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東京→名古屋・仙台を安く快適に旅したい! 空いていて景色の良い青春18きっぷ旅ルートを紹介します! ~青春18きっぷ活用法(7)~

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青春18きっぷで旅をするときには、できるだけ空いている列車で、快適に汽車旅をしたいものですよね。それに、単調な車窓よりも、川や山、海などの絶景が楽しめる路線を選んで乗りたいものです。この記事では、首都圏から西(名古屋)と北(仙台)へ向かう場合に、「時間は少し余分にかかるけれども、快適に旅ができる青春18きっぷの乗り継ぎルート」をご紹介します。個人的には何度も利用しているルートです。

東海道方面(東京 → 名古屋)

東京から名古屋に向かう場合、青春18きっぷでの最短ルートは東海道本線経由ですが、快適な汽車旅をするのなら、中央本線経由がおすすめです。

東海道本線はいつも混んでいる

東海道本線は、青春18きっぷユーザーにとってはかなり鬼門でもあります。その理由は以下の二つです。

  • 日中時間帯でもかなり混んでいる
  • 区間運転の列車が多く乗り換え回数が多い

東京から熱海までは、JR東日本の10両や15両の長編成の電車が走っていますが、熱海から先のJR東海エリアに入ると、3~6両程度と、一気に編成が短くなってしまいます。そのため、混雑が発生しやすいのです。また、静岡県内では乗り換えも多くなるため、乗り換えのたびに座席が確保する必要があります。

乗客の入れ替わりも激しいため、少々せわしなく、汽車旅を楽しむといった感じではありません。

おすすめは中央本線経由

時間に余裕があるのであれば、中央本線経由をおすすめします。

中央本線は、東京~塩尻のJR東日本区間(中央東線)と、塩尻~名古屋のJR東海区間(中央西線)に分かれます。

中央本線経由をおすすめする理由は、以下の通りです。

  • 長距離を走る普通列車が多く、乗り換えが少ない
  • 中央東線は山、中央西線は川の景色が楽しめる

中央東線は長距離を走る普通列車が多く運転されています。通勤電車から普通列車に乗り換えるため、高尾での乗り換えは必要ですが、高尾からは松本行きや長野行きの列車が一日に数本運転されています。これらの列車に乗り継げば、東京から塩尻までは1回の乗り換えで到着します。

一方、中央西線のほうは、途中の中津川で乗り継げば、塩尻から名古屋まで到着できます。つまり、

  • 東京 → 高尾 → 塩尻 → 中津川 → 名古屋

のように、列車を選べば3回の乗り継ぎで東京から名古屋まで行くことができるのです。

また、沿線の景色が素晴らしいのも中央本線の特徴です。

中央東線の車窓からみる南アルプス

中央東線は日本屈指の山岳路線 なのです。起点の東京駅の標高はわずか3メートルほどですが、小淵沢では887メートルにもなります。そんな路線ですので、山の景色は抜群に良いです。南側に南アルプスと富士山、北側には八ヶ岳がそびえます。天気のよい日に乗りたいものです。

中央西線の車窓

中央西線は川の路線 です。木曽川に沿って、旧中山道の宿場町の近くを走ります。寝覚の床といった景勝地も車窓から眺められます。

ロングシートの車両が増えてきたことに注意!

そんな中央本線ですが、中央東線では最近になってロングシートの車両が増えてきています。長時間乗車する場合、特に車窓を楽しみたい場合は、ロングシートだと楽しみも半減ですね。2017年現在、ロングシートの車両とボックスシートの車両が共通的に運用されているようで、乗ってみなければどちらかわからないという状況のようです。

一方、中央西線のほうは、JR東海のクロスシートの車両が多いようです。木曽川の景色を眺めたい場合は、名古屋方面に向かって右側の窓際の座席がおすすめですね。

所要時間は乗り継ぎにもよりますが、東海道本線経由がおおむね6時間半、中央本線経由が8時間半程度です。

なお、中央東線の長距離普通列車については、別記事にまとめていますので、興味があればご覧ください。

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東北方面(東京 → 仙台)

東京から東北方面、仙台へ向かう場合には、東北本線経由が最短ルートです。ですが、東海道本線と同様、乗り継ぎが多いことと、時期によってはかなり混雑することがありますので、時間が許せば別のルートがおすすめです。

乗り継ぎの多い東北本線

東北本線の普通列車は、区間運転と言って、1本の列車はおおむね1時間程度の距離しか走りません。つまり、何度も乗り換えが必要になるわけです。

典型的な例では、

  • 東京 → 宇都宮 → 黒磯 → 郡山 → 福島 → 仙台

これくらいの乗り継ぎが必要です。さらに、2017年10月のダイヤ改正では、黒磯と郡山の間の新白河でも列車が分断されるとのことで、そうなると、5回もの乗り継ぎが必要になってしまいます。

