K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

青春18きっぷの話題をはじめ、汽車旅のノウハウや鉄道関連のニュースなどを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

JR北海道の冬の観光列車「SL冬の湿原号」「流氷物語号」の利用が好調! 釧網本線を観光路線化できるか!?

JR北海道が、2018年冬期の観光列車「SL冬の湿原号」「流氷物語号」の利用状況を発表しました。いずれも昨年より利用客がかなり伸びています。これらの観光列車は、「単独で維持困難な線区」の一つ、釧網本線で運転されています。この好調を維持・拡大し、釧網本線を観光路線化することができるでしょうか?

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釧網本線の観光列車は好調を維持!

JR北海道が発表した「SL冬の湿原号」「流氷物語号」の利用状況は以下のとおりです。

【SL冬の湿原号】
運転区間: 釧路~標茶間

2018年 2017年
運行日数 21日 20日
合計乗客数 9,500人 7,900人
一日平均乗客数 452人 395人

【流氷物語号】
運転区間:網走~知床斜里

2018年 2017年
運行日数 26日 30日
合計乗客数 8,880人 7,120人
一日平均乗客数 341人 222人


流氷物語号は、昨年より運転日数が4日間少ないにもかかわらず、合計乗客数はかなり増えています。1日あたりの乗客数が1.5倍に増えているのが目を引きます。

詳しくは、以下のニュースリリースをご覧ください。

「SL冬の湿原号」「流氷物語号」は乗客数をかなり押し上げている

釧網本線を走る「SL冬の湿原号」「流氷物語号」は、当該区間の乗客数をかなり押し上げています。

JR北海道が公開している線区別のデータがあります。

そのデータの一つに「駅間通過人員」があり、各駅間の1日あたりの平均乗客数が公開されています。

釧網本線の平成28年度の駅間通過人員と、今回公表された「SL冬の湿原号」「流氷物語号」の平均乗客数を比べてみます。

区間 平均通過人員
(2016年度)
観光列車の平均乗客数
(2018年冬季)
東釧路~標茶 519~741人/日 452人/日
(SL冬の湿原号)
網走~知床斜里 388~566人/日 341人/日
(流氷物語号)


ご覧の通り、「SL冬の湿原号」「流氷物語号」の乗客数は、平均通過人員と比べるとばかにならない数値です。

観光列車の乗客は観光客がメインであると考えると、これらの観光列車が運転される日は、同区間の乗客数を1.5倍~2倍に押し上げています。

実は、この傾向がもっと顕著なのが、夏季に運転される「くしろ湿原ノロッコ号」です。

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運転日数が100日以上と多いため、釧網本線の収益にかなり貢献していると思います。

釧網本線を観光路線化できるか?

釧網本線は、JR北海道が「単独で維持困難な線区」としてあげている路線です。

北海道の鉄道ワーキングチームが公表した「鉄道網のあり方」では、

観光客の利用だけで鉄道を維持していくことは難しいことから、関係機関が一体となって、観光路線としての特性をさらに発揮するよう取組を行うとともに、地域における負担等も含めた検討・協議を進めながら、路線の維持に最大限努めていくことが必要と考える。

※出典:「北海道の将来を見据えた鉄道網(維持困難線区)のあり方について」(PDFファイル)

とされています。

詳しくは、以下の記事もご覧ください。

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そんな釧網本線ですが、観光列車の好調ぶりを見るにつけ、「鉄道網のあり方」でも触れられているように、「観光路線としての特性をさらに発揮するよう取組を行う」ことが重要となるでしょう。

課題は鉄道による周遊ルートの構築

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釧網本線を観光路線化して存続させるには、札幌(新千歳空港)からの鉄道による周遊ルート をいかに構築するかが重要です。

いくら観光客が乗ったとしても、それだけで路線を維持できるレベルの収益が上がることがありえません。せいぜい、少し赤字が減るくらいのもので、焼け石に水でしょう。

ところが、札幌から特急を利用する周遊ルート、例えば、

  • 新千歳空港(南千歳) → 釧路(特急スーパーおおぞら)
  • 釧路 → 網走(釧網本線)
  • 網走 → 札幌(特急オホーツク)

というルートで観光客が釧網本線に来てくれれば、JR北海道としては、往復の運賃や特急料金が大きな収入になります。

周遊ルートのお手本は五能線

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以前もこのブログで書いたような気がしますが、このお手本となるのが、JR東日本の五能線です。

青森県の日本海側を走る五能線は、いつ廃止になってもおかしくない大赤字の路線でしたが、海沿いの車窓を売りにした観光列車を走らせることで、観光路線化することに成功しました。今では、観光列車「リゾートしらかみ」が1日に3往復も走り、その車両も、お古の改造車ではなく新製されるようにまでなっています。

五能線の収益がこれで改善したかといえば、そうでもありません。JR東日本が公開している路線別の平均通過人員を見てみましょう。

年度 平均通過人員(人/日)
1987 1,402
2012 608
2013 612
2014 629
2015 659
2016 678

※五能線(東能代~川部)の平均通過人員
出典: 路線別ご利用状況:JR東日本

JR発足時の1987年から見ると半分以下に減っていますが、ここ数年は横ばいもしくは微増傾向にあります。地方のローカル線で、乗客が減っていないというだけで、観光路線化の効果はあると思いますが、これくらいの微増では、赤字を解消するには程遠いでしょう。

では、なぜJR東日本が車両を新製してまで「リゾートしらかみ」に力を入れているかといえば、五能線へのアクセスに新幹線を使ってもらえる からでしょう。

  • 首都圏 → 新青森(東北新幹線)
  • 青森 → 秋田(五能線・リゾートしらかみ)
  • 秋田 → 首都圏(秋田新幹線)

首都圏発では、こんな周遊ルートが組めます。

JR東日本は、五能線自体を魅力のある観光の対象としてテコ入れし、アクセスに自社の新幹線を使ってもらう仕組みを作り上げたわけですね。

釧網本線の狙いは外国人観光客?

周遊ルートを考えたとき、釧網本線は、札幌からの時間距離が遠いのが難点です。特急を利用しても、札幌から釧路や網走まで、4~5時間もかかってしまいます。それに、釧路空港や女満別空港があり、いずれも羽田から直接アクセスできます。

そう考えると、釧網本線の周遊ルートを使ってもらえそうなのは、外国人観光客になりそうです。

北海道自体がアジアを中心とした外国人観光客に人気です。それに、「SL冬の湿原号」「流氷物語号」が好調な理由の一つが、アジア圏からの観光客の増加です。

前述の「流氷物語号」のご利用状況の資料にも、

また、アジア圏からのお客様にも多くご利用いただき、昨年の乗車実績を大幅に上回る結果となりました。

(出典)流氷物語号のご利用状況について(JR北海道 ニュースリリース 2018年3月27日)

との記述があります。

外国人観光客は、国際空港である新千歳空港から北海道に入ることが多いと思われます。そのため、直接、釧路空港や女満別空港に入れる国内(首都圏)からの観光客よりも、鉄道による周遊ルートを利用してくれるのではないでしょうか。

「SL冬の湿原号」「流氷物語号」といった観光列車単体でのアピールではなく、札幌や新千歳空港からの周遊ルートを利用してもらえるような施策、例えば、周遊ルートに乗車できるフリーきっぷの発売や、ツアーの販売などを、もっと積極的に実施してくべきでしょう。


以上、釧網本線の観光列車「SL冬の湿原号」「流氷物語号」の利用が好調という話題でした。日本でも随一の観光資源を持つ北海道ですから、うまく周遊ルートを作って、トータルで収益が上がる仕組みを作ってほしいですね。

ゴールデンウィークも利用できる関東近郊のフリーきっぷを紹介! おすすめ観光スポットも紹介します!

