K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

下野街道の宿場町「大内宿」へ行こう! おすすめの観光スポットと鉄道・バスでのアクセス方法を紹介します!

おすすめ記事Pick Up! 【トップページ】 まずはこちらから!青春18きっぷ・おすすめ路線など当ブログおすすめ記事の目次です
【おトクなきっぷ】 おすすめのフリーきっぷ紹介記事まとめ
【注目記事!】西武「S-TRAIN」&東武「特急リバティ」関連記事まとめ

大内宿全景

会津と日光を結ぶ下野街道の宿場町に「大内宿」があります。江戸時代の茅葺屋根の民家が30軒以上も並ぶ街並みは壮観で、南会津の一大観光名所となっています。ところが、鉄道駅からかなり離れているため、公共交通機関でのアクセスが難しい場所でもあります。この記事では、会津鉄道とバスで実際に大内宿を訪問したときの様子をご紹介します。公共交通機関のみで訪問したい方は是非参考にしていただければと思います。

大内宿とは?

大内宿は、会津と下野(しもつけ)の国を結ぶ下野街道の宿場町です。1640年ごろに整備され、現在も茅葺屋根の民家が残っています。観光地になっているとともに、古い町並みを保存するために、昭和56年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

ほとんどの建物はお土産屋か蕎麦屋等になっていて、年間100万人以上訪れる観光客を迎えています。

という話はともかく、上の写真の街並みを一度はご覧になったことがあるのではないかと思います。

大内宿へのアクセスは?

江戸時代は、江戸と会津を結ぶ主要な街道であったために栄えた大内宿ですが、明治以降は主要な交通路から外れてしまいました。そのおかげもあって、これだけの建物が残っているそうです。

ところが、そんな場所にあるだけに、公共交通機関でのアクセスが難しい観光地でもあります。ここでは、大内宿へ、公共交通機関だけでアクセスする方法をご紹介します。

会津鉄道+乗り合いバス「猿遊号(さるゆうごう)」(4月~11月の毎日)

猿遊号

汽車旅派におすすめなのは、会津鉄道の湯野上温泉駅から、広田タクシーが運行する乗り合いバス 「猿遊号」 に乗車する方法です。上の写真のようなレトロなバスです。

会津鉄道の湯野上温泉駅までの経路と所要時間は以下の通りです。

  • 会津若松 → 湯野上温泉
    • 会津鉄道 普通列車で40分程度
  • 浅草 → 湯野上温泉
    • 東武特急リバティ会津(浅草→会津田島 約3時間10分~20分)
    • 会津鉄道 普通列車(会津田島→湯野上温泉 約30分)

湯野上温泉と大内宿を結ぶ乗り合いバス「猿遊号」は4月~11月に運行されていて、2017年現在、湯野上温泉→大内宿は8便、大内宿→湯野上温泉は6便運転されています。所要時間は、時刻表上は20分になっていますが、渋滞がなければ15分程度です。

乗り合いバス「猿遊号」ですが、事前に予約が必要です

london-taxi.jp

上記の広田タクシーのサイトから、「猿遊号を予約する」ボタンを押して、フォームに入力すると予約ができます。私が実際に予約したときには、2~3時間程度で返答のメールがありました。

当日、実際に乗車したときの様子からすると、席が空いていればその場で乗車券を購入して乗車することもできそうでした。ただ、観光シーズンは席が空いている保証はありませんので、事前に予約をしておいたほうがよいでしょう。

ちなみに、料金は1,000円でした。片道・往復というのではなく、当日何度でも乗車可能な「フリー券」という乗車券でした。実際には往復利用でしょうから、湯野上温泉駅~大内宿の往復で1,000円と考えればよいと思います。

白河~大内宿~会津若松の観光路線バス(4月~11月の土日祝日)

土日祝日のみの運行となりますが、JR東北本線の白河駅、東北新幹線の新白河駅、磐越西線の会津若松駅を結ぶ観光路線バスが運転されています。大内宿だけでなく、塔のへつりなど、南会津の主要な観光地を経由します。

  • 白河駅~新白河駅~大内宿 (2往復)
  • 会津若松~大内宿~塔のへつり(1往復)
  • 会津若松~大内宿(1往復)

