K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

VIEWカードのポイントで普通列車グリーン車に乗ろう! 「VIEWカード・普通列車グリーン車利用券」がおトクです!

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先日、所用で伊豆方面に行った際に、東海道線のグリーン車を利用しました。このグリーン車の乗車には、VIEWカードのポイントと引き換えでもらえる「VIEWカード・普通列車グリーン車利用券」を利用しました。このグリーン車利用券、自社商品との引き換えだけあって、ポイント還元率からするとかなりおトクです。

VIEWカードのポイントでもらえる「普通列車グリーン車利用券」とは?

JR東日本が発行しているVIEWカードを利用すると「ビューサンクスポイント」というポイントがもらえます。このポイントと引き換えに、いろいろなプレゼントがもらえるのですが、その中に「普通列車グリーン車利用券(2枚セット)」があります。

この「普通列車グリーン車利用券(2枚セット)」の概要は以下の通りです。

  • 交換に必要なポイント: 400ポイント
  • もらえるもの: 普通列車グリーン車利用券 2枚
  • 有効期限: 3ヵ月

VIEWカードのポイントをSuicaチャージ(電子マネー)に交換する場合、400ポイント=1,000円となります。つまり、「普通列車グリーン車利用券(2枚セット)」は電子マネー1,000円の交換と同じポイントでもらえることになります。

なお、普通列車グリーン車については、別記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

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どれくらいおトクなの?

首都圏の主要路線に連結されている「普通列車グリーン車」のグリーン料金は以下のようになっています。

営業キロ 平日 ホリデー
50kmまで 770円 570円
51km以上 980円 780円

この「普通列車グリーン車利用券」は曜日や距離にかかわらず、1枚で「1乗車」として利用できます。つまり、最大で1,960円(平日51km以上 2回分)のグリーン料金を、1,000円相当のポイントで交換できる ことになります。

VIEWカードはJR東日本が発行するクレジットカードで、普通列車グリーン車利用券は、言ってみれば自社商品との引き換えです。おトクなのは当然なのかもしれませんが、乗り鉄にとってはとてもおトクなポイントの利用方法だと思います。

利用方法は?

利用方法はとても簡単です。郵送で送られてきた「普通列車グリーン車利用券」に、グリーン車の乗車駅と下車駅をボールペン等であらかじめ記入しておきます。

実際にグリーン車に乗車したら、乗車駅・下車駅を記入した「普通列車グリーン車利用券」をグリーンアテンダントに渡すだけ。これで、しばらくすると、グリーン席上のランプが赤から緑に変ります。

グリーン車乗り継ぎもできます!

首都圏の普通列車に連結されているグリーン車は、同一方向の乗り継ぎ(同一日)に限り、1枚のグリーン券で乗り継げることになっています。例えば、横浜から東京までを東海道線(上野東京ライン)、東京で常磐線に乗り換えて水戸まで乗車するような場合にも、横浜~水戸をグリーン券1枚でグリーン車を利用することができます。

SuicaやモバイルSuicaでグリーン券を購入した場合、下車する前にグリーン席上のランプにタッチしてランプを赤色に変えたあと、別の列車のグリーン車に乗車してグリーン席上ランプにタッチするだけでOKです。

これに対して、「普通列車グリーン車利用券」を利用する場合には、乗り継ぐことをグリーンアテンダントに伝えておけば、グリーン車利用券を回収されません。その後、乗り継いだ列車のグリーンアテンダントに乗り継いだことを伝えればOK。とても簡単ですね。

乗り鉄にはおすすめのVIEWカードポイントの利用法です!

この「普通列車グリーン車利用券」は、乗り鉄にはおすすめのVIEWカードのポイント利用法です。

仕事などで首都圏の鉄道をよく利用する方はもちろんですが、普通列車のグリーン車は青春18きっぷとの組み合わせでも利用できますので、乗り鉄の方にもおすすめです!

上越線・吾妻線の観光列車「リゾートやまどり」に乗ってみた! ゆったりとした座席の超乗りドク列車で、青春18きっぷとの相性も抜群です!

リゾートやまどり

上越線と吾妻線を中心に運転されている観光列車が「リゾートやまどり」です。季節ごとにさまざまなダイヤで運転される観光列車で、首都圏~群馬・新潟の汽車旅に利用価値が高いです。その特徴は、何といっても、1+2列のゆったりとした座席です。

「リゾートやまどり」とは?

「リゾートやまどり」は、JR東日本高崎支社が保有する観光列車用の車両です。485系という在来線の特急型車両を改造した車両で、6両編成と、観光列車としては編成が長いのものになっています。

上越線・吾妻線を中心に運転

「リゾートやまどり」は、上越線・吾妻線を中心に運転されていますが、固定された区間やダイヤで運転されているわけではありません。季節によってさまざまなダイヤで運転されています。

たいていの列車は全車指定席の快速列車として運転されるため、青春18きっぷ+指定席券(520円) で乗車することができます。大宮から吾妻線方面や、上野から上越線方面に運転される長距離の列車もあり、青春18きっぷを利用した汽車旅との相性もよいと思います。

1+2列の超ゆったり座席配置!

「リゾートやまどり」の特徴は、何といっても、ゆったりとした座席です。一般的な特急列車は2+2列の座席配置になっていますが、この「リゾートやまどり」は1+2列の配置となっています。在来線の特急列車のグリーン車と同じ配置で、前後・左右の幅が広く、とてもゆったりとしています。

一人掛けの座席も多いため、一人旅でも隣の人を気にすることなく乗車できるのがうれしいですね。

「リゾートやまどり」の主な運転区間

2017年現在の「リゾートやまどり」で運転されている主な列車と運転区間は以下の通りです。

  • 快速リゾートやまどり: 大宮~長野原草津口(吾妻線)
  • 快速たんばらラベンダー: 上野~沼田(上越線, 主に夏季に運転)
  • 快速やまどりもぐら・ループ: 水上~越後湯沢(上越線)
  • 快速リゾートやまどり藤祭り: 大宮~高崎~佐野(両毛線, 主にGWに運転)