もうすぐゴールデンウィークがやってきます。ゴールデンウィークは遠出をしないという方も、ずっと家に引きこもっていると退屈してしまうでしょう。そんなときには、ゴールデンウィークにも利用できるフリーきっぷを活用して、汽車旅に出かけてみてはいかがでしょうか? この記事では、伊豆方面、会津方面、秩父方面など、ゴールデンウィークでも利用できる関東近郊のフリーきっぷを、おすすめの観光スポットともにご紹介します。

※2018.04.15更新(2018年の情報に更新+大幅加筆)

ゴールデンウィークには利用できないフリーきっぷが多いですが…

ゴールデンウィークは、鉄道会社にとっては書き入れ時ですから、新幹線や特急列車で移動するような遠距離の料金の割引がなくなるのが普通です。同様の理由で、ゴールデンウィークに利用できないフリーきっぷも多くあります。

ところが、エリア限定のフリーきっぷは利用できるものが多い のです。

遠距離の場合は新幹線や特急列車での移動になりますが、近距離の場合は自家用車で旅行する方が多いのでしょう。それに対抗してでしょうか、JR各社はエリア限定のフリーきっぷをゴールデンウィークでも利用できるようにしています。

関東近郊でゴールデンウィークも利用できるフリーきっぷ

そこで、首都圏近郊でゴールデンウィークでも利用できるフリーきっぷとして、「南伊豆フリー乗車券」「南房総フリー乗車券」「ときわ路パス」の3つを紹介します。

南伊豆フリー乗車券

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成田エクスプレスの車両を利用した「マリンエクスプレス踊り子号」

東京・横浜・小田原から伊豆急行線の伊東~伊豆急下田の往復と、フリーエリア内の東海バスに乗車できる往復タイプのフリーきっぷです。伊豆観光にちょうどよいきっぷですね。

東京~伊豆急下田の片道運賃が3,890円ですので、下田周辺に旅行するのであれば単純往復でもおトク です。また、東海バスのかなりの路線に乗車できますので、おトク度が高いうえに、バスに乗るたびにいちいち料金を払う手間もなくなります。

注意点としては、前日までの購入が必要 なことです。当日の購入はできません。

  • 利用期間:通年
  • 有効期間:連続する2日間
  • 発売期間:利用開始日の1か月前~前日
  • フリーエリア: 以下の区間の普通列車・快速列車の普通車自由席に乗車可能
    • 東京都区内・横浜市内・小田原からフリーエリアまでの往復
    • フリーエリア(伊豆急行線 伊東~伊豆急下田)は乗り降り自由
    • フリーエリア内の東海バス
    • 別途、特急券等を購入すれば特急列車にも乗車可能(東海道新幹線は不可)
  • おねだん:
    • 東京都区内発 6,160円,横浜市内発 5,850円,小田原発 4,410円
    • 小児用の設定もあり(およそ半額)
  • Webサイト: 南伊豆フリー乗車券

伊豆までの往復には、別途特急券を購入することで、JR東日本の特急列車「踊り子」「スーパービュー踊り子」や、臨時特急「マリンエクスプレス踊り子」などに乗車することができます。

ときわ路パス

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ひたちなか海浜鉄道の気動車

ときわ路パスは、茨城県と栃木県の一部のJR線、私鉄線に乗車可能なフリーきっぷ です。有効期間は1日のみですが、関東鉄道やひたちなか海浜鉄道、SLで有名な真岡鉄道などにも乗車できますので、これらの魅力的な私鉄の乗り歩きをしてみてはいかがでしょうか? 東京からすぐ近くですが、ディーゼルカーのエンジン音を聞きながら旅をすれば、汽車旅の雰囲気は満点です。

  • 利用期間:2018年5月6日までの土休日
  • 有効期間:1日
  • 発売期間:2018年5月6日まで(利用当日の購入可能)
  • フリーエリア
    • JR線(常磐線 取手~大津港、水戸線 小田林~友部、水郡線 水戸~下野宮・常陸太田、鹿島線 鹿島サッカースタジアム~潮来)
    • 関東鉄道常総線・竜ケ崎線
    • 真岡鉄道
    • 鹿島臨海鉄道
    • ひたちなか海浜鉄道
    • 上記エリア内の普通列車(快速含む)に乗り放題、在来線特急・グリーン車なども特急券・グリーン券を購入すれば乗車可能、SLもおかも整理券を購入すれば乗車可能
  • おねだん: 2,150円(大人)、540円(小児)
  • Webサイト: ときわ路パス

ときわ路パスについては、以下の記事で詳しく紹介しています。興味がありましたら是非ごらんください。

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ゴールデンウィークにときわ路パスで訪れたい観光スポットの代表格は、例年、ネモフィラが見ごろの「国営ひたち海浜公園」です。今年はネモフィラの開花が早く、ゴールデンウィークには見ごろを過ぎている可能性もありますが、他にも多くの花が楽しめます。

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関東周辺の私鉄路線のおすすめを以下の記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。ときわ路パスで乗車できる関東鉄道常総線、真岡鉄道も紹介していますよ。

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ゆったり会津 東武フリーパス(東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道)

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ゴールデンウィークには桜が満開の湯野上温泉駅

会津地方への旅でおすすめのフリーきっぷが、東武鉄道の沿線各駅から下今市への往復と、東武日光及び会津鉄道沿線各駅へのフリー区間が乗り放題 となる「ゆったり会津 東武フリーパス」です。

  • 利用期間:通年
  • 有効期間:4日間
  • 発売期間:通年(利用当日の購入可能)
  • きっぷの効力
    • 発駅(東武線各駅)~下今市までの往復の普通列車
    • 下今市から、東武日光、および、会津田島・芦ノ牧温泉・会津若松/喜多方までのフリー区間の普通列車に乗り降り自由
    • 別途、特急券を購入することで、特急列車にも乗車可能
  • Webサイト: ゆったり会津 東武フリーパス

フリーエリアの広さで、以下の3種類のきっぷが設定されています。カッコ内は浅草発着のフリーきっぷのお値段です。

  • 下今市~東武日光・会津田島(5,840円)
  • 下今市~東武日光・芦ノ牧温泉(6,790円)
  • 下今市~東武日光・会津若松・喜多方(7,260円)

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特急券を購入すれば「リバティ会津」にも乗れます!

乗車券タイプのフリーきっぷなので、「ゆったり会津 東武フリーパス」単体では特急列車には乗車できませんが、別途、特急券を購入すれば、特急スペーシアやリバティなどに乗車できます。また、SL座席指定券を購入すれば、下今市~鬼怒川温泉間で運転されている「SL大樹」にも乗車できます。

このきっぷ、発駅からフリーエリアの主要駅への単純往復でも元が取れる区間が多い ので、会津方面へお出かけの方にはおすすめのきっぷです。

フリーエリアに、下今市~東武日光が含まれていますし、有効期間が4日間と長いので、日光と鬼怒川温泉、会津地方を周遊する旅 にもおすすめです。

詳しくは、以下の記事で紹介しています。2017年のゴールデンウィークに、このきっぷを利用して訪問した沿線の観光スポットも紹介していますので、ぜひご覧ください。

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秩父路遊々フリーきっぷ、ぶらり!秩父・長瀞おでかけきっぷ(秩父鉄道)

SLパレオエクスプレスで有名な秩父鉄道の全線に乗り放題となる「秩父路遊々フリーきっぷ」と、寄居~長瀞の往復と長瀞~三峰口間のフリー区間に乗り放題となる「ぶらり!秩父・長瀞おでかけきっぷ」も、ゴールデンウィークに利用できます。

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秩父・羊山公園の芝桜はゴールデンウィークが見頃

長瀞や秩父への日帰り観光にピッタリのきっぷです。長瀞のライン下りや岩畳の見学に加えて、例年ゴールデンウィークに見ごろを迎える秩父・羊山公園の芝桜などへの観光* に使えます。

  • 利用期間:土休日・SL運転日・以下の指定日
    • 春休み期間・芝桜開花期間(2018年3月21日から5月6日)の毎日
    • 夏休み期間・長瀞七草見ごろ期間(2018年7月14日から9月30日)の毎日
  • 有効期間:1日(発売当日限り)
  • フリーエリア
    • 「秩父路遊々フリーきっぷ」:秩父鉄道全線(羽生~熊谷~三峰口)に乗り降り自由
    • 「ぶらり!秩父・長瀞おでかけきっぷ」:秩父鉄道 寄居~長瀞の往復と、長瀞~三峰口で乗り降り自由
  • おねだん
    • 「秩父路遊々フリーきっぷ」: 1,440円(大人) 720円(小児)
    • 「ぶらり!秩父・長瀞おでかけきっぷ」: 1,030円(大人) 520円(小児)
  • Webサイト: おトクなきっぷ(秩父鉄道)

JR高崎線との接続駅である熊谷から乗車する場合には「秩父路遊々フリーきっぷ」、東武東上線との接続駅である寄居から乗車する場合には「ぶらり!秩父・長瀞おでかけきっぷ」を利用するとよいでしょう。

熊谷から長瀞までの運賃は760円、「秩父路遊々フリーきっぷ」(1,440円)を利用すれば、単純往復でもお得ですね。

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整理券・座席指定券を購入すれば「SLパレオエクスプレス」にも乗車できます!