新白河駅から大内宿までは1時間15分(1,400円)、会津若松から大内宿までは1時間10分(1,200円)となっています。

詳しくは、この観光路線バスを運行している会津バスのサイトをご覧ください。

観光路線バス - 会津への旅 - 会津バス

東北新幹線の新白河や、会津若松からダイレクトに大内宿にアクセスできるので、楽に行くのであればこの観光路線バスを利用するのがよさそうです。ただし、バスの運行は4月~11月の土日祝日のみ ですので注意が必要です。

大内宿おすすめの楽しみ方3選

大内宿は観光スポットがコンパクトにまとまっていますので、特定のスポットだけを見るのではなく、ぶらぶら散歩しながら、お土産屋さんを覗いていくのがよいと思います。

大内宿観光のおすすめの楽しみ方を3つご紹介します。

大内宿展望台

大内宿展望台からの全景

大内宿というと、この展望台からの写真が有名ですね。ここは、バス停や駐車場から歩いていくと、大内宿の街並みの一番奥の突き当りにある場所です。

茅葺屋根の民家が並ぶさまが壮観ですので、是非訪れることをおすすめします。階段を数十段ほど登る必要がありますが、その価値は十分にあります。実際に、多くの観光客がこの展望台まで上ってきていて、写真を撮っていました。

私が訪れた5月上旬は、街並みの向こうに見える山に雪が残っていて、青空と雪山を背景にした大内宿の景色が素晴らしかったです。

食べ歩きしながらの散歩

大内宿の街並み

展望台から下りてきたら、茅葺屋根の民家を眺めながらの食べ歩きがおすすめです。

お土産屋さんと並んで、おやきやアイスクリーム、コーヒーを出しているお店もたくさんあります。お土産を物色しながら食べ歩きをするのがよさそうですね。

水路で冷やされるラムネ

大内宿の民家が並ぶ道の両側に小さな水路があるのですが、そこでラムネが冷やされています。夏場は冷えたラムネでのどを潤すのもよさそうですね。

山形屋のねぎおろしそば

そして、大内宿の名物といえばねぎそばです。ねぎが丸ごと1本入っていて、このねぎを箸代わりに食べるそばです。もっとも、ねぎをかじりながら食べるので、最後は箸が必要になりますが…。実際にはねぎ1本でそばを食べるのはなかなか難しく、すぐに箸を使ってしまいました。

今回は、「山形屋」さんで「ねぎおろしそば」をいただきました。古民家の中が蕎麦屋になっていて、ある種の懐かしさを感じる雰囲気の中でそばをいただくことができます。

いろり

5月とはいえ、標高の高い大内宿は風が冷たく、いろりが焚かれていました。周りにはたくさんの魚が焼かれていました。

大内宿のすごいところは、こういった古民家に実際に人が住んでいたり、店舗として活用していたりするところです。古い建物ですし、茅葺屋根はメンテナンスが大変なはずですが、あらゆるものがきちんと手入れされていて、地域住民が実際に生活しながらこの街並みを守っていこうとしている様子がよくわかります。

大内宿街並み展示館

大内宿の街並みのほぼ中間あたりに「大内宿街並み展示館」があります。ここは当時の「問屋本陣」を再現した展示館になっています。

当時は、宿場町ごとに荷物を馬に付け替えて運んでいたそうですが、その中継点となるのが問屋本陣です。大内宿には、残念ながら江戸時代の問屋本陣は、資料も含めて残っていなかったそうですが、会津地方の別の宿場町の問屋本陣を参考に復元したそうです。

大内宿街並み展示館の内部

展示館の内部には、江戸時代の部屋が再現され、当時の生活用具などが展示されています。また、個人的に興味深かったのが、茅葺屋根の保存活動についての解説があったことです。茅葺屋根を保存するために、住民自ら屋根葺きの訓練をしたり、茅葺の材料になる茅を確保するために、近くに茅場を確保したりといった苦労があるそうです。街並みのすべての民家が茅葺屋根で統一されている景色は感嘆に値しますが、その裏には住民の苦労があるのですね。

以上、大内宿への公共交通機関でのアクセス方法と、おすすめの楽しみ方をご紹介しました。これだけ茅葺屋根の民家が立ち並ぶ宿場町はそうそうありませんので、是非一度は訪れてみることをおすすめします!