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2018年春季限定の「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」はお得なのか? お得に活用するコツを紹介します!

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JR北海道とJR東日本の普通列車が7日間も乗り放題となる「北海道&東日本パス」。2018年の春季に限り、北海道新幹線の立席と、北海道内の特急自由席に乗車できる「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」が発売されます。

このオプション券、1日有効で値段が6,000円です。7日間有効で10,850円の「北海道&東日本パス」のオプション券としては、かなり割高に見えます。本当にお得なのでしょうか? また、どう使えばお得なのでしょうか?

「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」とは?

「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」は、「北海道&東日本パス」と合わせて利用することで、北海道新幹線と北海道内の特急列車に乗車できる オプション券です。2018年春季に限って発売されます。

  • 利用期間: 3月 1日(木)~4月22日(日)
  • 発売期間: 2月20日(火)~4月22日(日)
  • 有効期間: 1日
  • 効力:有効な「北海道&東日本パス」と合わせて利用することで、以下の列車・座席に乗車可能
    • 北海道新幹線 新青森~新函館北斗 相互駅間の立席(空いている座席)
    • 北海道内の特急列車の自由席
    • 1枚の「北海道&東日本パス」に対して組み合わせる枚数の上限はなし
  • 値段: 大人 6,000円,小児 3,000円

なお、「北海道&東日本パス」については、以下の記事をご覧ください。

www.kzlifelog.com

特急料金で比較するとお得度は低い!

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この「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」は、北海道内の特急列車に乗り放題とはいえ、1日のみ有効で6,000円という結構なお値段です。本当にお得なのかを考えてみましょう。

まずは、主要な区間の特急料金(通常期)と比較してみましょう。

路線 区間 特急料金 備考
北海道新幹線 新青森~新函館北斗 4,450円 指定席
函館本線 札幌~函館 2,590円 自由席
函館本線 札幌~旭川 1,800円 自由席
石北本線 札幌~網走 2,590円 自由席
宗谷本線 札幌~稚内 2,590円 自由席
根室本線 札幌~帯広 2,380円 自由席
根室本線 札幌~釧路 2,590円 自由席


単純に特急料金と比較すると、札幌から道内の主要都市まで往復しても6,000円にはなりません。特急料金で6,000円分の元を取ろうとすると、北海道新幹線の利用が必須になってきます。

  • 新青森 (北海道新幹線)新函館北斗(特急北斗/スーパー北斗)札幌

これなら6,000円分の元が取れそうに見えますが、実はそうではありません。新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合、在来線の特急料金が半額になるという「乗り継ぎ割引」があります。これが適用されるので、新青森から札幌までの特急料金は5,740円(在来線は自由席料金の場合)となります。

つまり、特急料金だけで6,000円のもとを取ろうとするのは、あまり現実的ではありません。

では、「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」は意味がないのかといえば、必ずしもそうではありません。これを次に見ていきます。

乗車券としての「北海道&東日本パス」は格安!

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「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」は「北海道&東日本パス」とセットで利用する必要があります。つまり、乗車券としては「北海道&東日本パス」を利用することになるわけです。

「北海道&東日本パス」は、7日間有効で10,850円。7日間フルに利用すれば、1日あたり1,550円と格安なのです

この料金は、北海道内の路線にどこまで乗車しても変わりません。つまり、特急料金としては割高な「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」も、「北海道&東日本パス」の乗車券としてのお得度を加味すると、トータルではお得なのではないか? ということになります。

ということで、早速、乗車券+特急券のトータルの料金で比較してみます。

路線 区間 乗車券+特急券 備考
北海道新幹線 新青森~新函館北斗 7,260円 指定席
函館本線 札幌~函館 8,310円 自由席
函館本線 札幌~旭川 4,290円 自由席
石北本線 札幌~網走 9,390円 自由席
宗谷本線 札幌~稚内 9,930円 自由席
根室本線 札幌~帯広 6,700円 自由席
根室本線 札幌~釧路 8,850円 自由席


先ほどの特急料金だけの表と比べると、一気に値段が跳ね上がっていますね。特に、北海道内の在来線特急は、かなり長距離を走るので、乗車券(運賃)の占める割合が高いのですね。

「北海道&東日本パス」1日分1,550円+「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」6,000円の合計7,550円と比べると、札幌から函館・網走・稚内・釧路等の主要都市へは「北海道&東日本パス+北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」 のほうが安くなることがわかります。これは片道だけですから、往復で考えるとさらに差は広がります。

「えきねっとトクだ値」で北海道内の特急列車に安く乗れる!

