K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

仙台~金沢間に東北・北陸の直通新幹線を9月上旬に運転! 今度は2泊3日で北陸観光向けの企画です!

北陸新幹線E7系電車

JR西日本・JR東日本は、9月上旬に、仙台~金沢間の旅行商品専用の直通新幹線を運転すると発表しました。昨年秋に運転されたときは北陸エリア発の旅行商品でしたが、今回は東北エリア発の旅行商品となっています。さらに、10月には逆向きの北陸エリア発の列車も運転されるとのことで、仙台~金沢の直通新幹線は、もはや定番になりつつあります。

今度は東北エリア発の2泊3日!

JR西日本とJR東日本が発表した仙台~金沢直通新幹線の運転概要は以下の通りです。

  • 運転日・運転区間:
    • 2017年9月4日(月) 仙台→金沢
    • 2017年9月6日(水) 金沢→仙台
  • 編成: E7系12両編成
  • 運転時刻:
    • 仙台 10:36発 → 金沢 14:45着(途中停車駅:福島・郡山・長野・黒部宇奈月温泉・富山・新高岡)
    • 金沢 17:16発 → 仙台 21:34着(途中停車駅:新高岡・富山・黒部宇奈月温泉・長野・郡山・福島)
  • 旅行商品専用(2泊3日限定)

詳しくは、下記のJR西日本のニュースリリースをご覧ください。

www.westjr.co.jp

前述の通り、昨年秋には、北陸エリアのお客様を対象とした東北エリアへの旅行商品として直通新幹線が運転されました。そのときには、11月の平日という、一般的にはシーズンオフの時期にも関わらず、約800名もの乗車があったそうです。

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東北エリア発の直通新幹線については、昨年末、JR西日本が運転を計画しているという話がありましたが、今回はそれが具体的な商品となって、正式に発表されたということです。

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ダイヤはほぼ同じだが停車駅に長野を追加

ダイヤを見てみると、昨年秋に運転された直通新幹線とほぼ同じです。数分の違いがありますが、仙台発着の時刻は全く同一です。一方、違いは、停車駅に長野が加わっていることです。これにより、金沢着が15分遅く、金沢発が10分早くなっているようです。

なぜ長野を停車駅に加えたのだろうと思って調べてみると、その理由がわかりました。

jr-sendai.com

上記サイトにJR東日本が扱う「びゅう旅行商品」のパンフレット(電子版)が掲載されていますが、この直通新幹線を利用したツアーも 「直通新幹線で行く!信州・北陸の旅」 として掲載されています。

これを見ると、目的地は、金沢や能登半島だけでなく、立山黒部アルペンルート上高地 がありました。特に、立山黒部アルペンルートは、富山側の立山駅と長野側の扇沢駅を結ぶルート ですので、

  • 仙台 →(直通新幹線:往路)→ 富山 → (アルペンルート) → 長野 → (直通新幹線:復路) → 仙台

というルートを実現するために、長野を停車駅に加えたのでしょう。

確かに、ツアー名を見ると「直通新幹線で行く!信州・北陸の旅」となっていて、「信州」も加わっています。昨年の運転では1泊2日でしたが、今回は2泊3日になっています。北陸だけでなく、北陸~信州の周遊の旅をコースに加えるために、旅行期間を2泊3日にしたのかもしれませんね。

アルペンルートのコースでは、片道はJR東日本エリア内しか乗車しないことになるので、JR西日本の取り分が減るのでは、なんて余計なことを心配してしまいました。

10月には逆向きの運転を計画、もはや定番の旅行商品に!

上記のJR西日本のニュースリリースでは、

10月下旬には、金沢駅発、仙台駅着の往復で団体用直通新幹線の運行を計画しています。

との記述もあり、観光シーズンに、仙台~金沢の直通新幹線を走らせることが定番になりつつありますね。

一方、JR東日本エリア内では、7月上旬に新潟~八戸の上越・東北の直通新幹線がE5系で運転されます。こちらは、東北新幹線開業35周年記念ですので、今後も同様の企画がされるのかはわかりません。

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直通運転は、時間的には大した差はなくとも、乗り換えが不要という大きなメリットがあります。鉄道の旅行に慣れていない層に対してアピールできる旅行商品になりますので、今後も直通新幹線の臨時運転に期待したいと思います。

JR西日本が「新たな長距離列車」の検討状況を発表、現代版夜行快速・急行に近い列車になりそうです!

星空

JR西日本の来島社長の記者会見で、昨年より検討していた「新たな長距離列車」の検討状況が発表されました。京阪神を中心に、山陽・山陰などへの運行を想定しているようです。車両は既存電車(117系)の改造で、普通車、グリーン車、グリーン個室、フルフラットシートなどを備え、かつての夜行快速、夜行急行に近い列車になりそうです。

「新たな長距離列車」の概要

JR西日本が検討状況を発表した「新たな長距離列車」の概要は以下の通りです。

  • 運行開始時期: 2020年夏まで(予定)
  • 運行エリア例: 京阪神~山陰方面・山陽方面
    • 期間を定め複数の区間を運行予定
  • 車両: 117系を改造(6両編成)
  • 車内設備
    • 座席
      • グリーン車(グリーン個室、1列+2列のグリーン席)
      • 普通車(コンパートメント、フルフラットシート、2列+2列シート)
    • フリースペース
      • 歓談・食事等に自由に利用できる車両を連結

詳しくは、JR西日本のニュースリリースをご覧ください。

www.westjr.co.jp

現代版の夜行快速?