また、お盆休みや年末年始は、青春18きっぷで帰省をする乗客も多く、かなり混雑します。区間によっては2両編成の電車だったりしますので、ずっと立ちっぱなしということもあり得ます。

常磐線・水郡線ルート(東京→水戸→郡山→仙台)

水郡線の気動車

そこで、おすすめしたいのが、水戸~郡山を結ぶ水郡線を利用するルートです。このブログでも何度か水郡線を紹介していますが、久慈川という川に沿って走る川の景色が美しい路線です。

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東京から水戸までは常磐線の10両や15両の電車が直通します。青春18きっぷ+グリーン券で利用できるグリーン車(自由席)も連結されていますので、ゆったりと汽車旅ができます。

水戸からは、水郡線の気動車に乗り換えです。水戸近辺はそれなりに混雑しますので、早めにホームに並んでおいたほうがよいでしょう。沿線には「袋田の滝」などの名勝地もありますので、週末や夏休みには観光客も多く利用します。水戸から郡山まで全線を走る列車も1日に数本運転されています。全線を乗りとおすと3時間余り。かなり長時間の乗車になります。

郡山からは東北本線で仙台を目指します。

東京から東北本線のみで仙台に行くと約6時間半かかるのに対して、水郡線を経由するルートでは8時間程度かかります。先を急ぐのであれば東北本線のほうがよいでしょうけれど、時間に余裕があるのであれば、水郡線経由で車窓を楽しみながら移動するのがよいと思います。

常磐線・磐越東線ルート(東京→いわき→郡山→仙台)

磐越東線の普通列車

先ほどと同じく、常磐線から郡山へ出るルートですが、水郡線ではなく、磐越東線を利用するルートです。

磐越東線は福島県内の郡山~いわきを結ぶ路線です。福島県内に閉じる路線なので、地元の方以外はあまりなじみのない路線ではないかと思います。

磐越東線も、水郡線と同じく川の路線です。阿武隈高地から太平洋に流れ出る「夏井川」という川に沿って進みます。途中、夏井川渓谷という景勝地を通ります。車窓からも夏井川の渓谷を眺めることができます。いわき~郡山の全線で約1時間半程度ですので、車窓を楽しんでいればあっという間です。

常磐線の水戸以北の列車は空いていることが多いですし、磐越東線も始発のいわきからの乗車になるので座席を確保できると思います。

東京から磐越東線経由で仙台までの所要時間は約8時間半。いわきでの常磐線と磐越東線の乗り継ぎが良くないため、かなり時間がかかってしまいます。いわきでの乗り換え時間をランチタイムに充てるなど工夫すればよいでしょう。

常磐線ルート(東京→代行バス区間→仙台)

首都圏から東北方面への夜行列車のルートとしてよく利用されていたのが、常磐線経由のルートです。東日本大震災前までは、上野~仙台間に「スーパーひたち」という在来線特急が1日4往復程度走っていました。

現在は、東日本大震災の津波と原発事故の影響で、途中の竜田~浪江間が不通になっています。この区間は、代行バスが運転されていますが、不通区間の南側から北側(竜田から浪江・原ノ町)に抜けられる代行バスは、2017年7月現在、1日に2往復しか運転されていません。

代行バスを利用する必要があることで、このルートはかなり時間を要します。ですので、単に東京から東北地方へ移動するルートとしては、現在はおすすめしません。

それでも、福島の復興の様子を見たいとか、復興を応援する意味も込めて訪問するのであれば、あえてこのルートを選ぶのもありかと思います。その場合は、2往復しか運転されていない代行バスに乗車できるような旅程を組む必要があります。

ちなみに、代行バスは普通列車扱いですので、青春18きっぷだけで乗車可能です。ただ、列車に比べるとキャパシティはかなり少ないので、混雑している時期は避けたほうがよいと思います。特に、お盆休みや年末年始は、本来の利用者がきちんと利用できるように配慮する必要があるでしょう。

2017年1月、竜田~小高が不通だったころに訪問した旅行記を投稿していますので、よろしければご覧ください。

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以上、首都圏(東京)から、名古屋・仙台へ青春18きっぷで向かうおすすめルートをご紹介しました。青春18きっぷでの「最短ルート」や「最速ルート」は、あちこちのサイトやブログで紹介されていますが、「快適なルート」の紹介をあまり見たことがなかったので、まとめてみました。

いずれも最短ルートに比べると1.5~2時間ほど余計にかかりますが、その分、車窓を楽しむことができるルートだと思います。今年の青春18きっぷでの汽車旅の参考にしてもらえればと思います。

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