運転日が比較的多い列車を取り上げていますが、これ以外の列車も運転されています。

詳しくは、JR東日本高崎支社の「リゾートやまどり」のサイトをご覧下さい。

www.jreast.co.jp

「リゾートやまどり」乗車記

これまでに2回、「リゾートやまどり」には乗車していますが、その様子を簡単にご紹介します。

「リゾートやまどりもぐら」乗車記

水上駅に停車中のリゾートやまどりもぐら

2014年の8月、青春18きっぷで、上越線→飯山線経由で長野まで汽車旅をしたときに、快速「リゾートやまどりもぐら」号に乗車しました。

「リゾートやまどりもぐら」号は、水上発越後湯沢行きの臨時快速列車として運転されます。現在でも、年に何回かは、「リゾートやまどりもぐら」号として運転されているようですね。


リゾートやまどりの車内

「リゾートやまどり」の車内の様子です。少しわかりづらいですが、右側が1列のシート、左側が2列のシートです。1+2列の配置なので、シートの横幅も広いですし、通路も余裕をもってとられています。この車両に、青春18きっぷ+指定席券(520円)で乗車できるのですから、かなりの乗りドク列車に間違いありません。

さて、なぜ「リゾートやまどりもぐら」号という列車名なのかというと、日本一の「もぐら駅」として有名な土合駅を訪ねるための列車だからなのですね。新清水トンネルの中にある土合駅で、20分程度の停車時間が設けられていて、「もぐら駅」を楽しむことができます。


土合駅に停車中のリゾートやまどりもぐら

土合駅に到着すると、乗客は一斉にカメラをもって下車します。この駅が目的なので当然ですね。

土合駅の階段

改札口までは、462段もの階段をのぼらないといけません。エレベータやエスカレータはないので、体力に自信のない方はやめておいたほうが良いでしょう。このとき、19分の停車時間があり、車内アナウンスで「健脚の方なら10分でのぼれる」と言っていました。「体力に自信のある方はチャレンジしてみてください」とのことですが、私はあまり自信がないのでやめておきました。

ちなみに、普段は停車する列車が少ないうえに、一旦下車してしまったら、この階段を上らないと改札や上り線までたどり着けません。そういう意味で、土合駅を訪れるのはハードルが高いのですが、この「リゾートやまどりもぐら」に乗車すれば、お手軽にもぐら駅を体験できます。

発車時間が近づくと、車掌さんがホームで「間もなく発車します」と言って乗車を促します。とはいっても、ツアーではないので、本当に全員戻ってきたかの人数確認などはありません。間に合わなければ自業自得ということでしょう。そこは、あくまで普通の列車としての運転なのですね。

なお、越後湯沢始発水上行きの列車は「リゾートやまどりループ」号として運転されます。上り線の土合駅は地上にあり、もぐら駅ではないのですが、代わりに、清水トンネルの前後にぐるっと一周する「ループ線」があり、そのループ線を体験するための列車なのですね。体験とはいっても、普通に乗車しているだけですが、アナウンスがあるので、鉄道に詳しくない方でもわかると思います。

「たんばらラベンダー」乗車記

2015年8月、青春18きっぷを利用して、青森から「リゾートしらかみ」や「きらきらうえつ」に乗車しながら日本海側を南下、上越線経由で帰京する最終日に、快速「たんばらラベンダー」号に乗車しました。

快速「たんばらラベンダー」号は、毎年夏に、上野~沼田を1日1往復運転されます。沼田というのは、上越線の水上から数駅ほど高崎方面に行ったところにある駅です。なぜこの駅が起点なのかというと、毎年夏季に開園する「たんばらラベンダーパーク」へのアクセス列車だからなのですね。

花と、みどりと、風の楽園。【たんばらラベンダーパーク】

沼田駅は、たんばらラベンダーパークの最寄り駅です。最寄り駅とはいっても、沼田駅から直行バスで45分ほどかかります。

そんな「たんばらラベンダー」号ですが、全車指定席の快速列車としての運転ですので、青春18きっぷ+指定席券で乗車できます。上野~沼田間は2時間半ほどかかりますが、この区間を乗り換えなしで、しかも前述のようにとてもゆったりとした座席で移動できるのですから、乗り鉄にとっても見逃せない列車です。


沼田駅に停車中の「たんばらラベンダー号」

私も、水上から乗車した高崎行きの普通列車を沼田駅で下車し、ビールとおつまみを購入して乗り込みました。沼田発は17時ちょっと前、上野着は19時半ごろです。

前述の「リゾートやまどりもぐら」号のようなイベントはなく、沼田駅を出ると、淡々と上越線、高崎線を南下していきます。高崎線には普通列車に連結されたグリーン車もありますが、土休日のグリーン料金は780円(51km以上)、「たんばらラベンダー」号の指定席券は520円。安いうえに、普通列車のグリーン車よりも座席がかなり広く、しかも快速列車で停車駅も少ない。ということで、運転日と時間帯が合えば、青春18きっぷの旅にもおすすめです。

以上、上越線・吾妻線を中心に運転されている観光列車「リゾートやまどり」をご紹介しました。吾妻線を走る「リゾートやまどり」にはまだ乗ったことがないので、今度は是非乗りに行きたいと思っています。

「きらきらうえつ」に乗ってみた! 日本海の車窓を楽しみながら、青春18きっぷで長距離をラクラク移動できるおトクな列車です!

JR東日本の新潟~酒田を、白新線・羽越本線経由で結ぶのが快速「きらきらうえつ」です。途中、笹川流れに代表される日本海の美しい車窓を眺めることができる観光列車です。快速列車ですが、特急並みのスピードで走るため、青春18きっぷで東北地方を旅する時には、「おトクな移動手段」としても行程に組み込みたい列車です。

「きらきらうえつ」とは?