また、別途、SL整理券(自由席)・SL座席指定券(指定席)を購入すれば、SLパレオエクスプレスにも乗車できます。SLパレオエクスプレスの乗車方法については、以下の記事をご覧ください。

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2017年の紅葉の時期に、秩父鉄道を利用して長瀞へ日帰り旅行をしたときの旅行記です。ライン下り、岩畳の見学など、観光名所を巡っていますので、興味あありましたらご覧ください。


以上、ゴールデンウィークでも利用できる関東近郊のフリーきっぷを、観光スポットとともにご紹介しました。ゴールデンウィークの日帰り旅行や1泊旅行にちょうどよいフリーきっぷです。

青い絨毯「ネモフィラ」を見に行こう! ネモフィラの見頃や見どころ、国営ひたち海浜公園への公共交通機関でのアクセスを紹介します!

淡い青色が特徴のネモフィラ。一年草の小さな花ですが、群生していると一面が青く染まり、この世のものとは思えない風景が広がります。そんなネモフィラを手軽に見られるのが、茨城県ひたちなか市にある「国営ひたち海浜公園」です。この記事では、ひたち海浜公園のネモフィラの様子をはじめ、公共交通機関でのアクセスやおすすめルートを紹介します。

ひたち海浜公園のネモフィラ

2018年4月13日にひたち海浜公園へ行ってきましたので、早速、ネモフィラの様子をご紹介します。

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ネモフィラが咲くみはらしの丘の全景

ネモフィラが450万本も植えられている「みはらしの丘」の様子です。青い絨毯のように、ネモフィラの花が丘一面に広がっています。

写り込んでいる観光客の大きさからわかりますが、かなり広いエリアなので、実際にここに行くと、ホントに周り一面がネモフィラの花に囲まれていて、別の世界に来てしまったかのような感覚に陥ります。

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ネモフィラの花 青以外にも白い花もあります

ネモフィラは、北アメリカ原産の一年草です。和名は「瑠璃唐草(るりからくさ)」です。

草丈は10~20センチほど、春に2センチ程度の花を咲かせます。ひたち海浜公園に植えられているのは「インシグニスブルー」という品種で、その名の通り、澄んだ青色が特徴です。

ただ、すべての花の色が同じかというと、そうでもないようです。上の写真のように、花びらが鮮やかな青色のものもあれば、淡いものもあります。写真中央のように、花びらまで白色のものも、ところどころで見かけました。

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青い絨毯

ネモフィラは花が小さいので、花の形がわかるように写しつつ、一面に広がっている様子を表現しようとすると、結構難しいですね。思いっきり寄って撮るしかなさそうです。

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澄んだ青空に溶け込むようなネモフィラの花たち

ちょうど晴れて空が澄んでいたので、空の青色との対比を写すのも面白いですね。

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ネモフィラ、海、空の青の共演

みはらしの丘の頂上からは、太平洋を望むことができます。頂上の少し手前からは、ネモフィラ、太平洋、そして、空という三つの青色をいっぺんに写し取ることができました。

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みはらしの丘から

みはらしの丘の頂上付近から。ネモフィラを中心に見学したり写真撮影したりするのであれば、見おろすよりも、見上げるほうが見栄えがするでしょう。

ネモフィラは、例年、ゴールデンウィークが見ごろだそうですが、今年はかなり開花が早く、4月中旬に見ごろを迎えています。ゴールデンウィークには見ごろを過ぎる可能性があるそうなので、早めに行ったほうがよさそうです。

菜の花・スイセンも見ごろ

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黄色が鮮やかな菜の花も見ごろ

ネモフィラの見ごろの時期には、みはらしの丘のふもと付近の葉の花も見ごろです。鮮やかな黄色の菜の花と、淡いブルーのネモフィラを一緒に撮るのもよいかもしれませんね。

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西口すぐのスイセンガーデンのスイセンも見ごろです

西口・翼ゲートを入ってすぐのところにある「スイセンガーデン」にあるスイセンも見ごろを迎えています。一部の品種では見ごろを過ぎたものもありましたが、まだまだ元気に咲いているスイセンもたくさんあります。

西口ゲートからみはらしの丘を目指す場合には、スイセンガーデンを見ながら行くのがおすすめです。

ネモフィラの時期のアクセスは?

国営ひたち海浜公園への公共交通機関でのアクセスをご紹介します。

最もスタンダードなアクセス方法は、勝田駅前からの路線バスまたはシャトルバスです。

ネモフィラが咲くみはらしの丘へは「西口・翼のゲート」か「海浜口・風のゲート」から

ひたち海浜公園は広大な敷地面積を誇る公園です。徒歩で歩けないほどではありませんが、それでも端から端まで歩くと30分以上はかかります。ですので、どの入口から入るかが重要です。

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ひたち海浜公園の西口・翼ゲート

ネモフィラが咲く「みはらしの丘」に近い入口は、「西口・翼のゲート」と「海浜口・風のゲート」 です。

勝田駅から路線バスまたはシャトルバス

鉄道(JR常磐線)の最寄り駅は勝田駅です。勝田駅は水戸駅のお隣。特急「ひたち」を利用すれば、上野から約70分、品川から約85分です。

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茨城交通の臨時バス 勝田駅から海浜公園西口に直行します

勝田駅からは、東口2番乗り場のバス停から出ている茨城交通の路線バス「海浜公園西口行き」に乗車 します。勝田駅から約20分、終点の「海浜公園西口」の停留所は「西口・翼ゲート」のすぐ前です。ゲートからみはらしの丘までは、950メートル、徒歩12分ほどです。

ネモフィラの見頃の時期には、途中の停留所には停車しない臨時直行バスも運転されます。2018年は4月8日から5月13日まで運転されています。私が訪れた4月13日にも、直行臨時バスが運転されていました。

往復ともに勝田駅~海浜公園西口の路線バスを利用する場合には、「国営ひたち海浜公園入園券と路線バス1日フリー乗車券のセット券」がお得 です。

勝田駅~海浜公園西口の路線バスの運賃は片道400円(往復800円)、ひたち海浜公園の入場料は大人450円で、合わせて1,250円となります。「国営ひたち海浜公園入園券と路線バス1日フリー乗車券のセット券」は、大人1,080円ですので少しおトクですね。

ひたちなか海浜鉄道+無料バス「ネモフィラシャトルバス」

ひたち海浜公園への鉄道の最寄り駅は、ひたちなか海浜鉄道の終点、阿字ヶ浦(あじがうら)駅です。

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ひたちなか海浜鉄道の気動車(那珂湊駅)

ひたちなか海浜鉄道は、勝田~阿字ヶ浦を結ぶ路線です。1時間に1~2本と本数は多くないですが、1両のディーゼルカーがコトコト走る姿は郷愁を誘います。鉄道好きの方にはおすすめです。勝田~阿字ヶ浦間は30分弱です。

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終点ですが無人駅の阿字ヶ浦駅

阿字ヶ浦駅からひたち海浜公園までは、ネモフィラの見ごろの期間に限り、無料のシャトルバス「ネモフィラシャトルバス」が運行されています。阿字ヶ浦駅に午前9時台~午後17時台に発着するすべての列車に接続して運行されています。

この「ネモフィラシャトルバス」の利点は、ネモフィラが咲くみはらしの丘に最も近い「海浜口・風のゲート」に到着すること です。海浜口のゲートからみはらしの丘までは、700メートル、徒歩9分です。さらに、路線バスの停留所や大きな駐車場がある西口ゲートとは異なり、比較的空いています。

2018年は4月14日(土)~5月13日(日)の期間に運行される予定です。詳しくは、以下のひたちなか海浜鉄道のサイトをご覧ください。

www.hitachinaka-rail.co.jp

コミュニティバス「スマイルあおぞらバス」の那珂湊コース

本数は多くないですが、ひたちなか市のコミュニティバス「スマイルあおぞらバス」の那珂湊コースでのアクセスも可能です。

ひたちなか海浜鉄道の那珂湊(なかみなと)駅、阿字ヶ浦駅で乗車することが可能です。

2018年のダイヤですと、以下の乗り継ぎが可能です。

【勝田駅 → ひたちなか海浜公園】(午前~午後早い時間の乗り継ぎ、土休日ダイヤ)

  • 勝田駅 08:42発 → 阿字ヶ浦駅 09:10着/09:19発 → 海浜公園西口 09:29着
  • 勝田駅 10:08発 → 那珂湊駅 10:24着/10:30発 → 海浜公園西口 11:04着
  • 勝田駅 12:04発 → 阿字ヶ浦駅 12:31着/12:34発 → 海浜公園西口 12:44着
  • 勝田駅 13:17発 → 那珂湊駅 13:33着/13:45発 → 海浜公園西口 14:19着

【ひたちなか海浜公園 → 勝田駅】(午後の乗り継ぎ、土休日ダイヤ)

  • 海浜公園西口 12:44発 → 那珂湊駅 13:22着/13:31発 → 勝田駅 13:46着
  • 海浜公園西口 14:19発 → 阿字ヶ浦駅 14:35着/14:42発 → 勝田駅 15:09着
  • 海浜公園西口 16:01発 → 那珂湊駅 16:39着/16:49発 → 勝田駅 17:03着

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観光客で賑わう「那珂湊おさかな市場」 ランチにもどうぞ!

