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仙台~金沢の直通新幹線は大盛況、今後も運転されるか考えてみた

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北陸新幹線 E7系新幹線

11月7日~8日に、仙台~金沢を乗り換えなしで結ぶ直通の新幹線が運転されました。旅行商品としての運転でしたが、報道によるとほぼ満席の800人が利用したそうです。この企画は大成功だったと言ってよいでしょう。

仙台~金沢を約4時間、大宮ではスイッチバック

以前、このブログでも紹介した、仙台~金沢の直通新幹線ですが、11月7日(月)に仙台→金沢、11月8日(火)に金沢→仙台で運転されました。途中停車駅は、福島、郡山、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡でした。大宮では客扱いをせず、東北新幹線から北陸新幹線へスイッチバックをしたようです。

フル規格新幹線でのスイッチバックは珍しいと思います。座席は乗客が回転させたとのことです。ちなみに、ミニ新幹線では、秋田新幹線の大曲駅でスイッチバックがありますが、大曲~秋田はすぐなので、座席は東京~大曲間で前向きになるようにセットされていて、大曲では座席の回転はしないようです。(空いていれば勝手に回転させてもよいのでしょうけれど)

今回は旅行商品としての企画でしたが、平日にもかかわらず800人もツアーに参加したというのは驚きです。停車駅や運転された方向から、東北南部のお客さん向けの商品だと思いますが、開業から1年以上過ぎた北陸新幹線の人気はまだ衰えていないようです。金沢や能登地方をはじめとした観光地の魅力が大きいのも理由だと思います。

直通新幹線 成功の理由は?

上記のニュース記事では、

JR西日本金沢支社は、同様の直通列車の運行について「定期運行は課題がある。ニーズがあれば団体専用で検討する」としている。

とありますので、今回のような旅行商品専用の団体列車として、また企画される可能性が高いと思います。

この直通新幹線の企画が成功した理由を考えてみました。

大宮駅での乗り換えが不要で、心理的な距離が縮まった

乗り換えが不要という点は、特にツアーで旅行に行くような層には重要なポイントだと思います。鉄道に乗りなれている人ならば問題ないでしょうけれど、そうでない人にとっては、乗り換えの有無は、所要時間が多少短くなること以上に重要だと思われます。大宮駅の乗り換えでは、上りホームから下りホームへの移動が必要となるため、階段やエスカレータを使わなければいけませんので、なおさらでしょう。

片道4時間以内で、航空機より新幹線が有利な時間になる区間に設定した

仙台から金沢までの所要時間が3時間54分と設定されていて、一般に航空機より新幹線が有利とされている4時間の壁をギリギリ切っているところも、成功の理由と思います。さらに、北陸新幹線の金沢駅は、新幹線によくある新〇〇駅ではなく、従来の「金沢駅」であり、観光地や市街地に近いことも、新幹線有利となった点だと思います。

これら二つの点、つまり、「乗り換えなしで4時間以内」をバランスよく満たした絶妙な企画だったと思います。そういう意味でも、今後の運転に期待が持てそうです。

定期運行の課題とは?

上記のニュース記事では、JR西日本は「定期運行には課題がある」としていますが、課題とはいったい何でしょうか?

  • 定期運行するほど需要がない
  • ダイヤ設定上の理由
  • 車両などの技術的な理由

あたりが考えられます。

ダイヤ設定上の理由としては、大宮駅でのスイッチバック時に、東北新幹線と北陸新幹線の本線を横切る必要があり、他の新幹線のダイヤに影響があるといったことが考えられます。また、すでに最高速度275km/h以上の車両のみで運転している東北新幹線に、最高速度260km/hのE7系新幹線が入ることで、東北新幹線のダイヤ設定が難しくなるといった理由もあるかもしれません。ただ、今回、実施に運転されていますので、これらの理由だけで運転できないということではないと思います。

車両などの技術的な理由は、団体専用列車とはいえ、今回運転されましたので、大きな理由にはなっていないかもしれません。

やはり、最終的には需要の問題でしょう。定期列車となると、観光客だけでなくビジネス客の利用が見込めないと難しいと思いますが、東北地方と北陸地方の間に、それほどビジネス客の需要があるとは思えません。需要が少なければ、大宮で乗り換えてもらえばよいわけですから。

ということで、今後も団体専用列車か、観光シーズンの臨時列車でしょうか。それでも、新幹線ネットワークがここまで拡大してくると、従来は在来線で運転していた団体専用列車が、次第に新幹線で運転されるようになってくるのかもしれませんね。似たような企画の直通新幹線が今後出てくるかもしれませんね。