「きらきらうえつ」は、JR東日本新潟支社が所有する観光列車 です。485系の交直流電車を改造して作られた4両編成の電車で、1,3,4号車が客室、2号車が茶店(売店)とラウンジを備えた車両になっています。

座席はリクライニングシートです。最近の新しい観光列車では、グリーン車並みにゆとりのあるシートを採用していますが、きらきらうえつはそこまでではありません。それでも、特急列車並みのリクライニングシートですので、かなりの「乗りドク」列車であることは間違いありません。

全車指定席の快速列車

「きらきらうえつ」は、全車指定席の快速列車として運転されています。快速列車ですので、指定席券さえ確保しておけば、青春18きっぷで乗車できます。

運転日が多いのが特徴!

「きらきらうえつ」の特徴の一つが、運転日が多い ことです。ほぼ通年に渡って、金・土・日・祝日に運転されています。 ゴールデンウィークや夏休み期間中は運転日が増えます。

運転日が多いことと、新潟~酒田という日本海側の大動脈を走っていることもあって、とても使いやすい列車になっています。観光列車としての「きらきらうえつ」を楽しむ汽車旅もよいですし、日本海側を楽に移動する手段として使うこともできます。私はよく東北地方に汽車旅に行きますが、この「きらきらうえつ」は、今となってはなくてはならない存在になっています。もう何度乗車したか数えきれません…。

特急並みのスピード! 特急いなほの補完列車として活用しよう

そして、もう一つの特徴が、そのスピードです。一般的には、観光列車はスピード重視ではなく、途中駅で停車時間を多めにとったり、臨時列車であるがゆえに途中駅で定期列車に先を譲ったりといったことが多いです。ところが、この「きらきらうえつ」は、同じ区間を走る特急「いなほ」と遜色のない時間で走り抜けます。

下り・上りで、きらきらうえつと近い時間帯の列車で比べてみます。

  • 下り(新潟→酒田)
    • 快速きらきらうえつ: 新潟 10:13発 → 酒田 12:51着(2時間38分)
    • 特急いなほ3号: 新潟 10:58発 → 酒田 13:05着(2時間7分)
  • 上り(酒田→新潟)
    • 快速きらきらうえつ: 酒田 16:11発 → 新潟 18:32着(2時間21分)
    • 特急いなほ12号: 酒田 15:57発 → 新潟 18:01着(2時間4分)

きらきらうえつのほうが若干停車駅が多いため、特急いなほにはかないませんが、それでも大きな時間差はありません。この時間差で、きらきらうえつは特急料金不要、青春18きっぷでも乗車可能となれば、その「乗りドク」度は計り知れません!

こんな快速を走らせてしまって、大丈夫なんでしょうか? と心配になってしまうほどです。

というわけで、青春18きっぷで東北地方を旅するときは、「きらきらうえつ」の存在を忘れないようにしましょう。

運転日・運転時刻などは、JR東日本のサイトをご覧下さい。

のってたのしい列車 ポータル>きらきらうえつ 485系:JR東日本

「きらきらうえつ」乗車レポート!

個人的には、上りの酒田発新潟行きに乗車することが多いので、夏の青春18きっぷシーズンに乗車した上り列車での乗車レポートをお届けします!

特急いなほより人気のある「きらきらうえつ」

15時57分発の特急いなほ12号が発車すると、快速きらきらうえつの改札のアナウンスがあります。全車指定席なので、急ぐ必要はありません。

きらきらうえつ

青春18きっぷを見せて改札を入り、跨線橋を渡った3番線にきらきらうえつが入線してきました。入線から出発まで数分しかありませんが、派手な車体をカメラにおさめる乗客が多くいます。

特急いなほ12号よりも明らかに多くの乗客が乗っています。青春18きっぷで旅をする場合はもちろんのこと、普通にきっぷを購入して移動する場合も、特急料金の分だけおトクですので、きらきらうえつを移動手段として選択する人が多いようです。走り始めてから15年以上たちますし、運転日も多いので、沿線住民にも浸透しているのでしょう。

東北のお酒やつまみが揃う売店

酒田を16時11分に出発して、最上川を渡ると、10分ほどで陸羽西線との分岐駅、余目(あまるめ)に到着です。このあたりは、田園風景が続きます。日本海が見えるわけでもないので、車窓は単調です。この間に、2号車の売店に行って、飲み物やおやつを調達しておくとよいでしょう。

きらきらうえつ2号車

売店のある2号車の端っこには、上の写真のようなプロジェクションマッピングを使った「きらきら情報コーナー」があります。沿線の観光パンフレットなどが置いてあります。

鶴岡に到着すると、それなりの乗車があり、車内はほぼ満席になりました。観光客や鉄道ファンっぽい乗客が多いですが、中にはスーツを着た用務客もいて、特急いなほの補完列車としても使われているようです。

いよいよ日本海が見える区間へ

きらきらうえつから眺める日本海

酒田駅を出てしばらくすると、進行方向右側の車窓に日本海が見えてきます。ここから村上の手前まで、きらきらうえつの乗車時間でいえば40分以上に渡って日本海の海岸沿いに進みます。

国道345号線や国道7号線に沿って進みます。国道のほうが海岸線に近いのですが、羽越本線の線路は一段高いところを走っているので、日本海の眺望は悪くありません。

ハイライトは「笹川流れ」

あつみ温泉、鼠ヶ関(ねずがせき)、府屋、勝木と停車していきます。勝木を出ると、いよいよ車窓のハイライト、「笹川流れ」です。

笹川流れ

「笹川流れ」は、新潟県村上市にある、奇岩や岩礁などが続く美しい海岸線です。砂浜が広がっているところは、白い砂が多く、青い海との対比がきれいです。全長で11kmほどもありますが、最も美しいのは桑川駅付近と言われています。国指定名勝、天然記念物に指定されています。

海側の席が確保できれば自席からでもよいですが、できれば、1号車と4号車の車端部にある展望スペースの大きな窓から眺めたいところです。

粟島

もう一つの見どころは、笹川流れの海岸線の向こうに浮かぶ「粟島(あわしま)」です。周囲23kmの細長い島で、観光シーズンには、海水浴やキャンプ、釣りが楽しめます。粟島へは、村上駅からバスで20分ほどでアクセスできる岩船港からフェリーが出ています。

日本海から離れ、新潟駅へ

村上を出ると、日本海から離れて少し内陸側を走っていきます。米どころ新潟の名のとおり、一面田んぼの車窓が広がります。新発田(しばた)駅から白新線に入り、阿賀野川を渡ると、間もなく終点の新潟駅です。18時32分に新潟に到着しました。

五能線の車窓より劣るものの一見の価値あり! 日本海側の移動にも活用できます!