また、スマイルあおぞらバスは、那珂湊にある「那珂湊おさかな市場」にも寄りますので、ひたち海浜公園からおさかな市場へのアクセスにも利用できます。

「那珂湊おさかな市場」は、その名の通り魚市場です。新鮮な魚介類や加工品を購入できるほか、とれたての魚の料理が食べられるお店が何軒もあります。

ひたち海浜公園の訪問とあわせて、ぜひ寄りたいところです。

www.nakaminato-osakanaichiba.jp


以上、ひたち海浜公園にネモフィラを見に行こうという話題でした。青い花が一面に咲きほこる様子を眺められるところは多くありません。この機会に、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。

青春18きっぷ+フェリー夜行便で北海道へ行こう! 夜行列車代わりにフェリーを利用して北海道へ上陸する乗り継ぎプランを紹介!

北海道新幹線が開業してからの青春18きっぷユーザーの悩みは、どうやって本州~北海道を行き来するかという点に尽きます。普通なら「北海道新幹線オプション券」を購入するところですが、この記事では、青森と北海道を結ぶフェリーの夜行便の利用を提案します。お得感もさることながら、かつての急行「はまなす」のように、寝ている間に移動できるのもメリットです。

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青春18きっぷ・北海道&東日本パスでの本州~北海道間の移動手段は?

青春18きっぷを利用して、本州(青森)~北海道(函館)を移動する手段は、これまでどのように変化してきたでしょうか?

時期 列車・区間 乗り継ぎ 追加出費
~2002年12月 快速海峡 なし
(青森~函館間直通)
なし
~2016年3月 特急スーパー白鳥・白鳥
蟹田~木古内
青森~蟹田~
木古内~函館
なし
2016年3月~ 北海道新幹線
奥津軽いまべつ~木古内
青森~新青森~
津軽二股(徒歩)
奥津軽いまべつ~
木古内~函館
2,300円
北海道新幹線
オプション券

青森~函館間を直接結んでいた「海峡」

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2002年の東北新幹線八戸延伸時までは、青森~函館間に「快速海峡」が運転されていました。快速列車ですので、青春18きっぷだけで乗車できます。ちなみに、この快速海峡、電気機関車牽引の客車列車でした。

蟹田~木古内に特例が設けられた在来線特急「スーパー白鳥」「白鳥」

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その後は、青函トンネルを通過するのが特急列車のみとなってしまったため、青函トンネルを含む蟹田(青森県)~木古内(北海道)間が特例区間となり、この区間のみの乗車の場合は、青春18きっぷだけで乗車できました。蟹田、木古内での乗り換えが必要になりすし、乗り継ぎもイマイチでしたが、追加出費はなく、青春18きっぷだけで移動することができました。

追加出費が必要になった北海道新幹線

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その状況が変わったのが、2016年3月に北海道新幹線が開業してからです。青函トンネルを通る在来線の定期旅客列車は全廃されてしまいました。この時に、救済措置として設けられたのが「北海道新幹線オプション券」(2,300円)です。このオプション券を購入すれば、奥津軽いまべつ~木古内間の北海道新幹線に乗車でき、さらに、木古内~函館(正確には五稜郭)間の三セク「道南いさりび鉄道」にも乗車できます。

ただし、北海道新幹線オプション券は、青春18きっぷとは別に購入する必要があります。結果的に、追加出費なしでは本州~北海道間を行き来することができなくなってしまいました。

さらに、奥津軽いまべつ、木古内に停車する北海道新幹線の列車が限られていること、青森~津軽二股間のJR津軽線の列車本数が極端に少ないことなどから、現実的な時間で乗り継げるパターンは限られてしまいました。

北海道&東日本パス+北海道新幹線特急券、使い勝手は良いが特急券が高い!

青春18きっぷの北海道&東日本版「北海道&東日本パス」を利用すれば、別途特急券を購入することで、北海道新幹線の新青森~新函館北斗間に乗車できる特例が設けられています。新青森、新函館北斗には、当然のことながら北海道新幹線の全列車が停車しますし、途中駅での乗り継ぎがない分、青春18きっぷ北海道新幹線オプション券よりも、断然使い勝手は上です。

ただし、新青森~新函館北斗間の特急料金は4,450円(通常期)と、かなり高いです。北海道&東日本パスが、7日間有効で10,850円と格安なのに比べると、特急料金の高さが目立ってしまいますね。

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青森~北海道を結ぶ夜行フェリー利用の提案

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そこで、青森~北海道を行き来するときに、鉄道ではなく、フェリーの利用を提案します

前後を、青春18きっぷや北海道&東日本パスで移動することを前提に考えると、利用できるフェリーは以下の3社になります。

運行区間 所要時間 便数 料金(2等相当)
シルバーフェリー
(川崎近海汽船)
八戸港~苫小牧港 7~8時間 4往復/日 5,000円 ※1
津軽海峡フェリー 青森港~函館港 3時間40分 8往復/日 2,220~3,190円
青函フェリー 青森港~函館港 4時間 8往復/日 1,600円~2,000円

※1: インターネット予約で10%割引き(5,000円→4,500円)

八戸港~苫小牧港を結ぶシルバーフェリーは、インターネット予約割引適用でも4,500円と、北海道新幹線の特急料金よりも高いですが、夜行便があり、乗船時間も7時間以上と、夜行列車代わりにするにはもってこいです。宿代も浮きますので、そう考えるとお得感は高そうです。

青森港~函館港を結ぶフェリーは、津軽海峡フェリー、青函フェリーを合わせて16往復/日も運航されていますので、旅程に合わせやすいです。

所要時間は4時間程度、駅や市街地からフェリーターミナルまでのバス移動などを含めると、5時間程度は見ておく必要があります。鉄道よりもかなり時間がかかりそうに見えますが、青春18きっぷ+北海道新幹線オプション券で乗り継ぐと、青森~函館間の移動に4~6時間を要します。実は、フェリーの所要時間と大差ないのですよね。

シルバーフェリーは夜行列車代わりにおすすめ! 札幌への移動にも便利!

関東地方や東北地方の太平洋側から北海道を目指す場合は、八戸港~苫小牧港を結ぶシルバーフェリーがおすすめです。

おすすめの理由は以下の通りです。

  • 夜行便があり寝ている間に移動できるうえ、宿代も浮く
  • 苫小牧港に到着するため、札幌や道央・道東方面への移動に有利

シルバーフェリーは、1日4往復運航されていますが、以下の3便は夜行列車代わりに利用できます。

区間・時刻 料金
八戸港 22:00 → 苫小牧港 06:00 5,000円 ※1
苫小牧港 21:15 → 八戸港 04:45 同上
苫小牧港 23:59 → 八戸港 07:30 同上

※1: インターネット予約で10%割引き(5,000円→4,500円)

既にJRの夜行列車はほとんど運転されていませんし、本州~北海道間の夜行列車も、2016年3月で廃止されてしまいました。フェリーの夜行便は、夜行高速バスもない本州~北海道を、寝ている間に移動できる貴重な交通手段です。

シルバーフェリーの4,500円という価格は、北海道新幹線オプション券の約2倍、北海道&東日本パスの特例で北海道新幹線に乗車するために必要な特急料金4,450円とほぼ同等です。

ただし、前述の通り、夜行便を活用すれば、大幅に移動時間を短縮できるうえに、宿代わりにもなりますので、価格差以上のお得感があることは間違いなしです。

首都圏→札幌 青春18きっぷ+シルバーフェリーの乗り継ぎ例

シルバーフェリーと、青春18きっぷや北海道&東日本パスを利用して、首都圏(東京)から札幌までの乗り継ぎは以下の通りです。ダイヤは変更になる可能性がありますので、実践される場合は、くれぐれも最新のダイヤをご確認ください。

【東京 → 札幌】(2018年3月ダイヤ改正後の平日ダイヤ)