この列車の編成、寝台特急よりは夜行快速や夜行急行に近いイメージですね。

かつての急行きたぐにや急行はまなすも、寝台以外に多様な座席車を連結していました。今回のJR西日本の列車には寝台車はないですが、いろいろな座席が用意されていますので、ニーズに合わせて選べそうですね。それに、フリースペースも用意されているので、車内での過ごし方も変わりそうですね。

これまでの夜行快速列車を現代版にアレンジした感じかな? と思いました。もっとも、夜行だけでなく、昼行列車としても利用されるとは思いますが。

現行の運賃・料金をベースにしたリーズナブルな料金、料金体系は未発表

気になる料金ですが、上記のJR西日本のニュースリリースでは、

リーズナブルな価格設定にして気軽に鉄道の旅を楽しんでいただけるようにします

とあります。さらに、報道によると、

料金については、「一つの物差し」として大阪―出雲市駅間(約7千~約2万3千円)を例に挙げた。

※出典:JR西、料金安めの長距離列車導入へ 20年夏までに (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

とあります。この約7千円~2万3千円というのは、

  • 大阪→出雲市の運賃(6,480円)+指定席料金(520円)→ 7,000円
  • 上記に、サンライズ出雲の最も高い寝台料金(サンライズツイン:15,120円)を追加 → 23,120円

だと思われますので、既存の料金体系と同程度の料金になりそうですね。

実際の料金体系は発表されていません。

  • JRの通常の列車のような「運賃+料金」という料金体系(乗車券・指定席券等で乗車可能)
  • 旅行商品として同程度の価格帯で販売

のどちらかになりそうな気がします。個人的には、乗車券・指定席券で乗車できる料金体系を望みたいですが、ネットで気軽に購入できるのであれば旅行商品でもよいかもしれませんね。

想定される使い方は?

この「新たな長距離列車」ですが、どんな使い方が想定されるでしょうか?

  • 都市~観光地を結ぶ昼行列車
  • 都市~観光地を結ぶ夜行列車
  • 都市間を結ぶ夜行列車(夜行バス対抗)

都市~観光地を結ぶ昼行列車

まずは、都市(京阪神地区)と西日本の観光地を結ぶ昼行列車です。普段は新幹線や特急列車が直通しないような路線への列車として運転されるのではないかと思います。

最近、JR各社が積極的に導入している観光列車との違いも気になります。多様な座席種別を用意する一方で、観光列車によくある展望スペースや車内販売カウンターなどがなく、設備的には方向性が異なるように思います。とはいえ、フリースペースの活用方法次第では、観光列車としの運行もあるかもしれませんね。

都市間、都市~観光地を結ぶ夜行列車

都市~観光地を結ぶ夜行列車としての使い方です。前述のとおり、設備的には夜行快速や夜行急行に近いものがありますので、こちらがメインになるかもしれませんね。

117系を改造するということで、走行できるのは直流電化区間に限られます。それでも、JR西日本エリアでは、北陸本線の敦賀以東以外の電化区間は、ほぼすべて直流電化ですので、走行できる路線はかなり多いと思われます。

都市間を結ぶ夜行列車(夜行バス対抗)

都市間の夜行列車として運行する場合には、夜行バス対抗にもなるかもしれません。6両編成で定員は約100名ということで、夜行バスよりはかなりゆったりとしていますし、フリースペースがあるのも大きなメリットになりそうです。

夜行バスにも個室を備えた車両が出てくるなど、単なる「安い乗り物」ではなくなってきています。今回の列車は、このようなニーズにマッチしますし、一つの列車で多様な座席を提供できるのは鉄道の強みになるかもしれません。

運転区間としては、JR西日本エリア内では、大阪・京都から、広島、山口などの山陽地方の各都市や、米子、出雲市など山陰地方への運転が考えられそうです。他社エリアも含めるなら、四国(高松)や、東海道方面(名古屋、静岡、東京)も考えられそうです。

以上、JR西日本が導入を計画している「新たな長距離列車」の検討状況と、個人的な考察を書いてみました。かなり希望的観測も含まれていますが、新たな時代の「夜行列車」の先駆けになってくれるといいなと思いますし、JR東日本などの他社でも同様の列車が運転されるようになればうれしいですね。

只見線の鉄路での復旧が正式に決定! 福島県とJR東日本が基本合意、2021年度の復旧へ

只見線の気動車キハ40形

2011年7月の豪雨被害で6年近くに渡って不通となっている只見線の会津川口~只見間(27.6km)ですが、鉄道での復旧が正式に決まりました。6月19日に、福島県とJR東日本が基本合意に達し、基本合意書及び覚書を締結しました。

鉄路での復旧が正式に決定!

福島県(福島県と会津17市町村を代表)とJR東日本は、只見線の会津川口~只見間を鉄道で復旧 することを基本合意しました。

「只見線(会津川口~只見間)の鉄道復旧に関する基本合意書及び覚書」の締結について [PDF/141KB](JR東日本プレスリリース 2017年6月19日)

今回の基本合意の概要は以下の通りです。(ソースは上記のJR東日本のプレスリリース、若干要約しています)

  • 只見線の運休区間(会津川口~只見)を鉄道で復旧
  • 復旧後のスキーム: 上下分離方式
    • 福島県が鉄道施設を保有し、JR東日本が保有する車両を用いて運行
    • 福島県が「第三種鉄道事業者」、JR東日本が「第二種鉄道事業者」の許可を国土交通大臣より取得
    • 被災前の運転本数(1日3往復)を維持
  • 復旧工事
    • JR東日本が復旧工事を実施し、復旧後、営業運転再開までに福島県に無償で譲渡
    • 復旧工事の費用負担は、福島県が3分の2、JR東日本が3分の1
  • 復旧後の費用負担
    • 福島県は鉄道施設の使用料をJR東日本に請求するが、JR東日本の当該区間の収支に欠損が生じないよう、使用料を減免する

大枠は、昨年末に「只見線復興推進会議検討会」が出した方針のとおりとなっています。詳しくは、以下の記事にまとめています。

www.kzlifelog.com

JR東日本にとってはかなり良い条件

JR東日本は、バス転換を提案していましたが、沿線自治体が上下分離方式の導入や復旧工事費用の負担をするのであれば、それを尊重するとしていました。

今回の合意内容を見ると、JR東日本は、バス転換をあきらめ、鉄道での復旧という条件をのんだうえで、上下分離方式の導入など、かなり良い条件を勝ち取ったようです。

まず、上下分離方式の導入により、災害の多い同区間の鉄道施設の維持管理費用がなくなります。長期間の運休になるような大きな災害の場合には、復旧工事の費用は数十億円に上ることが多く、その費用負担から解放されるのは大きいでしょう。

