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阿賀川のゆったりとした流れを車窓の友に山都へ!雪室で保存された新鮮な山都そばをいただきました! ~2017夏 只見線周遊の旅(4)~

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郡山から磐越西線に乗車して、会津若松で乗り継ぎ、喜多方までやってきました。このあと、会津盆地から抜けて、阿賀野川沿いに進んでいきます。今回の目的地は、次の駅の山都(やまと)です。

「いいでとそばの里」山都(やまと)へ

喜多方を出ると、進路を西にとります。会津盆地がこのあたりで途切れ、視界が利かない森の中へ。喜多方から10分ほどで、山都(やまと)に到着、ここで下車します。

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山都駅の駅舎です。小さい待合室があるだけの駅舎ですが、きちんと駅員さんもいて、窓口できっぷを買うこともできます。

さて、ここで下車したのは、名物の「山都そば」を食べるためです。そばの名産地だとは聞いていたのですが、場所が場所だけになかなか訪問する機会がありませんでした。今回、只見線に乗るために会津若松まで出る必要があったため、少し足を延ばして山都までやってきたというわけです。

山都の周辺は、標高が400メートルほどあるうえ、霧の影響で朝晩の気温差が大きく、そばの生育に適している土地柄なんだそうです。さらに、飯豊山の雪解け水が伏流水となっておいしいそばを育てるのだとか。

詳しくは、以下のサイトをどうぞ。

www.sobanosato.jp

「そば伝承館」で雪室そばを食す

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個人店の蕎麦屋が人気のようでしたが、到着した時間が遅く、本日の営業は終了していました。そこで、駅から徒歩10分ほどのところにある「そば伝承館」を訪ねました。

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ここの名物は「雪室そば」です。この蕎麦屋の隣には、体育館のような大きな雪室があり、秋に収穫された新そばを低温で保存しているそうです。冷蔵庫で保存すると乾燥してしまいますが、雪室に保存することで低温高湿の状態を保て、新そばの風味が長く保たれるとのことです。

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そば伝承館は古民家風の蕎麦屋でした。食券方式なので、券売機で食券を購入して、お店の方に渡し、座敷にあがって待ちます。15時を過ぎていたので、他に客は1組だけでした。16時で閉店だそうです。

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入口の近くでは、そば職人がそばを打っています。

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注文した「天ざるそば」(1300円)がやってきました。まず見てわかるのは、蕎麦の色が白っぽいことです。これは、山都そばの「製粉歩留り70%以内」という決まりごとのためだそうです。玄そばからそば粉を製粉するときに、そば粉の重さを玄そばの70%以内にすることが定められているそうです。要は、そばの実の中心部分の「一番粉」と呼ばれる部分だけを使い、皮に近い部分を使わないので、色が白くなるんだそうです。

早速いただきます。つなぎを一切使わないそば粉100%のそばなので、食感がつるっとして喉越しもよいです。十割そばだけあって、そばの風味も最高です。蕎麦が若干短いのが気になりますが、十割そばですので仕方がないのでしょうね。

天ぷらもサクサクで美味! そばの量もたっぷりなので、かなりおかなも満足しました。ごちそうさまでした!

野沢まで阿賀川の車窓を楽しむ!

おいしいおそばをいただき、あとは今日の宿泊地である会津若松まで戻るだけですが、次の列車まで1時間半以上もあります。

そこで、会津若松とは反対方向の新津行きの列車に乗って、途中の野沢まで行ってみます。こういう気まぐれな旅ができるのが青春18きっぷのいいところですね。

山都駅を17時14分に発車する新津行きに乗車しました。2両編成のキハ48形気動車です。各ボックスに1~2名程度の乗り具合。すぐに下車するので、車端部のロングシートに腰を下ろします。

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山都からは、終点新津の少し手前まで、阿賀川(新潟県に入ると阿賀野川)の流れに沿って進みます。阿賀野川は信濃川と並んで、日本海側で最大の新潟平野を造った大河ですので、このあたりの中流域でもかなり水量が多く、ゆったりとした流れになっています。

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途中で一度だけ阿賀川を渡りました。磐越西線の喜多方から先では、ずっとこのような車窓が眺められます。ゆったりとした川を眺めながらの汽車旅をしたい方にはおすすめの路線です。

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17時33分に到着した野沢駅で下車します。これ以上先まで行くと、予定していた会津若松行きの列車に乗れなくなってしまいますので。

ここまで乗車してきたキハ48ですが、渡り板(連結するときに車両間を行き来するのに利用する板)に、手書きで「キハ48 538」と書かれているのが泣けます。

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野沢駅は西会津町の中心駅です。先ほどの列車からもそれなりの下車がありました。この駅舎も、地方の国鉄駅のような雰囲気でいいですね。

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長いホームが印象的です。普通列車は2両程度なので、国鉄時代の遺物かと思いきや、ここ野沢駅には蒸気機関車が7両の客車を引く「SLばんえつ物語号」が停車しますので、今でもこの長いホームが役に立っているのですね。

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そうこうしているうちに、会津若松行きの列車がやってきました。もう夕暮れです。ひぐらしが鳴く夏の夕暮れに、古いディーゼルカー。すごく懐かしい気分に浸ることができて、ここまでやってきたかいがありました。

会津若松まで1時間弱。夕暮れの会津盆地を眺めながら、今日最後の列車に揺られていきました。(つづく)

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