  • 東京 07:50発 → 上野 07:57発 → 宇都宮 09:27着(東北本線 快速ラビット)
  • 宇都宮 09:31発 → 黒磯 10:21着(東北本線 普通)
  • 黒磯 10:26発 → 新白河 10:50着(東北本線 普通)
  • 新白河 10:53発 → 郡山 11:32着(東北本線 普通)
  • 郡山 11:39発 → 福島 12:27着(東北本線 普通)
  • 福島 12:40発 → 仙台 13:55着(東北本線 快速仙台シティラビット5号)
  • 仙台 14:35発 → 小牛田 15:20着(東北本線 普通)
  • 小牛田 15:35発 → 一ノ関 16:23着(東北本線 普通)
  • 一ノ関 16:30発 → 盛岡 18:04着(東北本線 普通)
  • 盛岡 18:15発 → 八戸 20:05着(いわて銀河鉄道・青い森鉄道 普通 乗車券3,040円)
  • 八戸駅前 20:25発 → 八戸港フェリーターミナル 21:05着(シャトルバス 500円)
  • 八戸港 22:00発 → 苫小牧港 06:00着(シルバーフェリー 2等 5,000円)
  • 苫小牧港フェリーターミナル 06:50発 → 苫小牧駅 07:07着(道南バス 250円)
  • 苫小牧 07:26発 → 札幌 08:34着

東京から八戸までの移動が、修行以外の何物でもないですが(笑)、東京を朝出発すると、翌日朝には札幌に到着します。苫小牧から札幌までは、普通列車でも1時間ちょっとの距離ですので、鉄道利用で函館に上陸するのに比べると、翌日の行動範囲が大きく広がります。

なお、青春18きっぷの場合は、盛岡~八戸間の三セク(いわて銀河鉄道、青い森鉄道)の乗車券3,040円が別払いとなります。北海道&東日本パスであれば、この区間の三セクにも乗車できますので、旅行するエリアが北海道・東日本エリアのみの場合には「北海道&東日本パス」がおすすめです。

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函館・道南へは津軽海峡フェリー・青函フェリーがおすすめ!

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目的地が函館や道南の場合には、青森港~函館港を結ぶ津軽海峡フェリー、青函フェリーの利用を考えてみましょう。

所要時間が4時間程度なので、無理に夜行便を選ぶ必要はなさそうですが、日中のJR普通列車での移動時間の確保や、宿代の節約などを優先する場合には、以下の夜行便が利用できそうです。

区間・時刻 料金 備考
青森港 23:30 → 函館港 03:20 1,600円~2,000円 青函フェリー
青森港 02:00 → 函館港 05:50 1,600円~2,000円 青函フェリー
青森港 02:40 → 函館港 06:20 2,220円~3,190円 津軽海峡フェリー
函館港 23:30 → 青森港 03:20 1,600円~2,000円 青函フェリー
函館港 00:30 → 青森港 04:10 2,220円~3,190円 津軽海峡フェリー


青森港、函館港ともに、フェリーターミナルは駅から離れています。バスでの連絡が可能ですが、深夜早朝時間帯はバスがありませんので、タクシー等の利用が必要になります。

首都圏→函館 青春18きっぷ+フェリー夜行便の乗り継ぎ例

首都圏(東京)から函館までの乗り継ぎ例です。

【東京 → 函館】(2018年3月ダイヤ改正後の平日ダイヤ)

  • 東京 07:50発 → 八戸 20:05着
    • 八戸までは東京→札幌乗り継ぎと同じ行程
  • 八戸 20:30発 → 青森 22:06着(青い森鉄道 普通)
  • 青森駅西口 → 青森フェリーターミナル(タクシー 900円)
  • 青森港 02:40発 → 函館港 06:20着(津軽海峡フェリー スタンダード 2,220円~3,190円)
  • 津軽海峡フェリー(停留所) 07:06発 → 五稜郭 07:30着(函館バス 240円)

参考までに、北海道&東日本パス+北海道新幹線での乗り継ぎ例も挙げておきます。最終の北海道新幹線に乗り継げます。ちなみに、青春18きっぷ+北海道新幹線オプション券では、当日中、もしくは、翌朝に函館に到着することはできません。

【東京 → 函館(北海道&東日本パス+北海道新幹線)】

  • 東京 07:50発 → 八戸 20:05着
    • 八戸までは東京→札幌乗り継ぎと同じ行程
  • 八戸 20:30発 → 青森 22:06着(青い森鉄道 普通)
  • 青森 22:19発 → 新青森 22:24着(奥羽本線 普通)
  • 新青森 22:32着 → 新函館北斗 23:33着(北海道新幹線 はやぶさ37号 特急券4,450円)
  • 新函館北斗 23:46発 → 函館 00:05着(函館本線 はこだてライナー)

以上、青春18きっぷとフェリー夜行便を利用して北海道へ乗り継ぐプランを紹介しました。料金や利便性だけでなく、旅情の点でもフェリーを利用するメリットはあると思います。青春18きっぷの旅だからと、鉄道だけでの移動にこだわらず、たまにはフェリーを利用してみてはいかがでしょうか。

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北東北の桜の名所 弘前・角館の桜まつりへ行こう!!(2018年版) ゴールデンウィークに乗りたいおすすめの臨時列車とともに紹介します!

間もなくゴールデンウィークがやってきますが、おでかけの予定はもう立てましたか? ゴールデンウィークは東北北部の桜が満開の時期にあたり、各地で桜まつりが開催されます。そんな東北の桜を、臨時列車に乗って見に行ってはいかがでしょうか? この記事では、東北北部の桜の名所、弘前と角館の桜まつりの情報と、おすすめの臨時列車をご紹介します。

※2018.04.11更新(2018年版の情報に更新)

弘前さくらまつり2018(弘前公園)

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まず紹介するのは、有名な弘前公園の「弘前さくらまつり」です。弘前城がある弘前公園には2600本もの桜の木が植えられていて、満開の時期の美しさと言ったら筆舌に尽くしがたいものがあります。ゴールデンウィーク中のニュースでは、必ずと言っていいほど弘前公園のさくらまつりの様子が放送されていますね。

  • 開催期間: 2018年4月21日(土)~5月6日(日)
  • 会場: 弘前公園
  • ライトアップ: 4月18日(水)~5月6日(日) 日没~23:00まで
  • アクセス: JR弘前駅から徒歩20分、土手町循環100円バスで約10分

www.hirosakipark.jp

弘前さくらまつりのサイトによると、今年はやはり桜の開花が例年より早いようで、4月9日現在の開花予想では、例年より5日早い4月18日に開花、4月23日に満開 となっています。

弘前公園の外濠が桜の花びらで埋め尽くされる「花筏」(はないかだ)は、桜が散り始める4月26日からが見ごろだそうです。

ゴールデンウィークに入る頃には、桜(ソメイヨシノ)はかなり散っているかもしれませんが、花筏は見られるかもしれませんね。

最新情報は、上記の「弘前さくらまつり2018」のWebサイトでご確認下さい。

この弘前さくらまつりに合わせて、多くの臨時列車が運転されます。

特急 弘前さくらまつり号(秋田~弘前)

ゴールデンウィーク中、秋田~弘前間を毎日1往復運転されるのが、特急 弘前さくらまつり号です。

  • 運転日: 2018年4月21日(土)、22日(日)、28日(土)、29日(日)、30日(月)、5月1日(火)~6日(日)
  • 運転時刻:
    • 秋田 09:05発 → 弘前 11:28着
    • 弘前 15:47発 → 秋田 18:09着
  • 車両: E751系4両(一部指定席)

秋田から弘前へ日帰りで往復できる時間帯に運転されていますが、おすすめは、このあとご紹介する「角館の桜まつり」と合わせての周遊の旅 です。

東北新幹線新青森から奥羽本線経由で弘前に入り、弘前さくらまつりを堪能したあと、この弘前さくらまつり号で秋田へ移動。翌日は、角館桜まつりを見に行くという行程です。

快速 弘前夜桜観賞号(秋田~弘前)

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同じく、秋田~弘前を往復する臨時列車です。

  • 運転日: 2018年4月28日(土)~30日(月)
  • 運転時刻:
    • 秋田 13:09発 → 弘前 15:54着
    • 弘前 20:33発 → 秋田 23:02着
  • 車両: キハ48形クルージングトレイン(2両編成 全車指定席)

列車名のとおり、弘前公園の夜桜を楽しめる時間帯に運転される臨時列車 です。運転日が限られているのと、全車指定席なので指定席が確保できないと乗車できない点に注意です。

日時があえば、前述の弘前さくらまつり号よりも、快速列車の弘前夜桜観賞号のほうが特急料金不要でおトクに移動できます。この「キハ48形クルージングトレイン」というのは、初代リゾートしらかみの車両です。2両編成と短いですが、シートピッチが1,200mmと新幹線よりも広く、快適に移動できます。

快速 リゾートあすなろ弘前桜1号・2号(八戸~弘前)

