読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

日本一長時間走る鈍行列車に乗れる日はまた来るのか?

おすすめ記事Pick Up! 【トップページ】 まずはこちらから!青春18きっぷ・おすすめ路線など当ブログおすすめ記事の目次です
【おトクなきっぷ】 おすすめのフリーきっぷ紹介記事まとめ
【注目記事!】西武「S-TRAIN」&東武「特急リバティ」関連記事まとめ

狩勝峠

JR北海道が、根室本線の富良野~新得間を廃止候補として、地元自治体とバス転換の協議を始めるという報道がありました。このブログでも紹介し、迂回路として利用できる該当区間を廃止するのはインフラとしてみたときに本当に良いのか? という問題提起をしました。今回は、純粋に乗り鉄的な観点で見てみたいと思います。

www.kzlifelog.com

日本一長時間走る普通列車2427D

下記の記事をみて、そういえば、この区間は、日本一長時間走る鈍行列車として有名な(?)、2427Dが走っている区間であったことを思い出しました。

trafficnews.jp

2427Dは、根室本線の滝川発釧路行きの普通列車です。いまどき珍しい長距離鈍行列車で、308.4kmを8時間21分もかけて走ります。ちなみに、上記の記事によると、現在、日本一長距離を走る普通列車は、山陽本線の岡山始発の下関行き369Mだそうで、こちらは384.7kmを7時間33分かけて走ります。

2427Dのほうが75km以上短いにもかかわらず、1時間近く余計に時間がかかっています。これはなぜだろう?と思ったのと、2427Dの全線運転の復活を願って、時刻表を見ながら乗車シミュレーションをしてみました。

2427D乗車シミュレーション

時刻表は「えきから時刻表」を参照させていただきました。なお、根室本線は今年の台風被害で一部区間が運休中ですので、現在はこの時刻では列車は走っていません。あくまで、正規のダイヤ(平日ダイヤ)どおりに走ったとしたら、というシミュレーションです。

滝川~富良野

滝川駅は、函館本線と根室本線の分岐駅で、北海道の鉄道の要衝の一つですが、根室本線を走る列車は1日9本しかありません。そのうち4本は1時間程度で到着する富良野どまり、2本は新得行き、残りの3本はかなり長距離を走り、2421Dは帯広行き、3433Dの快速「狩勝」は池田行きです。2427Dほどではありませんが、日本全国で見ても、かなりの長距離普通列車に入ると思います。

滝川発は9時40分です。通勤通学には遅い時間ですので、おそらく空いているでしょう。滝川を出て、空知川に沿って南下すると、約1時間ほど、10時48分に富良野に到着です。この富良野で、いきなり32分の長時間停車になります。わずか1時間しか乗っていないので、きっとまだ元気でしょう。しかし、この停車時間を利用して、食料や飲み物を調達しておかないと大変なことになります。

富良野~新得

富良野に10時55分に到着する旭川始発の富良野線から乗り継げます。この富良野線の接続と、この先の区間の列車間隔の調整のための長時間停車でしょう。何しろ、11時20分発のこの2427Dを逃すと、次の列車は16時46分まで5時間半もありません。

それはそうと、11時20分に富良野を出発です。相変わらず空知川に沿って南下しますが、金山ダムのあたりで進路を東に変えます。映画「鉄道員(ぽっぽや)」で有名になった幾寅駅にも停車します。落合を過ぎると、いよいよ日本三大車窓の狩勝峠を通過します。狩勝トンネル内で石勝線と合流し、新得に12時52分に到着です。落合~新得の1駅に27分も要しているのは、途中の上落合信号場で、石勝線からやってくるスーパーとかち3号(新得12時34分着)の通過を待っているためでしょうか。

新得~帯広

新得は石勝線との接続駅ですが、わずか5分の停車で、12時57分に出発です。お昼時ですが、新得名物の新得そばを食べる余裕はないでしょう。御影~芽室の1駅間にも23分かかっていますが、ここも途中の信号場で、スーパーとかち8号札幌行きと2432D滝川行きとの交換待ちがあるようです。

芽室あたりまで来ると、十勝平野に入り、草原に牧場が広がる北海道らしい風景に変わります。十勝平野の中心地、帯広には14時11分に到着です。ここまで約4時間半、ようやく半分まで来ました...。

帯広~釧路

帯広では2回目の長時間停車です。36分の停車時間がありますので、急げば帯広名物「豚丼」を食べられそうです。たしか、駅にも店があったような…。帯広停車中には、後続のスーパーおおぞら5号釧路行きに先を譲ります。

帯広を14時47分に出発です。ここから先は5分~10分程度の停車はいくつかありますが、30分を超えるような長時間停車はありません。そして、ようやく、18時01分に釧路に到着です。大変お疲れさまでした。下らない乗車シミュレーションにお付きあいくださいまして、ありがとうございました。

長時間停車もあるし、意外と乗りとおせるかも…

こうやって見ると、富良野と帯広の長時間停車を挟んで、滝川~富良野(1時間)、富良野~帯広(3時間)、帯広~釧路(3時間)の3区間に分かれそうです。富良野~帯広は、途中に金山湖や狩勝峠があったりと車窓が目まぐるしく変わるので飽きないと思いますが、帯広~釧路は比較的単調な車窓になるので、ここがつらいかもしれませんね。お昼寝タイムにはいいかもしれませんが…。

山陽本線の369M列車と比べると、長時間停車が多いのに加えて、駅や信号場での交換待ちが多いことで、所要時間が増えているようです。山陽本線は複線ですので交換待ちは基本的にないでしょう。

本当に富良野~新得が廃止されてしまうのかは予断を許さないところです。現在は運休中ですので、このまま廃止になってしまうと、二度と乗れないままになってしまいます。乗り鉄的にはそうならないことを願いたいところです。