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K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

JR只見線、鉄道による復旧へ! 沿線自治体が復旧費用の3分の2を負担

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JR只見線のディーゼルカー

乗り鉄にはうれしいニュースが飛び込んできました。2011年7月の豪雨被害で被災し、5年以上に渡って不通となっているJR只見線の会津川口~只見間ですが、鉄道による復旧へ向けて大きく前進しました。福島県と沿線自治体が、総額81億円にもおよぶ復旧費用の3分の2を負担することになりました。

復旧費用81億円の3分の2を沿線自治体が負担

JR只見線の復旧に向けては、会津地方の自治体、新潟県の一部自治体などが参加し、福島県が主催する「只見線復興推進会議検討会」において議論が進められてきました。

11月27日に開催された検討会で、108億円とされた復旧費用を、一部の工事を簡略化することで81億円にまで圧縮可能であることをJR東日本が示しました。鉄道による復旧の場合、JRが3分の1の27億円を、残りの54億円を沿線自治体が負担 することと、鉄道復旧後は、上下分離方式での運行 となることが決まっていました。

一方、鉄道を廃止し、バスによる復旧を選択した場合、JRは地元に負担を求めず、バス運行で想定される赤字額を負担する意向を示していました。JRは持ち出しが少なくなるバス転換を希望し、下記のリンクにあるように、バス路線の充実を提案していました。

「只見線沿線市町村住民懇談会」JR東日本説明資料(2016年11月30日、12月1日)[PDF/2.01M]

その一方で、JRは沿線自治体の決定に従う意向を示していました。つまり、沿線自治体が、復旧費用の3分の2の負担と、復旧後の上下分離方式による費用負担を決断するかにかかっていました。

鉄道による復旧を決断

12月22日の報道によると、沿線自治体は、復旧費用と復旧後の費用を負担する方針を固めたとあります。下記リンク先のニュース記事で詳細がご覧になれます。

headlines.yahoo.co.jp

正式には26日に開催される只見線復興推進会議検討会で決定するようです。

観光を主とした地域振興が決め手

沿線自治体が多額の費用負担を決断した理由として、上記ニュース記事に

 だが、只見線は国内外の観光客に人気が高いことから、沿線自治体などは「鉄路は地域振興に不可欠」として鉄道による運行再開を強く訴えてきた。

とあるように、観光を主とした地域振興をあげています。

鉄道による復旧の場合は1日3往復、バス転換の場合、JRの提案では1日6.5往復となっています。地元民の足としてだけ考えれば、バスのほうが本数も多く、ルートも柔軟に決められることから、利便性が高いと思われます。

それでも、鉄道による復旧を決めたのは、被災区間の鉄道が廃止されることで、只見線が分断されてしまい、観光への打撃が致命的になる懸念があったからだと思います。被災区間にある観光地はもちろんのこと、只見線沿線の観光地にとっても、只見線を使った周遊ルートが組めるかどうかは、観光客を呼ぶにあたって極めて重要であると考えられます。

さらに、只見線の場合は、只見線の車窓そのものが観光資源になっていて、絶景路線としても有名です。こういった点を考慮して、鉄道復旧を決断したのではないかと思います。

乗り鉄的にも朗報!

只見線が鉄道で復旧するということは、乗り鉄的にも朗報です。本数は少ないですが、上越線と磐越西線を結ぶ路線であり、青春18きっぷで周遊ルートを構成するうえで利用価値の高い路線でもあります。また、今回復旧が決まった区間は、只見川に沿った車窓が美しく、汽車旅好きには只見線そのものが目的となりえます。

復旧までは約3年かかるとのことで、しばらく先になりますが、復旧したあかつきには、ぜひ青春18きっぷで訪ねてみたいですね。