以上、「きらきらうえつ」の紹介と乗車レポートをお届けしました。

海岸線の車窓というと、まず思い浮かぶのが五能線です。「きらきらうえつ」が走る羽越本線の車窓は、五能線の車窓に比べると、距離、車窓の変化などの点でやや劣るものの、笹川流れ付近の車窓は一見の価値はあると思います。

それに、前述の通り、特急いなほに劣らない時間で新潟~酒田を移動できますので、青春18きっぷで日本海側を移動するときには、なくてはならない存在です。

まだ乗車したことがなければ、青春18きっぷの旅で是非乗ってみてください!

常磐線の竜田~浪江間の運転再開が10月21日に決定! 代行バスの本数も増え、分断された南北の線路がつながるまであと一歩です!

常磐線の普通列車

福島第一原発の事故により不通となっている常磐線ですが、2017年10月21日に、竜田~富岡間の運転再開が決まりました。たった一駅間だけの運転再開ですが、運休中の富岡~浪江の代行バスの運転本数も3倍近くに増え、ようやく福島県の浜通りを南北に結ぶ交通機関としての常磐線の復旧が見えてきました。

10月21日に竜田~富岡間の運転を再開!

JR東日本水戸支社は、2017年10月21日(土)に、現在不通となっている常磐線の竜田~浪江間のうち、南端部にあたる竜田~富岡間の運転を再開すると発表しました。列車の運転本数は11往復/日です。

また、竜田~富岡間の運転再開と同時に、今後も運休が続く富岡~浪江間の列車代行バスの運転本数を、現在の4本/日(2往復/日)から、11本/日(5.5往復/日)に増やすことも発表されました

  • 竜田~富岡間(1駅間)の運転再開(11往復/日)
  • 富岡~浪江間の列車代行バスの便数増加(現在4本/日→11本/日)

詳しくは、JR東日本水戸支社のプレスリリースをご覧ください。

常磐線竜田駅~富岡駅間の運転再開日決定について(JR東日本水戸支社プレスリリース 2017年7月19日)

常磐線復旧の足跡

東日本大震災の津波被害と福島第一原発事故の影響で、常磐線は長らく一部不通となっていますが、それでも徐々に運転再開し、不通区間は減ってきています。

これまでの常磐線の復旧の経緯と今後の復旧予定をまとめてみます。

  • 2011年10月: 久ノ浜~広野間 運転再開
  • 2011年12月: 原ノ町~相馬間 運転再開
  • 2014年6月: 広野~竜田間 運転再開
  • 2016年7月: 小高~原ノ町間 運転再開
  • 2016年12月: 相馬~浜吉田間 運転再開
  • 2017年4月: 浪江~小高間 運転再開
  • 2019年度末まで: 浪江~富岡間 運転再開予定(全線で運転再開!)

このうち、最も大工事だったのは、2016年12月に運転再開した相馬~浜吉田間でしょう。この区間は津波により甚大な被害を受けてしまい、もともとあった線路から内陸側に1キロほどのところに、新たに高架の線路を敷設して復旧しました。

2017年1月に、この区間を訪問していますので、よろしければご覧ください。

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避難指示が解除された富岡町の復興を後押し!

今回発表された、竜田~富岡間の運転再開は、2017年4月に富岡町(帰還困難区域を除く)の避難指示が解除されたことによるものです。

たった1駅間の運転再開ですが、避難指示が解除されたばかりの富岡町が、本格的に復興していくためには、鉄路の復旧はとても心強いものになるものと思います。

この区間、2017年1月に列車代行バスに乗って通過しましたが、バスの車内から復旧作業を進めている様子を見ることができました。

竜田駅北側での復旧作業の様子

この写真は、竜田駅の少し北側あたりを走行しているときに撮ったものですが、線路沿いに黒い袋がたくさん置かれているのがわかります。除染した跡なのか、単なる除草なのかわかりませんが、いずれにしても線路を復旧させるための作業には違いありません。当時は、まだ放射能の影響が残る区域で、こうした作業に携わる方々のおかげで鉄道が復旧するのですから、本当に頭の下がる思いです。

列車代行バスの大幅増便で福島浜通りの南北がつながる!

今回の発表のもう一つのポイントは、2017年10月以降も運休が続く富岡~浪江間の列車代行バスの本数が、現在の1日4本から1日11本に大幅増便されることです。

この区間には、帰還困難区域があり、列車代行バスが走る国道6号線は、通過はできるものの、帰還困難区域を走行中は窓を開けられないなど、制限が多くあります。

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それでも、列車代行バスが1日4本(2往復)から11本(5.5往復)に増えるのは、大きな違いです。現在の一日2往復では、他に移動手段がない人が、無理やり時間を合わせて利用する、という使い方にならざるを得ませんが、5.5往復くらいまで増えれば、ちょっと運転本数が少ないローカル線的な感覚で利用できるようになります。つまり、常磐線が福島県浜通りを南北に結ぶ交通機関としての役割を取り戻せる ということで、 一つの大きな区切りになるのではないかと思います。

もちろん、鉄路は分断されたままですが、代行バスを介して常磐線を利用する乗客が増えるのではないかと期待できます。

全線復旧まであと2~3年、復旧後は品川~仙台の特急列車にも期待?