もちろん、鉄道施設の使用料を福島県に支払う必要がありますが、「JR東日本の当該区間の収支に欠損が生じないよう、使用料を減免する」という条件になっており、下記の福島民報の報道によると、実質無償になるとのことです。

www.minpo.jp

つまり、今回の復旧区間に関しては、復旧工事さえ終わってしまえば、JR東日本の持ち出しは非常に少ない(ほぼゼロ?)ということです。

もちろん、今回の合意はあくまで運休区間(会津川口~只見間 27.6km)に限るもので、全長135.2kmにも及ぶ只見線のごく一部に過ぎません。運休区間以外は、これまでどおり、鉄道施設もJR東日本所有のままです。

沿線自治体は鉄道による地域振興を優先

福島県と沿線自治体は、なぜここまで譲歩して鉄道による復旧を選択したのでしょうか?

上記の福島民報の記事によると、

地方創生の視点を加味し、(1)鉄道を核とした新たな地域振興策の展開が可能になる(2)只見線の歴史的価値が守られる

とのことで、鉄道を用いた地域振興を目指していることがわかります。

只見線は、上越線の小出と磐越西線の会津若松を結ぶ路線です。上越新幹線に接続する観光列車などを走らせれば、首都圏の観光客を呼び込むことも可能ですし、会津若松など他の会津地域と連携した地域振興も可能との判断があったのでしょう。

運転再開は2021年度、只見線への観光列車の導入に期待!

復旧工事には3年程度を要するため、全線での運転再開は2021年度になる模様です。

只見線は、上越線~磐越西線を結ぶ周遊ルートを構成でき、青春18きっぷ利用者には利用価値が高い路線です。それに、今回復旧が決まった区間は、只見川に沿った車窓がとても美しいところです。気動車に揺られながらのんびりとした汽車旅を楽しむにはもってこいの路線です。

個人的には、ぜひ只見線に定期的に走る観光列車を導入してほしいと思っています。前述のとおり車窓は申し分ないですし、有名観光地である会津若松へのルートとしても活用できます。少し距離は長くなりますが、上越新幹線の越後湯沢駅や浦佐駅から、只見線を経由して、会津若松に至る観光列車があればいいな、と思います。

運転再開は早くて4年後としばらく先ですが、どうせ復旧させるのならば、かつての五能線のように、観光路線として生まれ変わらせてほしいと思います。

大間々駅で途中下車、関東の耶馬渓とも呼ばれる「高津戸峡」を散策しました! ~わたらせ渓谷鉄道日帰り乗車記(1)~

わたらせ渓谷鉄道へ日帰りの汽車旅をしてきましたので、乗車記を連載します。何か所かで途中下車して散策してきましたが、まずは、わたらせ渓谷鉄道の中心駅である大間々駅と、大間々駅から徒歩5分ほどのところにある「高津戸峡(たかつどきょう)」へ行きました。

わたらせ渓谷鉄道で大間々へ

5月のとある土曜日、朝早く地元の駅を出発して、宇都宮線、両毛線経由で、わたらせ渓谷鉄道の起点駅、桐生駅に到着します。桐生駅では20分弱の乗り継ぎ時間の間に、一旦改札を出て、券売機で「わたらせ渓谷鐡道一日フリーきっぷ」を購入します。

わたらせ渓谷鐡道一日フリーきっぷ

「わたらせ渓谷鐡道一日フリーきっぷ」は、1,850円でわたらせ渓谷鉄道全線が一日乗り放題となるフリーきっぷです。桐生~間藤の全線を往復すると2,220円、足尾銅山観光がある通洞駅までの往復でも2,100円ですので、単純な往復でも十分に元が取れる価格設定です。ほとんどが無人駅のわたらせ渓谷鉄道では車内で料金を払う必要がありますが、フリーきっぷであれば、そのわずらわしさから解放されますし、沿線の観光施設の割引もあるので、乗り歩きをする場合にはおすすめですね。

桐生駅に停車中のわ89形気動車

桐生駅から乗り込んだのは、古い気動車「わ89-310形」の単行です。車内は中央部がボックスシート、車端部がロングシートという座席配置です。とても天気の良い土曜日でしたので、座席がほぼ埋まるくらい混雑していました。

沿線の中心駅「大間々(おおまま)駅」

10:05に桐生を出発すると、しばらく両毛線の線路と並んで走り、渡良瀬川を渡ります。新下田、相老、運動公園と、桐生市内の住宅街を進み、桐生からわずか17分で大間々駅に到着です。

大間々駅の駅舎

大間々駅は桐生市のお隣、みどり市に位置します。わたらせ渓谷鉄道の車庫や本社がある、わ鉄の中心地です。駅舎は、いかにも昔の国鉄駅といった雰囲気です。

大間々駅のホーム

大間々駅のこ線橋からホームを撮影。2面3線の駅で、下り(間藤方面)列車は駅舎側に到着します。

大間々駅の車両検修庫

反対側には車両検修庫があり、この大間々駅がわたらせ渓谷鉄道の本拠地であることをうかがわせます。

大間々駅北側の跨線橋から

大間々駅から北側へ徒歩3分ほどのところにある跨線橋からの一枚。大間々駅方面を写した写真です。ちょうど気動車の入れ替えをしていましたが、ポイントが踏切を超えてはみ出しているので、入れ替えをするときはずっと遮断機が閉まったままです。まあ、クルマの数も多くないので、それほど問題はないようですが…。

高津戸峡へ散策!

