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夜行列車利用の雲海鑑賞ツアーを各社が実施、新たな夜行列車の利用法として定着でしょうか?

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西武トラベルや阪急交通社が、夜行列車を利用した雲海鑑賞ツアーを企画・実施しています。ツアー専用列車とはいえ、普段、夜行列車が走らない路線での運行となるため注目です。今後、このような目的地に早朝に到着して観光する夜行列車が増えていくのでしょうか?

夜行列車利用の雲海鑑賞ツアー

夜行列車を利用した雲海鑑賞ツアーを実施しているのは、西武トラベルと阪急交通社です。

西武トラベル「夜行列車で行く 秩父絶景ツアー」

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西武トラベルが企画・実施しているのが、三峯神社で星空観賞と雲海鑑賞を実施するツアーです。2015年8月から合計10日間実施しているツアーです。

主な行程は以下の通りです。

  • 池袋(元町・中華街、元住吉、渋谷) 発 → 西武秩父 01:25頃着(夜行列車)
  • 西武秩父駅 → 三峯神社 03:00頃着(専用バス)
  • 三峯神社で星空観賞→雲海鑑賞
  • 三峯神社で軽食
  • 三峯神社 07:50頃発 → 西武秩父駅 09:30頃着 → 長瀞駅 10:00頃着(専用バス・到着後解散)

夜行列車として運転されるのは、以下の区間です。

  • 池袋発 →(西武池袋線/秩父線経由)→ 西武秩父着(レッドアロー用の車両を利用)
  • 元町・中華街,元住吉,渋谷発 →(東急東横線・東京メトロ副都心線・西武有楽町線/池袋線/秩父線経由)→ 西武秩父着(S-TRAIN用40000系車両を利用)

2016年までは池袋発のレッドアロー利用のツアーしかありませんでしたが、2017年から、S-TRAINの車両とルートを利用した、元町・中華街発のツアーが追加されました。詳しくは、以下の記事で紹介しています。(2017年5月のツアー内容の記事ですので、多少違いがあります)

www.kzlifelog.com

夜行列車といっても、西武秩父駅には午前1時25分に到着してしまうので、ほとんど寝る時間はなさそうです。夜行というより、終電の時間に近い感覚でしょうか。

詳しくは、西武トラベルのWebサイトをご覧ください。2017年秋のツアーは、本記事執筆時点(2017年11月中旬)で終了済みですが、毎回好評のようなので、来年も実施されるのではないかと思います。

www.seiburailway.jp

阪急交通社「雲海列車でいく!早朝の竹田城跡 夜行・日帰り」

阪急交通社が、JR西日本福知山支社の協力を得て実現した夜行列車利用のツアーです。「東洋のマチュピチュ」として有名な竹田城跡の雲海を見に行くツアーです。

主な行程は以下の通りです。

  • 新大阪 22:04発 →(大阪・尼崎・宝塚・三田からの乗車可能)→ 福知山 23:57着(定期列車 特急こうのとり27号に連結されて運転)
  • 福知山駅で貸し切りの編成(289系付属編成3両)を切り離し、夜行列車として運転、和田山駅に午前5時ごろ到着
  • 立雲峡(雲海鑑賞)→ 山城の郷(朝食)→ 海鮮せんべい但馬 → 竹田城跡 → 道の駅但馬のまほろば → 和田山駅(専用バス)
  • 和田山 14:06発 → 新大阪 16:28着(特急こうのとり16号,指定席利用)

面白いのは、夜行列車として運転される往路です。定期列車の特急こうのとり27号に連結されて、特急の終点である福知山まで行き、そこで切り離されて、ツアー専用夜行列車として走ります。

このツアー、往路の夜行列車では、1名で2席利用可能となっています。特急型の車両ですので、2席利用できれば、何とか横になることができますね。

ただ、福知山に23:57に到着して、下車駅の和田山には午前5時ごろ到着となっています。この区間、特急列車として走る他の列車の所要時間はたった30分ちょっと。ほとんど福知山か和田山かどちらかの駅に長時間停車して、列車ホテル状態になるのでしょうね。

詳しくは、阪急交通社のサイトをご覧ください。12月2日出発限定です。

www.hankyu-travel.com

早朝到着の観光ニーズに応える夜行列車ツアーは定着するか?

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早朝に目的地に到着するニーズに対する夜行列車利用のツアーは、東武鉄道が定期的に実施しています。

夏季には、尾瀬へのハイキング客や登山客を対象とした「尾瀬夜行23:55」を浅草→会津高原尾瀬口で、冬季にはスキー・スノボ客を対象とした「スノーパル23:55」を同じく浅草→会津高原尾瀬口で運転しています。

また、昨年から、日光の紅葉シーズンに、混雑する前の早朝に到着して観光する「日光夜行号」を、浅草→東武日光で運転しています。

www.kzlifelog.com

JR各社の定期夜行列車が次々と廃止されていく中で、このようなツアー専用の夜行列車の企画が増えているのはうれしいですね。

東武鉄道や西武鉄道のように、大手私鉄が自社路線網を活用して夜行ツアーを企画する例が、増えてくる可能性もあるかなと思います。夜行として走らせる以上、それなりの距離(時間)を走る必要がありますので、実施できる鉄道会社は限られそうですが。

また、今回、阪急交通社が企画したように、JRの路線網と車両を活用すれば、日本各地でいろいろな可能性が出てきそうです。

消費の中心が、モノ消費より「コト消費」に移りつつありますが、そんな「コト消費」のニーズを満たすような、新たな夜行列車利用のツアーが出てくるといいですね。