2017年10月に竜田~富岡間が復旧すると、残された運休区間は富岡~浪江のみとなります。この区間は、2019年度末までの運転再開を目指しています。運転再開まであと2~3年を要することになりますが、それはこの区間が帰還困難区域を多く含むためです。大規模な除染も必要でしょうし、作業にも制限があると思われますので、時間を要するのは仕方がありません。

それでも、予定通りにいけば、東京オリンピックが開催されるまでには、常磐線は全線で運転再開をしていることになります

東日本大震災前までは、上野~仙台を走る「スーパーひたち」という特急列車が1日数本運転されていました。その後、途中のいわき駅で運転区間を分け、いわき~仙台の特急が誕生する予定でした。ところが、その計画が実現する前に、東日本大震災が発生してしまいました。

現在、首都圏では上野東京ラインが開通し、常磐線の列車は品川発着が増えています。全線で運転を再開したら、是非、品川~仙台間を結ぶ特急を走らせてほしいものですね。

高原の車窓を肴にブランチセットをいただきます! 車内設備も充実し、2時間の乗車時間はあっという間でした! ~HIGH RAIL 1375 乗車記(5)~

野辺山を出発すると、車内は少し落ち着いてきます。そこで、いよいよ先ほど配られたブランチセットをいただくことにします。小海線は車窓だけでも十分に観光列車として成り立ちますが、このブランチやスイーツのサービスでさらに楽しみが一つ増えますね。

「HIGH RAIL 1号」のブランチセット、夏野菜がとても美味でした!

HIGH RAIL 1号のブランチ

ブランチセットはこんな感じです。

左下のミニトマトなどの夏野菜は、右上にある「クルミとみそのディップ」をつけていただきます。この夏野菜がかなり美味でした! ディップをつけなくても野菜自体の甘さで十分美味しいですし、ディップをつけていただくと、また違った風味がしました。

珍しいなと思ったのは、左上にある「信州サーモンしょうゆ麹漬け」でしょうか。「信州サーモン」って何? 長野って海ないし、海からも結構遠いよね? と思って調べてみると、

○信州サーモンとは
 長野県水産試験場が約10年かけて開発し、種苗生産や養殖を行うために水産庁に申請したマス類の新しい養殖品種です。平成16年4月26日付けで承認されました。
ニジマスとブラウントラウトをバイオテクノロジー技術を用いて交配した一代限りの養殖品種です。

※引用元: 信州サーモンってな~に?/水産試験場

とのことでした。ニジマスとマスの交配種ですが、味は確かに「サーモン」でした。

ペーパーに包まれているのが、メインの雑穀入り地粉パンのサンド(チーズ、カラフルピクルス入り)。包みを外してから写真を撮ったほうがよかったですね…。バジルペーストが塗られていて、バジルのさわやかさと、チーズのコク、野菜の甘みが組み合わさって、とてもおいしかったです。

全体的にボリュームもかなりあって大満足でした。これにペットボトルのお茶がセットになって、オプショナルプランでの料金は2,500円(税込み)です。最初は、「ちょっと高いかな。まあ、列車の中で提供されるものだし、仕方がないのかな」と思っていましたが、実際に食べてみると、十分に値段分の価値はあったと思います。

この素敵なブランチを提供してくれるのは、佐久市にある「MaruCafe」さんです。

www.maru-cafe.com

Webサイトによると、地元の素材を使ったお料理やお菓子をメインに出しているお店のようです。小海線の中込駅の近くのようです。

ちなみに、「HIGH RAIL 2号」(小諸発小淵沢行き)では「スイーツセット」(1,500円)が、「HIGH RAIL 星空」(小淵沢発小諸行き)では「特製弁当セットとオリジナルグッズ」(3,000円)が提供されます。指定席券だけ購入して乗車する場合は、いずれも事前に予約する必要がありますので、ご注意ください。詳しくは、下記の記事にまとめていますので、ご覧ください。

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野辺山~信濃川上は高原野菜の産地!

野辺山高原の風景

野辺山を出発して、次の信濃川上駅までの間は、高原の景色が続きます。見渡す限り高原野菜の畑が広がります。レタス、キャベツ、ハクサイ、ダイコンなどが主に栽培されているとのことです。

8月でも平均気温が18度くらいの野辺山は、暑さに弱いレタスなどの高原野菜の栽培に適しているそうです。高原野菜のシーズンは夏~秋とのことですので、今回乗車した7月中旬ではまだ少し早いのかもしれません。

千曲川を何度も渡る「川の路線」へ

高原っぽい雰囲気の車窓は信濃川上あたりまで。ここまで小淵沢から北東方向に進んできましたが、ここからは北向きに進路を変えます。

広々とした高原の風景から一転して、山々の間を流れる小さな川に沿って進むようになります。このあたりでは幅の狭い小さな川ですが、実はこの川は「千曲川」。新潟県に入ると「信濃川」と名前を変える日本一長い川なのです。

この「高原路線」から「川の路線」へと車窓が一変するのも小海線の魅力の一つですね。

海なし県の長野で「海」のつく駅が多い小海線

このあたりは、「佐久海ノ口」、「海尻」、そして路線名の由来にもなっている「小海」など、「海」のつく地名・駅名が多くあります。長野県は海なし県なのになぜ? と思っていると、列車内のアナウンスで説明がありました。

八ヶ岳が1000年以上前に噴火して大崩落を起こしたときに、千曲川をせき止めて、多数の湖沼ができ、それらを「海」と呼んだことから、「海」のつく地名が多くなったとのことでした。

なるほど~、とても勉強になりますね。

車内コンテンツも充実!

車内コンテンツの説明

「HIGH RAIL 1375」の車内ではWiFiが利用できます。WiFiといっても、インターネットにアクセスできるわけではなく、WiFiを通じて、車内で提供されているコンテンツを楽しむことができるのです。

星空をテーマにした列車らしく、「いまの季節の星座」や「星空案内」、「宇宙博士を目指そう チャレンジクイズ」といった、宇宙や星に関するコンテンツがメインです。

ですが、私が注目したのは、「高原を駆け抜ける車載カメラ映像」です。列車の前方と後方にカメラが設置されていて、そのカメラのライブ映像にアクセスできるのです。自分の座席にいながら、かぶりつきの雰囲気を楽しむことができる、乗り鉄にとっては、なかなか面白いコンテンツでした。