大間々駅では次の列車まで1時間半ほどありますので、高津戸峡を散策します。

高津戸峡は、渡良瀬川の川幅が狭くなったところにある渓谷です。全長は500メートルほどと規模は小さいですが、大間々駅から徒歩で5分ほどで行けることもあり、汽車旅の途中での散策にはおすすめです。今回は新緑の季節でしたが、紅葉も素晴らしいようですね。

詳しくは、みどり市のWebサイト(みどり市観光ガイド)に案内があります。

高津戸峡│みどり市観光ガイド

はねたき橋

はねたき橋

まず訪れたのは、高津戸峡の北側にかかる「はねたき橋」です。歩行者専用でクルマは通れませんが、全長120メートル、幅3.5メートルと、歩行者用の橋にしては比較的大きなものでした。

はねたき橋から眺めた高津戸峡

はねたき橋の中央付近から南側を撮影した一枚。ここから、奥に見える赤い橋「高津戸橋」までが高津戸峡の渓谷です。渡良瀬川の川幅が狭くなっていて、その流れも急です。両岸のごつごつした岩肌と、その上に広がる新緑の緑がとてもきれいな渓谷でした。この木々がすべて紅葉したら、それは美しいでしょうねぇ。

高津戸峡遊歩道

はねたき橋を渡り切ったところから遊歩道が整備されています。遊歩道ははねたき橋や高津戸橋よりも低いところにあり、川のすぐ近くまで下りられるところもあります。

高津戸峡の川の流れ

遊歩道の一番低くなっているところから、渡良瀬川の近くまで下りてみました。流れがかなり速いことがわかります。

河原から見たはねたき橋

川の近くまで下りて、振り返ってみると、先ほど渡ってきたはねたき橋の全景を見ることができました。川面から橋まではかなりの高さがありますね。

ゴリラ岩

ゴリラの頭のように見えるため「ゴリラ岩」と呼ばれているそうです。何かの顔のようには見えますが、ゴリラかと言われると…?

遊歩道から見上げた高津戸橋

遊歩道から高津戸橋を見上げます。高津戸橋はクルマも渡れる橋です。土曜日の午前中ということもあってか、クルマの往来は少なかったですが、歩行者はさらに少なく、ほとんど見かけませんでした。

高津戸橋からはねたき橋を眺める

高津戸橋の上から、高津戸峡とその先のはねたき橋を眺めてみます。高津戸峡の規模からすると「関東の耶馬渓」は言い過ぎかもしれませんが、市街地のすぐそばにこんな渓谷があるのは驚きですね。遊歩道を歩いていると渓谷の外の市街地が全く見えないので、山奥にいるのではないかと錯覚します。

ながめ公園

高津戸橋のすぐ脇にながめ公園という公園があります。高津戸峡の眺めがよいからということで「ながめ公園」という名前が付いたそうです。

ながめ公園│みどり市観光ガイド

ながめ公園から眺めた渡良瀬川

ながめ公園から渡良瀬川を眺めます。高津戸峡と反対側を写した一枚ですが、高津戸峡の渓谷とは異なり、川幅が広く、流れもゆったりとしています。

ながめ余興場

ながめ公園の一角に、木造のながめ余興場があります。昭和12年に建てられたという歴史のある建物で、650名収容、直径6.3メートルの廻り舞台のある舞台や花道まであり、かなり本格的なものだそうです。この日も、何かわかりませんでしたが、催しが開かれていました。

以上をざっと1時間強で散策することができました。見どころがコンパクトにまとまっていますので、次の列車までの間に十分に観光することができます。

(つづく)

JR北海道全線が3000円で乗り放題! 北海道みんなの日限定の「道みんの日・日帰り周遊パス」が発売!

JR北海道の特急北斗

JR北海道は、今年から制定された「北海道みんなの日」(道みんの日)限定の「道みんの日・日帰り周遊パス」を発売すると発表しました。1日限定ながら、3,000円でJR北海道全線が乗り放題となり、特急券を購入すれば北海道新幹線や特急列車にも乗車できるというおトクなフリーきっぷです。しかも、3連休最終日の祝日に利用できるということで、利用価値は高そうです。

「道みんの日・日帰り周遊パス」とは?

「道みんの日・日帰り周遊パス」は、今年制定された「北海道みんなの日」(7月17日)を記念して発売されるフリーきっぷです。

北海道みんなの日

「北海道みんなの日」は、今年制定された北海道の記念日です。

北海道のサイトによると、

北海道のこれまでの歴史、文化や風土について理解と関心を深め、北海道の価値をあらためて認識し、道民であることを誇りに思う心を育むことにより、道民が一体となってより豊かな北海道を築いていくことを期すとともに、道外において、北海道の価値が広く認識される契機とするため、「北海道みんなの日」が設けられました。

※出典:北海道みんなの日 | 総合政策部政策局参事

とあります。要は、北海道について改めて考えてみましょう、という日ですね。

「道みんの日・日帰り周遊パス」の概要

そんな北海道みんなの日にだけ利用できる「道みんの日・日帰り周遊パス」の概要は以下の通りです。

  • 利用期間:2017年7月17日(月・祝)のみ
  • 発売期間:2017年6月17日(土)~7月16日(日)(当日の発売なし)
  • 発売箇所:
    • JR北海道の主要駅のみどりの窓口・旅行センター・指定席券売機、主な旅行会社
    • JR東日本の新青森駅のみどりの窓口・指定席券売機
  • 価格: 大人 3,000円,小児 1,500円
  • フリーエリア:
    • JR北海道全線
    • 道南いさりび鉄道線全線
  • 乗車可能な列車
    • 普通列車・快速列車の普通車自由席
    • 別途、特急券等を購入すれば、北海道新幹線、特急列車等に乗車可能

青春18きっぷの1日あたり2,370円と比べると高いように思えますが、特急券を購入すれば、北海道新幹線を含む特急列車に乗車可能 というのが大きな違いです。普通列車にしか乗車できない青春18きっぷだけで北海道を周るのは現実的ではありませんが、長距離移動に特急列車が利用できれば、行動範囲が大きく広がります。

詳しくは、JR北海道のプレスリリースをご覧ください。

~「北海道みんなの日」はJRでお出かけ~「道みんの日・日帰り周遊パス」を発売します!(2017年6月14日 JR北海道プレスリリース/PDFファイル)

