K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

常磐線相馬~浜吉田の運転再開、2019年度末までに全線復旧へ

おすすめ記事Pick Up! 【トップページ】 まずはこちらから!青春18きっぷ・おすすめ路線など当ブログおすすめ記事の目次です
【ダイヤ改正】 JR東日本が10月14日にダイヤ改正! 黒磯~新白河の輸送体系変更!
【おトクなきっぷ】 おすすめのフリーきっぷ紹介記事まとめ

線路は続く

東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた常磐線ですが、12月10日、新たに相馬~浜吉田で運転を再開しました。これで、常磐線の不通区間は竜田~小高間の約36kmとなり、2019年度末までには全線復旧を目指すことになっています。

常磐線の孤立区間が解消

東日本大震災で被災した常磐線ですが、これまで小高~相馬間は復旧していましたが、その南北が不通となっていたため、孤立区間となっていました。今回、相馬~浜吉田間が5年9か月ぶりに復旧したことで、仙台から小高までの区間 がつながりました。ちょうど、宮城・福島の県境を含む区間が再開したことになり、通勤通学や観光が格段に便利になると思われます。

早速、同区間の運転再開を記念して、車内でスイーツが食べられる観光列車「フルーティアふくしま」が、仙台~原ノ町間で運転されました。普段は、磐越西線の郡山~会津若松や、東北本線の仙台~郡山で運転されている同列車ですが、常磐線まで出張してきてくれたようです。

news.mynavi.jp

一方、常磐線の南側は上野~竜田間がつながっており、残る不通区間は竜田~小高間のみとなりました。

約15kmに渡って線路を1kmも内陸へ移動する大工事

この区間は、太平洋に近いところを線路が通っていたため、津波による被害をもろに受けてしまいました。下記リンク先の日本経済新聞の記事によると、復旧にあたっては、線路や駅を1kmも内陸側へ移動し、4割以上の区間を高架化した ということです。

www.nikkei.com

15km以上に渡ってこのような工事を実施したということですから、復旧というよりは、新線建設に近い規模の大工事 だったのではないかと思います。関係者の方々の苦労には頭の下がる思いです。

東日本大震災による運転見合わせ、残りは常磐線と山田線の2区間のみ

前述のとおり、常磐線の不通区間は竜田~小高間となっていますが、JR東日本の発表によると、以下の3区間に分けて順次復旧されるようです。

  • 小高~浪江(2017年春)
  • 浪江~富岡(2019年度末まで)
  • 富岡~竜田間(2017年内)

このうち、最も復旧時期が遅い浪江~富岡間は、福島第一原発の事故による帰宅困難区域を含む区間になります。それでも、除染や工事再開のめどが立ったとのことで、今年3月、JR東日本が初めて復旧の見通しを発表しました。

常磐線の全線運転再開の見通しについて(JR東日本ニュースリリース,2016年3月10日)

一方、山田線の宮古~釜石間は、2018年度内に復旧し、三陸鉄道へ移管されることになっています。

www.kzlifelog.com

気仙沼線の被災区間は、鉄道ではなくBRTで復旧されることが決まっています。つまり、常磐線の浪江~富岡間が2019年度末までに再開すると、東日本大震災による不通区間がすべて解消される ことになります。

東京オリンピックが開催される2020年には、全線で運転が再開されることになるわけですが、予定どおり、順調に復旧してくれることを願っています。

東日本大震災被災路線の再訪へ

東日本大震災で被災した路線が復旧したら、青春18きっぷなどを使って乗りに行くようにしています。2014年には気仙沼線のBRTに乗車し、津波の痕跡を目の当たりにしました。昨年は、仙石線の被災区間が復旧して、新たに開業した仙石東北ラインに乗車しました。

常磐線の被災区間はまだ再訪できていませんが、改めて再訪してみたいと思います。