八戸から青森を経由して弘前へ行く快速列車です。

  • 運転日: 2018年4月28日(土)~30日(月)
  • 運転時刻:
    • 1号: 八戸 08:16発 → 青森 10:18発 → 新青森 10:24発 → 弘前 11:09着
    • 2号: 弘前 15:08発 → 新青森 15:47着 → 青森 15:58着 → 八戸 17:53着
  • 車両: HB-E300系 リゾートあすなろ 2両編成(全車指定席)

普段は、「リゾートあすなろ下北」など、大湊線を中心に走っている観光列車です。青い森鉄道、奥羽本線を経由して、八戸~弘前を走ります。

東京からの東北新幹線はやぶさ1号は、八戸09:21着なので間に合いませんが、新青森には09:49着ですので、「リゾートあすなろ 弘前1号」(新青森10:24発)に乗り継げます。

  • 東京 06:56発 → 新青森 09:49着(東北新幹線 はやぶさ1号)
  • 新青森 10:24発 → 弘前 11:09着(快速 リゾートあすなろ弘前桜1号)

ゆったりした座席の観光列車で、弘前さくらまつりを見に行くのもおすすめですね。

角館の桜まつり2018

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弘前と並ぶ桜の名所が角館です。角館では、桧木内川(ひのきないがわ)に沿って咲くソメイヨシノと、観光名所の武家屋敷周辺のシダレザクラの2種類の桜が楽しめます。桧木内川堤のソメイヨシノは、全長2キロメートルにも及ぶ桜のトンネルになっていて、弘前公園のお堀に咲く桜とは、また違った雰囲気を味わえると思います。

  • 開催期間: 2018年4月20日(金)~5月5日(土)
  • 会場: 角館周辺(桧木内川堤、武家屋敷)
  • アクセス: JR弘前駅から徒歩20分程度

kakunodate-kanko.jp

こちらも、例年より開花が早いようで、4月9日時点では、ソメイヨシノ、シダレザクラともに、4月21日~22日頃の開花予想 となっています。満開までは1週間程度とのことなので、ゴールデンウィークの前半に訪れたほうがよいでしょう。

最新の開花状況は、上記の「角館の桜まつり」のサイトをご覧ください。

角館へのアクセスは?

角館は秋田新幹線の停車駅ですので、東北新幹線・秋田新幹線の沿線からはアクセスは容易です。角館駅から桜が見られる桧木内川堤や武家屋敷までは徒歩20分ほどです。

また、上で紹介した弘前とを結ぶ臨時列車も運転されます。

東北の桜の名所を結ぶ快速「角館武家屋敷とさくら号」「弘前お城とさくら号」

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例年、ゴールデンウィークの時期に見ごろを迎える東北の桜の名所、弘前と角館を乗り換えなしで結ぶ臨時列車です。

  • 運転日: 2018年4月21日(土)、22日(日)、28日(土)~30日(月)
  • 運転時刻:
    • 快速「角館武家屋敷とさくら号」: 弘前 08:22発 → 角館 12:17着
    • 快速「弘前お城とさくら号」: 角館 14:41発 → 弘前 18:28着
  • 車両: 秋田内陸縦貫鉄道車(全車自由席)

角館~鷹ノ巣間は秋田内陸縦貫鉄道線を、鷹ノ巣~弘前間はJR奥羽本線を走ります。ゴールデンウィークに北東北の桜の名所を巡るにはピッタリの列車ですね。

この列車、2017年は、2月に発生した秋田内陸縦貫線の線路肩崩落の影響で運転中止となってしまいました。今年は無事に運転されるといいですね。

弘前~角館の桜まつりめぐりの旅

臨時列車をうまく活用すれば、「弘前さくらまつり」と「角館の桜まつり」をめぐる快適な汽車旅ができます。首都圏や南東北など、東北新幹線沿線からのアクセスを想定した周遊ルートを考えてみました。

まずは、東北新幹線沿線から弘前へアクセスします。

  • 東北新幹線沿線 → 弘前
    • (東北新幹線)新青森(奥羽本線普通列車)弘前
    • (東北新幹線)新青森(リゾートあすなろ 弘前桜1号)弘前 (4月28日~30日のみ)

弘前さくらまつりを楽しんだ後、角館へ移動します。

  • 弘前 → 角館
    • 弘前(特急 弘前さくらまつり号)秋田(普通列車または秋田新幹線)角館
    • 弘前(快速 弘前夜桜観賞号)秋田(普通列車または秋田新幹線)角館 (4月28日~30日のみ)
    • 弘前(快速 角館武家屋敷とさくら号)角館(4月21日、22日、28日~30日)

弘前さくらまつりを楽しんだ後、秋田へ移動して1泊する場合は、特急「弘前さくらまつり号」(弘前 15:47発 → 秋田 18:09着)が利用できます。弘前の夜桜まで楽しんだあとなら、秋田到着が遅くなりますが、快速「弘前夜桜観賞号」(弘前 20:33発 → 秋田 23:02着)も利用できます。

弘前で夜桜を楽しんで、弘前に泊まる場合には、翌朝、快速「角館武家屋敷とさくら号」(弘前 08:22発 → 角館 12:17着)で角館へ移動するのがよいでしょう。

角館の桜まつりを楽しんだ後は、秋田新幹線で帰ることができます。


以上、ゴールデンウィークに乗りたいおすすめ臨時列車、汽車に乗って弘前・角館の桜まつりへ行こう、という話題でした。2018年は、各地で桜の開花が記録的に早くなっています。ゴールデンウィークの前半、なるべく早めに訪れたいところですね。

大宮始発の新函館北斗行き「はやぶさ101号」を6月に運転! 函館に午前10時過ぎに到着します!

JR東日本とJR北海道は、北海道の観光シーズンの6月下旬の土曜日に、大宮駅を午前6時ちょうどに出発する臨時「はやぶさ101号」を運転します。定期の一番列車「はやぶさ1号」(東京06:32発)に比べて、函館に1時間以上も早く、午前10時過ぎに到着します。

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大宮始発の初の北海道新幹線を運転!

JR東日本とJR北海道は、大宮始発の新函館北斗行き「はやぶさ101号」 を、2018年6月23日(土)、30日(土)に運転します。

合わせて、新函館北斗から函館への臨時「はこだてライナー」と、新函館北斗で乗り継げる札幌行きの臨時特急「北斗85号」を運転します。

注目は、

  • 大宮始発の初の新函館北斗行き「はやぶさ号」であること
  • 大宮発が午前6時で、定期列車「はやぶさ1号」よりも1時間以上早く函館に到着すること

でしょう。

これまで、大宮始発の新青森行きの臨時「はやぶさ」が運転されたことはありますが、北海道新幹線に直通する列車は初の運転となります。

函館駅到着が午前10時過ぎ!! 日帰りでも滞在時間は8時間に

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臨時「はやぶさ101号」のダイヤは以下のとおりです。

  • 大宮 06:00発 → 仙台 07:07発 → 盛岡 07:47発 → 新青森 08:40発 → 新函館北斗 09:41着

新函館北斗から乗り継げる臨時列車「はこだてライナー」(函館行き)、「特急北斗85号」(札幌行き)のダイヤは以下のとおりです。

  • 新函館北斗 09:54発 → 五稜郭 10:05発 → 函館 10:09着 (臨時はこだてライナー)
  • 函館 09:31発 → 新函館北斗 09:51発札幌 13:42着 (臨時特急北斗85号)

早朝に大宮を出て、鉄道利用で函館に午前10時過ぎに到着できてしまいます。さすがに新幹線という速さ!