ちなみに、この春に発売されていた「JR北海道日帰り周遊パス」もほぼ同様のフリーきっぷでした。ゴールデンウィークを除く4月9日~6月4日の日曜日のみ利用できるフリーきっぷでした。

「道みんの日・日帰り周遊パス」のおすすめ利用法

「道みんの日・日帰り周遊パス」のおすすめ利用法をご紹介します。

道内日帰りの旅に利用

きっぷの名称「道みんの日・日帰り周遊パス」の通り、道内の日帰りの旅に使う利用法です。なにしろフリーエリアが広大なので、どこへ行くかは全く自由だと思います。

往復であれば運賃が片道1,500円以上、周遊ルートであれば運賃合計が3,000円以上であればおトクになりますので、少し遠出するだけで十分に元が取れると思います。

札幌起点で考えると、

  • 札幌~函館・新函館北斗: 片道 5,720円
  • 札幌~稚内: 片道 7,340円
  • 札幌~旭川: 片道 2,490円
  • 札幌~網走: 片道 6,800円
  • 札幌~釧路: 片道 6,260円
  • 札幌~帯広: 片道 4,320円

となりますので、旭川以外は片道だけで、旭川も往復乗車すれば、余裕で元が取れてしまいます。 詳しくは、上で紹介した「JR北海道日帰り周遊パス」の紹介記事をご覧ください。

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「北海道&東日本パス」と併用

「道みんの日・日帰り周遊パス」が利用できる7月17日は、青春18きっぷの北海道&東日本版ともいえる「北海道&東日本パス」の利用期間に入っています。ですので、「北海道&東日本パス」と併用する使い方 もありそうです。

  • 前日の7月16日までに「道みんの日・日帰り周遊パス」が購入できる北海道内か新青森駅まで「北海道&東日本パス」で行き、「道みんの日・日帰り周遊パス」を購入
  • 翌日7月17日には、「道みんの日・日帰り周遊パス」を乗車券代わりに活用して、北海道内を特急で移動
  • 7月18日から再び「北海道&東日本パス」で北海道内を旅行

こんな感じの使い方ができると思います。要は、北海道内での長距離移動に特急を使う時の安い乗車券として「道みんの日・日帰り周遊パス」を利用するわけです。

ただし、「北海道&東日本パス」は、青春18きっぷと異なり、7日間連続利用しかできませんので、1日分は無駄になってしまいます。それでも、特急で移動距離を稼ごうとすると、どちらにしろ乗車券を購入しなくてはならないため、「道みんの日・日帰り周遊パス」が利用できる日なら、安い乗車券として利用してしまおう、という考え方です。

「北海道&東日本パス」については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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以上、「道みんの日・日帰り周遊パス」の概要とおすすめの利用法をご紹介しました。フリーエリアや発売箇所の設定からして、北海道民向けのフリーきっぷだと思いますが、3連休の最終日ということもあって、道外から北海道へ旅行する際にも有効に活用できると思います。

「リゾートビューふるさと」に乗ってみた! 北アルプス・安曇野・善光寺平と多彩な風景が楽しめる観光列車です!

リゾートビューふるさと

JR東日本の篠ノ井線・大糸線を中心に運行されている観光列車「リゾートビューふるさと」。日本三大車窓の姨捨、安曇野ののどかな風景に加え、北アルプスの雄姿を車窓から眺めることができる、絶景列車の一つです。その「リゾートビューふるさと」の乗車レポートをお届けします。

「リゾートビューふるさと」とは?

「リゾートビューふるさと」は、JR東日本の長野支社が所有する観光列車です。ハイブリッドシステムを搭載した2両編成の列車で、週末やゴールデンウィーク、夏休みなどを中心に、長野~南小谷を1往復しています。

全席指定の快速列車として運転されますので、指定席券を購入すれば、青春18きっぷでも乗車可能です。長野~南小谷は片道3時間以上かかりますので、この区間を乗り換えなしで、しかも、新幹線よりもゆったりとしたクロスシートで旅ができるだけでもおトクな列車です。

それに加えて、車体の半分以上が窓なのではないかというくらい窓が大きく、車窓を眺めるのにはもってこいの車両です。沿線には、日本三大車窓の一つ、姨捨駅からの善光寺平の眺めや、大糸線沿線の安曇野の風景、北アルプスの絶景を眺められます。単なる移動手段としてではなく、この列車に乗ることを目的にしても、十分に満足できると思います。

詳しくは、JR東日本のWebサイトをご覧ください。運転日や運転時刻なども掲載されています。

のってたのしい列車 ポータル>リゾートビューふるさと HB-E300系:JR東日本

篠ノ井線~大糸線のこのルートは、私の中では1,2を争うほど大好きなルートですので、リゾートビューふるさとにも何度も乗車しています。今回は、2012年8月に乗車したときのレポートを旅行記風にお届けします! (現在も、ほぼ同じ時刻、同じルートで走っています。)

リゾートビューふるさと 乗車レポート

朝早い長野新幹線に乗車して、午前9時前に長野へ。長野から「リゾートビューふるさと」に乗車します。

篠ノ井線で最初のビューポイント、姨捨へ

長野を9時04分に出発です。信越本線を南下し、篠ノ井駅から篠ノ井線に入ると単線になります。善光寺平の縁に沿って徐々に高度を上げていくと、次第に眺望が開けてきます。スイッチバックを経て、姨捨駅には9時28分に到着しました。

姨捨駅に停車中のリゾートビューふるさと

長野発南小谷行きの「リゾートビューふるさと」は、姨捨で17分ほどの停車時間があります。姨捨駅の善光寺平側のホームに到着しますので、ドアが開くとあっという間に写真撮影タイムです。運転士さんも一休みして善光寺平の絶景を眺めています。

姨捨駅から眺める善光寺平の風景

日本三大車窓の一つ、姨捨駅から眺める善光寺平の景色です。正式には長野盆地といいますが、まさに盆地というのはこういうものだ、と一目でわかる風景です。日本三大車窓の残りの二つ、狩勝峠と矢岳越えは雄大な景色が魅力ですが、善光寺平の風景は、真ん中に千曲川が流れて、その両岸に町が広がる、箱庭のような景色が特徴です。