佐久平で半数以上の乗客が下車

「HIGH RAIL 1375」の旅も終わりに近づいてきました。

物販カウンターは、途中の中込駅(12時05分着)までの営業とのアナウンスがありましたので、いそいでお土産を物色しに行きます。

HIGH RAIL 1375乗車時に購入したお土産

どこにでもよくあるようなグッズが多いですが、記念になるので買ってしまうのですよね。今回は、「HIGH RAIL 1375」の車両をデザインしたキーホルダーと、チョコウエハースクッキー、それに、上の写真にはないですが、パウンドケーキを購入しました。

北陸新幹線との乗換駅、佐久平には12時18分に到着。これまで、ほとんど下車する乗客はいなかったのですが、佐久平では一気に半数以上の乗客が下車してしまい、ここまで満席だった車内は閑散としてしまいました。

びゅうの旅行商品では、東京方面、長野方面ともに帰路は北陸新幹線利用になっていますので、旅行商品のツアーで乗車していた人たちが一気に降りてしまったのだと思います。


佐久平の車窓

佐久平駅は、高架の小海線が、北陸新幹線の上をまたぐ構造になっています。高架なので、景色がよく見えます。このあたりは佐久盆地で、「佐久平」の地名のとおり、本当に平らな土地が広がっています。佐久平の駅周辺こそ街が広がっていますが、それ以外は田園風景。野辺山高原の高原野菜の畑とは異なり、このあたりは田んぼが多いようです。

2時間の乗車時間はあっという間!

しなの鉄道(旧信越本線)の線路に合流すると、まもなく終点の小諸に到着しました。

小諸駅で並ぶHIGH RAIL 1375と普通列車

小諸駅の小海線ホームでは、この「HIGH RAIL 1号」の前を走っていたと思われる普通列車が停車していました。

右側の列車が小海線の普通列車ですが、キハ110系という形式です。「HIGH RAIL 1375」はこのキハ110系(と車長が少し短いキハ100系)を改造した列車ですが、並べてみるとそれがよくわかりますね。車体のカラーリングが違うので印象はかなり異なるのですが。

以上で、「HIGH RAIL 1375」の乗車レポートは終了です。小淵沢から小海まで、ちょうど2時間ほどかかりますが、

  • 小淵沢~野辺山の車窓のハイライト
  • 野辺山駅での5分間停車
  • 車窓を眺めながらのブランチ
  • 物販カウンターでのお買い物
  • HIGH RAIL ギャラリー、車内コンテンツ

などなど、見どころやお楽しみが盛りだくさんで、2時間の乗車時間はあっという間でした。

小海線は、普通列車で乗りとおすだけでも十分に魅力的な車窓を堪能できます。それでも、この「HIGH RAIL 1375」では、窓が大きく、座席も工夫されているので車窓が見やすいですし、上記のような楽しみもたくさん用意されています。小海線に乗車したことのない方はもちろんのこと、私のように何度も乗車したことのある方でも、是非乗車してみてほしい列車です。

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「HIGH RAIL 1号」で小淵沢を出発! 一気に高度を上げて野辺山へ! 夏の高原と八ヶ岳の絶景を楽しみます ~HIGH RAIL 1375 乗車記(4)~

HIGH RAIL 1号の行先表示

「HIGH RAIL 1号」は満員の乗客を乗せて、10時30分に小淵沢駅を出発しました。この記事では、HIGH RAIL 1号から眺められる車窓の様子や、車内の様子などをご紹介します。

小淵沢から野辺山まで一気に登ります

小淵沢を出ると、中央本線の線路と別れて、ぐるっとループを描くように半周します。このループによって、高度をかせいでいるのですね。

地図で見るとよくわかります。「八ヶ岳高原線」というのが小海線のことです。小海線の愛称ですね。

小淵沢を出たところで大きく右にカーブして半周し、そのまま北東方向へ進路を取ります。

南アルプスの山並みと中央線の線路

小淵沢停車時には車窓左側に見えていた南アルプスの山並みが、2分ほどの間に車窓右側に移動しています。進行方向右側の車窓をずっと見ていると、ループしているのがわかって面白いですよ。ちなみに、上の写真の下のほうに見える線路が中央本線です。

ループ区間が終わると、森の中に入り、眺望がきかなくなります。かなりの登り坂になっていてエンジンがうなりをあげているのがわかります。小淵沢の次の駅、甲斐小泉で小淵沢行きの臨時列車とすれ違い、さらに登っていきます。

相変わらず木々の中を走っていきますが、ところどころで、車窓右側に南アルプスや富士山、左側に八ヶ岳を望むことができます。

「ブランチセット」が届けられ車内はブランチタイムに!

このあたりで、アテンダントが各席に「ブランチセット」を届けに来てくれます。

HIGH RAIL 1号のブランチセット

紙製のランチボックスに入ったブランチとペットボトルのお茶です。バウチャー券と交換で受け取ります。

ざっと見ていると、私が乗車した1号車では、ほぼ全ての乗客がブランチセットを予約していたようです。びゅうの旅行商品で乗車している人が多かったようですね。

隣のボックスシートのグループは、すでに物販カウンターでビールや日本酒を調達して、ささやかな宴会を始めていました。これも汽車旅ならではの楽しみですね。

私たちは、野辺山までの車窓を堪能してから食事にしようということで、少しの間おあずけです。

車窓のハイライト、JR線の最高地点を通過して野辺山へ

10時56分に最初の停車駅、清里に到着します。午前中ということもあってか、清里から乗車する乗客は誰もいませんでした。1分停車ですぐに発車します。

清里を出てしばらくすると、パッと視界が開けて、ずっと唸り続けていたエンジン音が鳴りやみます。小淵沢からの長い長い登り坂を登り切って、JR線で最も標高が高い地点に到達したのでした。

JR最高地点の記念碑

清里と野辺山の間にある踏切のあたりが、JR線の最高地点です。標高は1,375メートル。小淵沢から500メートルも登ってきたことになります。踏切の脇には、JR線の最高地点を示す記念碑が建てられています。最高地点を通過する前にアナウンスがあり、徐行もしてくれました。

ちなみに、「HIGH RAIL 1375」の"1375"は、この標高からとった数字なのですね。

野辺山高原から見る八ヶ岳

この最高地点のあたりから野辺山駅までは、視界が大きく開けて、八ヶ岳の姿を存分に眺めることができます。小海線でもっとも「高原」らしい車窓を眺められるのが、このあたりですね。

野辺山駅で5分停車、またしても撮影大会に!

