K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

ようやく太平洋が見える区間へ! ロングシート4時間を何とか乗りとおし、本州最南端の串本へ ~紀伊半島一周 青春18きっぷの旅(5)~

おすすめ記事Pick Up! 【トップページ】 まずはこちらから!青春18きっぷ・おすすめ路線など当ブログおすすめ記事の目次です
【ダイヤ改正】 JR東日本が10月14日にダイヤ改正! 黒磯~新白河の輸送体系変更!
【おトクなきっぷ】 おすすめのフリーきっぷ紹介記事まとめ

紀勢本線4時間ロングシートの旅も後半戦に入り、海が見える区間へ入ってきました。海岸沿いの鉄道、紀勢本線の本領発揮です。

熊野灘の入り江を眺めながらのんびり汽車旅

紀伊長島で、高校生と思われる乗車がかなりあり、これまでで車内がもっとも賑わってきました。それでも座席は半分以上空いています。8月下旬でまだ夏休みでしょうから、部活でしょうかね。

先ほど超えてきた荷坂峠は、紀伊国と伊勢国を分ける峠だったそうです。現在は、峠の両側はいずれも三重県ですが、この列車の乗り具合を見ると、明らかに多気~紀伊長島間は閑散区間でした。まるで県境を超えてきたような感じですね。

さて、紀伊長島からは、熊野灘を車窓の左側に見ながら進みます。列車が空いていると、景色がよいほうの座席に自由に移動できるので、車窓を楽しみたい乗り鉄にとっては助かります。

f:id:kzlife:20170909211831j:plain

このあたりの海岸線は結構入り組んでいて、入り江が続いています。その入り江の根元あたりを紀勢本線は進んでいきます。熊野灘に突き出て、入り江を形作っている小さな半島のような部分の根元をトンネルで抜け、トンネルから出ると入り江が広がって見える、というのを何度も繰り返していきます。

09時01分に主要駅の一つ、尾鷲に到着。それほど乗降はありませんでしたが、列車の中から見える町の規模からすると、それなりに大きな町のようです。尾鷲市は、雨が多いことで知られています。年間降水量は4,000mm近くになり、東京の2倍以上です。熊野灘と紀伊山地の山々に囲まれた地形で、南風が吹く春~夏の降水量が多いようです。

f:id:kzlife:20170909211909j:plainf:id:kzlife:20170909211914j:plain
尾鷲湾の車窓

尾鷲市の東側には尾鷲湾が広がっています。それほど大きな湾ではないですが、これまで何度も見てきた入り江よりは大きいですね。

f:id:kzlife:20170909212039j:plain
賀田駅近くを流れる古川の河口

賀田(かた)駅の近くでは、小さな川を渡りました。入り江の奥から入り江に向かって川が流れ込んでいるところも多く、このような小さな川を何度も渡りました。雨が多い気候が、こういった小さな川をいくつも作り出すのでしょうね。

f:id:kzlife:20170909212157j:plain
新鹿湾の小さな砂浜

09時36分、新鹿(あたしか)駅に到着。ワイドビュー南紀4号(名古屋行き)との行き違いのために4分ほど停車しました。

この新鹿駅の周辺も入り江になっていて、新鹿駅は新鹿湾の奥にあります。上の写真のように、入り江の奥には砂浜も見られました。

f:id:kzlife:20170909212242j:plain
入り江の奥の小さな棚田 もう稲刈りの時期です

入り江の奥の小さなスペースに棚田がありました。8月下旬ですが、すでに稲刈りをしているようでした。

10時21分、4時間超のロングシートの汽車旅を終え、ようやく終点の新宮に到着しました。4時間以上も一つの普通列車に、それもロングシートの列車に乗車したのは、長い汽車旅人生の中でも初めてだと思いますが、車窓の変化が大きいのと、車内が空いていたことで、思ったほど疲れずに済みました。ただ、あまりおすすめはしません(笑)

特急くろしお18号で串本までワープ! 太平洋を眺める絶景区間です!

4時間もの汽車旅をこなしてきたのですが、新宮ではわずか7分の乗り継ぎで、次の列車に乗車します。

f:id:kzlife:20170909212342j:plain
JR西日本の287系電車 特急くろしお18号

新宮からは、特急くろしお18号に乗車します。ここから先はJR西日本の区間で、電化もされています。

普通列車で乗り継ぐと1時間ほどの待ち時間があり、この後の観光の予定に影響が出るので、ここは運賃・特急料金を別払いで特急に乗車します。青春18きっぷ旅で、一部区間で新幹線や特急列車に乗車することを「ワープする」と言います。ここでは、1時間弱のワープをします。

特急くろしおは、新宮・白浜~新大阪・京都を結ぶJR西日本の特急列車です。それなりの本数が運転されているので、関西方面から紀伊半島への観光に便利ですね。

今回乗車した車両は287系という電車でした。2010年以降に製造された比較的新しい車両です。JR西日本の直流電化区間で多く使われている標準的な特急車両ですね。

f:id:kzlife:20170909212440j:plain
新宮を出ると太平洋の絶景が広がります

10時28分、新宮駅を発車します。新宮駅を出ると、すぐに熊野灘の海岸線沿いを走ります。新宮までは道路のほうが海側だったのですが、新宮から先は、紀勢本線のほうが海側を走ることが多くなり、太平洋を間近に眺めることができます。

先ほどまでの入り江が連続していた区間とは対照的に、新宮の周辺は真っすぐな海岸線が続いているところが多いようです。

f:id:kzlife:20170909212531j:plain
那智湾がつくる入り江 海の青さがまぶしい

15分ほどで、紀伊勝浦に到着します。このあたりから、また入り江が増えてきます。

f:id:kzlife:20170909212637j:plain
岩が多い森浦湾の海岸線

紀伊勝浦を出ると、岩で覆われた海岸線が見えてきました。紀伊勝浦と太地の間に広がる森浦湾の海岸線です。その森浦湾を過ぎると、すぐに太地に到着です。日本の捕鯨発祥の地と言われているクジラの町です。特急停車駅ですが、無人駅のようです。

f:id:kzlife:20170909212714j:plain
直線的な海岸線の向こうに太平洋を望む

太地を出た後は、再び直線的な海岸線が続きます。ほぼ快晴の夏の青空の下、太平洋の青さが眩しいくらいでした。

f:id:kzlife:20170909212758j:plain
川幅の広い古座川の河口

11時10分に古座に停車。直前に川幅の広い古座川を渡りました。和歌山県南部を流れる二級河川ですが、「平成の名水百選」に選ばれるほど水がきれいな川だそうです。

熊野灘の車窓を楽しんでいると、あっという間に下車駅の串本に到着しました。ここからは、乗り鉄から観光にシフトします(笑)。

紀伊半島一周 青春18きっぷの旅