景色を眺めたり、写真撮影をしていると、あっというまに発車の時刻です。

松本から進行方向が変わって大糸線へ

姨捨を出ると45分ほどノンストップで走り切り、10時29分に松本に到着です。松本では、新宿を8時に出発したスーパーあずさ5号に接続するため、たくさんの乗客が乗ってきます。

松本から大糸線に入るため、進行方向が変わります。座席を回転させて、10時41分に出発です。

安曇野の田園風景

大糸線に入ると、のどかな安曇野の風景が広がります。この時期は田んぼが青々としていて、真夏の青空と山の緑に映えます。

穂高駅で27分停車、穂高神社へのプチツアーに参加

穂高駅では27分の停車時間があります。アテンダントが駅からすぐの穂高神社へ案内してくれるプチツアーがありますので、参加しました。

穂高神社

穂高駅から徒歩で5分もかからないところに穂高神社があります。日本アルプスの総鎮守として有名だそうですが、交通安全の守神でもあるそうです。今後の汽車旅の安全を祈って、穂高駅へ戻ります。

穂高駅周辺の観光地としては、「大王わさび農園」があります。タクシーで10分ほどですが、天気が良ければ穂高駅前でレンタサイクルを借りるのもよさそうです。

大王わさび農場 | 信州安曇野に広がる日本一のわさび園

田園風景の向こうに北アルプス

穂高駅を11時26分に出発です。進行方向左側(西側)の車窓には、田園風景の向こうに低い山々が見えます。ときおり、その低い山々の向こうに北アルプスの険しい山並みも見えてきます。

田園風景と北アルプスの山並み

大糸線は、このあたりから終点の南小谷まで、北アルプスに沿って北上していきます。それほど北アルプスに接近するわけではないのですが、天気が良ければ車窓からは北アルプスがよく見えます。

11時47分、大糸線沿線の主要駅の一つである信濃大町に到着です。信濃大町は、大町温泉郷に加えて、立山黒部アルペンルートの長野県側の入口になっていることもあり、観光客でにぎわっています。リゾートビューふるさとを下車する人もかなりいました。

仁科三湖を眺めながら北へ

信濃大町を出ると、車窓の様相が徐々に変わってきます。車窓の左側には、仁科三湖と呼ばれる3つの湖が見えてきます。南側から、木崎湖、中綱湖、青木湖です。北アルプスは南北にかなり長く連なっているのですが、山麓の天然の湖は、仁科三湖の3つだけだそうです。

木崎湖

車窓から撮影した木崎湖です。木崎湖は、ウィンドサーフィンなどのウォータースポーツのメッカだそうです。また、夏場のこの時期には、湖畔でキャンプを楽しんでいるグループも見かけました。

海ノ口駅

木崎湖の湖畔にある海ノ口駅です。味のある駅舎が特徴的ですね。木崎湖とともに、アニメの舞台にもなった駅としても有名です。

青木湖

仁科三湖の最も北側に位置する青木湖です。仁科三湖の中では最大の湖です。この青木湖にも、キャンプ場があります。

仁科三湖が車窓から消えてしばらく北上すると、12時23分、白馬駅に到着です。このあたりが、大糸線が北アルプスの山々に最も接近するところでしょうか。白馬駅からは、路線バスでわずか5分ほどで、スキー場で有名な八方尾根のふもとに到着します。天気が良ければ、白馬駅で下車して、八方尾根のゴンドラに乗ったり、白馬ジャンプ競技場のジャンプ台に上ってみるのもよいと思います。

山あいの終着駅、南小谷へ

白馬を出ると、また車窓の雰囲気が変わってきます。周囲の山々が近づいてきて、いつしか、山間部を走るようになります。沿線には姫川が寄り添ってきます。12時47分、終点の南小谷に到着です。

南小谷駅のかわいらしい駅舎

南小谷駅は、大糸線の途中駅ですが、電化・非電化の境界駅であるとともに、JR東日本とJR西日本の境界駅でもあります。南側のJR東日本区間は電化されていて、普通列車以外にも、特急あずさや、これまで乗車してきたリゾートビューふるさとなどの観光列車が走っています。対して、北側のJR西日本区間は、非電化のローカル線で、単行の気動車が1日数本行き来しているだけです。

リゾートビューふるさとの旅はこれで終了です。このあとは、JR西日本側の大糸線に乗り継いで、日本海側の街、糸魚川に抜けてもよいですし、南側に引き返してもよいと思います。ただ、いずれも運転本数が少ないので、事前に計画を立てておいたほうがよいでしょう。

以上、リゾートビューふるさとの乗車レポートをお届けしました。ご覧の通り、さまざまな景色が楽しめる観光列車になっています。1本の列車で、ここまで多彩な風景を楽しめる列車はなかなかないと思いますので、是非、一度乗車されることをおすすめします!

「ゆったり会津 東武フリーパス」で会津鉄道に乗ろう! 里山・温泉・観光地がすべて揃う南会津を汽車旅してみませんか?

首都圏から会津地方へのルートの一つに、東武鉄道~野岩鉄道~会津鉄道の私鉄経由のルートがあります。このルートでの汽車旅に使える「ゆったり会津 東武フリーパス」を紹介します。制約が少なく、かなり優れたフリーきっぷですので、この「ゆったり会津 東武フリーパス」を活用して、会津鉄道の汽車旅をおすすめします!

首都圏~会津方面を結ぶ2つのルート

首都圏から会津方面へは、東北新幹線の郡山で磐越西線に乗り換えるルートと、東武鉄道(伊勢崎線~日光線~鬼怒川線)から、野岩鉄道、会津鉄道を経由して会津若松に至るルートがあります。

所要時間は、新幹線を利用する前者のほうが圧倒的に短いですが、汽車旅の雰囲気を味わいたいのなら後者をおすすめします。

それに、野岩鉄道~会津鉄道の沿線には温泉地が点在していたり、塔のへつり、大内宿といった観光地もあります。会津若松周辺の観光だけでなく、南会津を観光したいのであれば、このルートがおすすめです。

「ゆったり会津 東武フリーパス」とは?