11時05分に野辺山に到着。野辺山では5分間の停車時間があるので、大半の乗客は列車を降りて記念撮影です。

野辺山駅に停車中のHIGH RAIL 1号

野辺山駅では、乗客に小さな羊羹を配っていました。列車の写真を撮って、羊羹を一つもらいます。

野辺山駅の駅名標と記念碑

野辺山駅は、先ほど通過してきたJR線最高地点のすぐ近くにあるので、日本全国のJR駅の中では最も標高が高い駅になります。ホームには上の写真のような「JR線最高駅 野辺山 標高1,345米67」と書かれた記念碑が建っています。

この日は関東各地で猛暑日を記録するような猛暑でしたが、さすがに野辺山は涼しかったです。まあ、涼しさを感じたのはこの野辺山くらいでしたが…。

5分の停車時間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。小海線は単線ですので、ダイヤの関係もあるのでしょうけれど、もう少し停車時間を長めにとってもよいのになぁ、と思います。

11時10分に野辺山を出発。私たちも先ほど配られたブランチセットをいただくことにします。(つづく)

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「HIGH RAIL 1375」の車内設備をレポート! まるで別の列車のように改造された車内は明るくきれいで、座席もゆったりして快適でした! ~HIGH RAIL 1375 乗車記(3)~

小淵沢から乗車した「HIGH RAIL 1号」。出発までの間、車内を見て回りましたが、元キハ100/110の車両とは思えないほどきれいに改造されていました。この記事では、「HIGH RAIL 1375」の車内設備についてレポートします!

バリエーション豊かな座席はゆったりしていて快適!

「HIGH RAIL 1375」の特徴の一つが、座席のバリエーションが豊富なことです。

HIGH RAIL 1375のペアシート

1号車の(小淵沢発小諸行き、以下同様)の進行左側に並ぶペアシートです。座席が窓側を向いています。リクライニングはしませんが、となりのシートとはかなり間隔があいていて、広々としています。二人連れには最適のシートですね。


HIGH RAIL 1375  のシングルシート

1号車の進行右側に並ぶのがシングルシートです。窓に対して斜めに向いた一人掛けのシートが並びます。窓下には大きなテーブルが設置されています。前述のペアシート(2人掛け)に対して、同じ幅で一人掛けのシートが設置されているので、とても広々としています。一人旅で乗車する場合は、このシートがイチ押しですね。


HIGH RAIL 1375のBOXシート

1号車の最も2号車寄りに設置されているBOXシートです。4人掛けのボックスが2つあります。中央にテーブルが設置されています。グループで利用する場合はこのBOXシートが最適です。今回、このBOXシートに二人組の乗客と相席になりましたが、向かい合った座席の間隔がかなり広いため、窮屈さは感じませんでした。ただし、A/B席側は窓がないので、景色を眺めるのには少し難があります。


HIGH RAIL 1375  2号車のクロスシート

2号車には、二人掛け・一人掛けのリクライニングするクロスシート(前向きのシート)が並びます。こちらは、JR東日本の他の観光列車と似たような雰囲気です。ただ、2号車は、車両の長さが短いうえに、乗車口やトイレ、後述するギャラリーなどが設置されているため、座席は7列しかありませんでした。

座席は、いずれも鮮やかな青色のモケットに、黄色の「HIGH RAIL 1375」と印刷されたシートカバーが設置されています。この青色に黄色の組み合わせで、車内が明るく鮮やかな雰囲気になっていました。

このように、定員50名の列車に、4種類もの座席が設置されていて、一人旅から、二人連れ、家族連れなどのグループ客まで、多様なニーズに対応できるようになっていました。乗り鉄としてうれしいのは、一人掛けの座席が用意されていることでしょう。

2号車デッキにはトイレとスタンプ台

HIGH RAIL 1375 2号車デッキのスタンプ台

2号車の1号車寄りのデッキには、乗車口の他に、トイレとスタンプ台が設置されています。スタンプ台には、乗車カードとスタンプが置かれています。乗車カードにスタンプを押して記念に持ち帰ります。また、日付が書かれたボードが置かれていて、スタンプを押すと同時に、写真を撮っていく乗客も多くいました。私もそれにならってパチリ。

「ギャラリー HIGH RAIL」には簡易プラネタリウムを設置

HIGH RAIL 1375のギャラリー(プラネタリウム)

2号車の運転台と客室の間には、「ギャラリー HIGH RAIL」があります。天井には半球型の簡易なプラネタリウムが設置されています。壁面には書棚があり、天文関係の書籍が並んでいます。持ち帰ることはできませんが、座席で読むことはできます。


HIGH RAIL 1375 2号車のギャラリー

このスペース、何度か覗いてみましたが、あまり足を止める乗客は多くなかったようです。夜間に運転される「HIGH RAIL 星空」では、野辺山駅で星空観察会が催されますし、日没後は車窓を楽しむこともできないので、このスペースは「HIGH RAIL 星空」用かなと思いました。


HIGH RAIL 1375 2号車からのかぶりつき

むしろ、2号車の運転台横のスペースが人気でした。この車両、運転席が左側の半室構造になっていて、その横はフリースペースになっています。当然、かぶりつきにはもってこいのスペースです。こんな景色が眺められるため、特に子供たちには人気があるようでした。

ちなみに、「HIGH RAIL 1号」と「HIGH RAIL 星空」では、2号車が先頭になりますが、「HIGH RAIL 2号」では1号車が先頭になります。1号車の車端部には後述する物販カウンターが設置されているため、かぶりつきには向いていません。

1号車の物販カウンターでは「HIGH RAIL 1375」グッズを販売

HIGH RAIL 1375グッズとお土産

1号車の車端部(運転席の後ろ)には、物販カウンターが設置されています。日本酒やビール、ジュースなどの飲み物や、お菓子・つまみなどの食べ物はもちろんのこと、「HIGH RAIL 1375」のグッズが多く販売されていました。今回、上の写真にある、HIGH RAIL 1375の車両を模った「アクリルキーホルダー」と、チョコウエハースクッキーを購入しました。

物販カウンターのスペースが狭いため、出発直後は行列になっていました。お土産やグッズを購入するのであれば、出発後しばらくたってからにしたほうがよさそうですね。

座席重視のつくりで共用スペースは若干狭めも、観光列車としては高レベル!

