の本数が極めて少ない区間に限って、青春18きっぷでの乗車を認めている のです。

具体的には、以下の3区間です。

  • 奥羽本線 青森~新青森の特急列車
  • 石勝線 新得~新夕張の特急列車
  • 宮崎空港線 宮崎~宮崎空港の特急列車

注意点としては、特例として認められた区間内の相互発着の場合に限ってのみ有効であること です。認められた区間の外にまたがって特急列車に乗車する場合は、全区間の乗車券と特急券が必要になります。

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券

青函トンネルを挟む区間については、北海道新幹線が開業したことにより、在来線の列車がなくなり、新幹線のみの運転となってしまいました。この区間を青春18きっぷで乗車したい場合には、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」(2,300円)を別途購入することで乗車できます

具体的には、

  • 北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内間(普通車指定席の空いている席を利用可能)
  • 道南いさりび鉄道線木古内~五稜郭の普通列車(全線利用のみ・途中下車不可)

を連続して利用する場合に利用できる「オプション券」として販売されています。オプション券1枚につき片道の利用が可能です。

さらに、以下のルールが設定されています。

  • 「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の利用当日に有効な青春18きっぷ(その日の日付印が押された青春18きっぷ)を携行している場合に利用可能
  • 北海道新幹線と道南いさりび鉄道線の利用行程は、同一の乗車日で連続していること
  • 道南いさりび鉄道線は、木古内~五稜郭(函館)までを乗りとおすことが条件で、途中下車する場合には、別途、道南いさりび鉄道線の運賃が必要になる

つまり、有効な青春18きっぷを持っていて、同一日に、奥津軽いまべつ~木古内~五稜郭(函館)を通しで乗車する場合にのみ利用できる ということです。

青森から函館までを乗り継ぐ場合には、前後のJR線を含めて、以下のような乗り継ぎになります。

  • 青森~津軽二股(津軽線の普通列車,青春18きっぷで乗車可能)
  • 津軽二股~奥津軽いまべつ(徒歩)
  • 奥津軽いまべつ~木古内(北海道新幹線,「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」で乗車可能)
  • 木古内~五稜郭(道南いさりび鉄道線, 「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」で乗車可能)
  • 五稜郭~函館(函館本線の普通列車, 青春18きっぷで乗車可能)

もちろん、函館・五稜郭から青森方面への移動にも利用できます。

「秋の乗り放題パス」にも、「秋の乗り放題パス 北海道新幹線オプション券」があります。基本的なルールやお値段は「青春18きっぷ 北海道新幹線オプション券」と同じですが、こども用の設定(おとな用の半額 1,150円)があります。