ちなみに、北海道新幹線の最終で東京に戻る乗り継ぎは、

  • 函館 18:01発 → 新函館北斗 18:23着(普通はこだてライナー)
  • 新函館北斗 18:36発 → 大宮 22:38着 → 東京 23:04着(はやぶさ42号)

となりますので、臨時「はやぶさ101号」を利用すると、函館滞在時間は8時間弱 となります。

羽田発の航空機には敵わず

ここまで早く函館に到着できるようになった新幹線ですが、羽田発函館行きの航空機には敵いません。

大宮始発の臨時「はやぶさ101号」が運転される6月23日のダイヤを見てみると、はやぶさ101号よりも先に函館に到着する便があります。

便名(航空会社) 羽田空港発 函館空港着
057(ADO) 06:55 08:10
585(JAL) 07:50 09:10


函館空港は函館の市街地に比較的近く、シャトルバスで20分ほどです。JAL 585便(羽田 07:50発)でも、はやぶさ101号より先に函館の市街地に到着できるでしょう。

北海道新幹線は、青函トンネルの時速140キロ制限と、新函館北斗での在来線への乗り換えがネックですね。

乗客減の2年目、北関東の需要取り込みを考えるべきでは…

北海道新幹線は、2018年3月26日で開業2年を迎えました。開業1年目は予想を上回る乗客数でしたが、2年目は前年比21%減と苦戦。1日の平均利用客数は約5,000人、平均乗車率は26%でした。

mainichi.jp

函館は、観光需要は多いものの、安定的なビジネス需要が見込めないため、開業効果が一巡すると、乗客が減ってしまうのでしょうね。それに加えて、先ほど見てきたように、航空機に比べて競争力がないのも苦戦の一因でしょう。

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北海道新幹線開業時に、「はやぶさ」を宇都宮に停車させたらよいのではないかという議論がありましたが、観光需要を喚起するという意味では、もう一度考えてもよいかもしれませんね。

北関東からだと、羽田空港に出るまでにかなり時間がかかりますので、北海道新幹線の競争力は相対的に増すはずです。

定期列車の「はやぶさ」を停めるのは難しくても、今回の大宮始発の臨時「はやぶさ」を、宇都宮や郡山に停車させるのはありかもしれませんね。「線」で結ぶ鉄道のメリットを発揮できると思うのですけどね。


以上、大宮始発の臨時「はやぶさ101号」が運転されるという話題でした。早朝に首都圏を出発して、鉄道のみで、午前10時に函館に到着できるのは隔世の感があります。ただ、対航空機ではまだまだ。根本的な解決策は、青函トンネルを含む速度向上でしょうけれど、停車駅の工夫で、もう少し需要喚起できるのでは、とも思います。

あしかがフラワーパークの「大藤まつり」に行こう! 2018年はあしかがフラワーパーク駅も開業! ゴールデンウィークの日帰り汽車旅に最適です!

あしかがフラワーパーク

ゴールデンウィークはどこへ行っても渋滞してるし、宿の予約も取れない、ということで家で過ごすという方も多いのではないかと思います。それでも、何日も休みがあると退屈してしまうもの。そんなときにおすすめなのが、あしかがフラワーパークの「大藤まつり」です。この記事では、あしかがフラワーパークの大藤まつりの様子と、列車でのアクセスについてご紹介します。

※2018.04.10更新(2018年版の情報に更新+追記)

※2018年は暖かい日が続いたため、4月6日、過去最速で大藤が開花したそうです。例年より10日程度早いので、4月中の訪問がおすすめです。

あしかがフラワーパークの「大藤まつり」とは?

あしかがフラワーパークは、栃木県足利市にある花のテーマパークです。多種多様な花が植えられていて、四季を通じて楽しめますが、見どころは何といっても大藤の花です。この大藤の花が見ごろを迎える4月中旬~5月中旬にかけて、「大藤まつり」が開催されます。夜は大藤棚がライトアップされ、とても幻想的な雰囲気が味わえますよ。

2018年の大藤まつりの概要は以下の通りです。

  • 開催日時: 4月14日(土)~5月20日(日)
  • 営業時間: 7:00 ~ 18:00(ライトアップ時は21:00まで)
  • ライトアップ: 4月14日(土)~5月13日(日) 17:30~21:00
  • 入園料: 大人900円~1700円、子供500円~800円(花の開花状況によって変動)
    • ライトアップ開催時の17:30以降の入園は300円引き

詳しくは、あしかがフラワーパークの大藤まつりのページをご覧ください。花の開花状況や入園料も確認できますよ。

www.ashikaga.co.jp

2018年には「あしかがフラワーパーク駅」が開業し鉄道でのアクセスが便利に!

あしかがフラワーパークの最寄り駅は、JR両毛線の「あしかがフラワーパーク駅」 です。

この「あしかがフラワーパーク駅」は、2018年4月1日に開業したばかりの新駅です。

これまで、あしかがフラワーパークへは、富田駅から徒歩13分でのアクセスでした。それが、「あしかがフラワーパーク駅」が開業したことで、駅から徒歩1分と、かなりアクセスが改善されています。駅名のとおり、あしかがフラワーパークへのアクセス改善のために設けられた駅ですね。

なお、東京方面からのアクセスは、

  • 宇都宮線 東京 → 小山(普通列車で1時間20分程度)
  • 両毛線 小山 → あしかがフラワーパーク(普通列車で35分程度)

となります。

両毛線の小山発の列車は、日中時間帯は1時間に1本と本数が多くありません。あらかじめ、時刻表で乗る列車を決めておいたほうがよいでしょう。

ゴールデンウィークには、あとで紹介する臨時列車も走ります。臨時列車を利用すれば、首都圏から乗り換えなしでアクセスできて便利ですよ。

また、東武伊勢崎線「足利駅」から無料シャトルバスも出ています。ただし、本数が多くないようなので、特に週末やゴールデンウィークなど、混雑が予想される日は、JR両毛線あしかがフラワーパーク駅から行ったほうが確実でしょう。

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「大藤まつり」おすすめの鑑賞法

大藤まつりは1か月間程度開催されていますが、大藤棚の藤が見ごろを迎えるのが、例年4月下旬~5月上旬です。ちょうどゴールデンウィークの時期に重なっていて、この時期は混雑します。ただ、園内はかなり広いので、混雑していてもそれなりに見られます。

おすすめは夕方~夜

大藤まつりを見に行くのなら、おすすめは夕方~夜です。まずは明るい中で、藤の花を観賞しましょう。

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この紫色の花が大藤の花です。これ、1本の木なのですよね。1本の木から、600畳もの広さの藤棚に枝を伸ばしてたくさんの花をつけます。最も大きな大藤の花は、樹齢150年以上とのことです。このような大藤棚が、園内に4か所あります。

17時半からライトアップが始まりますが、ゴールデンウィークのころは、空が暗くなるのは18時を過ぎてからです。19時近くなるとほぼ暗くなりますので、ライトアップされた幻想的な藤の花が楽しめます

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ライトアップされた大藤棚です。昼間の大藤とは全く雰囲気が異なり、とても幻想的です。一見の価値ありです! CNNの「世界の夢の旅行先10か所」(2014年)に、日本で唯一選ばれたそうですが、確かに現実とは思えない光景です。

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ちなみに、上記の写真は2015年5月3日(まさにゴールデンウィーク真っ只中!)に行った時のものです。16時過ぎに入園して、19時過ぎまでいました。みんなライトアップを目当てにくるので、夕方から混雑が増してきます。それでも、すぐに入場できましたし、園内は普通に散策できます。ただ、大藤棚の周りだけはとても混雑しています。お子様連れなど、少しでも混雑を避けたい場合は、早い時間帯に行ったほうがよいかもしれませんね。

臨時列車も多数運転されます

普通列車で乗り継いでも、都心からそれほど遠くはありませんが、ゴールデンウィークには都心から乗り換え不要の臨時列車が多数運転されます

列車名 発駅 着駅 運転日 車両
ナイト藤まつり号 大宮 15:15 足利 16:55 5/1-2 リゾートやまどり
足利 19:27 大宮 21:10 5/1-2 リゾートやまどり
足利藤まつり1号 上野 08:22 桐生 10:39 4/28-30,5/1-6 185系6両
5/1,2は上野08:06発
足利藤まつり2号 桐生 15:00 上野 17:27 4/28-30,5/1-6 185系6両
5/1,2は上野17:09着
足利藤まつり3号 大船 08:41 桐生 12:16 4/28-30,5/3-6 185系6両
足利藤まつり4号 桐生 17:13 大船 20:19 4/28-30,5/3-6 185系6両
足利大藤まつり号 いわき 07:10 桐生 10:57 4/28-30,5/3-5 651系4両
桐生 15:45 いわき 19:34 4/28-30,5/3-5 651系4両

※いずれの列車も「あしかがフラワーパーク駅」に停車します。

すべて快速列車として運転されますが、全席指定ですので指定席券を入手しておく必要があります。指定券を購入するときは、列車名を間違えないように注意しましょう!

ちなみに、ナイト藤まつり号、足利藤まつり1~4号は宇都宮線(小山)経由、足利大藤まつり号は常磐線・水戸線経由です。

リゾートやまどり

上記のおすすめの鑑賞法の時間帯に合いそうなのは、「ナイト藤まつり」号ですね。リゾートやまどりは485系ベースのリゾート列車です。座席配置が1+2でとてもゆったりとしているのでおすすめです。ただ、運転日が5月1-2日と二日間しかありません。

いずれも快速列車ですので、運賃に指定席券520円を追加するだけで乗車できます。指定席券が確保できれば必ず座れますし、小山での乗り換えも不要です。時間が合えばこれらの臨時列車の利用をおすすめします。

「リゾートやまどり」の乗車記は以下をどうぞ。乗車した区間は異なりますが、どんな車両かはイメージが掴めると思います。

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以上、あしかがフラワーパークの「大藤まつり」の情報をお届けしました。首都圏からであれば日帰りで気軽に行けますので、ライトアップされた幻想的な大藤の花を見に行ってはいかがでしょうか?