以上、ざっと「HIGH RAIL 1375」の設備を紹介しました。

座席はとてもゆったりとしていて座り心地もよいのですが、車両自体が小さいため、それ以外の共用スペースはかなり狭い感じです。2両編成で定員50名と少なめであるため、それほど問題はありませんでしたが、他の観光列車にあるような展望ラウンジ的なスペースがありません。その分、客席の窓が大きくとられているため、基本的には座席に座って車窓を眺めるのがよさそうです。

この「HIGH RAIL 1375」の特徴でもあるブランチやスイーツのサービスは、物販カウンターで提供されるわけではなく、出発後にアテンダントさんが座席まで届けてくれるようになっています。そういう意味でも、座席重視のつくりかな、と感じました。

既存車両の改造ということだったので、設備面ではそれほど期待はしていなかったのですが、いい意味で大きく裏切られた感じです。JR東日本の観光列車にはかなり乗車していますが、乗車券+指定席券(820円)だけで乗車できる列車としては、かなりレベルの高い列車だと思います。

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小海線の観光列車「HIGH RAIL 1号」の始発駅、小淵沢へ! 小淵沢駅はHIGH RAIL 1375の撮影大会のようでした! ~HIGH RAIL 1375 乗車記(2)~

7月の3連休初日の土曜日、何とか指定席券を確保した「HIGH RAIL 1号」に乗車すべく、特急あずさ号で小淵沢に向かいます。まだ梅雨明けの発表がない関東地方ですが、この日は青空が広がる良い天気。中央本線の車窓を楽しむこともできました。この記事では、小淵沢で「HIGH RAIL 1号」に乗車するまでの様子をお伝えします。

HIGH RAIL 1375の指定席券をえきねっとで入手

2017年7月1日にデビューした小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」。指定席券が早々に売り切れるほどの人気になっていましたが、こまめにJR東日本のインターネット予約「えきねっと」でチェックしていたところ、7月の3連休初日のHIGH RAIL 1号の指定席が確保できました。

3連休ということもあり、今回は一人旅ではなく、妻と一緒の二人旅です。二人旅ということで、気兼ねなくHIGH RAIL 1号のオプションサービス「ブランチセット」も予約。事前に指定席券売機でバウチャー券を受け取って、準備完了です。

「HIGH RAIL 1375」の指定席券とオプションサービスの購入方法については、下記の記事にまとめています。

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臨時特急あずさ53号で小淵沢へ

新宿駅に停車中のあずさ53号

まずは、HIGH RAIL 1号の乗車駅である小淵沢まで、新宿発の臨時特急あずさ53号で向かいます。2分前にスーパーあずさ5号も走っているのですが、さすがに三連休初日ということもあってか、いずれも指定席は売り切れとのこと。

08時02分に新宿を出発。朝から強い日差しの中、中央本線を西へ向かいます。新宿出発時点では半分くらいの乗車率でしたが、立川と八王子で多くの乗車があり、ほぼすべての座席が埋まりました。

沿線では、撮り鉄さんの姿があちこちに見られました。帰宅後に調べてみると、3連休ということもあってか、古い特急型車両を使った臨時列車や、普段は中央線を走らない車両を利用した臨時列車が多く設定されていたようです。それにしてもこの猛暑の中、撮り鉄さんも大変ですね。

中央線の車窓

高尾を過ぎると山間部へ。中央本線の最初の山越え区間です。初狩~笹子あたりで標高600メートルを超えますが、その後、甲府までは下り坂。甲府で半分以上の乗客が下車しました。

甲府を出ると、下車駅の小淵沢まで止まりません。この区間はずっと上り坂。標高300メートル程度の甲府から、標高900メートル弱の小淵沢まで一気に登ります。左側には南アルプスに富士山、右側には八ヶ岳が見えてきて、10時12分、定刻通りに小淵沢に到着しました。

「HIGH RAIL 1375」の入線から乗車まで

小淵沢で下車すると、すぐに小海線のホームで「列車が来ます」というアナウンスが。先ほど特急あずさが出発していった方角から、2両編成の「HIGH RAIL 1375」が入線してきました。

小淵沢駅に入線するHIGH RAIL 1375

中央本線のホームから「HIGH RAIL 1375」の入線を見届けて、小海線のホームへ跨線橋を渡って移動します。

小海線のホームでは、これから「HIGH RAIL 1375」に乗車する乗客や、撮り鉄の方たちでとても賑やかです。まだデビューしてから2週間ですので、注目度も高いようですね。ホーム上では、まるで「HIGH RAIL 1375」の撮影大会のようになっていました。

小淵沢駅に停車中のHIGH RAIL 1375

乗車前に撮影しました。2両編成ですが、車両の長さが違います。元になっている車両が2両で異なり、1号車は全長20メートルのキハ110という車両で、2号車は18メートルのキハ100という車両です。注目はこの巨大なヘッドマークでしょう。車両自体が小柄なのもあって、余計に大きく見えます。観光列車ですので、記念写真を撮るときに目立つようにしたのでしょうか。

車体横の大きなHIGH RAIL 1375マーク

車両のカラーリングも青を基調とした鮮やかなものになっていて、元の落ち着いたカラーリングの車両とは全く別物です。車両の横にも、「HIGH RAIL 1375」の大きなマークが描かれていて、このマークの前で記念撮影をする乗客も見られました。

発車時間が迫ってきましたので、撮影もそこそこに乗車することにします。「HIGH RAIL 1375」の乗車口は2号車の1か所のみです。もともとあった他の扉は開かないようになっていました。乗車口の前では、アテンダントさんが笑顔で迎えてくれました。

10時30分、「HIGH RAIL 1号」は定刻通り発車しました。(つづく)

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