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海の絶景路線「リゾートしらかみ」に乗ろう! おすすめの座席や指定券の予約方法、沿線の観光スポットも紹介します!

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青森県の日本海側を海岸線に沿って走る五能線。小さな漁村を結ぶローカル線ですが、その車窓は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしいものです。その五能線の車窓を堪能するには、観光列車「リゾートしらかみ」に乗車するのがおすすめです。この記事では、リゾートしらかみで見ることができる車窓の紹介と、指定席の予約方法、沿線のおすすめ観光スポットなどをご紹介します。

「五能線」とは?

五能線(ごのうせん)は、秋田県能代市の東能代(ひがしのしろ)駅と、青森県南津軽郡の川部駅を結ぶ、全長147kmにもなる非電化路線です。

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五能線から眺められる日本海の車窓 絶景です(1999年8月 リゾートしらかみより)

途中、秋田県北部から青森県の鰺ヶ沢付近まで、約80kmにも渡って、日本海の海岸沿いを走ります。冬季には、強風だけでなく、高波の影響でも運休になることがあるといえば、どれだけ海に近いところを走っているか想像がつくでしょう。

「リゾートしらかみ」とは?

そんな五能線の絶景を楽しめる列車が、観光列車「リゾートしらかみ」です。秋田~青森・弘前間を、観光シーズンにはほぼ毎日、1日3往復も運転されています。

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リゾートしらかみ「くまげら」編成 キハ48の改造車です

「リゾートしらかみ」は、専用の車両で運転されています。「橅」「青池」「くまげら」の3編成があり、いずれも4両編成。以下のような編成になっています。

  • 1号車:展望室・イベントスペース+普通車指定席
  • 2号車:ボックス席
  • 3号車:普通車指定席(「橅」編成には物販カウンターあり)
  • 4号車:展望室・イベントスペース+普通車指定席

普通車指定席は二人がけのクロスシート。新幹線や特急列車と同様のシートですが、とてもゆったりとしています。窓も大きく、開放感があります。

ボックス席は、4人がけのシート。海が見える側にのみボックスがあり、前後のボックスとは壁で仕切られているので、まるで個室のようです。4人グループならボックス席が最適ですね。

また、先頭車(1号車・4号車)の運転席の後ろには、展望室があります。大きな窓から景色を眺められますので、このスペースで写真を撮っている方も多くいます。また、車内イベントでも利用されます。

運転日や運転時刻などは、JR東日本秋田支社のサイトで詳しく紹介されています。

「リゾートしらかみ」の絶景車窓

「リゾートしらかみ」に乗車すると見ることができる絶景車窓をご紹介します。

「リゾートしらかみ」に乗車すると、車窓は大きく3つの区間に分かれます。

田園風景と八郎潟が広がる秋田県内

秋田県内、秋田~東能代の奥羽本線の区間では、日本海の海岸線よりも少し内陸側を走るため、車窓から日本海を見ることはほとんどできません。

その代わり、広大な田んぼが広がる平野と、八郎潟の干潟を望むことができます。

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田園風景に沈む夕陽(2015年8月 リゾートしらかみ4号から撮影)

青森発秋田行きの「リゾートしらかみ4号」に乗車すると、夏の青春18きっぷシーズンの頃には、このあたりで夕暮れを眺めることができます。

日本海の絶景が続く秋田県北部~鰺ヶ沢の区間

五能線、そして、「リゾートしらかみ」のハイライト区間です。約80kmに渡って、ひたすら日本海の海岸沿いを進みます。

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五能線の絶景区間、変化に富む海岸線の風景を眺められます!(2015年8月 リゾートしらかみ4号)

海岸線は変化に富んでいて、岩がむき出しの荒々しいところもあれば、静かな入江のようなところもあります。

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奇岩が続く場所も! (2015年8月 リゾートしらかみ4号)

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複雑な形をした海岸線に沿って進みます(2005年7月 リゾートしらかみ1号)

こんな不思議な形の岩が、それこそあちこちに見られます。

ところどころに集落や小さな漁村がありますが、それ以外は、このような日本海の景色が続きます。

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平坦な岩床が続く千畳敷海岸(1999年8月)