東武鉄道~野岩鉄道~会津鉄道のルートで汽車旅をするときに活用したいのが、東武が発行している「ゆったり会津 東武フリーパス」です。

東武線沿線の発駅から下今市までの往復と、下今市~東武日光及び会津田島・芦ノ牧温泉・喜多方のフリー区間が乗り降り自由になる、往復+フリータイプのきっぷです。

以下に「ゆったり会津 東武フリーパス」の概要をまとめておきます。

  • 利用期間:通年
  • 発売期間:通年(利用開始日の購入も可能)
  • 有効期間:4日間
  • きっぷの効力:
    • 発駅~下今市までの往復(途中下車は不可)
    • フリー区間は乗降自由
    • 特急券を別途購入すれば、スペーシア、リバティ等の特急列車に乗車可能
  • 発売箇所:
    • 浅草~館林間、小村井~亀戸間、大宮~船橋間、杉戸高野台の各駅の駅窓口(押上、大師前は除く)
    • 浅草駅旅行センター
    • 東武トップツアーズ、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行の各支店

フリー区間の広さで3種類のきっぷがあり、それぞれに3通りの発駅が設定されています。

  • 発駅1: 浅草~鐘ヶ淵、小村井~亀戸、増尾~船橋
  • 発駅2: 堀切~越谷、加須~館林、大宮~大和田、清水公園~新柏
  • 発駅3: 北越谷~花崎、七里~七光台、杉戸高野台
フリー区間 発駅1 発駅2 発駅3
下今市~東武日光・会津田島 5,840円 5,510円 5,220円
下今市~東武日光・芦ノ牧温泉 6,790円 6,500円 6,230円
下今市~東武日光・喜多方 7,260円 6,980円 6,730円

なお、こども用の料金も設定されています。詳しくは東武鉄道のWebサイトをご覧ください。

tabi.tobu.co.jp

「ゆったり会津 東武フリーパス」はどれくらいおトクなの?

では、このきっぷはどれくらいお得なのでしょうか?

単純往復でも十分おトク!

結論から言うと、単純往復でも十分に元が取れるくらいお得 です。

浅草~主要駅の往復運賃と比べてみましょう。

  • 浅草~会津若松: 往復9,360円(ゆったり会津 東武フリーパス 7,260円)
  • 浅草~芦ノ牧温泉: 往復8,480円(ゆったり会津 東武フリーパス 6,790円)
  • 浅草~会津田島: 往復6,480円(ゆったり会津 東武フリーパス 5,840円)

ご覧の通り、単純往復でも、「ゆったり会津 東武フリーパス」のほうがかなりお得です。

「ゆったり会津 東武フリーパス」は4日間有効ですので、観光地の最寄り駅で下車したりするでしょうから、おトク度はさらに上がると思います。

4日間有効を活かして日光~会津周遊の旅も可能!

さらに、有効期間が4日間と長いうえ、会津方面だけでなく下今市~東武日光もフリーエリアに入っているため、日光と会津を周遊する旅行にも使えます。2017年のダイヤ改正で、会津方面~東武日光を結ぶ普通列車や快速列車がかなり増えていますので、これらの列車を有効に活用することができますね。

通年利用可能なのもうれしい

さらに、この「ゆったり会津 東武フリーパス」は、なんと通年利用可能なのです。つまり、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などの繁忙期でも利用できるのです。

JR東日本の自動改札には吸い込まれてしまうので要注意!

最後に一つだけ注意点を。

このきっぷ、裏が黒い磁気券になっていますので、いかにも自動改札が通れそうです。実際に、浅草駅で入場したときは自動改札を通しました。

しかし、フリーエリア内のJR東日本の駅(西若松~喜多方)では自動改札に通してはいけません! フリーエリア内にもかかわらず、自動改札に吸い込まれてしまいます。会津若松駅の自動改札前には大きく注意書きが貼ってあったのですが、読む前に入れてしまい、駅員さんに救出してもらう羽目になってしまいました…。「申し訳ありませんが有人改札をお通り下さい」と言われてしまいましたが、申し訳ないのはこっちですよね。JRの駅員さん、ごめんなさい。

会津鉄道のおすすめ

「ゆったり会津 東武フリーパス」はフリーきっぷですので、単純往復だけではもったいない! ということで、会津鉄道沿線の観光スポットや車窓の楽しみ方をご紹介します。

塔のへつり

塔のへつり

まずは、有名な観光スポット「塔のへつり」を散策しましょう。塔のへつり駅から徒歩5分ほどで着きますし、塔のへつり周辺にはお土産屋やお食事処もありますので、気軽に途中下車して観光することができます。

塔のへつりは、長い年月をかけて浸食と風化を繰り返したことで、渓谷を形作る断崖が塔のような形になったものです。塔のような断崖がいくつも並ぶさまは壮観です。この自然の造形美は、国の天然記念物に指定されています。エメラルドグリーンの川の水と相まって不思議な雰囲気です。

上の写真のように、つり橋がかけられていて、塔のへつりの断崖の中まで散策できるようになっています。ちなみに、つり橋は結構揺れますし、中央付近は手すりがかなり低くなっているので、高所恐怖症の方は要注意です!

