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三陸鉄道が復旧区間の路線名と駅名を12月に決定! 宮古市内に2駅を新設、2018年度の復旧・移管に向けて動き出しています!

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東日本大震災の津波被害で運休中のJR山田線 宮古~釜石。2018年度内の復旧と、三陸鉄道への移管が決まっていますが、この区間の路線名と駅名と今年12月までに決定するとの報道がありました。宮古市内には2駅新設されることも決まっていて、2018年度の運転再開に向けて、少しずつ動き出しています。

路線名と駅名を今年12月に決定!

報道によりますと、9月27日に開かれた三陸鉄道の取締役会で、JR東日本から移管される宮古~釜石間の路線名と駅名を12月までに決定する意向を示したということです。また、現在、三陸鉄道が運行中の北リアス線、南リアス線の各駅と同様に、愛称を公募するとのことで、こちらは2018年3月下旬に決定するとのことです。

先日、大雨による土砂崩れで運休中のJR山田線 上米内~川内間の運転再開が、2017年11月5日決まったという発表があったばかりですが、残りの運休区間である宮古~釜石間の復旧に向けても、少しずつ動き出してきたという感じです。

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宮古市内に3駅を新設、2018年度に完成予定

三陸鉄道には新駅計画があります。現在、復旧工事が進められている宮古~釜石間の宮古市内に2駅、北リアス線に1駅の計3駅です。

上記の報道によると、駅の場所は以下の通りです。

  • 田老地区: 三陸鉄道 北リアス線 田老駅の500メートルほど北側
  • 八木沢地区: 現JR山田線 磯鶏駅と津軽石駅の間
  • 津軽石払川地区: 現JR山田線 津軽石駅と豊間根駅の間

各地区とも、災害公営住宅や被災者の住宅再建等で人口が増えているとのことで、復興に向けたまちづくりと合わせて、駅を新設することに決めたのだそうです。ちなみに、これら3駅は、宮古市が整備することになっています。

都会の路線ならともかく、地方のローカル線で3駅も新駅ができるというのは珍しいことだと思います。東日本大震災からの復興による新たな町づくりという特殊事情はありますが、津波で壊滅的な被害を受けた三陸鉄道に活気が戻ってくるのはうれしいことですね。

JR東日本からの移管区間の路線名と駅名はどうなる!?

JR東日本から移管される宮古~釜石の路線名と駅名はどうなるのでしょうか?

駅名については、上記の報道では、

中村一郎社長は「既存の駅については、住民がなじんでいるので、変えたいという強い希望があれば別だが、新しい名前にはならないのではないか」とした。

とあり、宮古、釜石を除く途中駅13駅のうち、既存の11駅については、JR山田線の駅名をそのまま引き継ぐのではないかと思います。一方、新駅については、新たに名称を決める必要があります。地区名を駅名にするのが妥当ですが、どうなるでしょうか?

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路線名はどうなるのでしょうか? 現在は、

  • 三陸鉄道 北リアス線: 久慈~宮古
  • 三陸鉄道 南リアス線: 釜石~盛(さかり)

という路線名になっています。

宮古~釜石間をJRから移管されると、久慈~盛が三陸鉄道としてつながります。これを一つの路線名にするのか、移管される区間に新たに路線名を付けて、三つの路線名にするのか、どちらになるでしょうか?

個人的には、列車の運行形態に合わせてくるのではないかと思っています。

宮古、釜石の二駅は、沿線の主要駅でもありますので、この二駅で始終点とする列車が多く設定されるのであれば、路線名を分けておいたほうが案内上も便利です。そうではなく、久慈~盛を直通する列車が多いのであれば、一つの路線名にしてしまっても問題はなさそうです。

12月に路線名の発表があれば、そこから運転形態が想像できるかもしれないので、楽しみですね。

利便性の向上に期待、懸念は運賃の値上げ?

運休区間が運転再開することに加え、三陸鉄道として、北リアス線、南リアス線と一体で運行できることで、利便性は大幅に高まりそうです。

一方で、運賃は値上げされる可能性が高いと思われます。

宮古~釜石間は55.4kmですが、三陸鉄道、JR東日本の運賃表に照らし合わせると、以下のようになります。

  • JR東日本(地方交通線): 1,140円(56~64キロ区間)
  • 三陸鉄道: 1,520円(参考:宮古~野田玉川間 55.9kmの運賃)

やはり、第三セクターの三陸鉄道の運賃はかなり高いですね。約1.3倍に跳ね上がってしまいます。

JR東日本からの移管時に、JR東日本の負担で、運賃の激変を緩和する措置が取られる可能性もありますが、いずれは現在の北リアス線、南リアス線の運賃と同レベルになるでしょう。

一時的な支出にしかならない旅行者はともかく、毎日のように利用する沿線住民に対しては、定期券の割引率を上げるなどの施策が必要になりそうです。

おまけ:JR山田線の路線名称は?

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路線名という意味では、JR山田線の路線名がどうなるかも気になります。この「山田線」という路線名は、三陸沿いにある「山田町」という町名からとっていると思われます。山田町には、陸中山田駅があります。

ところが、この山田町は、三陸鉄道に移管が決まっている宮古~釜石間にあるのです。この区間がJR東日本の路線ではなく、三陸鉄道に移管されてしまうと、現在のJR山田線は盛岡~宮古間のみとなり、山田町を通らなくなります。

この「山田線」という路線名を残すのか、別の路線名に変更するのかも注目ですね。

以上、JRから移管される区間の路線名と駅名が今年12月に決定されるという話題をお届けしました。移管・運転再開は2018年度内ということですが、おそらく2019年3月のJRダイヤ改正のころではないかと予想しています。まだ少し先ですが、それでも、新駅設置や、路線名や駅名の話題など、少しずつ運転再開に向けた動きが出てきています。今後も目が離せないですね!