リゾートしらかみ2~5号に乗車すると、途中の千畳敷(せんじょうじき)駅で15分ほどの停車時間があります。千畳敷海岸は、200年以上前の地震で隆起してできた岩床の海岸で、平らな岩が海岸沿いに続きます。

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日本海の絶景区間の夕暮れ!(2006年8月 リゾートしらかみ6号)

夏に青森発秋田行きの「リゾートしらかみ6号」に乗車すると、このような日本海に沈む夕陽が見られます。

りんご畑と岩木山が車窓を彩る津軽地方

鰺ヶ沢~弘前・青森の区間は、日本海から離れて内陸側を走ります。日本海に変わって、りんご畑の向こうに岩木山が聳える車窓を見ることが出来ます。

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津軽三味線の生演奏のイベントも! 大迫力です!(2006年8月 リゾートしらかみ1号)

また、列車によっては、展望室・イベントスペースで、津軽三味線の生演奏のイベントがあります。列車の中で聞く津軽三味線の音色は、意外に大迫力ですよ。

ということで、「リゾートしらかみ」の車窓とイベントを駆け足で紹介しました。

2015年夏に、青春18きっぷで、青森発秋田行きの「リゾートしらかみ4号」に乗車したときの旅行記をブログに載せていますので、よろしければご覧ください。

www.kzlifelog.com

「リゾートしらかみ」の乗車方法・指定券の予約方法

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初代「橅」編成 現在はハイブリットディーゼルの新しい「橅」編成になっています

「リゾートしらかみ」は全車指定席の快速列車として運転されます。乗車するために必要なものは以下のとおりです。

  • 普通乗車券(いわゆる「きっぷ」。青春18きっぷなどのフリーきっぷでもOK)
  • 座席指定券(520円)

「リゾートしらかみ」は快速列車ですので、青春18きっぷや北海道&東日本パスでも乗車できます。他にも、五能線がエリアに入っているフリーきっぷ(三連休パス、五能線フリーパスなど)でも乗車できます。

座席指定券を事前に購入しておこう!

要注意なのは、「リゾートしらかみ」は全車指定席のため座席指定券が必要 であるという点です。

座席指定券を購入する方法は、主に以下の三つです。

  • 駅の窓口(みどりの窓口など)で購入する
  • 駅の指定席券売機で購入する
  • インターネット予約「えきねっと」で購入する(乗車までに駅の窓口か指定席券売機での受け取りが必要)

指定席券売機やえきねっとでは、新幹線や特急列車の座席を、シートマップを見ながら購入することができますが、「リゾートしらかみ」の座席指定券の購入では、窓側・通路側の指定か、A~D席の指定しかできない ようです。

列が指定できるので、日本海が見える窓側の座席を指定することはできます。ただし、1, 3, 4号車のクロスシートか、2号車のボックス席かの指定ができないので、希望の座席がある場合には駅の窓口での購入が確実です

どの座席がおすすめなの?

日本海側の海を車窓から眺めたいのなら、おすすめはA席 です。日本海の海岸線に沿って進む区間では、A席が海に面した窓側の座席になります。

2号車のボックス席の場合は、A席とD席が海側ですが、ボックス席自体が海側に、通路が山側に設置されていますので、どの席からでも日本海を眺めることができます。それに、グループで乗車するのであれば、A席・D席にこだわる必要もないでしょう。

もっとも、前述の通り、窓がとても大きな車両ですし、展望室もありますので、A席が確保できなくてもそれほど心配はありません。

途中3回も進行方向が変わります!

リゾートしらかみは、途中で進行方向が3回も変わります。秋田発青森行きの場合は、

  • 秋田→東能代(奥羽本線)間: 4号車が先頭
  • 東能代→川部(五能線)間: 1号車が先頭
  • 川部→弘前(奥羽本線)間: 4号車が先頭
  • 弘前→青森(奥羽本線)間: 1号車が先頭

となります。

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五能線の起点、東能代駅 ここで進行方向が変わるため座席を回転させます

日本海のすぐ近くを走る五能線の区間では、秋田発車時と進行方向が変わります。海側のA席を確保したのに、秋田を出た時点では山側だとしても心配ありません

また、川部~弘前の所要時間は約7分。五能線から青森へは、川部駅から直接入れるのですが、リゾートしらかみを、奥羽本線の駅である弘前に停車させるために、川部~弘前間を往復する形になります。そのため、この間だけは、進行方向が変わるわけです。

最低限の飲み物・食べ物を事前に用意しておこう!

