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北陸新幹線「小浜・京都ルート」で決着へ、開通後の流動はどう変わるのか?

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北陸新幹線E7系

「小浜・京都ルート」「舞鶴ルート」「米原ルート」の3つの候補が検討されていた北陸新幹線の敦賀~大阪間のルートですが、「小浜・京都ルート」で事実上決着したようです。一方、京都~大阪間のルートはまだ決まっておらず、引き続き検討するとのことです。

所要時間・費用対効果で有利な「小浜・京都ルート」に決定

下記NHKのニュースによりますと、与党の検討委員会が、「小浜・京都ルート」が適切だとする報告をまとめたことで、北陸新幹線の敦賀~大阪のルートが事実上決定したとのことです。

www3.nhk.or.jp

決定の理由として、石川・福井・富山の北陸三県が推したことに加え、運営主体のJR西日本も賛同したことが決め手になったようです。

新幹線に限らず、鉄道のルート選定は、昔から「我田引鉄」と言われるように、政治的な駆け引きや力関係によって決まることが多いのは周知の事実です。そのあたりのことは知る由もないわけですが、今回のルート選定に関しては、客観的に見ても「小浜・京都ルート」だろうな、とは思っていました。

ルート 建設費 費用対効果(B/C) 備考
小浜・京都ルート 2.07兆円 1.1 所要時間最も短い
米原ルート 0.59兆円 2.2 米原で乗り換え必要
舞鶴ルート 2.50兆円 0.7

国土交通省が示した試算はこのとおりで、所要時間が最も短く、費用対効果も1.0を超える「小浜・京都ルート」が選ばれるのは当然の結果だと思いました。米原ルートは建設費が少ないため費用対効果が高いですが、米原で東海道新幹線への乗り換えが必要となるため、時間短縮効果が少ないのではと思います。米原にはのぞみが止まらず、平日昼間はひかり1本、こだま1本の2本/時しか列車がないため、乗り換えの待ち時間も多くなると考えられます。

もっとも、現在の計画では平成43年度(15年後!!)に着工となっていますので、人口減少によりこの試算どおりにはならないのではないかという気もしています。

大阪延伸後の旅客の流動はどう変わるのか?

すごく気が早いですが、敦賀~大阪が完成すると、旅客の流動がどう変わるのか考えてみます。

小浜・京都ルートの計画では、主要駅間の所要時間は以下のようになっています。

  • 敦賀~新大阪 約43分
  • 福井~新大阪 約55分
  • 金沢~新大阪 約1時間19分

現在は在来線特急サンダーバードが金沢~大阪間を2時間40分程度で結んでいますが、北陸新幹線延伸後には1時間19分に短縮されます。半分程度の時間で到着することになるので、関西圏~北陸地方はかなり近くなることになります。

一方、北陸より先の主要都市への到着時間は、以下のようになります。

  • 大阪~長野 現在約4時間(名古屋でワイドビューしなのに乗り換え) → 約2時間30分(北陸新幹線で直通)
  • 大阪~新潟 現在約3時間(航空機:伊丹空港~新潟空港)→ 約4時間20分(北陸新幹線 上越妙高で在来線特急に乗り換え)

長野へは北陸新幹線で直通するので、これまでの名古屋乗り換えよりもかなり早くなります。

新潟へは、現在は航空機利用で3時間ほどですが、北陸新幹線と在来線を乗り継ぐと4時間20分程度。まだ航空機のほうが有利かもしれません。鉄道利用で比べた場合、現在は東海道新幹線~上越新幹線(東京経由)で5時間程度ですが、北陸新幹線+在来線特急のほうが少し早くなります。

ただ、北陸新幹線が大阪まで開業するころには、リニア中央新幹線が名古屋まで開業しているはずです。大阪から新潟へは、東海道新幹線~(名古屋乗り換え)~リニア中央新幹線~(品川→東京)~上越新幹線というルートのほうが早いかもしれません。

まだだいぶ先の話ですが、大阪から北陸・信越地方の主要都市への所要時間がかなり短縮されることで、旅客の流動もかなり変わりそうですね。