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K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

大井川鐵道井川線が3月に全線復旧! 日本で唯一のアプト式鉄道に乗ってみてはいかがでしょうか?

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大井川鉄道井川線

2014年9月の土砂崩れで長期間にわたって運休となっていた大井川鉄道井川線の接岨峡温泉~井川間が、今年3月11日に復旧することが発表されました。実に922日ぶりの全線での運転再開となります。 日本で唯一のアプト式と呼ばれる方式を採用した鉄道です。景色も抜群によいので、この機会に乗車してみてはいかがでしょうか? この記事では、大井川鉄道井川線について紹介します。

井川線 接岨峡温泉~井川間が3月11日運転再開!

大井川鉄道は、1月11日付で、2014年から運休となっていた接岨峡温泉~井川間の運転を、3月11日から再開することを発表しました。詳細は、以下のニュースリリースをご覧ください。

2017年3月11日(土) 井川線 復旧工事完了に伴う全区間開通のお知らせ | 大井川鐵道【公式】

2014年9月24日に、終点井川駅の一つ手前の閑蔵駅付近で土砂崩れが発生し、それ以降、接岨峡温泉~井川間(15.5km)が運休となっていました。2016年11月頃の運転再開を目指していましたが、復旧工事に時間を要し、ようやく運転再開が決まったことになります。

運休となっていた区間には、尾盛駅という1日あたり1名しか利用しない秘境駅や、70.8メートルという日本の鉄道橋で最も高い鉄橋など見どころがたくさんあります。

大井川鉄道 井川線とは?

井川線の概要

大井川鉄道井川線(いかわせん)は、千頭~井川間の25.5kmを結ぶ鉄道です。大井川に沿って走り、「南アルプスあぷとライン」という愛称がついています。

もともと、大井川水系のダム建設のために作られた鉄道ですが、ダム建設後の現在は、主に観光向けの列車として運行しています。観光客向けですが、時刻表もあり通常の鉄道と同様に運行されています。数は少ないですが、沿線の住民の方々の利用もあります。

線路はJRの在来線と同じ1067㎜の狭軌を採用していますが、もともと762mmで作られたものを改軌しています。狭軌ではありますが、トンネルなどの構造物が762mm対応のため、車両はとても小さくかわいらしいものになっています。

日本で唯一のアプト式鉄道

井川線はディーゼル機関車がけん引する客車列車ですが、アプトいちしろ~長島ダム間では、ディーゼル機関車の前に電気機関車を連結します。この区間は、日本の鉄道で最も急勾配の90パーミル(1000m進む間に90メートル登る)の勾配があります。この勾配を登るために、線路には、2本のレールの間に「ラックレール」と呼ばれる歯形のレールが敷かれていて、電気機関車に取り付けられた歯車を噛み合わせて、急勾配を登っていきます。

井川線の電気機関車とラックレール

上の写真は2007年秋に乗車したときに撮影したものですが、2本のレールの間にある黒いレールがラックレールです。2両連結されているのがアプト式に対応した電気機関車です。アプトいちしろ駅と長島ダム駅では、ホームに下りて、電気機関車の連結作業を見ることができます。

90パーミルという勾配は、実際に乗車してみるとものすごい勾配です。座席に座っていても、踏ん張っていないとずり落ちそうになるほどです。

一般の鉄道では急勾配といっても30パーミル前後ですし、今は廃止されてしまった碓氷峠でも最大で66.7パーミルでした。これらと比べると、いかに勾配が急かがわかると思います。

井川線の車窓の見どころは?

アプト式を体験するだけでも乗車する価値があると思いますが、井川線は車窓もすばらしいです。

南側の起点駅である千頭から乗車すると、アプトいちしろ駅の手前から大井川ダムが左手に見えます。そこからアプト区間で急勾配を登りきったところで、大きな長島ダムが右手に見えるようになります。

井川線の車窓

しばらくこの長島ダムに沿って走りますが、ハイライトの一つが「奥大井湖上駅」です。長島ダムに突き出た半島のようなところに設けられた駅で、駅の両側はダム湖上の鉄橋という、まさに「湖上駅」です。天気がよければ、途中下車して付近を散策してみるとよいと思います。

奥大井湖上駅を出ると、一気に川幅が狭くなり、渓谷の様相を呈してきます。前述の尾盛という秘境駅や、日本一高い鉄道橋「関の沢橋梁」などがあります。終点の井川駅は井川ダムのすぐそばです。

井川線へのアクセスは? 千頭まではSL乗車がおすすめです!

井川線へのアクセスですが、東海道本線の金谷駅から、大井川鉄道大井川本線に乗車して、1時間15分ほどで井川線の起点駅である千頭に到着します。大井川鉄道はSLでも有名ですので、千頭まではぜひSLに乗車したいところです。

大井川鉄道のSL

SLは年間300日以上も運行されています。金谷駅から一つ先の新金谷駅から千頭までを1時間10分ほどで結んでいます。

SLの乗車には予約が必要です。大井川鉄道のWebサイトにあるSL予約フォームから予約できます。SLの運転日や運転時刻、予約方法については、以下の大井川鉄道のWebサイトをご確認ください。

SLに乗る | 大井川鐵道【公式】

以上、大井川鉄道井川線の運転再開のニュースと、井川線の見どころを紹介しました。運転再開の3月といえば春の青春18きっぷシーズンでもありますので、青春18きっぷでの汽車旅と合わせて訪問してみたいところですね。