下野街道の宿場町「大内宿」

大内宿

湯野上温泉駅からバスで15分ほどのところに、江戸時代の宿場町「大内宿」があります。30軒以上の茅葺屋根の古民家が街道沿いに並ぶ様子は、タイムスリップしたかのような感覚に陥ります。

大内宿では、散策しながらお土産屋を覗いたり、名物の「ねぎそば」を食したりするのがおすすめです。

大内宿については、アクセス方法も含めて別記事に詳しくまとめていますので、よろしければご覧ください。

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湯野上温泉駅

湯野上温泉駅に入ってくる会津鉄道の気動車

大内宿最寄りの駅が湯野上温泉駅です。会津鉄道の一つの駅に過ぎないのですが、日本に2つしかない茅葺屋根の駅舎が素晴らしい駅です。ホームの両脇には桜の木が並んでいますので、春になると上の写真のように、桜のトンネルを列車が走ってくる光景を眺めることができます。

湯野上温泉駅についても、別記事にまとめていますので、興味がありましたらご覧ください。

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これぞ日本の原風景! 会津鉄道の車窓

そして、最後は会津鉄道の車窓です。何というか、特に目立つランドマーク的な存在はないのですが、ほぼ全線に渡って里山の風景が続きます。

会津鉄道の車窓

山あいの盆地に田畑が広がり、家が点在するという、日本のどこにでもあるような田舎風景なのですが、このような車窓がひたすら続くのです。一生懸命に車窓を眺めるというよりは、空いている普通列車に乗ってぼんやりと車窓を眺め、ときにはうとうとしながら、のんびりとした汽車旅をしたい路線です。

阿賀川とサクラ

会津鉄道は阿賀川(あががわ)に沿って敷かれているため、車窓から阿賀川の流れが見える場所が結構あります。5月上旬は会津では桜の季節なので、この写真のように、阿賀川の土手に咲くサクラを眺めることができます。ちなみに、阿賀川は、阿賀野川(あがのがわ)の上流にあたり、会津鉄道の下り方向(会津若松方面)に向かって流れていきます。新潟県に入ると阿賀野川と名前を変え、途中で只見川と合流して、日本海にそそいでいます。塔のへつりを形作っているのも阿賀川の流れですね。只見川沿いには只見線、阿賀野川沿いには磐越西線が走っています。山間部の鉄道と川の流れは切っても切れない関係にありますね。

以上、「ゆったり会津 東武フリーパス」を利用して会津鉄道に汽車旅をしようという記事でした。「ゆったり会津 東武フリーパス」はおトク度、フリーエリアの広さ、通年利用可能、有効期間の長さ(4日間)と、かなり優れたフリーきっぷです。上手に活用して、会津鉄道の旅を楽しみたいですね!

JR東日本が発足30周年を記念して「JR東日本30周年記念パス」を発売! 夏休み期間中の汽車旅に利用できそうです!

津軽線のディーゼルカー

JR東日本が、会社発足30周年を記念して、連続する3日間、JR東日本の全線に乗り放題の「JR東日本30周年記念パス」を発売します。利用できる期間が7月21日~31日となっていて、夏休みの汽車旅に活用できそうです。

「JR東日本30周年記念パス」とは?

JR東日本30周年記念パスの概要は以下のとおりです。

  • 利用期間:2017年7月21日(金)~7月31日(月)の連続する3日間
  • 発売期間:2017年6月21日(水)~7月26日(水)
    • 利用開始日の1か月前~3日前まで発売
  • 価格: 大人 13,000円,小児 3,000円
  • フリーエリア:
    • JR東日本全線
    • 青い森鉄道全線
    • IGRいわて銀河鉄道線全線
    • 北越急行線全線
  • 乗車可能な列車
    • 普通列車・快速列車の普通車自由席,BRT
    • 別途、特急券等を購入すれば、新幹線(JR東日本区間のみ)、特急列車等に乗車可能

JR東日本のフリーきっぷによくあるタイプの、特急券を購入すれば特急列車や新幹線にも乗車できるきっぷです。フリーエリアがJR東日本全線と広いですので、新幹線を効率よく使って旅行したいところです。

このきっぷの特徴としては、利用可能期間が7月下旬と、多客期に設定されていることです。学生さんは夏休みですし、社会人も休みが取れる方が多そうな時期です。夏休みの汽車旅に是非利用したいですね。

詳細は、JR東日本のリリースをご覧ください。下記リンク先のリリースの【別紙5】に記載されています。

会社発足30周年を迎えるにあたって [PDF/2MB] JR東日本プレスリリース 2017年3月7日

三連休東日本・函館パスの縮小版?

JR東日本には、「三連休東日本・函館パス」という、三連休限定ながら、JR東日本全線に加えて、北海道新幹線を含む函館エリアと、三陸鉄道や伊豆急行、えちごトキめき鉄道などにも乗車できる定番のフリーきっぷがあります。例年、7月から翌年3月の3連休に利用できるきっぷとして発売されています。2017年の発売はまだですが、そろそろアナウンスがあるころではないかと思います。

「三連休東日本・函館パス」(2016年版)は、大人14,050円(小児4,300円)と、今回発売される「JR東日本30周年記念パス」より若干高めです。フリーエリアの違いが値段に出ているようですね。「JR東日本30周年記念パス」はもう少し安くしてもよいのではとも思いますが、効力を考えると、同時期に利用できる「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」より安くはできないという事情から、この値段設定にしたのかもしれません。

他のフリーきっぷとの比較では、さほどコスパがよいわけでもなさそうですが、「三連休東日本・函館パス」が利用できない期間に設定されているため、フリーきっぷを活用した旅行の幅が広がりそうです。

夏の青春18きっぷの期間とも重なる

前述の通り、7月下旬は、夏季の青春18きっぷの利用可能期間とも重なります。また、青春18きっぷのJR北海道&JR東日本版ともいうべき「北海道&東日本パス」も利用できる期間です。

どれを利用すればよいか迷ってしまいそうですが、基本的には、

  • 新幹線・特急列車を活用して効率的に旅をしたい場合は「JR東日本30周年記念パス」
  • 普通列車のみでのんびり格安の旅をしたい場合は「青春18きっぷ」または「北海道&東日本パス」

でよいでしょう。

「青春18きっぷ」と「北海道&東日本パス」の違いは、下記の記事で解説していますので、興味があればご覧ください。

www.kzlifelog.com

以上、JR東日本が30周年を記念して発売する「JR東日本30周年記念パス」についての話題でした。今年の夏休みは、前半は「JR東日本30周年記念パス」を、後半は「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」を活用して、汽車旅を思いっきり楽しめそうですね。