K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

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紀勢本線4時間のロングシートの旅! 前半は田園風景と山が車窓を飾る路線でした ~紀伊半島一周 青春18きっぷの旅(4)~

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青春18きっぷ旅2日目は、本格的な乗り鉄へ。この日は紀勢本線の東半分を乗りとおすことが目的ですが、いきなりロングシートで4時間という手強い列車が待ち構えていたのでした…

紀勢本線のJR東海区間はオールロングシート!?

亀山駅近くのビジネスホテルを午前5時半ごろにチェックアウトして亀山駅に向かいます。西日本は連日猛暑が続いていますが、さすがに早朝はいくぶんしのぎやすいです。

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亀山駅の改札で青春18きっぷに日付印を押してもらい、紀勢本線のホームへ。これから乗車する紀勢本線の新宮行きが間もなく入線してきました。

車両はキハ25の2両編成。3ドアの気動車です。昨日、伊勢市から亀山まで乗車したのと同じ種類の車両です。そして、最大の問題は「ロングシート」であること。昨日の時点でネットで調べてわかってはいたものの、これで新宮まで乗りとおすとなるとやはりキツイな、と思わざるを得ません。

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隣のホームには、関西本線の加茂行きが停車していました。こちらはJR西日本の車両で、ボックスシートがありました…。

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気を取り直して、新宮行きの列車に乗り込みます。さすがに新しい列車だけあって、車内も明るくきれいです。まるで大都会を走る通勤列車のようです。

ちなみに、紀勢本線のJR東海区間には、2016年までキハ40系が走っていたようですが、現在はすべてこのロングシートのキハ25に置き換えられてしまったそうです。こんなことなら、キハ40が走っているうちに乗りにくればよかったですね…。

もっとも、紀勢本線のJR東海区間には、特急「南紀」が走っていますので、普通列車を観光客が長時間乗り続けるような想定をしていないのでしょうけどね。

がらがらの列車で紀伊半島を南下

06時08分に亀山を出発。この列車は、紀勢本線の亀山発の始発列車ですが、さすがに朝早すぎるのか、車内はがらがらです。サラリーマンと思われる乗客がわずかと、旅行客が数名といった感じです。

津、松阪などの主要駅で多少の乗車はあったものの、参宮線との分岐駅の多気で下車する方が多かったようです。多気には06時57分着。ここまでは、昨日のお伊勢参りの際に乗車した区間です。

多気で8分ほど停車して07時05分に出発。ここから先、志摩半島の海側を通る参宮線や近鉄線と分かれて、紀勢本線は志摩半島の付け根の山間部を横切るような形で進みます。

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とは言っても、すぐに山間部に入るわけではなく、しばらくはこんな田園風景が続きます。乗客の乗降はめっきり少なくなり、車内はしんとしています。亀山からずっと乗車しているサラリーマンらしきおじさんは、ドア横の席で爆睡しています(笑)

紀伊山地を超える山岳区間へ

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栃原を出ると、低い山並みがだいぶ近くに見えるようになってきました。このあたりから、紀伊半島の中央を貫く紀伊山地を超えていきます。

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だいぶ山深いところまで入ってきました。遠くに見える橋は、紀勢自動車道でしょうか。地図を見ると、紀勢本線のほうはトンネルはほとんどなく、宮川という川が作った谷筋に沿って進みます。一方、紀勢自動車道のほうは、トンネルや橋で直線的に進んでいきます。

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07時42分に三瀬谷(みせだに)を出発。紀伊山地越えの区間では唯一の特急停車駅ですが、無人駅のようです。

その三瀬谷を出ると、三瀬谷ダムが車窓右側に見えてきました。宮川に造られたダムの一つです。宮川は、三重・奈良県境に源流を発し、紀伊半島の東側へ流れ、伊勢市で伊勢湾に注ぐ一級河川です。今回は、この宮川の流れを遡るように進んでいることになりますね。

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三瀬谷ダムを過ぎると、宮川の本流と分かれ、今度は宮川の支流となる大内山川に沿って進みます。しばらくは、蛇行する大内山川やその支流の小さな川を何度も渡りながら、紀伊山地を南下していきます。

荷坂峠を荷坂トンネルで抜けて熊野灘へ

梅ケ谷という小さな駅を出ると、これまではほとんどなかったトンネルに入ります。ここは、世界遺産である熊野古道も通っている荷坂峠(にさかとうげ)という峠です。紀勢本線と並行している国道42号線(熊野街道)は峠道を超えていくようですが、紀勢本線は長いトンネルで一気に峠を抜けていきます。

その後も、短いトンネルをいくつも抜けて、ようやく紀伊半島の東岸にあたる熊野灘へ出ます。

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山間の小駅、梅ケ谷から、熊野灘に面する紀伊長島まではわずか9分。この9分の間に、車窓は、山から海へと劇的に変化します。紀勢本線のJR東海区間のハイライト区間ですね。

紀勢本線というと、紀伊半島の沿岸部に沿ってぐるっと進むため、海岸沿いの路線のイメージがありましたが、起点の亀山から、熊野灘が車窓に見えてくる紀伊長島までの2時間半ほどの区間は、田園風景と山々が車窓を彩る路線でした。

ここまでで、ロングシートのキハ25に2時間半。車窓の変化が思ったより大きいのと、車内が空いていたこともあって、それほど疲れを感じませんでした。

ここからは、太平洋の景色を眺めながらの汽車旅が続きます(つづく)。

紀伊半島一周 青春18きっぷの旅