では、北海道内で特急に長距離乗るのであれば「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」がお得、という結論になるかというと、そうならないところが難しいところです(笑)

というのも、北海道内では、片道利用でも「えきねっとトクだ値」が設定されている区間も多くあります。

同じく、札幌から主要都市への区間で比べてみましょう。

路線 区間 乗車券+特急券 備考
北海道新幹線 新青森~新函館北斗 5,800円 20%引き
函館本線 札幌~函館 7,500円
6,170円
15%引き
30%引き
函館本線 札幌~旭川 2,630円 45%引き
石北本線 札幌~網走 6,930円 30%引き
宗谷本線 札幌~稚内 9,930円 設定なし
(通常料金)
根室本線 札幌~帯広 5,770円
3,960円
20%引き
45%引き
根室本線 札幌~釧路 7,960円
5,610円
15%引き
40%引き


「北海道&東日本パス」1日分1,550円+「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」6,000円の合計7,550円と比べると、えきねっとトクだ値の設定がない札幌~稚内を除いて、多くの区間でえきねっとトクだ値のほうが安くなります

ただし、「えきねっとトクだ値」は、前日までの購入が必要で、列車・席数限定ですので、必ず購入できるとは限りません。

また、「えきねっとトクだ値」は乗車券と特急券がセットになった割引きっぷですので、上記の区間外を普通列車で乗車する場合には、当然のことながら別途きっぷを購入する必要があります。そうなると、1日でどこからどこまで移動するかによって、「えきねっとトクだ値」を使ったほうがいいのか、北海道&東日本パス+「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」がいいのか、一概には言えなくなります。

一気に目的地へ移動する日に「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」を使おう

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ということで、さんざん比較した結果、結局、乗車する区間次第という、よくわからないという結論になってしまいました(笑)。

これだけでは何なので…

北海道新幹線と北海道内の特急に乗り放題になるという特徴から、おすすめの使い方を考えてみると、

「北海道&東日本パス」の有効期間7日のうち、1日か2日に限定して、目的地へ長距離移動する日に活用する

というのがよさそうです。

例えば、本州から北海道へ入って、道東を目的地とする場合、

  • 1日目:自宅~青森
  • 2日目:新青森~(北海道新幹線)~新函館北斗~(スーパー北斗)~札幌/南千歳~(スーパーおおぞら)~釧路 【北海道&東日本パス北海道線特急オプション券利用】
  • 3日目~5日目:道東で汽車旅を満喫
  • 6日目:網走~(オホーツク)~札幌~(スーパー北斗)~新函館北斗~(北海道新幹線)~新青森 【北海道&東日本パス北海道線特急オプション券利用】
  • 7日目:青森~自宅

のような感じで、ひたすら新幹線や特急で移動する日を設けて、その日に「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」を利用するのがよいでしょう。

北海道内は、普通列車の本数が極めて少ない区間があり、普通列車のみで主要都市間を移動するのはあまり現実的ではありません。そこを「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」が補完してくれると考えれば、移動時間を大幅に短縮でき、目的地での旅行や汽車旅に時間を割くことができるでしょう

特に、本州から道東や道北まで足を延ばす場合には、「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」が威力を発揮しそうですね。


以上、北海道&東日本パスと同時に利用すると北海道の特急列車に乗り放題となる「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」がどのくらいお得なのか、どうすればお得に利用できるのかについて書いてみました。微妙(絶妙ともいう)な価格設定ですが、使い方次第では大きな威力を発揮しそうですので、上手に使いこなしたいところですね。