「リゾートしらかみ」で青森~秋田の全線を乗車すると、5時間以上もかかります。すでに紹介したとおり、車窓が素晴らしいですし、車内イベントもありますので、たいくつすることはないのですが、問題は飲み物・食べ物の確保です。

「橅」編成では、物販カウンターがあり、お酒やおつまみ、飲み物・お菓子など購入することができます。また、それ以外の編成でも車内販売がありますので、ある程度のものを購入することができます。

ただ、駅弁などは、在庫があるか、食べたいものがあるかはわかりません。車内で購入できない場合に備えて、最低限の飲み物や食べ物を事前に用意しておいたほうがよいでしょう。

沿線のおすすめ観光スポットを紹介!

五能線の沿線は、観光スポットも豊富です。リゾートしらかみで一気に乗り通してしまってもよいのですが、1日に3往復も運転されていますので、途中下車して観光し、その後、後続のリゾートしらかみに乗車して旅を続けることもできます。

途中下車して観光するのにおすすめのスポットを、いくつかをご紹介します。

十二湖(十二湖駅からバスで15分)

「十二湖」は、白神山地西部に位置する湖沼群です。江戸時代に、地震による山崩れでできたと言われています。実際は33の湖沼があるのですが、12個に見えたということから「十二湖」と呼ばれるようになったそうです。

その十二湖ですが、リゾートしらかみも停車する「十二湖駅」から、弘南バス(約15分・360円)でアクセスできます。十二湖に入れるシーズン(4月~11月)には、リゾートしらかみに接続するバスが運行されていますので、ほとんど待たずに乗り継げます。

www.konanbus.com

終点のバス停で下車し、散策路を歩いていくと、大きな池が現れます。

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バス停からほど近い「鶏頭場の池」

これは「鶏頭場の池」。バス停からすぐのところにあります。

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コバルトブルーの水をたたえる「青池」

「鶏頭場の池」の奥には、十二湖に来たらぜひ見ていただきたい「青池」があります。コバルトブルーの青々とした水をたたえた小さな池です。日の当たり具合で色合いが変化し、とても神秘的です。

バス停から青池までの散策路は、ほぼ平坦で歩きやすい道ですので、特別な装備は必要ありません。また、終点のバス停の近くにはお土産などを扱う「森の物産館キョロロ」があります。

www.daiichikanko.jp

鰺ヶ沢 海の駅「わんど」(鰺ヶ沢駅から徒歩15分)

鰺ヶ沢駅から徒歩15分ほどのところに、海の駅「わんど」があります。

海産物の直売所があるので、おみやげを購入するのにちょうどよいです。さすがに列車の車内販売では、鮮魚までは購入できませんの…。また、食堂もあるので、ランチタイムに寄るのも良さそうです。

営業時間、休業日などは上記のサイトからご確認ください。

りんご公園(弘前駅からバス)

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りんご公園全景 りんご好きや岩木山をきれいに眺めたい方にはおすすめ!

弘前の郊外にある公園ですが、その特徴は津軽地方の名産、りんごの木が1,500本も植えられていることです。おすすめの季節は、5月のりんごの花が咲きほこる時期と、秋~冬(9月~12月頃)のりんごの旬の時期 です。

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りんごの実の向こうには岩木山

りんご公園内の小高い丘の上からは、りんご畑の向こうに岩木山を望むことができます。

りんご公園の詳細とアクセスについては、以下の弘前市のWebサイトをご覧ください。

弘南バスの路線バスのほか、観光シーズンの4月~11月には「ためのぶ号」が運行されているようです。

なお、五能線の北部、鰺ヶ沢~五所川原~川部あたりの、岩木山の北側をぐるりと回り込む区間では、車窓からもりんご畑を眺めることができます。


五能線の観光列車「リゾートしらかみ」の紹介と、指定席の予約方法、沿線の観光スポットについてご紹介しました。春~夏のおだやかな日本海を眺めるもよし、冬の荒波が打ち寄せる日本海を眺めるもよし。季節によって全く表情が異なるのも五能線の特徴です。海の車窓を眺められる列車に乗りたい! という方には、まずおすすめできる列車です。

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