青い森鉄道と津軽海峡フェリーが鉄道+フェリーの「海峡ゆったどきっぷ」を発売! 函館への移動に青春18きっぷと組み合わせて利用したいきっぷです!

青い森鉄道と津軽海峡フェリーは、青い森鉄道の主要駅~函館間の鉄道+フェリーの片道きっぷ「海峡ゆったどきっぷ」を発売します。青森県内~函館をかなりお得に移動できますし、青い森鉄道や青函トンネル区間が別料金となってしまう青春18きっぷとの愛称も良いきっぷです。夜行便を使えば、夜行列車の代わりにもなりますよ!

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青い森鉄道と津軽海峡フェリーが「海峡ゆったどきっぷ」を発売!

青い森鉄道と津軽海峡フェリーは、青い森鉄道の主要駅~青森駅の乗車券と、津軽海峡フェリーの青森フェリーターミナル~函館フェリーターミナルのスタンダード乗船券がセットになった片道きっぷ「海峡ゆったどきっぷ」を発売します。

「海峡ゆったどきっぷ」の概要は以下のとおりです。

  • 発売・利用期間:2018年4月10日から通年
  • 有効期間: 利用開始日から3日間
  • きっぷの効力
    • 八戸・三沢・野辺地・浅虫温泉~青森駅間の青い森鉄道に片道乗車可能
    • 青森フェリーターミナル~函館フェリーターミナルの「津軽海峡フェリー」のスタンダードに片道乗船可能
  • 発売箇所:
    • 八戸・三沢・野辺地・浅虫温泉駅出発分:八戸、三沢、野辺地、浅虫温泉、青森の各駅窓口
    • 函館フェリーターミナル出発分: 函館フェリーターミナルの津軽海峡フェリー窓口

設定区間とお値段は下表のとおりです。

設定区間 お値段(片道)
八戸駅~函館フェリーターミナル 大人3,800円 小人1,900円
三沢駅~函館フェリーターミナル 大人3,400円 小人1,700円
野辺地駅~函館フェリーターミナル 大人2,800円 小人1,400円
浅虫温泉駅~函館フェリーターミナル 大人2,300円 小人1,150円

※青森駅~青森フェリーターミナル間の交通費は含まれない(青森市内ルートバス「ねぶたん号」200円)

津軽海峡フェリーの「スタンダード」は、他社では2等客室などと呼ばれているカーペット敷きの大部屋です。

詳しくは、青い森鉄道の「お得なきっぷ」のページをご覧ください。

青い森鉄道と、青森駅~青森フェリーターミナル、津軽海峡フェリーの乗り継ぎ時刻表が掲載されています。(ページ中ほどの「時刻表」のところ)

津軽海峡フェリーは、深夜・早朝も含めて1日8往復運航されていますので、旅程に合わせて選べそうです。青森フェリーターミナル~函館フェリーターミナルの所要時間は3時間40分です。

津軽海峡フェリーの時刻表などは、津軽海峡フェリーのサイトをご覧ください。

www.tsugarukaikyo.co.jp

繁忙期ならかなりお得!

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さて、この「海峡ゆったどきっぷ」はどれくらいお得なのでしょうか?

八戸~函館フェリーターミナルの「海峡ゆったどきっぷ」(3,800円)を、青い森鉄道の通常運賃+津軽海峡フェリーのスタンダートの料金で比べてみましょう。

以下の表は青い森鉄道の通常運賃+津軽海峡フェリーのスタンダート料金です。津軽海峡フェリーは期間によって料金が異なります。差額欄は、「海峡ゆったどきっぷ」との差額になります。

期間 青い森鉄道
八戸~青森
津軽海峡フェリー
スタンダード
合計 差額
A期間 2,280円 2,220円 4,500円 700円
B期間 2,280円 2,770円 5,050円 1,250円
C期間 2,280円 3,190円 5,470円 1,670円

※A期間(主に1~4月、5月、10~12月)、B期間(年末年始、6月~7月中旬、8月下旬~9月)、C期間(ゴールデンウィーク、7月中旬~8月中旬)

「海峡ゆったどきっぷ」は通年で同一料金ですので、津軽海峡フェリーの料金が上がる繁忙期になるほどお得感が増してきます。

ゴールデンウィークや夏休み期間にあたるC期間では、八戸~函館フェリーターミナル間で1,670円(約31%引き)もお得になります

青春18きっぷ+北海道新幹線オプション券との比較

青春18きっぷを利用して青函トンネルを抜ける場合には、北海道新幹線オプション券(2,300円)を利用することができます。

八戸駅から函館駅への移動で、料金・所要時間を比べてみます。

青い森鉄道+津軽海峡フェリー(海峡ゆったどきっぷ利用)

  • 料金: 4,320円
    • 海峡ゆったどきっぷ 3,800円
    • 青森駅~青森フェリーターミナル 200円(バス)
    • 函館フェリーターミナル~函館駅 320円(バス)
  • 所要時間: 7時間25分
    • 八戸 07:15発 → 青森 08:51着(青い森鉄道)
    • 青森駅前 09:00発 → 青森フェリーターミナル 09:13着(バス:ねぶたん号)
    • 青森フェリーターミナル 10:00発 → 函館フェリーターミナル 13:40着(津軽海峡フェリー)
    • 函館フェリーターミナル 14:10発 → 函館駅前 14:40着(シャトルバス)

青い森鉄道+青春18きっぷ北海道新幹線オプション券

  • 料金: 4,670円
    • 青春18きっぷ1日分 2,370円
    • 北海道新幹線オプション券 2,300円
    • (青い森鉄道 八戸→青森は青春18きっぷの特例を活用)
  • 所要時間: 7時間24分
    • 八戸 08:58発 → 青森 10:30着(青い森鉄道)
    • 青森 11:01発 → 蟹田 11:38着(津軽線)
    • 蟹田 11:44発 → 津軽二股 12:08着(津軽線)
    • 津軽二股 → 奥津軽いまべつ(徒歩移動)
    • 奥津軽いまべつ 13:47発 → 木古内 14:23着(はやぶさ15号)
    • 木古内 15:18発 → 函館 16:22着(道南いさりび鉄道)

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八戸を朝出て、比較的待ち時間の少ない乗り継ぎパターンを選んでみました。これ以外のパターンでは、特に北海道新幹線オプション券を利用する場合、所要時間が大きく異なります。あくまで参考程度にとらえてください。料金についても、八戸から函館への移動に限定しています。

そのうえで比較してみると、所要時間は、偶然ほぼ同じとなりました。料金は、海峡ゆったどきっぷのほうが若干安いです。

青春18きっぷ+北海道新幹線オプション券は、まともな乗り継ぎができるパターンが極めて限られています。青春18きっぷの旅だとしても、乗り継ぎが悪い場合には、津軽海峡フェリーを利用するのもよさそうです

姉妹きっぷ「青森・苫小牧てつなかきっぷ」と使い分けよう!

青い森鉄道では、川崎近海汽船が運航するシルバーフェリーとのコラボきっぷ「青森・苫小牧てつなかきっぷ」も発売しています。

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こちらは、八戸港~苫小牧港のシルバーフェリーの乗船券に、青森・野辺地・三沢~八戸の青い森鉄道の片道乗車券がセットになったものです。

渡道後の目的地によっては、「青森・苫小牧てつなかきっぷ」のほうが良い場合もあるでしょう。例えば、札幌・帯広・釧路などの道央・道東に向かう場合には、苫小牧港に到着するシルバーフェリーを利用したほうが有利です。

青い森鉄道沿線や、青春18きっぷで東北を北上して北海道を目指す場合には、今回ご紹介した「海峡ゆったどきっぷ」や、姉妹版の「青森・苫小牧てつなかきっぷ」を活用して、フェリーで北海道に渡るのも、旅にアクセントがついて良さそうですね。


以上、青い森鉄道と津軽海峡フェリーが発売する、青い森鉄道の主要駅~函館間の鉄道+フェリーの片道きっぷ「海峡ゆったどきっぷ」をご紹介しました。北海道新幹線の開通で、青春18きっぷで北海道と本州を行き来するのが難しくなってしまいましたが、代替案としてフェリーを利用してみてはいかがでしょうか?

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夜行列車代わりにフェリーを活用しようという提案です。

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