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北陸新幹線が好調継続、開業2年目は前年比8%減も開業前の2.7倍! 冬季の観光需要が堅調かも?

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北陸新幹線E7系

3月14日で開業から丸2年を迎えた北陸新幹線(長野~金沢)ですが、JR西日本の発表によると、2年目の乗客数は前年比(開業初年比)で8%減だったことがわかりました。それでも、北陸新幹線開業前の2.74倍にあたるとのことで、好調を継続しているとみてよいと思います。

開業効果がなくなるも、2年目も好調を維持

報道によると、北陸新幹線の乗客数(上越妙高~糸魚川間)は、開業2年目も高水準を維持し、開業初年の8%減にとどまったとのことです。

  • 1年目(2015年3月~2016年2月): 925万人
  • 2年目(2016年3月~2017年2月): 829万5000人(前年比8%減)

北陸新幹線、2年目の利用者数829万人 8%減 高水準は維持 :日本経済新聞

開業効果が顕著に表れる1年目に比べると、2年目は乗客数が落ち込むのが普通ですが、北陸新幹線の場合は、その落ち込み方が極めて少ない、といった印象です。

上記記事によると、JR西日本が開業前に想定していた乗客数は、在来線特急(はくたか)の約2.2倍とのことです。実際には、1年目は2.95倍、2年目も2.74倍となり、2年目でも開業前の想定を大幅に上回っています。

純粋に需要が増加、3年目はどうなるか?

北陸新幹線の長野以北の乗客は、

  • 在来線特急(はくたか)を利用していた乗客が新幹線にシフトした
  • 航空機利用(小松空港利用)の乗客が新幹線にシフトした

が考えられます。ただ、在来線特急の2.7~2.9倍という極端な増加からみて、在来線特急と航空機の乗客を取り込んだだけではなく、純粋に需要自体が増加していると見るべきです。

北陸新幹線の沿線には、富山、高岡、金沢といった観光地が多くありますので、この需要増加の大部分は観光客の増加であろうことも想像できます。

ただ、一般に、観光需要は一時的なブームで増えることがあるため、このブームが去ったあと、この勢いがいつまで続くのかが気になります。首都圏から、富山までは2時間、金沢までは2時間半ですので、お手軽に行ける観光地として定着するかのかがポイントだと思います。

月別の乗客数、この1月~2月は復調傾向?

JR西日本のWebサイトに、月別のご利用状況実績が掲載されています。

鉄道営業収入及びご利用状況実績, 2017年(平成29年)3月期(PDF形式185キロバイト)

これによると、2016年度の北陸新幹線(かがやき・はくたか)のご利用状況の対前年比は、以下のようになっています。

対前年比
4 93%
5 86%
6 87%
7 91%
8 96%
9 89%
10 90%
11 89%
12 102%
1 100%
2 96%(99%)

※2月の()内はうるう年の影響を取り除いた値

2016年度の対前年比の値ですから、開業1年目(2015年度)との比較ということになります。

もっとも乗客数が落ち込んでいるのが5月です。おそらく、開業後、最初の大型連休のゴールデンウィークに観光客が殺到した反動だろうと思います。

注目すべきは、12月は102%、1月は100%、2月も99%と、ここ3か月ほどは開業1年目並みの乗客数に復調していることです。8月も96%と健闘していることからすると、お盆休み・正月の帰省の利用が定着したことが一つの理由かもしれません。ただ、2月も99%とほぼ前年並みの乗客数であったことからすると、冬季の観光客の需要が衰えていないのかもしれません。

多くの観光地が、観光シーズンが春~秋なのに対して、冬は温泉かウィンタースポーツくらいしかありません。その点、北陸は冬場の観光資源に恵まれているように思います。金沢・兼六園の雪吊りは名物ですし、富山・氷見湾の寒ブリに代表されるような日本海の魚がおいしいのも冬場です。

一般的には観光需要が減る正月明け~2月に、北陸新幹線の需要が増えるのであれば、JRにとっても悪くない話かもしれませんね。

北陸新幹線の好調がどこまで続くのか、見守っていきたいと思います。