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K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

山田線運休区間の一部が12月9日より運転再開、全線復旧が見えてきた? 新生三陸鉄道にも期待!

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山田線の「さんりくトレイン宮古」

2015年末の土砂崩れと、今年の台風10号で被災したJR東日本の山田線ですが、台風で被災した区間の運転を12月9日より再開するとの発表がありました。2015年末に被災した区間は来年(2017年)秋を、東日本大震災で壊滅的なダメージを受けた宮古~釜石間は2018年度を目途に復旧を進めているとのことで、まだ時間はかかりますが、全線復旧への道筋が見えてきました。

台風10号で被災した川内~茂市間の運転を再開

12月9日から運転を再開するのは、今年の台風10号で被災した川内~茂市間の25.5kmです。

山田線「川内駅~茂市駅間」運転再開について(JR東日本盛岡支社ニュースリリース)

上記のニュースリリースに、今年9月と11月28日の被災箇所の写真が掲載されていますが、18か所にも及ぶ土砂流入や路盤流出の被害が、この3か月程度でかなり復旧されている様子がわかります。

昨年12月の土砂崩れで被災した上米内~川内間は、依然として不通となったままですので、12月9日の一部運転再開後も、盛岡と宮古がつながるわけではありません。それでも、沿線の中心駅である茂市近辺が復旧することで、地元の方々の足としての役割が復活することになります。

全線運転再開は2018年度の見込み

上米内~川内間は2017年秋頃に復旧の予定です。ここが復旧すると、盛岡~宮古がつながるようになり、都市間連絡の機能も復旧することになります。東日本大震災で被災した海沿いの宮古~釜石は2018年度中の復旧を目指しています。復旧後は、三陸鉄道に移管されることが決まっています。この区間が復旧すると、八戸~盛(さかり)までが、JR八戸線、三陸鉄道(北リアス線~旧JR山田線~南リアス線)経由でつながることになります。東日本大震災からの復興のマイルストーンになるのではないかと思います。

輸送密度279、それでも復旧は鉄道ネットワークの維持を優先したか?

JR東日本は、「路線別のご利用状況」を公開しています。

www.jreast.co.jp

これによると、山田線の盛岡~宮古の輸送密度は、2014年度で279、東日本大震災前の2010年度でも377です。1987年には1119でしたから、この30年で3分の1~4分の1に減少してしまっています。さらに、盛岡~宮古間は、国道106号線を岩手県北バスが運行する「106急行バス」が1時間に1本程度走っています。1日に4本しか盛岡~宮古を直通する列車がない山田線と比較して、本数、所要時間、料金の面で優っています。

それでも復旧を進めているのは、やはり県庁所在地で鉄道の要衝でもある盛岡と、県内の主要都市である宮古を結ぶ路線であることや、内陸部の東北本線と沿岸部の三陸鉄道や八戸線とを接続する鉄道ネットワークの一部であることも影響しているように思います。

JR北海道の赤字路線の整理が注目されていますが、輸送密度だけで廃止を決めるのではなく、その路線の役割を総合的に判断しなくてはいけないのではないかと思いました。

2018年の新生三陸鉄道にも期待!

難しい話はこれくらいにしておきましょう。乗り鉄としては、2018年度に宮古~釜石間が復旧・移管された後の三陸鉄道について期待したいと思います。これまで、久慈~宮古の北リアス線と、釜石~盛の南リアス線は、途中にJR山田線を挟んで分断されていましたが、それが一つの路線としてつながることになります。久慈~盛は160km以上 もあり、三セクとしてはかなり長い路線になります。全線が三陸海岸沿いを走りますので、長距離観光列車の運転も期待できそうです。盛岡や八戸からの直通列車の運転も、もっと増えてくれるとよいですね。

「あまちゃん」ブームも一段落してしまった三陸鉄道ですが、2018年の新生三陸鉄道の誕生で、再び脚光を浴び、観光客が増えることを期待したいですね。